エデュカチオ!「どう向き合う?子どもの発達障害」 2015.02.28


今回のテーマは…例えば授業に集中できず教室を飛び出してしまう。
何度も何度も同じ間違いをくり返す。
友達とけんかが絶えない。
このような子どもたちの中には発達障害のある子が含まれていると言われている。
今全国の小中学校の普通学級で…発達障害の子どもを持つお母さんの本音を聞くと…。
番組アンケートにもたくさんの悩みが寄せられた。
(尾木)あんなにたくさん…。
しかし専門家によると…。
…と感じているお母さん。
…いるというあなた。
ちゃんと理解すればみんなが生き生きと暮らせる方法が見えてくる。
6.5%のお子様が。
そうなんです。
1クラスに2〜3人いるとなると。
先生にとっては毎日の対応しなきゃいけない事が出てきますから特に小学校では大きな問題ですよね。
僕が小学生の時もいましたけどねこういう…。
なんか運動会の時に逆に走っちゃったりとか。
そうですよね。
学校の外行っちゃったりとか。
あいつは勇気があるって結構尊敬集めてましたけどね。
実はこの番組に「発達障害というテーマを取り上げてほしい」という要望メールがたくさん来ているんですね。
発達障害は……が原因と考えられている。
結果として集中力や注意力が散漫になったり読み・書き・計算といった特定の学習の著しい困難対人関係の不器用さやある物事への強いこだわりなどが現れたりする。
その特徴に応じてADHD学習障害自閉症スペクトラムなどと呼ばれる。
しかしそれぞれの特性を併せ持つ事も多く現れ方も個人差が大きい。
う〜んいろんなのがあるんですね。
僕も初めて知りましたこれは。
だからほんとに脳の個性だというふうに僕は皆さんに言うんですけれども。
育て方が悪いとか親の対応が悪いからこうなったっていう事ではない…。
そうなんですよ。
脳を調べたから分かるというものでもない…。
そうなんですここもまた分かりにくいんですよ。
例えばMRIにかければ見えましたよとかそういう事じゃないんですよ。
ではその発達障害に見られる典型的な特徴とほんの一部なんですけれどもこれからご紹介します。
今見てたらね…全部当てはまります?結構全部当てはまるぞ。
発達障害の一つADHD注意欠如・多動性障害と診断されている。
お父さんお母さんとの3人暮らしだ。
学校の準備は大の苦手。
1人だとどうしても忘れ物をするためお母さんと一つ一つ確認する。
(大樹)ああ〜ああ〜!どっこいしょ…。
気が乗らない事には注意を向けられない。
それがADHDの特徴だ。
一方大好きな事に没頭する力も大樹くんは半端ではない。
この日も学校の準備が終わるとすぐに漫画。
開いた瞬間から一気に集中し止めなければご飯も食べずに時間を忘れて読み続けるという。
好きな事はとことん極めていく大樹くん。
例えば文字を読む事は大好きなため漢字テストはいつも100点。
更に両親がびっくりするような事も。
4万人以上が応募した作文コンクールで最優秀賞を取ったのだ。
苦手な事や得意な事は誰にでもある。
大樹くんの場合はそれが極端に現れているようだ。
へえ〜ある意味すごいですよね。
すごいですあの作文なんかすごいですよね。
文章能力というか。
大樹くんのお母様によると他にもお困り事があるという事でご紹介しますと「食事中気が散って落ち着いて食事ができない事もあってそういう時は何も置いていないお部屋に家族全員で行って食事をすると。
そうすると落ち着いてご飯が食べられる。
注意が…。
番組アンケートでは発達障害の診断を受けていない子の親でもおよそ3割が我が子の発達障害を疑った事があるという結果が。
どう判断すればいいかで悩んでいる親も多い。
大樹くんが診断を受けたのも実は1年前ぐらいというつい最近。
小さい頃からわんぱくだった大樹くん。
でも幼稚園に入る頃からお母さんは育てにくさを感じるようになった。
心配になったお母さんは自治体の教育相談センターを訪ねたが返事は……と曖昧なもの。
大樹くんが暴れたりするのは自分のしつけが足りないから。
お母さんは大樹くんを強く叱るようになっていった。
しかしいくら叱っても大樹くんの行動は収まらない。
途方に暮れていたその時大樹くんの口から思いがけない言葉が飛び出した。
それ聞いてほんとに私もショックというか…ショックというか衝撃でしたね。
努力だけではどうにもならないと気付いたお母さん。
発達障害専門の医師に相談し大樹くんはADHDと診断された。
診断から1年。
今では大樹くんの特性に合わせた工夫もしている。
これはやるべき事を書き出したボード。
お風呂に入る時は「バスタオルの準備」など一つずつ示す。
よし…どうぞ。
こうするとやる事の見通しがつき大樹くんも取り組みやすい。
できた事にはきちんと印をつける。
目に見える形に整理するとスムーズにできる事が増えてきた。
発達障害を受け入れ共に歩み始めた大樹くんとお母さん。
これはお母さん自身に向けての言葉だそうだ。
やっぱり気付けて良かったんでしょうね。
良かったですね。
もしかしたら自分が…心病んじゃいますからね。
そういう子もいる?いますいます。
だから…二次障害?発達障害がある事によってママからも受け入れてもらえないし学校からもそうだし友達もそうでしょ。
そしたら自分の居場所ないんですよ。
自分はダメな人間だと思っちゃうしイライラしてストレスが大きくなっていろんな精神的な障害が出てきたりとかねそういう事になっちゃいます。
でもなかなか受け入れられないお母さんというのは結構いるようで…。
気持ちは分かりますもんね。
確かに聞きたくないなみたいなのありますもんね。
でも聞かないとね先生。
周りの目が差別とか偏見とかいろいろ大きくなっては困るなと。
あの子発達障害なんだってというように見られたら就職とか進学とかいろんな事にも影響出るんじゃないかなと親として思うのはすごく気持ち分かりますよね。
勇気を出さないとダメですよね。
孤立しがちという事なんですね。
子どもの発達障害に悩む親を支える受け皿となっているのが全国各地で活動している…ここでは子どもの発達障害について情報を交換したり日頃の悩みを気兼ねなく相談したりできる。
同じ悩みを経験してきたお母さんたち。
この日の話題はどうしても宿題に取り組めない我が子への対応について。
(女性)大人から考えると…他にも……などさまざまなテーマを話し合う。
不安を抱えがちなお母さんのストレス発散の場でもある。
各都道府県にある……などに相談してみよう。
必要に応じて専門医や療育機関の情報も得られる。
いろいろあるんですねやはり。
お互い話すというだけでも親からしたらほっとしたりいろいろ知れたり…。
共感というのがやっぱりありますからね。
大事ですよね。
それから自分の悩みよりもっと大きな悩みのお母さんがあそこにいると思ったら元気づけられるし…思って悩んでるんだったらちょっと訪ねてみるのもいい…。
そこで相談所の先生だけではなくて…今度は……というのを見ていこうと思うんですけれども。
時間の長さからいくと…。
圧倒的ですもんね。
ほんとに負のスパイラルしてるところがあるんですよ。
それから子どもたちの中でのトラブルが起きるとそれがまた波紋広がったり何だかんだでまた大変ですよね。
東京・日野市では8年前から発達障害の子どもがいる事を前提とした学校づくりに取り組んでいる。
…など発達障害のある子に合わせて見直したところ学校全体に良い影響があったという。
3〜4人ずつに分かれてグループの目当てを話し合いポスターを作る。
肝心なのは授業の冒頭だ。
まずその時間にやる事を一つずつ見せ流れを確認。
先の見通しをつける事で発達障害がある子もパニックになりにくくなるという。
パニックになっちゃうんですね。
そうなのパニックになるんですよ。
更にそれぞれの作業を何時までに終えればよいか目安の時間を時計のイラストであらかじめ示す。
こちらは声のものさし。
授業中の声の大きさを数字で分かりやすく表したものだ。
これを使ってそれぞれの作業でどのくらいの声で話すとよいかも確認する。
(田辺)3番どうですか?
(生徒たち)同じです!話し合いがなかなかまとまらない時も…。
こうした小さな工夫の積み重ねで全員が楽しく学べる授業は可能だという。
普通にやっていたら「もうやめた」とか…こういうのがあると次はこれというのが分かると…子どもたちを集中させるための工夫はこんなところにも。
授業中は掲示板をカーテンで覆う。
たくさんの情報が見えると注意がそちらに行ってしまう子どもが黒板に集中できるようにしているのだ。
授業以外の場面でも…。
例えばこれは日直の仕事を順番に並べたチェック表。
一つ仕事を終える度にひっくり返す。
楽しみながら確認する事でうっかりミスも防げできた時の達成感も味わえる。
この取り組みで校内全体が驚くほど落ち着いたという。
発達障害のあるなしにかかわらず共に楽しく学べる環境づくりが根づき始めている。
こうやって動いてくれるといいですよね。
みんな安心していい効果も出てるという事ですからね。
そうですね。
どの子もというので今世界的に流行してますし日本でも重視してるのがインクルーシブ教育といいますけれどもどの子も個別的にみんなを大事にしていこうと。
個に応じた教育なんですよ。
それぞれに応じて向き合っていくって事が今すごく重要ですから。
そういう意味では発達障害の子がいてくれる方がひょっとしたらクラスの子どもたちも成長できるし先生も力がつくし学校全体も力がつくと。
それぐらいのむしろメリットがあるんだぐらいに学校には思ってほしいなと思いますね。
番組アンケートには周囲の心ない態度や言動に悩む親の声も寄せられた。
発達障害のある子に私たちはどう向き合えばいいのか。
いいところをまず褒めてあげて下さい。
20年近く子どもたちの教育相談を行ってきた…周囲の大人こそまず変わるべきだと主張する。
阿部さんの言う「リフレーミング」とは発達障害の子どもの短所と思われがちなイメージを肯定的な言葉で捉え直すというもの。
全国で行われる講演には学校の先生や学童保育の職員親たちなどが集まる。
ふだん接する発達障害の子どもへの見方を変えてもらう。
一方子どもたちに向けて発達障害のある子とどう接すればいいかを伝えている人もいる。
14歳の自閉症の息子を持つ…
(リコーダーの音)
(女性)「この音聞くとゾッとするんだ」。
この日は東京・三鷹市にある公立小学校での講演。
お母さん仲間と共に簡潔なメッセージや劇などで分かりやすく伝えていく。
(サイレン)例えばサイレンなど特定の音を聞くとパニックを起こしてしまう子には音を遮断するものをつけてあげると落ち着く。
発達障害の子の気持ちを体験するコーナーも。
手先がうまくコントロールできない発達障害の感覚を知ってもらうため二重にした軍手をはめて折り紙を折ってもらう。
制限時間は2分。
苦戦する子どもたちを更にせかす。
(女性)折り目しっかり!321…はい終了です!私たちはいろいろ声をかけたんですけれどもその事で何か感じた事ある人いる?そうだよね。
ごめんね。
私たちね意地悪なわけじゃないんです。
もしそんな場面の時にはなるべくいっぱいゆったりと時間をとってあげてちゃんとそれができた時には「すごかったね」というふうに応援してもらえるといいのかなと思います。
軍手を二重にはめてやってて「せかさないでせかさないで」って言ってたのは…しかもお互いその年齢のクラスの仲間が知ってくれるという事が友達の理解につながって発達障害の子は学校にいやすくなるんでしょうね。
そうですね。
そういう二面性があるから一つの事には。
裏側をちゃんと僕たちが意識するという事なんですね。
なかなかそれをねリフレーミングですかできるのは難しいんですけど…意識を変えようというとこまでいかなくても…ここで今回の…多様性を認め合う事でみんなが生き生きと暮らせる。
東山さん今日は発達障害を見てきましたけれども。
一番は絶対怒らない事ですね。
そうです基本よ。
そうですね。
一番正しいのかなと。
そういうのを心掛けてね僕らもやっていきたいなと思いますね。
僕は発達障害の子こそねクラスの中にいてくれる事によってその子が今どういう感じ方してるんだろうなぜこんなに動き回るんだろうっていうその子の気持ちになってみるという…先生方もそれから親御さんたちも皆さんあったかく見て頂ければなと思いますよね。
番組のブログでは発達障害について参考になる情報を紹介しています。
皆さん是非ご覧下さい!2015/02/28(土) 12:00〜12:30
NHKEテレ1大阪
エデュカチオ!「どう向き合う?子どもの発達障害」[字][再]

知っているようで意外に知らない発達障害。基本的な定義から、学校や家庭で、みんなが楽しく暮らすための具体的な方法まで、家族も周囲も知って役立つ情報!出演:尾木ママ

詳細情報
番組内容
今、地域の小中学校のクラスに2〜3人は「発達障害」の疑いがあるという。社会の関心は高いが、正しく理解されていないために、いじめや不登校、学級崩壊などの問題と密接に関わっているという指摘も。番組では400人の保護者にアンケートを実施。それをもとに「わが子が発達障害?と思ったときにすべきこと」「先進的な小学校の取り組み」「周囲はどう向き合えば?」など、大人にできることを考える。出演:尾木ママ、東山紀之
出演者
【出演】教育評論家、法政大学教授…尾木直樹,東山紀之,【語り】鈴木麻里子,徳山靖彦

ジャンル :
趣味/教育 – 教育問題

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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