NHKニュース7 2015.03.03


医療現場で、ずさんな対応が明らかになりました。
群馬大学医学部附属病院で、手術を受けた患者8人が死亡。
8人全員の診療に過失があったことが分かりました。
こんばんは。
ニュース7です。
すべての事例で過失があったと結論づけました。
群馬大学医学部附属病院で、腹くう鏡を使って肝臓の手術を受けた患者8人が、手術後、3か月余りの間に死亡していた問題で、病院は最終報告書を公表しました。
担当の医師は、意見や批判を受けることなく、閉鎖的な診療体制だったとも指摘し、病院側の管理体制の不備にも踏み込みました。
群馬大学医学部附属病院では、去年までの4年間、40代の男性医師が腹くう鏡を使って執刀した手術で、肝臓がんなどの60代から80代の患者8人が、手術後3か月余りの間に死亡していました。
腹くう鏡の手術は、患者の腹部から腹くう鏡とメスを入れ、モニター画面を見ながら行われます。
腹部を切り開く手術に比べ、負担は少ないとされていますが、太い血管が複数ある肝臓では、血管を傷つけるおそれがあり、高度な技術が必要とされています。
今回の問題で、外部の専門家も含めた病院の調査委員会は、最終報告書で、担当の医師は、どの程度肝臓を切除すればいいのか、事前の評価が不十分なまま手術を行った可能性があるなどと指摘しました。
その上で、すべての事例において、過失があったと判断されたと結論づけました。
では、その報告書の内容を、具体的に見ていきます。
肝細胞がんと診断され、手術後66日目に死亡した患者のケースです。
まず手術前の対応ですが、代わりの治療方法や、手術を行った場合の死亡確率を患者に示した記録がないことなどから、説明が不十分だったとしています。
次に、手術です。
事前の評価が不十分だったため、ひ臓の摘出と同時に行われた肝臓の切除で、必要以上に切り過ぎた可能性があるとしています。
さらに、手術のあとですが、出血や胆汁の漏れに対して、再手術を含めた対応を取っていれば、経過が異なっていた可能性もあるとしています。
そして、別のケースです。
手術後も腹部に水がたまる状態が続いていた患者が、20日目に退院。
その後、容体が悪化して、救急外来を受診したものの、入院などの措置を取らなかったため、翌日、死亡していました。
報告書では、病院の診療体制などにも問題があったと指摘しました。
群馬大学医学部附属病院では、腹くう鏡手術を担当するチームに、2人の医師がいます。
ところが、大部分の診療は、問題になった手術を担当した医師に任されていました。
そして診療体制も、閉鎖的だったなどと指摘しています。
難度が高い手術とされているにもかかわらず、導入にあたり、組織としての取り組みが不十分だったとも指摘しています。
患者が死亡するケースが続いても、責任者の診療科長が、問題として十分に把握していないなど、病院側の管理体制にも不備があったとしました。
また会見では、問題となった手術を行った医師が執刀した、別の手術でも、10人が死亡し、このうち1人は、当初診断していたがんではなかったにもかかわらず、この医師は、その事実を遺族に告げず、死亡診断書にも虚偽の記載をしていたことを明らかにしました。
病院によりますと医師は、記憶がはっきりせず、なぜがんと記載したか分からないと話しているということです。
今回の問題について、肝臓の手術に詳しい医師は。
続いて、政治とカネの問題です。
安倍総理大臣の政党支部が、国の補助金を支給された企業から献金を受けていたことが分かりました。
また、民主党の岡田代表の政党支部は、補助金を支給された企業の持ち株会社から献金を受けていました。
安倍総理大臣側への献金について、菅官房長官は、献金を受けたことは事実だが、安倍総理大臣は国から補助金を受けていたことは知らなかったと述べました。
また、岡田代表の事務所は、2つの会社は別法人であるうえ、政治資金規正法では、性質上利益を伴わない補助金は適用除外としているため、法律に違反しているとは認識していないとコメントしました。
政治資金収支報告書などによりますと、安倍総理大臣が代表を務める政党支部は、国の補助金を支給された化学メーカーの宇部興産や、大阪の東西化学産業、大手広告代理店、電通から合わせて72万円の献金を受けていました。
一方、民主党の岡田代表。
みずからが代表を務める政党支部が、国の補助金を受けた日清製粉の持ち株会社の日清製粉グループ本社から、合わせて72万円の献金を受けていました。
政治資金規正法は、国から補助金を支給された会社などが、支給の決定が通知されてから1年間、政治献金をすることを禁じ、それを知りながら献金を受けてはならないと定めています。
ただ、調査や研究など、利益を伴わない事業への補助金の場合は除くとされ、補助金の性質によっては、法律に違反しないケースもあります。
安倍総理大臣は、衆議院予算委員会で次のように述べました。
また民主党の岡田代表の事務所はコメントを発表。
報道は、日清製粉グループ本社と日清製粉株式会社という異なる企業を混同しており、非常に誤解を与えるものだとしたうえで、2つの会社は別法人であるうえ、政治資金規正法では性質上利益を伴わない補助金は適用除外としているため、法律に違反しているとは認識していないとコメントしました。
国の補助金はどういった事業に支給されていたんでしょうか。
まず、安倍総理大臣が代表を務める政党支部に献金を行っていた宇部興産。
補助金が支給されたのは、二酸化炭素の排出量が多いセメントを製造する際の、省エネルギー技術に関する研究開発に対してです。
電通への補助金は、米粉の普及のためのホームページの制作や、イベントなどのために支給されました。
食料自給率の向上などを図るために、国産の農林水産物や、食品の消費拡大の取り組みを支援する事業です。
献金について宇部興産は、献金が禁止されない除外規定に該当していて、違法性はないとコメントしています。
また電通は、性質上利益を伴わないものであり、法律には抵触しないとコメントしています。
一方、民主党の岡田代表が代表を務める政党支部に献金を行っていた、日清製粉グループ本社。
その中核的な事業会社、日清製粉は、自然災害などの不測の事態に備えて、国に代わって、小麦の備蓄を担い、その費用の一部が補助金でした。
献金について、日清製粉グループ本社は、補助金を受けた会社とは別会社のうえ、事業は非営利なものなので、違法性はないとしています。
国の補助金を支給された企業などからの献金を巡る問題が相次いでいることについて、専門家は。
その上で、今後大切なことは。
安倍総理大臣は、一連の問題に関連して次のように述べました。
民主党の枝野幹事長は。
一方、下村文部科学大臣は、閣議のあとの記者会見で、5年前に脱税で在宅起訴された人物から、その前の年に、10万円の献金を受けていたことが分かったとし、その後の国会審議で、10万円を返金したことを明らかにしました。
次はこちらです。
戦時中の昭和19年に撃沈された、旧日本海軍の戦艦、武蔵。
その武蔵の船体の一部とされる2枚の写真が、インターネット上に投稿されました。
その一枚がこちらです。
軍艦の船首部分とされています。
専門家の間で、大きな関心を集めています。
写真を公表したのは、アメリカのIT企業、マイクロソフトの共同創業者で、資産家のポール・アレン氏です。
自身のツイッターに、1944年に太平洋戦争で沈んだ戦艦、武蔵が、シブヤン海の深海1キロの所で見つかったと書いています。
1枚目の写真には、軍艦の船首部分が写っていて、菊の紋章が入った船首と、巨大ないかりとコメントされています。
2枚目の写真には、バルブのようなものが写っていて、日本のものであることを示す最初の証拠だとコメントが付けられ、バルブの中心部には、開、開くや、弁などという漢字が確認できます。
旧日本海軍の戦艦、武蔵は全長が263メートルで、同型艦の大和とともに、当時としては世界最大級の軍艦でした。
この写真には、武蔵の艦橋や甲板が写っています。
昭和17年に国内で試験航海をした際に撮影されたものだということです。
当時の防衛庁の研究機関が編さんした、戦史叢書などによりますと、武蔵は、昭和19年10月、フィリピンのレイテ島に上陸を始めたアメリカ軍に反撃するため、連合艦隊の主力としてブルネイからレイテ湾に向かいました。
しかし、レイテ湾の北西にあるシブヤン海で、魚雷などを受けて沈没し、およそ2400人の乗員のうち、1000人余りが死亡しました。
今回、投稿された写真について専門家は。
次です。
戦後60年以上、大手の独占が続いてきたエネルギー供給。
その仕組みが、大きく変わろうとしています。
政府は、新規参入を促すため、発電と送配電の部門の分社化、いわゆる発送電の分離を5年後から実施するとした、電気事業法の改正案を閣議決定しました。
現在、大手電力会社は、電気を作る発電と、作られた電気を送る送配電を自前で行っていますが、改正案では、それぞれの部門を別の会社に分ける、いわゆる発送電の分離を、5年後の平成32年4月から実施するとしています。
送配電網をどの企業も公平に利用できるようにすることで、発電や小売り事業への新規参入を促し、競争を活発にするねらいです。
こうした電力システム改革は、安倍政権の成長戦略の一つで、来年4月をメドに、電力の小売り全面自由化が始まることが決まっています。
きょうはガス事業法の改正案も閣議決定され、再来年をメドに、一般家庭でも都市ガスの契約先を選べる小売りの全面自由化を実施するとしています。
エネルギー供給の自由化は、何をもたらすのか。
欧米で初めて発送電の分離に踏み切ったイギリス。
25年前、電力事業を独占してきた国営会社が、発電会社3社と送電会社1社に分割されました。
1999年には、家庭向けの電力の小売りが自由化。
その後の3年間で、電気料金は6%低下しました。
現在は、同じく自由化されているガスとのセット販売といった多様な料金メニューが用意されています。
また発電会社の数も大幅に増え、現在は主に6つの企業が電力を供給しています。
日本の電力・ガス業界に競争をもたらそうという改正案。
政府は今の国会に提出し、成立を目指すことにしていますが、料金引き下げが本当に実現するのか、今後の制度設計が重要になってきます。
極めて正確な時計が出来ました。
ビッグバンで宇宙が始まり、地球が誕生し、生命が生まれ、そして現在に至るまで、138億年。
この間ずっと動かし続けても、僅か0.8秒しか狂わない計算です。
東京大学などの研究チームが開発しました。
さあ、この時計、一体どう使われるんでしょうか。
これがその時計です。
文字盤も針もありませんが、時計です。
光格子時計と呼ばれています。
東京大学大学院の香取秀俊教授の研究チームが開発しました。
正確な時間。
それを計ろうと、人類は努力してきました。
古代エジプトのモニュメントは、影の動きで時を知る、日時計だったとされています。
16世紀には、ガリレオが振り子が一定の周期で振れることを発見。
振り子時計が出来ました。
そして時計は、機械式時計、クオーツ時計など、どんどん発達してきました。
その時間の基準。
かつては地球が自転するのにかかる長さ、つまり1日の長さでした。
1日を24分割して1時間、それを60分割して1分、さらに、60で割って1秒と決めたのです。
しかし、19世紀から20世紀にかけて、自転の周期が潮の満ち引きなどで僅かに変動していることが分かりました。
代わって基準に採用されたのが、原子の振動です。
これはセシウム原子を使った時計です。
1967年、セシウム原子が、およそ92億回振動する時間を1秒と定めました。
ただ、原子の熱運動などによって、3000万年に1秒の誤差が生じます。
時間を計る最も小さな単位、1秒。
それが、こちらの特殊な時計によって、定義が改められるかもしれません。
今回、開発された光格子時計。
レーザー光で作った格子状の小さな空間に、ストロンチウムの原子を閉じ込め、振動する回数を数えます。
従来は、周囲の熱の影響で振動数にばらつきがありましたが、氷点下178度まで冷やすことで、振動数が一定になり、画期的な精密さが実現できたということです。
その誤差は、なんと160億年に1秒。
世界でも例がない高い精度です。
1秒の定義の見直しにつながる可能性もあります。
そしてどう使われるのか。
開発した香取教授も、想像できないほどだといいます。
次は国会です。
安倍総理大臣は、衆議院予算委員会の集中審議で、安全保障法制の整備について、与党協議の進捗状況を見極めながら、日米防衛協力の指針、いわゆるガイドラインの見直しと平行して、互いに整合性を取りながら進めていく考えを示しました。
東京電力福島第一原子力発電所2号機で、原子炉建屋の屋上にたまった比較的高い濃度の汚染水が、海に流れ出していた問題については。
また戦後70年のことし発表する総理大臣談話に関連して、次のように述べました。
これに関連して、有識者懇談会の座長を務める、日本郵政社長の西室氏は、座長を受けたのは、懇談会の重要性が、日本の将来にとって極めて高いと認識したからだ。
これから月に1、2度開き、7月までには一応の答申を作ることになっていると述べました。
ニュースを続けます。
経営再建中の大手電機メーカー、シャープは、主力銀行のみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行に金融支援を要請する方向で検討に入りました。
ことし3月期の決算で最終赤字を300億円と予想していましたが、国内工場の閉鎖など、合理化策の実施に伴う費用が膨らみ、赤字額がさらに拡大する可能性があるためです。
シャープは、合理化策を盛り込んだ新たな中期経営計画を、ことし5月までに取りまとめる方針で、主力銀行などとの調整を進めることにしています。
4年前、埼玉県熊谷市で、60代の両親を殺害し、自宅に火をつけたとして、殺人と放火の罪に問われていた長男に対する裁判。
さいたま地方裁判所は、羽鳥浩一さんに無罪を言い渡しました。
検察側は、被告が火事のあと、自分の携帯電話をわざと壊したなどと主張し、無期懲役を求刑していましたが、さいたま地方裁判所は、犯人だと推認させる事情とはいえないと述べたうえで、被告を犯人とするには合理的な疑いが残り、犯罪の証明がないとして、検察側の主張を退けました。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
きょうは低気圧によるこの雨雲が、だんだんと東へと移動してきています。
このあと、低気圧はあすの朝には関東付近に、そしてあさっての朝には、北海道の近くへと進んで、さらに発達をします。
このため、このあと東日本や北日本、さらに雨や雪の強まる所がありそうです。
その雨や雪ですけれども、いつごろ強まりそうですか?
今夜以降、動かしてみます。
活発な雨雲はだんだんと東へと移動して、特にあすの朝は関東付近で強まりそうです。
これは雷や突風を伴うおそれもあります。
そして日中は、次第に北日本で降り方が強まってきます。
特に北海道の東部、この紫色の部分は、特に雪が強まることを表します。
湿った重たい雪が、さらに積もりそうです。
夜にかけて、北海道から北陸付近にかけて、雪や雨が続きます。
また次第に風も強まってくる見通しです。
では、あすの全国の天気です。
2015/03/03(火) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽外交は・安全保障は 首相と与野党が論戦 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美

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【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美

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