はるか昔から世界中で起きていた…闇がいざなう不可思議な謎。
光が導く検証と真相。
2人の栗山千明があなたと共に幻を解き明かしていきます。
「星が降る夜」。
随分ロマンチックな言葉だこと。
じゃあ降ってくるのが星じゃなく魚だったとしたらどうかしら?その不思議な現象は…。
場違いな生物無生物が空から降ってくるという大昔から現代まで世界各地で記録されている謎の現象。
一体なぜそのようなものが空から降ってくるのか。
この謎あなたは解き明かせるかしら?それは今から6年前の…能登半島の中央石川県七尾市で起きた。
この車十数台分の駐車場に突如として…これがその証拠写真。
およそ2メートル四方のスペースに小さなオタマジャクシが十数匹も確認できる。
更にはフロントガラスにも上から落ちてきたとおぼしき痕跡が認められる。
間髪入れず上から何か…
(取材者)あっ見たんですね。
見たんですね上空から。
駐車場も車にも。
この七尾市の事件の直後に空から…こちらの住宅の玄関先でおよそ40匹のオタマジャクシが地面だけではなく屋根にまで。
やはり上から落ちてきたのか。
石川県中能登町でも…。
住宅の玄関先で体長2〜3センチのフナの稚魚らしき小魚が10匹ほど見つかったのだ。
空から生き物が降ってくる事件はこの年僅か2週間足らずの間に東北から九州まで日本各地で報告された。
実は場違いなものが空から降ってくる現象は古くは…魚がまるで雨のように降ったという。
このように場違いな生物無生物が降ってくる現象は「空からの落下」の頭文字を取って「ファフロツキーズ」と呼ばれている。
現在も世界中で起きるファフロツキーズ。
イギリス東部の海沿いの町…なんとここでは…オーストラリア北部砂漠の中の小さな町…川から500キロメートル以上離れた内陸の町で2日連続で大きなスズキが降ったと報道された。
現場はどのような状況だったのか。
番組スタッフは…ところが…空から生き物が降ってくる。
昔のイラストを見るとまるで雨のように降ってますけど…例えば地面に魚のような場違いな生き物が発見されこれは…具体的にどんな状況だったのか分かっていないあやふやな事例では検証する事はできませんよね。
そこでここからは状況がきちんと分かっている事例に絞って検証していきたいと思います。
場違いな生物が降ってくる怪奇現象…過去の事例を整理すると次のように分類する事ができる。
1つ目はカエルやネズミなど…2つ目は近年海外から報告される…3つ目は…実は…20世紀初頭超常現象研究の先駆者といわれた作家…彼が唱えた説は…フォートの主張はこうだ。
地表や水中の生物に謎の力が働き一瞬にしてテレポーテーション。
移動する先は大気圏の上層部。
そこには重力の影響を受けない特殊空間超サルガッソー海が存在する。
この謎の空間に一時的に蓄えられた生物が時々雨のように降ってくるというのだ。
といういささか…現実的な視点で検証してみよう。
まずはカエルやネズミなど…ここで考えられるのが大量発生説だ。
カエルやネズミは気象条件などによって異常に繁殖する場合がある。
ふだんの生息地では餌が足りなくなり……と推測されてもおかしくはないのだ。
続いては海外や日本で発生した魚やオタマジャクシが散らばっていたケース。
これらの場合魚やオタマジャクシが民家の庭や駐車場に自ら現れるわけがなく大量発生説はありえない。
そこで考えられるのが竜巻説だ。
この竜巻説ファフロツキーズの定説ともいわれている。
激しい竜巻が水と共に水中の魚を巻き上げ遠く離れた場所に降らせる。
いかにも説得力がありそうだ。
実際に…まずは…そこに湿った空気が上昇し積乱雲が発生。
この時…この勢いが増すと竜巻となるのだ。
規模が小さな…大規模だがはるか上空で渦をつくる台風。
これらとは異なり…その直径は数十メートルから1キロ以上に及び車をひっくり返し家を破壊する事も。
こちらは2012年5月に栃木で起きた竜巻の被害現場。
舗装されていた道はアスファルトが竜巻で引き剥がされ隣の畑に吹き飛ばされていた。
それほど竜巻は吸い上げる力を持っているのだ。
これならば海中の魚などを巻き上げてもおかしくないように思える。
しかしそもそも竜巻は海上で発生する事はあるのか。
気象学の専門家に聞いてみた。
…で発生した海上竜巻。
確かに海水を巻き上げているように見える。
ここで疑問が浮かぶ。
そもそも海面の水を広く薄く吸い上げられるのと海面深くからこっそり吸い上げるのでは魚の巻き込まれ方も違うはずだ。
果たして…たまたま海岸線にほんとに近い所で起こったものを我々は捉まえて言ってるだけで竜巻の研究で一番難しいのは地上付近でどういう構造をしていてどのくらいの強さでどのくらい物を吸い上げるのかってこれが一番分からないんですよね。
海上で言えば…つまり…しかも2009年の石川県の例では…事件発生当日の雨雲レーダーを見てみると現場周辺には積乱雲の発生が認められず竜巻は起きていない。
また仮に竜巻が起きていたら巻き上げた水も落ちているはずなのに…ファフロツキーズの定説ともされている竜巻説だが海外のケースでは実際に降ってきたのかその瞬間が確認できず。
日本のケースでは気象状況から極めて可能性が低い。
そこでもう一つの説が浮上する。
鳥説である。
鳥の生態に詳しい筑波大学藤岡正博准教授を訪ねた。
サギとは日本全国に分布する水鳥の仲間で…大っきなサギですと…こちらがサギの捕食の様子。
大きな魚をくわえる。
そして…丸飲み。
飲み込んだ魚で喉が膨らんでいる。
サギの食道は伸縮性があるため…しかしせっかく取った…
(藤岡)わりと簡単に吐き出す仕組みを持ってるんですもともとね。
何か驚いたりとか…つまり1羽のサギがオタマジャクシを吐き出し駐車場にまき散らしたと考えれば筋は通る。
ファフロツキーズの謎それは生物の大量発生や鳥の落とし物など複合的な要因が考えられる。
しかしどれも事件発生の瞬間を捉えた決定的な映像はなく原因を確定するには至っていない。
空から物が落ちてくるという単純な出来事なのに21世紀になっても決定的な解明に至っていないファフロツキーズ。
でもこれは人間の…いつかファフロツキーズが起こる瞬間がビデオで撮影されたなら意外と簡単に解き明かせる謎なのかもしれませんね。
「幻解!超常ファイルダークサイド・ミステリー」次回もお楽しみに!2015/02/28(土) 22:45〜23:05
NHK総合1・神戸
幻解!超常ファイル「空から生き物が降ってくる!?」[字]
空から突然、大量の魚が!この怪奇現象は古代から世界各地で報告され、日本でも近年オタマジャクシ騒動が!私たちの頭上で何が起きているのか?原因の諸説を徹底検証!
詳細情報
番組内容
私たちの頭上で今、何が起きているのか?数年前、日本各地でオタマジャクシが大量に空から降ってくる事件が相次いで発生!世界でも古代から騒がれてきた、魚やネズミなどが降ってくる怪奇現象“ファフロツキーズ”だ。一般に「竜巻では?」と言われているが、本当にそうなのか?落下現場や竜巻研究の最前線を取材してみると、意外な事実が明らかに!私たちの身近なところで起きている、しかし、いまだ未解決の謎の真相に迫ります!
出演者
【司会】栗山千明,【語り】中田譲治
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
アニメ/特撮 – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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