そう呼ばれる事件がある
今から40年前世間を騒然とさせたある事件が起こった
メディアに大々的に取り上げられることにより人々の関心を集める劇場型犯罪
現在ではテレビの普及などにより多くの事件が劇場型の様相を呈するようになっている
だが殺人の疑惑を掛けられた張本人が進んでカメラの前に登場し…
(虎美)そうでしょ?だからただ…。
身の潔白を主張した事件はこれが初めてだった
それだけではない
男は…
殺人の容疑を生放送で否定した
異例ずくめの展開故にあの松本清張が自らの小説のモデルにしたとさえいわれるこの事件
そして世間はその一部始終を報じたメディアによって誰もが予期せぬ意外な結末を知ることとなる
・
(走行音)
(男性)おーい!
(虎美)助けてくれ!
(虎美)助けて。
助けてくれ。
(男性)早く。
早く。
(虎美)実は…。
(男性たち)えー!?
これは現場にいた釣り人たちの目撃証言によるものである
転落した車内から男の妻と小学生だった2人の娘が発見された
3人はすでに溺死していた
一方救出された男は近くの病院に運ばれた
命に別条はなく大きなケガもなかった
そして男は警察に事故に至るまでの経緯を語った
その日彼は家族でドライブに出掛けたという
夫婦には15歳になる長男もいたが受験勉強のため自宅で留守番をしていた
別府市の実家を出た男は妻と運転を交互に代わりながら下関と北九州市を結ぶつり橋関門橋を見物
その帰りに大分の夜景を楽しもうと別府国際観光港へと車を走らせた
このとき運転していたのは妻で長距離のドライブで疲れていた男は助手席でうつらうつらしていたという
・
(走行音)
(和子)あっ。
ああっ。
そのとき…
(和子)ああっ。
(虎美)あっ。
何やってんだ?
(和子)ああっ!?
(虎美)あーっ!?
妻が運転操作を誤り車は海に転落
衝撃で割れたフロントガラスから男だけは何とかはい出し九死に一生を得たという
(男性)大丈夫かいあんた。
突如家族3人を失った男は悲劇の夫として翌日新聞に取り上げられた
男の名は…
臨時教員をなりわいとしていた
実は虎美には14年前に一度離婚した過去があった
それは事故が起こるおよそ1年前
(虎美)ちょっとご相談したいことがあるんですが。
虎美は大分市の結婚相談所を訪れていた
10年以上の独身生活を経て真剣に再婚を考えていたという
(職員)分かりました。
(虎美)よろしくお願いします。
それから間もなく…
一人の女性を紹介された
彼女は夫に先立たれて以来生活保護を受けながら市内のレストランなどでアルバイトをし長男長女次女の3人の子供を育てていた
それをけなげに思った虎美は彼女のことを守ってあげたいと思うようになったという
そして父親のように子供たちの面倒を見ると…
献身的に彼女に尽くすように
出会ってから1年後2人は結婚
3人の子供たちとは養子縁組を結び虎美は…
休日には家族でよくドライブに出掛けたという
しかしそのドライブが…
ただ一人生き残ってしまい失意に暮れる夫
事故の翌日の新聞を見た多くの人たちがそう思ったに違いない
だが…
ここから事態は思いも寄らぬ方向に大きく動きだす
発生当初は事故による悲劇と報じられていた
しかしマスコミが虎美について調べ始めたところ次から次へと彼のとんでもない過去が明らかになっていく
農家の長男として生まれた虎美は臨時教員として働いていた…
その後自宅に放火全焼させ保険金をだましとったとして懲役8年の実刑判決を受ける
他にも幾つもの罪を犯し…
そんな男が起こした転落事故
マスコミが疑惑の目を向けるのも無理はなかった
それだけではない
事故から2日後に行われた3人の葬儀に喪主である虎美がなぜか姿を見せなかった
そして何より世間を騒がせたある事実が明らかとなる
それは…
結婚直後虎美が妻子に掛けていた多額の保険金
3人は大手6社の保険に加入
死亡時に支払われる総額は何と3億1,000万円にもなっていたのだ
こうした事実から保険金目当ての偽装事故ではないか?
母と2人の子供は虎美に殺されたのではないかとメディアはこぞって報道
悲劇の夫から一転
疑惑の人物として大きな注目を集めることとなった虎美
そして事態はさらなる驚きの展開を見せる
突如カメラの前に姿を現し記者会見を始めた疑惑の主人公荒木虎美
(虎美)分かるでしょ?
(虎美)ねっ。
だから…。
だけど…。
書いてちゃんと。
渦中の人物が突如メディアに登場したことにより事件の…
そして事態はこの後とんでもない方向へと動きだす
(剛力)殺人事件の容疑者がテレビカメラに向かってコメントをする。
(剛力)それまで日本では考えられなかった事態に視聴者は釘付けになったそうなんですが。
加藤さん。
この事件って覚えてらっしゃいますか?
(加藤)何となくは覚えてるんですよね。
ちょうど『全員集合』で忙しいときでニュースも見られなかったんですけど記憶には残ってます。
(設楽)保険金がそんだけ多額ってのはまあ怪しくは思われますよね。
(剛力・加藤)そうですね。
(加藤)多額過ぎますもんね。
(設楽)でも亡くなった本人が入りたかったんだって言ってたから。
でもその亡くなった方からは聞けないし。
テレビでやっぱり奥さんとお子さんが亡くなったって悲劇のかわいそうっていうとこから一転してもしかしたら犯人じゃないかって容疑を掛けられてる人がテレビで色々発言するっていうのはなかなかないですよね?
(日村)そうか。
(剛力)さて疑惑の人物に対する警察の追及がついに始まります。
続きをご覧ください。
カメラの前で身の潔白を主張した虎美
ねっ。
だから…。
しかしここで虎美が語らなかった事実がある
確かにもし妻和子が死んだ場合保険金の受取人は虎美ではなく3人の子供たちだった
だが長女と次女が亡くなってしまった今保険金の大半は虎美が受け取ることに変わっていた
その額長男の10倍以上
そして…
会見での不遜な態度を見て虎美の元には世間からの批判が集中
その結果…
・
一般市民から警察に多くのクレームが寄せられる事態に
確かに保険金殺人をにおわせる幾つもの事実は挙がっていた
しかし決定的証拠と呼べるものはなく捜査員も逮捕に踏み切れずにいたのだ
そんな中世間の批判を静めようと立ち上がったのはまたしても疑惑の男である虎美本人だった
当時平日の午後3時台に放送され主婦層を中心に人気を博していたフジテレビのワイドショー番組『3時のあなた』に生出演
再びカメラの前で…
これはそのときの実際の映像である
疑惑を真っ向から否定する虎美
しかしやがてその主張は大きなほころびを見せ始める
お気付きだろうか?この虎美の話は事故を目撃した釣り人の証言とは大きく異なっている
(虎美)助けてくれ。
(男性)大丈夫か?おい。
(虎美)助けてくれ。
(男性)早く。
早く。
虎美を助けた釣り人の目撃証言によれば…
(男性)どうしたんだよ?
(虎美)実は…。
(男性たち)えーっ!?
虎美は岸壁に引き上げられた後車内に妻子が取り残されていることを語っていた
しかしワイドショーではまだ海を泳いでいるときにそのことを話したと語った
そしてこの矛盾を番組出演者に突かれると…
そう激高すると生放送中にもかかわらず席を立ち…
その後フジテレビの応接室で待ち受けていた報道陣に対し緊急の記者会見を開いた虎美
これは唯一残された本人の肉声である
だからこれは…。
(虎美)全部。
これはね…。
健康診査が。
それに…。
(虎美)だからそれがね…。
(虎美)そうでしょ?だからただ…。
そしてこの記者会見の後視聴者はさらに驚きのニュースを知らされることとなる
何と荒木虎美が突然殺人容疑で逮捕されたのだ
記者会見の直後視聴者が目の当たりにした…
それは…
何と荒木虎美が突然殺人容疑で逮捕されたというニュースだった
フジテレビを出る彼を待ち構えていたのは…
これはその様子を捉えた貴重な映像である
報道陣にもまれながら警察車両へと誘導されていく
しかし決定的な証拠がなく手をこまねいていたはずの警察がいったいなぜ逮捕に踏み切ったのか?
実は一般市民から非難を受ける中警察は水面下で逮捕へ向け奔走
捜査の過程で数々の新たな疑惑を見つけだしていた
転落事故を起こした虎美の車には様々な細工が施されていた
車には車内に入った雨水などを出すための水抜き穴がある
その穴には通常ゴム栓がしてあるのだが虎美の車にあった4つの水抜き穴のゴム栓はいずれも事前に抜かれていたのだ
これは車がすぐ沈むように仕掛けた細工ではないかと思われた
しかもこの車の以前の所有者が水抜き穴の栓を抜いた事実はなかった
さらに警察は同じ車種を使い検証実験を行った
その際転落の衝撃でフロントガラスが割れることが確認されている
そして水抜き穴の栓を抜いた車はわずか15秒ほどで水没することも明らかとなった
これらの事実から警察は事件をこう推測した
転落後虎美は割れたフロントガラスからすぐに脱出
妻和子と2人の娘は突然のことでパニックに陥っているうちに車内に取り残され溺死したのではないかと
(男性)大丈夫か?
わずか15秒ほどで沈む車から脱出するにはあらかじめ事故が起こることを予測しておく必要がある
そこで警察は虎美がハンドルを握りわざと事故を起こしたに違いないと考えた
しかし…
虎美はあくまで和子が運転し転落したと主張
双方の意見は真っ向から対立していた
しかも発見時和子の遺体は子供たちを守ろうとしたのか後部座席にあった
そのため彼女が転落の直前運転席か助手席どちらにいたのかは分からない
この事実さえ突き止めることができれば真相を解明できる。
そう考えた捜査本部は…
(捜査員)だから…。
(捜査員)いいな?
(一同)はい。
法医学を専門とする大学教授に…
その結果驚くべきことが明らかとなる
和子の遺体の左右の膝にあった傷
その傷の位置と…
助手席のダッシュボードにあった2カ所のへこみの位置が一致したとの鑑定結果が出たのだ
これが事実だとすれば事故の瞬間ハンドルを握っていたのは虎美であり和子は助手席に座っていたということになる
鑑定結果を受け疑惑を深める材料になると判断した警察は虎美がワイドショーに出演する前日彼の逮捕状を取った
しかしその一方で彼を確実に有罪にするには今ある証拠だけでは不十分であるとも考えていた
にもかかわらず警察は虎美の逮捕に踏み切る
いったいなぜか?
実は虎美がワイドショーに出演したまさにその日
一部のマスコミが逮捕状の件をスクープしてしまったのだ
もし本人に知れれば逃走の恐れがある
そう判断を下した…
そう。
警察は有罪判決を勝ち取れるとの確信を持てぬままマスコミにあおられる形で虎美を逮捕してしまったのだ
果たして…
疑惑の男は突然の逮捕にもかかわらず護送される最中取材陣に向かって余裕とも取れる不敵な笑みを浮かべていた
(たけし)身の潔白を主張する疑惑の男。
事件の行く末を多くの人たちが見守る中日本中を震撼させた劇場型犯罪はついに舞台を法廷へと移します。
そしてそこに現れた一人の人物によって事件は驚きの展開を見せるのです。
億万長者か?死刑か?
マスコミが疑惑の男をそうてんびんにかける中…
荒木虎美の裁判は転落事故のよくとしの3月に始まった
そして裁判で虎美の本性が明らかとなっていく
検察官は冒頭陳述の中で警察が見つけた新たな疑惑の他に不可解な結婚へのいきさつについても言及した
虎美は再婚の相談の際ある一つの条件を出していた
(虎美)できれば…。
ですから…。
小さい子供がいる母子家庭
やはり最初から保険金殺人を狙っていたのか?
その後相談所の職員の紹介で和子と知り合った虎美は…
彼女の家の向かいのアパートに引っ越し…
(虎美)よろしくお願いします。
出会った当初和子は交際に対して前向きではなかった
しかし3人の子供たちの将来を考えると結婚すれば養育費は何とかするという虎美の申し出を断るのはためらわれた
そして…
だが…
長男と長女は虎美に決して懐くことはなく…
それだけではない。
結婚してからも家族が一緒に住むことはなかった
虎美は向かいのアパートで生活
和子が通い妻をしていた
その上…
(女性)来たよ。
(虎美)ああ。
虎美には他にも複数の交際相手がいたことも発覚
和子と結婚しているにもかかわらず他の女性をよくアパートに招きいれていた
そして事故の数日前…
この言葉はいったい何を意味していたのか?
(女性)何言ってんのよ?もう。
そして中でも裁判で注目されたのが24年前に虎美が起こした保険金詐欺だった
彼が保険を掛けた家はわずか2週間後に火事で焼失
この1件で懲役8年の実刑判決を受けていた
しかも今回のケースも保険の契約から事故までわずか2カ月ほどしかたっていない
検察が不自然と捉えるのも無理はなかった
以上が検察側の冒頭陳述だった
しかしこれらは事実からの推測による…
裁判の争点は車が転落したとき虎美和子どちらが運転していたかに絞られていく
あくまで…
その主張を覆す証拠さえ提示できれば虎美を罪に問える
検察はそうにらんでいた
そこで検察が証言台に上げたのは法医学が専門の大学教授だった
教授は人体モデルを乗せた車の実験と遺体の鑑定から…
妻和子の両膝にある傷の位置と助手席のダッシュボードにあった2カ所のへこみの位置とが一致すると結論づけていた
よって…
この鑑定結果は検察にとって虎美の犯行を裏付ける…
だが…
教授は事故の直前和子の両膝の間には10cmほどの隙間がありそれぞれの傷の高さを合わせると右膝は垂直に左膝は内側に傾けた状態で衝突したと鑑定していた。
だが…
事実和子の左膝の内側には傷があった
ならば脚は外側に開いていたはずと弁護士は主張したのだ
(弁護士)ところが…。
(教授)いや。
弁護士の主張は教授の鑑定が必ずしも和子が助手席に座っていたことを物語る決定打にはならないということを印象づけた
(弁護士)つまり…。
有罪へ追い込む武器となるはずの鑑定結果
しかし弁護側はその不備を突き裁判の流れは一気に虎美有利へと傾きつつあった
だがこの後身の潔白を主張し続けてきた虎美が思わぬ墓穴を掘ることになる
事件から2年が経過したこの日
ある一人の目撃者が証言台に立った
別府市内で鮮魚商を営む…
(高橋)事件があったあの日の夜私は別府国際港の第3埠頭に入る手前の国道を走っていました。
事件があった第3埠頭に程近い国道を走っていたという高橋の車
途中亀川の新川交差点で信号待ちのため私は車を止めました。
高橋は前方を走っていた車の横に自分の車を停車させたという
(高橋)そのとき…。
(どよめき)
法廷内が一瞬どよめいた
虎美にとって不利な証言であることは間違いなかった
(弁護士)裁判長。
だが弁護士は冷静に尋問を展開していく
(弁護士)普通…。
(弁護士)ではなぜ…。
衝撃の告白だった
高橋は何と…
さらに…
(高橋)車は第3埠頭の入り口で左折の合図を出し第3埠頭に入っていきました。
このとき高橋は自分が目撃したことを気にも留めていなかった
だが数日後
(虎美)内緒で保険に入れるわけないんです。
健康診査があるでしょ。
彼は見たのだ
信号待ちで隣にいた男がテレビでインタビューに答えているその姿を
そして運転していたのは妻で自分ではないと語る虎美に…
だが高橋はこれだけ有力な目撃情報を持っていながら…
実は彼の息子はかつてひき逃げ事故に遭っていた
そのときの捜査方法に疑問を抱き…
だが連日の報道で妻が運転していたと繰り返し主張する被告がどうしても許せずこの日…
(弁護士)座れ!座れ。
落ち着け。
落ち着け。
(虎美)分かった分かった。
分かったよ。
(裁判長)弁護人。
(虎美)あっ。
だから…。
実は当時別府国際観光港では工事が行われており道にはテトラポッドが積まれていた
そのため第2埠頭から事件があった第3埠頭へと向かうことは不可能だったのだ
事件現場に行くには高橋が証言した交差点を左折するしか方法はなかったのである
鮮魚商である高橋は魚の運搬のため日々港に出入りしていた
(虎美)何とか言ったらどうなんだ?おい。
それよりお前。
お前!そうだ。
(虎美)分かった。
分かった分かった。
分かった。
大丈夫。
大丈夫だよ。
よって…。
荒木虎美に判決が下ったのはそれから半年後の…
判決を不服とした虎美はすぐさま控訴
だが福岡高裁は控訴を棄却
死刑の判決を下した
そこで彼は…
しかし思いも寄らぬ事態が
上告中の荒木虎美が肺がんを患い八王子の医療刑務所で息を引き取ったのだ
結果裁判の継続が不可能となり…
しかし最高裁で行われるのは下された判決が憲法などに違反していないかという法的なチェックのみ
新たな事実関係について争うことはない
そして虎美に下された判決は…
世間に身をさらし続けた男荒木虎美
彼は死刑という判決を携えたまま…
(剛力)メディアに向かって堂々としゃべっていた荒木被告はその雄弁さ故に墓穴を掘ってしまったと。
(設楽)テレビに何で出たんすかね?荒木被告。
(加藤)やっぱり自分に自信があったんでしょうね。
(設楽)そこですかねやっぱり。
(剛力)計画のうちなんですかね?
(日村)出て一気に言ってしまえばみんなが分かってくれると思ったのかもしれないね。
その前にもだって火災保険の詐欺を企てたり…。
(日村)前科がね。
(剛力)前科も幾つかあったり。
(設楽)結婚相談所の。
(剛力)結婚相談所。
母子家庭。
(設楽)そこから計画が始まってたと思ったら。
怖い。
(加藤)怖いですよね。
(日村)保険金目当ての人なんだね。
何か釈然としないまま終わっちゃって何か気持ち悪いとこがあるんですけどね。
でも天罰が当たったのかな?そんな感じしますよね。
最終的な決着がつかなかった以上もはや…
裁判を何度も傍聴し獄中の虎美と100通以上の手紙のやりとりをした作家佐木隆三氏
彼は大学教授の鑑定など疑問が残る点もあることを認めた上で荒木虎美の印象についてこう語る
荒木被告の裁判では決定的な証拠はなく検察側と弁護側…
そして裁判官は全ての証拠を基に論理の整合性や経験則から合理的に判断
事実認定を行った
その上で彼らは確たる証拠のない中…
死刑に処する。
これは人ごとではない
5年前から導入された裁判員制度
一般から選ばれた裁判員たちはこれまでに…
その重責を担う日が来たときあなたは何を信じどんな判断を下しますか?
今から46年前の6月16日
東京駅と神奈川県の久里浜駅を結ぶ横須賀線
その上り電車が東京へ向けて走行していた
この日は父の日の日曜日
あいにくの雨だったが休日を過ごす家族連れが多く車内は和やかな空気に包まれていた
電車の6両目には家族連れなど63名の乗客が乗り合わせていた
そして電車は鎌倉に程近い大船駅の手前200mのところにさしかかろうとしていた
しかし…
(秒針の音)
(秒針の音)
平和だった車内は一瞬にして目を覆うような惨状と化した
原因は網棚に置かれた…
この爆発で乗客63名のうち男性一人が病院に収容後死亡
負傷者28名を出す大惨事となった
亡くなった男性は子供が生まれたばかり
産院に面会に行った帰りだった
いったい犯人はなぜ罪のない人々を無差別に襲ったのか?
その動機が明らかとなったときさらなる衝撃が日本中を駆け巡った
横須賀線を襲った爆破事件はすぐさま広域重要事件に指定され…
これだけ大規模な捜査となったのには理由があった
実は数年前から草加次郎と名乗る犯人による爆破事件が相次いでいたのだ
犯人は多額の金銭を要求する脅迫文を送り地下鉄をはじめ都内のあらゆる場所を爆破の標的とした
さらに…
事件の前年には兵庫県でもう一つの爆破事件が起こっていた
東京と兵庫。
場所がまったく異なることから2つの爆破は別の人物の仕業と考えられていたがいずれの事件についても警察は犯人を検挙できずにいた
そのため警察は今回の横須賀線爆破事件に並々ならぬ闘志を燃やし臨んだのだ
そしてまず疑惑の目を向けたのは兵庫で起きた山陽電鉄爆破事件の犯人だった
なぜなら…
(捜査員)やはり…。
(捜査員)その可能性が高いな。
(捜査員)とにかく…。
(一同)はい。
連続爆破事件との関連性を当たるとともに捜査員たちは徹底的な聞き込みを行った
網棚に爆弾が仕掛けられた以上犯人は横須賀線にある16個の駅いずれかから乗車したことは間違いない
そこでまず同じ電車に乗り合わせていた乗客の洗いだしから始めた
その中に犯人もしくは犯人を目撃した人物がいる可能性があったからだ
この日の乗客は推定350名
爆破物が置かれた6両目の乗客に関してはそのほとんどが病院に搬送されていたため警察による聞き込みと身辺調査が行われた
さらに…
他の車両に乗っていた乗客については当日使用された切符48万枚。
その全てを回収
切符に付着していた指紋と警察に登録されている指紋とを照合
犯罪歴のある人物が乗車していなかったか確認作業が進められた
だが…
壁や床に血痕が飛び散った車内では徹底した現場検証が行われた
仕掛けられた爆弾は猟銃などに用いられる火薬に乾電池を接続し作られた手製の時限式爆弾だと分かった
それが犯人の…
しかし爆弾は粉々に砕けもはや原形をとどめていない
ここから犯人を特定するのは困難を極める
だが…
(一同)えっ?
実は事件が起こる10日ほど前警察に1通の投書が届いていた
驚くべきはその内容だった
(男性)「今月の16日に東京駅のどこかに手製のダイナマイトを仕掛けるので注意されたし」
このころ多発する爆破事件に便乗したいたずら目的の投書が数多く送られてきていた
初め警察はこの投書もただのいたずらと判断
無視していた
しかし犯行を予告したまさにその日実際に事件が起こったのである
(捜査員)よし。
(一同)はい。
よし。
聞き込みだ。
こうして捜査員たちは投書に記されていた消印から…
・
(捜査員)部長。
(捜査員)何?
再び同じ人物が書いたと思われる投書が警察に舞い込んだのだ
(捜査員)はい。
しかしこの犯行予告によって犯人と思われる人物は墓穴を掘ることとなる
実はその人物は二度目の投書に犯行予告の他自身の犯罪経歴を記していたのだ
自らを誇示しようとでも思ったのだろうか?
だが警察がこれらの犯罪について綿密に調査した結果
ある男の存在が明らかになったのである
(男性)はい。
警察はこの男を緊急逮捕
男の家の家宅捜索を行うとともに…
嘘発見器による取り調べも行われた
しかし…
(捜査員)部長。
投書は確かに男が出したものだった
だが実はでたらめに書いたいたずらの手紙の日付と内容が偶然今回の爆破事件と一致したにすぎなかったのだ
この日捜査本部に現場から押収された遺留品その全てが集められた
どれも跡形もないほど粉々になっていたのだが
ばらばらになったピース
それらを全てつなぎ合わせることで犯人の手掛かりを見つけようとしていた
中でも捜査員たちが特に注目したのは…
新聞は地域によって記事の内容が違う場合がある
また文字は印刷する機械によって癖が出ることも分かっていた
こうして気の遠くなるような作業が始まった
新聞紙のほとんどは爆発の影響で数mmから数cm四方の断片になっていた
その数は数千にも上り中には文字が解読できないものさえあった
しかし捜査員たちが一つ一つ根気強くつなぎ合わせていった結果事件発生から1カ月以上が経過した7月末
新聞紙の一部が解読できるまでになった
そして復元された紙面から昭和43年4月17日の毎日新聞東京多摩版であることが判明
さらに文字の癖から犯行に使われた新聞は東京都立川市そして日野市市内に配られた朝刊と分かった
この地域で毎日新聞を購読していたのは1万5,000軒
つまり…
(一同)はい。
こうして捜査員たちは毎日新聞の購読者名簿を基に1万5,000軒をしらみつぶしに当たるとともに4月17日付の朝刊の回収を行っていった
この日の朝刊が自宅にある家は容疑者リストから外されるというわけだ
しかし1万5,000軒から容疑者を絞りこんでいくのは簡単ではない。
根気と労力が必要だった
そんな中…
警察はさらなる重要な証拠を手に入れる
捜査員たちは新聞以外に爆破装置本体を入れていたと思われる箱の復元を行っていた
そしてその箱の一部に…
みすづ総本店という印字を発見したのだ
それは名古屋にあるもなかを製造販売している店の名前だった
警察はすぐさま同じ菓子箱を入手
さらに復元した爆破装置と同じ大きさの模型を製作
箱の中にセットしてみると
(捜査員)部長。
見てください。
これが警察が復元した実際の時限爆弾
しかしこのもなかの詰め合わせは1日6万箱以上が販売されており購入した客から…
だが警察は毎日新聞の購読者を当たる際もなかについても聞いて回ることにした
すると…
(捜査員)えっ?
(女性)はい。
日野市で聞き込みを行っていた捜査員が重要な情報を入手することに成功したのである
それは…
(女性)誰かいたかしら?あっ。
そうそう。
(捜査員)ご協力ありがとうございます。
ようやくたどりついた…
この人物が本当に犯人なのか?
この後爆弾魔の正体とその驚くべき動機が明らかとなる
(剛力)捜査員たちの地道な捜査によりようやく事件の鍵を握ると思われる最重要人物が浮上しましたが。
(設楽)岡島。
(佐藤)新聞紙を一枚一枚つなげてって捜査していくあの地道さが警察の方すごいなと思いましたね。
(設楽)ホントだよね。
(剛力)1968年にこの事件は起こっている…。
(設楽)68年?
(剛力)はい。
1968年。
っていうとほとんどの方まだ生まれてない。
(設楽)今日この。
(貴理子)フフフフ。
(貴理子)何?
(日村)僕生まれてないです。
(設楽)俺も生まれてないです。
生まれてないよね?
(剛力)生まれてないです。
(佐藤)私も80年代です。
(設楽)ああ。
(日村)はい。
(設楽)磯野さんだけだ。
(剛力)この年の12月にも三億円事件が発生。
(設楽)この年?
(剛力)はい。
(設楽)この年の12月に。
これが6月でしょ?
(剛力)はい。
そうです。
ちなみにここまで見てきて皆さんどんな犯人像を想像しますか?
(日村)爆弾作れるやつだよ?
(貴理子)そうだよね。
(日村)なかなか普通の人爆弾作れないですもんね。
(貴理子)普通作らない。
(設楽)じゃあ…。
(日村)そうだね。
頭いいね。
(佐藤)父の日っていうのが何かあるのかなぁって思って。
父の日に自分が何にももらえなかったから何かプレゼントを。
(佐藤)孤独なお父さん?
(設楽)すごく個人的な見解に絞りこんでるけど。
(設楽)こういうのって何かを伝えたいから単純に自分が思ってる思想だったりとか。
それで一番インパクトあるじゃないですか。
家族が。
一家だんらんのところにそういう出来事が起きると一斉に伝わるし。
(3人)難しい。
難しいね。
横須賀線に爆弾を仕掛け首都圏民を恐怖のどん底に陥れた犯人
容疑者として浮上したのは岡島信次という25歳の男だった
捜査本部はこの男が事件と深く関わっている可能性があるとして早速その身辺を調査することにした
岡島は事件の1年前
一人暮らしをしていたアパートから新婚向けに建てられた一戸建ての借家に引っ越していた
(捜査員)残念ながら…。
(捜査員)じゃあ…。
(捜査員)いや。
(捜査員)よし。
事件が起こったのは6月16日だったが爆弾を包んでいた新聞の日付は4月17日
5月末まで新聞を購読していた岡島であればその日付の新聞を爆弾に使用することは可能だった
さらに…
岡島の家の大家を訪ねると…
(男性)ええ。
爆弾につながる重要な証言だった
そして犯行を裏付けるさらなる情報も飛び出す
(男性)ああ。
岡島?
それは職場仲間の証言だった
岡島は事件当時川崎市にある工務店で大工として働いていた
図面が読め腕も一人前だった岡島は職場でも一目置かれる存在だったのだが…
突如周囲が驚く奇行を見せ始めたという
(男性)おい。
(一同)うわっ!
そんな危険な行為を岡島はこの後2回も繰り返し行っていたという
警察は岡島が隣人から爆弾を入れていたと思われるものと同じ菓子箱をもらっていたこと
それを包んでいた毎日新聞の購読者名簿に入っていたこと
そして職場で爆破実験を繰り返し行っていたこと
さらに爆弾本体に使用されたパイプなど大工をしていた岡島なら容易に入手できることから…
事件から147日目。
ついに任意出頭を要請
岡島信次の取り調べを行うことにした
すると…
岡島はあっさり罪を認めるとともに犯行に至った経緯を語り始めた
(岡島)その1日が…。
岡島が語る1日とはいったい何なのか?
この後誰も予想できない驚くべき動機が明らかとなる
(設楽)やっぱ岡島でした。
(日村)岡島だったね。
(剛力)事件からおよそ5カ月。
捜査員の執念が実りついに犯人が。
(設楽)すごいねたどりついて。
(剛力)すごいですよね。
(設楽)ホントだ。
理由がささっき誰もが予想つかないって言ってたでしょ。
(日村)聞いてみたら「えっ?」「そんなことで」みたいなことかもしれないってことだよね。
もしかしたら。
(剛力)そうかもしれないですね。
(貴理子)でも人生を狂わせた1日よ?
(日村)だから彼からしたらそうなんでしょうね。
(佐藤)過去に何かあったってことなんですかね?
(設楽)そうじゃない。
その1日が。
さて岡島容疑者はいったいなぜ列車に爆弾を仕掛けたのか?この後彼の心の闇が明らかとなります。
ご覧ください。
事件から9年前の3月
中学を卒業した岡島は地元山形で大工の見習いとして働き始めた
しかしその職場は2年と持たず退職
その後上京を果たすと…
もともと工作や機械を分解することが好きだった岡島はわずか2年足らずで一とおりの図面が読めるようになった
さらに一流の職人になるため二級建築士の資格を取ろうと勉学にも励んだ
そんなとき…
(岡島)あれ?牧恵ちゃん?
(牧恵)信次君!?ああ。
(岡島)えっ?
幼なじみの牧恵だった
2人は共に同じ山形県の出身
家が近くということもあり家族ぐるみの付き合いだった
だが牧恵の父が亡くなり彼女は…
そんな牧恵とこの日実に18年ぶりに偶然の再会を果たしたのだ
(牧恵)えっ?ホントに?
(岡島)うん。
(牧恵)やった。
岡島は勝ち気で少しわがままな牧恵の性格に急速に引かれていったという
(岡島)あっ。
(斉藤)よっ!
同じ職場で働く…
斉藤は1つ年上だったが思いの外気が合い岡島も唯一の友人として慕っていたという
(斉藤)今日はよ…。
(岡島)いや。
斉藤さん。
あの日以来牧恵は横浜の自宅から東京の…
そして再会からちょうど20日目の夜のこと
このとき岡島は知らなかった
牧恵にはある重大な秘密があることを
偶然の…
2人は結婚へ向けて同棲を始めた
(岡島)そうだ。
(岡島)僕も親方に言って休みをもらうから…。
何?
牧恵は…
岡島と再会する5年前に同じ会社の男性と結婚していた
しかし結婚後すぐに夫は女性との交友関係が派手になり家に帰らない日も増えていったという
(牧恵)ねえ?お願い。
私と別れて。
そのため離婚話を何度も切り出したが夫の承諾は得られずまた牧恵の母親も離婚には反対していた
そんなときに出会ったのが岡島だった
牧恵の秘密を知った岡島
岡島はこのときすでに後に引けないほど牧恵に引かれていたのだ
そして彼女もまた
結婚を誓い合う2人
再会からちょうど1カ月後。
3月16日のことだった
しかしそれから間もなく
岡島の母からの手紙だった
何とはなしに封を開けた牧恵
するとそこには…
(母)「牧恵ちゃんの父親は刑務所で亡くなった人」「絶対に一緒にすることはできない」
牧恵の父は彼女が物心付く前に亡くなっていた
窃盗の罪で刑務所に入り…
かつて家族ぐるみの付き合いをしていたからこそ岡島の母は…
だが…
彼女はこの手紙を見るまでその事実を知らなかった
だがその後も再三岡島の実家から…
中には若い女性の見合い写真まで添えられた手紙もあったという
そして結婚を誓い合ってから1カ月後の…
(岡島)牧恵?
(牧恵)「私はもう心身ともに疲れました」「お母さんたちの言われることはもっともだと思います」「だから私は身を引きます」「その写真の子と一緒になりみんなから祝福されてください」
突如目の前から去っていった牧恵
だが岡島は諦めなかった
東京日野市に新婚向けに建てられた一戸建ての借家を見つけるとすぐさまそこへ引っ越した
そう。
全てはこの家へ…
こうして一方的に結婚の準備を整えていった岡島
だが…
(岡島)お前こっち見て笑ってたろ?
それは…
高山牧恵です。
よろしく。
なかなかいい人じゃん。
よかったな。
友人として初めて心を開いた斉藤だった
知らぬ間に牧恵には新たな恋人ができていた
しかもその相手は自分が信頼していた唯一の友人だった
これ以上斉藤と同じ職場で仕事を続けることはできない
岡島は7年間勤めていた職場を去り別の工務店に転職
事件のおよそ半年前のこと
新婚旅行という言葉に岡島の心はかき乱された
そして…
どうにか牧恵を取り戻すべく…
(岡島)牧恵。
(岡島)どうして!?あんなやつより…。
確かに…。
でもね…。
そして…
その日は朝から激しく雨が降っていた
この大雨では仕事は休みになるだろう
何げなくテレビをつけた
岡島の父親は彼が2歳のときに亡くなっていた
その命日がくしくも6月16日だったことをキャスターの声で思い出したのだ
そして…
そして…
岡島はある奇妙な一致に気が付いた
16日。
中学を卒業後最初に勤めた勤務先
そこを辞めたのは…
上京した岡島は幼なじみの牧恵と18年ぶりに偶然の再会を果たす
その日付もまた…
そして結婚を誓い合った日が…
牧恵が岡島の元を去った日もまたひとつき後の…
さらに唯一の友人だった同僚に牧恵を奪われ彼と一緒にいることに耐えられず勤め先を辞めた日もまた…
それは単なる偶然
しかしこのとき16日という日は自分にとって特別な意味を持つように感じられた
さらに牧恵と斉藤のことを思い絶望感にうちひしがれた
(岡島)《斉藤も雨が降る今日という日は休みかもしれない》《そうなれば牧恵は喜んで横浜から電車に乗り斉藤の元を訪れるに違いない》
その姿を想像すると岡島の心は激しく動揺した
そして…
(岡島)電車にいたずらをすれば…。
それに…。
覚えとけよ。
自分のことなど頭の片隅にもないだろう牧恵に…
ひょっとしたら牧恵は戻ってきてくれるかもしれない
それは実に短絡的な発想だった
しかし…
爆弾を抱えた岡島が東京駅に着いたのは…
タイマーは2時間後にセットしてあった
なるべく牧恵のいる…
だが…
岡島の予測よりも早く電車は終点に到着
間もなく折り返し…
午後3時28分
爆弾は大船駅の手前200mで爆発
岡島ははなから牧恵自身の…
会いに行くことを少しでもためらうようになれば十分だった
だからこそ火薬も脅かす程度の量に調節したつもりだった。
しかし…
爆発の威力は想像をはるかに超えていたという
その後行われた裁判で弁護士は岡島に…
しかし…
職場で何度も実験を行いその殺傷能力を事前に知っていたと裁判官は判断
弁護士の訴えは一切認められず事件からおよそ9カ月後横浜地裁で…
当初連続爆破事件との関連性を疑われ金銭や政治的な目的があると思われた…
しかしその真相は…
愛する女性に対する男の…
それは決して許されることではなく最高裁でも死刑が確定
岡島は逮捕から7年後の12月
東京拘置所で死刑に処された
(剛力)一人の男性の妄想ともいえる思い込みが事件の原因となってしまったんですが。
(設楽)個人的な嫉妬心。
(剛力)個人的な嫉妬心ですね。
(設楽)あと16だよね。
(貴理子)16。
あれも不思議ね。
ホントに。
全部16日って。
あんなことあるんだなと思って。
(設楽)ねっ。
(日村)後々関連づけたらあれもあれもってはまった。
(設楽)で最終的に父の日で自分の親父の命日でもある16って一番大きな16が。
(剛力)ちなみに事件があったとき斉藤さんと牧恵さんはすでに同棲をしていたので。
(日村)同棲してたの?
(設楽)電車にももう乗らないで。
(貴理子)乗らなかった。
(設楽)来るんじゃないかって思ってただけ。
(剛力)もし岡島死刑囚がこの事実を知っていたら犯行には及ばなかった可能性も。
(一同)ああー。
そうか。
実は爆弾に使われていたタイマーは2人が同棲していたときに使っていた…
捜査員が牧恵にそのことを伝えると彼女は涙ぐんだという
2人が幸せだったころの思い出の品をあえて凶器に使い罪もない人の幸せを奪った岡島
その行為は決して許されない
2015/02/28(土) 09:55〜11:45
関西テレビ1
奇跡体験!アンビリバボー 傑作選[字]【実録!笑顔でテレビに出演し続けた容疑者!】
笑顔でテレビに出演し続けた容疑者!あの松本清張が小説のモデルにした保険金殺人!?/実録!日本全国連続列車爆破テロ!!犯人を必ず検挙せよ!
詳細情報
番組内容
(前半)1974年11月、事件は大分県のある港で1台の車が海に転落したことから始まった。車に乗っていたのは夫、妻、そして娘2人の合計4人。夫・荒木虎美は転落した車から脱出し、助かった。しかし、一緒に車に乗っていた妻と2人の幼い娘は沈んでいく車から脱出できず溺死した。荒木の証言によれば、その日、家族は夜景を楽しもうとドライブをしていたという。転落した時は妻がハンドルを握っていて、転落の原因は
番組内容2
妻の運転ミスだと…。突如、家族3人を失った悲劇に見舞われた夫、発生当初、マスコミでは荒木のことをそう報じた。しかしその後、荒木が葬儀に出席しなかったことや、妻と子供たちに多額の保険金がかけられていることなどが判明、疑いの目は荒木に向けられることになる。“事故は保険金目当ての偽装事故”“母娘は荒木に殺された”などの論調が、当時の新聞や雑誌などをにぎわした。
(後半)1968年6月16日、
番組内容3
東京駅と久里浜駅を結ぶ横須賀線、その上り電車で事件は発生した。10両編成の6両目に乗り合わせていたのは63名の乗客。網棚にある新聞紙に包まれた奇妙な物体には誰も気づいていなかった…。列車が北鎌倉駅を出て大船駅の手前200メートルのところへ差し掛かったとき、車内に轟音が響き渡る。舞い上がる白煙…平和だった車内は一瞬にして目を覆うばかりの惨状となった。原因はなんと時限式の爆弾だったのである。
出演者
【ストーリーテラー】
ビートたけし
【スタジオメンバー】
剛力彩芽
設楽統(バナナマン)
日村勇紀(バナナマン)
【スタジオゲスト】
加藤茶
福田沙紀
磯野貴理子
佐藤かよ
スタッフ
【プロデューサー】
角井英之(イースト・エンタテインメント)
【演出】
藤村和憲(イースト・エンタテインメント)
【編成企画】
田中孝明
【制作】
フジテレビ
【制作著作】
イースト・エンタテインメント
ジャンル :
バラエティ – その他
ドラマ – 国内ドラマ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
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