はぐれ刑事純情派16 2015.02.27


(田崎刑事)徳田邦子58歳万引きの常習!はい・・・。
私ねぇ癖でつい手が出ちゃうんですよ!
(五十嵐刑事)癖って…3度目ですよ!それに自分から警察に突き出してくれってどういうことなんですか?あたしみたいのはねぇこういうとこで罰してもらわないとダメかなぁと思って!
(田崎)徳田さん!しようがないですよね。
何らかの処置をしないと。
ご家族呼びましょうか。
…来るかなぁ息子。
山梨だし。
仕事忙しいし。
(安浦刑事)田崎くん。
これしようがないよ。
刑務所入ってもらおう。
えーっ?刑事さん…!徳田さん。
あんたが万引きをする本当の理由言いましょうか?息子さんに会いたいからでしょう?万引きをしたら警察のご厄介になる。
そうなれば息子さんも駆けつけてくれる。
あんたそう思ったんでしょう?徳田さん…だけどねぇそれは間違ってるんだよ。
万引きっていうのはね立派な犯罪なんですよ。
ええ…はい。
独り暮らしの寂しさそんなことで紛らわせてどうするんだ?息子さんに連絡とって迎えに来てもらいましょう。
だけど今度万引きしたら本当に刑務所行きだよ!えっ!?そうなったら息子さんにも会えなくなるんだ。
(泣き声)…いいね?五十嵐だいぶ酔ってるんじゃないか?
(田崎)酔ってますよもう!関西弁ベラベラですもん!いやぁ〜山手中央署に来てほんまよかったですよ!
(里見刑事)“よかったよかった”てなにがよかったんや?今日のあの万引きのおばさんへの安浦さんの対処聞きましたぁ?さっき聞いた言うてるのに!温かく…そして厳しく!おばさん泣いてました!もう絶対万引きすることないと思います!おいおい五十嵐…だいぶ酔っ払ってるんじゃないのか?「酒は飲んでも飲まれるな」!死んだじいちゃんの遺言です!私あれぐらいの酒では酔っ払ったりしておりません!おいおい…もうだいぶ酔ってるよ。
おい里見。
晴ちゃんに任せて失礼しよう。
じゃお先です!ちょっと待ってください!もう1軒行かないんですか!?…あっ五十嵐さん。
私もじゃ。
(五十嵐)ダメですっ!もう一軒つき合ってください!
(田崎)いやっ…私も…!
(安浦ユカ)へぇ〜五十嵐さんてお酒強いんだ。
いやあれは強いんじゃない。
ただの飲ん兵衛だよ。
ああーっ!!やっぱり合わない!えっ!?家計は赤字だぁ!おいおい…お父さんの給料じゃ足りないっていうのか?それは…下の店の光熱費なんかも上乗せになるし。
やっぱりお姉ちゃんに相当負担してもらわないとね!
(安浦エリ)んっ?ちょっとお姉ちゃん!私ねこれからは今までみたいにルーズじゃなくきっちり家計を見ることにしたの!それでね…。
(エリ)私に負担しろ?…いいでしょう!私がババーンと負担しましょ!えっ…?…売れてるの。
お店の売上げバッチシ!
(ユカ)ホント!?よかったぁ〜!じゃそれはそれでよしと!おいおい本当か?…えっ?じゃこの調子でいけばなぁ2号店…どうだ?で最終的には全国展開だよ!…それも夢じゃないわねぇ。
よぉ〜し!「商売繁盛で笹持ってこい!商売繁盛で笹持ってこい!」おはよう!
(清水義雄)そんなに心配なら警察に頼んだらどうだ?
(清水智子)うん…。
いらっしゃいませ!
(林勇作)ここの昼の特選定食が安くておいしいんですよ!おやじさんの腕確かですもんね。
(清水)ありがとうございます。
じゃあその定食もらおうかな。
私もそれ!私も!じゃあ特選定食4つで!あっ1つだけごはん大盛りいや…特盛り。
特盛り〜?いくらなんでも食べ過ぎなんじゃないの?なに言ってるんですか。
刑事は体力勝負ですよ!林さん…刑事さんだったの?そうです。
(田崎)ほんとおいしかった!連れてきてくれてありがとう。
結構でした。
ありがとうございます。
(智子)皆さん…警察の方なんですよね?そうですよ。
(智子)あの…。
私の友達助けてください。
昨夜から連絡も取れなくなって。
その人…人を殺してしまうかもしれないんです…!
(ノック)正美ちゃん!
(智子)正美ちゃん!?…どういうこと!?もぬけの殻じゃないですか。
(隣人)星野さんなら昨日引っ越しましたよ。
よせっ!…ウワッ!なんかあったんですか?ちょっと!助けてくれ!助けてくれ!助けてくれっ!病院…病院!
(川辺課長)襲われたのは塚本哲也という会社員。
襲ったのは女性で…。
…はい了解しました。
男の人が女に切りつけられたそうです。
切りつけた女の名前は星野正美だそうです。
やっぱりっ!?被害者は病院にいるそうです。

(塚本哲也)事情もなにも襲ってきたのは星野正美って女だってわかってるんです。
刑事さんたちはその女を捕まえてくれればいいんですよ。
ですからなぜ襲われたのかその事情をお訊きしたいんです。
1か月前の事件です。
(高木刑事)1か月前?五反田署で調べてもらえればわかりますよ。
あの女は何度も僕に脅迫じみた電話をかけてきたりしたんです。
…部長ですか?塚本です。
事情お聞きですよね?今日…休ませてもらってもいいですかね?…いい?了解しました。
オフになっちゃいました!…ラッキーかな?とにかく!事情は五反田署で。
捕まえてくださいよあの女。
なぜ事情説明しないんですかね?
(高木刑事)そうだな…。
1か月前の事件?
(智子)ええ…。
正美ちゃんのご主人酔って包丁を持ち出したんだそうです。
肩がぶつかって謝らないからって怒って…。
でも逆に刺されて。
ご主人は…亡くなりました。
でも相手の人は正当防衛で罪にならない。
正美ちゃん…「相手を殺してやる」って。
星野さんも板前だったんです。
うちの人とは若いころ一緒に修行した仲間で。
正美ちゃんの前のご主人てのが正美ちゃんに暴力ふるってねぇ。
やっと別れて…星野さんと一緒になって…。
小さな料理屋開こうって…矢先でした。
お腹に赤ちゃんもいたのに…。
(田崎)赤ちゃんが?星野さんが亡くなったショックで…流産したんです正美ちゃん。
正当防衛ですか?
(里見)どうかしたんか?いえ…正当防衛なら最初からそう言えばいいのに塚本って人なんにも言わないから…。
(川辺)今度の事件は1か月前に五反田署管内で起きた事件に絡んでいる。
星野正美という女が正当防衛で亭主を刺した塚本という会社員を狙ってる。
星野正美の逆恨みだ。
全員で女の居場所を突き止め身柄を確保してくれ。
課長。
んっ?ちょっと調書いいですか?ああいいよ。
…おいっ!何やってんだ?素早い立ち上がり!
(刑事たち)はいっ!いってきます!温かいコーヒーどうぞ。
おぉありがとう。
どうですか?うん…料理屋のおかみさんの言ったとおりだな。
3月20日夜11時15分ごろ五反田署管内の路上を塚本哲也が歩いていた。
星野伸行43歳と肩が接触し星野はその晩多量の酒を飲んでいた。
(塚本)あ…すみませんでした。
(伸行)すみませんじゃねえだろっ!オラッきちんと謝れやっ!
(塚本)すみません!オラッ!オラッ!すみません!
(安浦)酔った勢いで星野は塚本を小突きまわした。
(塚本)すみません!すみません!…ウワッ!
(安浦)それでも飽き足らない星野は包丁を持ち出した。
(塚本)やめてください…!お金なら払います…やめてください!あ…あ…アアッ!
(電車が通る音)
(田崎)それで塚本の正当防衛が認められたんですよね?うん。
(田崎)目撃者もいたことだし。
一応拘留はされたんだけどもね起訴されずに釈放されてるんだ。
安さん…そう難しく考えないの。
星野正美は突然の夫の死で愕然となった。
一種の心神喪失だな。
流産もそのショックに拍車をかけた。
これは完全な逆恨みなんだ。
…安さんなにかある?ちゃんと修行を積んだプロの板前がですね商売用の包丁を向けたっていうのがですね…。
おかしいか?これ本当に正当防衛なんですかね?
(女)気をつけてね。
おやすみ。
(塚本)また会おう!アアッ…!
(非常ベル)
(ブレーキ)
(非常ベル)
(非常ベル)塚本さんっ!どうしました?あの女が…あの女がっ…!塚本がまた襲われた?うん…で大丈夫だったのか?
(パトカーと救急車のサイレン)刑事さん…。
(高木)おはようございます。
今日から我々がガードします。
ガードもいいですけどね…早くあの女を逮捕してくださいよ。
でないと…夜もおちおち眠れないじゃないですか。
(ため息)安浦さん。
おう。
星野正美ですが家財道具一切売り払ったようです。
安浦さん。
星野正美さんの足取りはつかめません。
あとこのお店の権利も手放してます。
それから彼女3日前に銀行で預金を全部引き出しています。
えっ…?家財道具を売って貯金までおろした?身のまわりをきれいに整理してる…ってことはまさか星野さん塚本さんを殺して自分も死のうと思ってるんじゃないでしょうね?刑事さん…。
星野さんご夫婦のことをもう少し詳しく聞かせてもらおうと…。
俺が話す。
…どうぞ。
ご苦労さまです。
交代します。
(林)異常なしですか?
(今井刑事)おう。
ご苦労さん。
実はなぁ同僚の何人かに話を聞いたんだが仕事よりも退社後の女遊びに関心があるそうだ。
もっともこの会社勤めも一時的な腰掛けらしい。
(林)腰掛け…?大阪に父親の経営する会社があるらしいんだ。
関連会社のここに3年ほどいて大阪に戻れば副社長らしい。
いやな奴…。
おい…!偏見持つなよ。
いやでも何でも命を狙われている被害者なんだ。
はい…。
じゃあと頼む。
違う…?違うって塚本の正当防衛がですか?はい…。
そう思われる理由を教えてもらえませんかね。
理由はないです。
ただ…俺は星野のことをよく知ってるんです。
あいつとは兄弟みたいに修行して一緒に頑張ってきたんです。
“いつかは自分の店を持とうな”って…。
あいつもやっと…自分の店を構えるとこまできたんです。
あいつは喜んでた。
事件の夜に…そこで祝杯をあげて。
酒の飲めないあいつが結構飲んでくれて…。
俺も嬉しかったんです…。
星野さんだいぶ酔っ払ってたんですか?
(智子)確かに…酔ってたかもしれません。
でもあんなひどいことする人じゃないんです!
(清水)帰り際に俺は自分が使い込んだ包丁をあいつに譲ったんです。
“頑張れよ”…“修行時代を忘れるな”…。
刑事さん…あいつは板前なんです。
板前が命より大事な包丁を人さまに向けるわけないんです。
そのうえ…大事な女房とお腹にいる赤ん坊のこと考えたらそんなバカなことするわけないんですそのことを五反田署には言ったんですか?言いましたよっけどぜんぜん取り合ってくれなかった!きっと…あいつの店は正美さんと2人して繁盛させたと思いますよ。
親子3人…幸せになれたんだよ。
(田崎)料理の腕はよかったんでしょうからね。
腕…?とんでもないですよ。
ぶきっちょで…“お前なんで板前になんかになったんだ”ってそんな奴でした…。
だけどあいつにはここがあったんですよここが!板前なんて…結局はここなんです。
(清水)あいつにはそれがあった。
だから俺は悔しくて…。
乾杯…。
…やっぱり味気ないわねウーロン茶は。
勤務中です。
わかってるわよ。
どこ見てるの?いや…。
きれいな人だなと思って。
勤務中です!なんてこと言うんですか!?ふられちゃいました。
(林)じゃあこれから自宅に?ハハッ…まだ早いでしょう!あもしもし!久しぶり!今夜暇?…ホント?会おうよ!
(田崎)この目撃証言者の根本さん帰ってくるの遅くなるそうです。
うん…。
とにかく本人に直接会って話を聞いてみないと。

(大音量の音楽)なんか…見てるとむかつくわね!いまどきのサラリーマンはぁああいうもんかもしれないすよ!あぁ酔っぱらっちゃったよ!
(女)楽しかったね。
どこ行くの?
(塚本)次行こうよ!
(林)おいっ!
(塚本)刑事さん!あいつです!あぁ〜クソッ…!ダメでした…まかれました。
しっかりしてよ。
足遅いんだから!
(林)塚本さんあのクラブにはよく行くんですか?あぁたまに…。
星野正美は塚本さんの行動調べあげてますよ!ねぇ星野正美って誰?とにかく!今日は家に帰りましょう。
どこの女!?ねえ!
(田崎)根本さん!根本昭二さんですね?
(根本)ええ…。
でも…何度訊かれても答えることは同じなんですがね。
何度も…?ええ。
あのあと刺された板前さんの奥さんという方が何度も訪ねてこられて…。
(田崎)奥さんが何度もですか?ええ。
「目撃証言は本当なのか」「主人は本当に酔って人にからんで包丁を向けたのか」って…。
(正美)本当のことを教えてください!お願いです!本当に主人が…本当に主人が人を殺したんですか!?
(根本)奥さんの気持ち…わかることはわかるんですが。
申し訳ありませんがね…事件の夜のことを我々に詳しく話していただけませんかね。
はい…。
あの夜も残業で取引先と会ってから五反田の通りを駅に向かって歩いてました。
3月20日夜の11時15分でした。
(塚本)やめてください…!あ…アアッ
(電車が通る音)
(根本)それが私が見た全部です。
星野さんが包丁を出したんですね?ええ…。
確かに私見ました。
暗い中でも新品の包丁が光るのがはっきり見えましたから。
新品の包丁だったんですか?えっ…?あいや…光ったのが見えたと言っただけで…新しかったかどうかまではちょっと…。
もういいですか?家内が心配すると思うんで。
どうもありがとうございました。
(女)離してよっ!
(塚本)いいからっ!冗談じゃないわよっ!つき合ってあげただけでも感謝してよね!なにぃ…?帰れ!オラッもうかけてこないで!バカうっせえな!バカッ!どいつもこいつも!あれっ…?よく見るとあなた美人です…っとっと!はいわかりました!もう寝ますっ!ありがと。
…え?今の林くんちょっと男らしかった…。
素直に言えるじゃないっすか。
行くわよ!要するにお前たちは“塚本を好きになれない”と言うんだな?お前たちの好き嫌いは問題じゃない。
事実は事実だ。
なぁ安さん?おい安さん…。
事件を目撃した男に会ってきたんだろ?どうだったの?…安さんっ!五反田署の調書のとおりでした。
ほらっ!塚本をガードして星野正美の身柄を確保する!
(川辺)それが急務なんだ!
(笑い声)ホンットにいやな奴…!自分たちは刑事ですから。
でも心の目で見続ければ必ず真実は見えるはずです。
…すみません。
安浦さんの受け売りです。
安浦さんか…。
私もあんな刑事になれるかな?自分はなりますよ…絶対に。
よお!ご苦労さまです。
どうだ?異常なしです。
林!はい!ああっ!?わあっ…ああっ…!殺してやるっ…!
(五十嵐)やめて!
(正美)来ないでっ!言いなさいっ!本当のことを!
(林)星野さんやめるんだ言うのよっ…!お…俺が殺した!あんたの亭主を…!みんなに聞こえるようにっ言いなさい!早く!俺が…あんたの亭主を殺したんだ!
(塚本)酔って…からんだのは俺だよ!俺が…包丁で刺したんだ!あ…ああっ…!ううっ…!星野さんっ!奥さん…あんたは目的を果たしたはずだ。
やめなさい…。
(泣き声)決まってるじゃないですか…。
ナイフ突きつけられたんですよ。
あの女は僕が一方的にご主人を刺したと思い込んでる。
そんなときほかになんて言えばいいんですか?それじゃああなたはとっさに言い訳をしたということですか?はぁ〜やだなぁ…。
あのときの僕の言葉…本当だと思ったんですか?…そう言ってるんですかあの男?
(田崎)ええ。
やっぱりあのとき…殺しておけばよかった。
それがあなたにはできなかった。
…それでよかったんですよ。
…なんでですか?奥さん。
私にはもう何も残ってない。
…なにがよかったんですか?あの男は酔ってうちの人にからんでそして刺した…。
それがわかってるのに…!誰がそれを決めつけるんですか?話したってしようがないでしょ。
どうしてですか?話したって…話したって誰も聞いてくれない。
警察なんて…警察なんて私の言うこと聞いてくれない!では私たちが聞きますよ。
聞きます…。
ですから話してください。
奥さん。
今度の事件はね…私はどうも…最初からおかしいなと思ってるんですよ。
ご主人をよく知ってる人はみんな「ご主人が酔っぱらって人にからむとは思えない」「ましてや商売物の大事な包丁を人に向けるなんてそんなことする人じゃない」と言ってるんです。
「大事な奥さんに赤ん坊が生まれるっていうのにそんなバカなことをするはずがない」と言ってるんですよ。
私はそういう人たちの言葉に嘘はないと思うんだ。
ですから…話していただけませんか?あの人は…優しい人でした。
前の夫の暴力に耐えていた私を救ってくれた…。
不器用だけど…優しい人だった…。
お腹に赤ちゃんができました。
あの人…すごく喜んでくれた。
正美!男の子だったら「正伸」女の子だったら「伸子」!どう?「伸子」もかわいいねぇ!…これもいいじゃん。
(正美)家族ができる…幸せでした。
(正美)それがこんなことになるなんて思わなかった…!でもあの人は死んだ…。
私はそれが…信じられませんでした。
倒れて…何日か寝込んで…。
気がついたら…お腹の子供まで失っていました。
(正美)すべてを失いました…。
それから私…事件を目撃した人を訪ねたんです。
お願いします!教えてください!
(正美)でもその人は私の目を見なかった…。
目を背けたまま…「五反田署に話したとおりだ」ってくり返してました。
私は塚本を調べました。
ひどい男だった…。
(女)やめてっ!キャーッ
(正美)私に暴力を振るった前夫の目がそこにありました。
私はそのとき…事件のすべてがわかった気がしたんです。
主人がからんだんじゃない…あの男のほうがからんだんだと。
私からすべてを奪ったのはあの男だってわかったんです!復讐してやろうと思いました…!それが…あなたにはできなかった。
それでよかったんですよ。
(泣き声)いずれ…真実が明らかになります。
(横溝署長)安さんはなにか感じてるようだな。
いえ…根本昭二の証言は調書のとおりなんですがね。
調書どおりじゃいけないのか?課長…。
私はですね人間の記憶なんてのは結構いいかげんなもんだと思うんですよ。
だが根本昭二の言うことは一言一句まったく調書のとおりなんです。
ほぉ…。
事件からもう1か月も経ってるわけですよ。
ですが調書以外のことになると急にあいまいになるんですね。
そこがどうも…。
事件は塚本の供述と根本の目撃証言から成り立っている。
その目撃証言に疑問が生じたとなると…。
あっ!事件が根底から崩れることになりますね!捜査をやり直す必要がありますよ。
署長。
頼むぞ安さん。
これ…着替え持ってきました。
…私に?ほかにも必要なものあったら言ってください。
これよろしくお願いします。
はいお預かりします。
刑事さん!…がんばって。
ご主人や亡くなったお子さんの分まで生きてください。

(今井)妙だな…根本の勤務先ここから地下鉄に乗り換えだろ。
ああ…。
なんで降りないんだ?なに?仕事さぼって昼寝してる?課長!根本は勤務先を3年前にリストラされてるんですわ。
で…収入はどうなってるんだ?はい。
それがですね根本昭二はこの3年で5回もいろんなとこで目撃者になっています。
(林)まず最初は山梨のバイクによるひき逃げ事件です。
次が茨城の傷害事件その次が…。
それって根本が目撃証言で収入を得てるってこと!?「目撃屋」…ってことですか?おい安さん!
(田崎)根本昭二さん。
あなたのこといろいろ調べさせてもらいました。
あなたいろんなところで目撃者になってますねぇ。
それでお金もらってるでしょ?…ねっ?私は…。
あんたは…警察へ来てすべてのことを話す義務がある。
あんたの今までの偽証のせいで何人の人が苦しんだと思う?こんな生活がいつまでも続かないっていうことはあんた自身が一番よく知ってるはずだ。
しかし…あなたにも家族がいる。
なぜこういうことになったか…事情を話してきなさい。
少し時間をあげよう。

(根本)本当にありがとうございました。
奥さんと話できたかね?ええ。
自分で話すことができてすっきりしました…。
これで警察ですべてをお話できます。
うん…。
じゃ行くか。
行くぞ。
は…はいっ!まだなんか用ですか?根本がすべて吐いたぞ。
あの夜のすべてをね!そんな…。
塚本!調書に書いてあったことは全部逆のことだった。
星野さんを包丁で刺したのはお前だろう?イテッ…すみません。
(塚本)いてぇなこのやろう!おい…おいっ!すみません…すみません!おい…謝れよっ!すみません!や…やめてください!うっ…!ああっ…!
(塚本)あの夜はどうかしてた…!女にふられて俺は悪酔いしてた!ぶつかってカッとなったんだ!塚本…くだらない言い訳はやめろ!目撃者探しの立て看板を見て根本昭二は金にしようと思って目撃者になった。
金を出したのはお前の親父だろう!刑事さん…なんとかなんねえかなぁ?俺大阪戻らなきゃなんねえんだ。
親父の会社継がなきゃ!塚本っ!お前なに言ってるかわかってるのか!?お前は…お前はなあっ塚本…これ以上俺を怒らすな。
連行しろ。
警察を信じてよかったです。
主人は還らない…。
でも…汚名は晴れました。
はい…。
安浦さんとあの若い女性の刑事さんに伝えてください。
「ありがとう」って…。
“主人と子供の分まで生きてくれ”って言ってくれたんです。
気持ち…うれしかった。
伝えます。

(田崎のカラオケ)…誰も聴いてないんじゃん!奥さんが私に「ありがとう」って。
あぁ〜!私ほんま思うの!刑事になってよかった〜!
(カラオケの前奏)…あっ!次私の番や!あんた今私の歌聴いてなかったでしょ!安浦さん!次私歌いますから聴いててくださいよ!
(片桐由美)いいわねぇ元気があって。
「真っ赤なリンゴをほおばるネイビーブルーのTシャツ」「あいつはあいつはかわいい年下の男の子」意識しちゃってぇ!してないですよ!あの若い2人さ…案外ものになるかもしれないよ。
うれしそうね安浦さん。
ハハハッ…!いや今どきの若いもんもさぁ捨てたもんじゃないと思ってね。
そう…。
うん!だけどママ。
今歌ってる五十嵐さこれ以上飲ませないほうがいいよ。
どうして?大阪弁しゃべりだしたら最後底なし!きりがないから。
あらぁ…そうなの?「年下の男の子」!田崎さん!一緒に歌いましょ!
(田崎)私はやだよ!あんた年下の男の子と一緒に歌えばいいじゃん!私は年上の男の子と一緒に歌う〜!ねぇ歌いましょうよ!やだっ!ねぇ歌ってあげたら?絶対いやだ!なんでそんなに意固地なの?う…歌いましょうよっ!…えっ?ええっ?家計にお金入れられないってどういうこと?だからぁ…。
売れ行きはすごいのよ。
でも…赤字なの。
おかしいじゃないか!なんで赤字になるんだよ?安くするとほら…お客さんがすごく喜んでくれるのね。
だから…品物の値段下げたの。
まさか仕入れ値より安く!?そしたら…赤字。
バッカだなぁ!そんなこと最初からわかりきってるだろ!お父さんがいけないんじゃない!…えっ?これは高いから1980にしろとかって!なに…?結局はお父さんがいけないんじゃないの!どうすんのよ家計!
(エリ)どうすんのよ家計!お姉ちゃんこうしよう!今月からお父さんのおこづかい30パーセントカット!あと「さくら」は月に1回!2015/02/27(金) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
はぐれ刑事純情派16[再][字]

「夫と子供を返して…完全犯罪トリックを崩せ!」

詳細情報
◇出演者
藤田まこと、眞野あずさ、梅宮辰夫 ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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