ひるブラ「若者“かがやく”ガラスの町〜富山市〜」 2015.03.03


生字幕放送でお伝えします≫見てください、この袋。
きれいでしょう。
なんとガラスでできているんですよ。
このしわ、結び目リアルですよね。
(ホルンの音)≫これもガラスでできてるんですよ。
この管の太さが均一になっている。
それで安定した音が出るんです。
ガラスは実は変幻自在。
窓ガラスのイメージが強いですけどガラスはさまざまな形に変わるんです。
こちらご覧ください。
先端についているのは800度に溶けたガラス。
これを引っ張ると…。
伸び始めた!走った!伸びる伸びる!これ、30mにも伸びるんです。
≫見えないところまで行っちゃいましたからね。
さて、今度はこちらですよ。
熱したガラスに息を吹き込むとほらほらどんどん膨らんでいきます。
風船みたいでしょ。
どんどん大きくなりますよ。
割れましたね。
これ、見てもらえますか。
これ、厚さなんと0.1mmほどなんですよ。
フィルムみたいでしょう。
どうですか?馬場園さん。
オープニングでガラスのこともっと知りたくなったでしょ?≫すごいです!感動しました!≫つかみはOKですね。
≫完璧ですね。
実は、富山はガラスの街なんです。
いよいよ来週には北陸新幹線が開業。
東京から富山まで最短で2時間8分で来ることができます。
≫そして、この富山県内には100人あまりのガラス作家さんが住んでいるんです。
北陸新幹線がやってくる富山駅。
≫訪れる人を出迎えるのがガラスで彩られた床。
LEDの光に照らされて色とりどりに輝きます。
≫さらに、路面電車の駅の壁にもガラスで作ったタイルが。
すべて、富山のガラス作家の手作りなんです。
≫富山とガラスの深いつながり。
それは明治から大正にかけて多く作られた薬瓶にさかのぼります。
その技術を生かしながら30年前からガラスの街づくりを続けているんです。
≫私たちが今、いるのは富山市が作ったガラスの街の拠点なんです。
≫見てください、広いでしょ。
この敷地、およそ4万平方メートルあるんです。
ここには、ガラスの工房やギャラリー、そして体験施設も入ってるんです。
≫じゃあ、早速中に行ってみましょうか。
馬場園さん、僕の行く先にね何か見えてきたんですよ。
≫怖い、怖い!何これ?メタリック人間?≫あえて素通りしようと思うんですけど…うそうそ。
これもガラスの作品なんですよ。
その名も「ミラーマン」というんです。
これ。
ほら、動くの!握手できるんですよ。
ビックリでしょ。
これ、作家さんみずからが中に入って街に繰り出すという作品なんですよ。
≫すごいビックリするよ、みんな。
≫市内に繰り出したときの様子がこちらです。
分かります?ミラーマンが少女と手をつないで横断歩道の前で止まっています。
≫シュールでしょ?赤信号だから待ってるんですかね。
≫本当はもう少し人がいたのに逃げていったんじゃないですか皆さん。
≫身近にありすぎて気付かないガラスのおもしろさを伝えようという作品なんです。
≫今日はせっかくなのでミラーマンにガラスの街を案内してもらおうと思います。
キラキラしてきれいじゃないですかミラーマン。
≫きれいですけど受け入れるまで時間がかかるな…。
≫馬場園さん、こちらの部屋のぞいてみてもらえますか。
≫すごい!きれい!≫なんだか分かりますか?やや左のところで光ってるのがガラスなんです。
ガラスに光を当てて生まれる空間を楽しもうという作品なんです。
これ、表面がひだ状になっていてそこに光を当てると光が乱反射します。
そうすると、奥の壁に青色の光の線が映し出されるんですよ。
≫プラネタリウムみたいだよね。
≫まだまだほかにも作品外にありますよ。
その作品は、こちらです。
≫ミラーマンが目立つなあ。
すごいな。
≫数々の作品が並んでいますがこういうふうに削ったり磨いたりすることでガラスというのは変幻自在に姿を変えて私たちを楽しませてくれるんですね。
さて、この先この廊下、なんかちょっと懐かしい感じしませんか?≫確かに、ちょっと昔の建物みたいな。
≫僕たちが子どものころに通った学校の雰囲気ですよね。
実は、ここガラスの学校なんですよ。
全国で唯一の公立のガラス教育の教育機関なんです。
≫学生制作室って書いてあるでしょ。
≫この先にここの生徒さんたちが集まっているのでちょっと伺ってみたいと思います。
≫皆さんお忙しいところ失礼します。
≫ガラス学校に通う生徒たちです。
北海道から福岡まで全国各地から集まりました。
中でも海外から来た生徒もいます。
ノルウェーから来ましたイングリッドさんです。
イングリッドさんはなんで、この富山のガラス学校を選んだんですか?≫もともと日本が好きだったし、前の学校の友達から、富山はすごくいい環境があると聞いて来ました。
≫今、おっしゃったようにガラス環境がいい。
それはなんでかというとこの学校には世界で活躍するガラス作家を先生として呼んでいるからこの学校が有名なんです。
≫実は、馬場園さんはもうその先生に会ってるんですよ。
お気づきですか?こちらの方。
≫まさか、ミラーマン?≫この方、チェコ出身のミレル先生です。
≫まさかの日本人じゃない!≫ビックリでしょ!≫ビックリ!格好いい。
≫こういった海外の先生たちがいらっしゃってそして授業がとてもユニークなんですよ。
例えば過去にはこういう課題があったそうです。
グラスを中に入れて2階から落としても入れたグラスが割れないようなガラスの入れ物を作りなさいという。
≫何?とんち?≫早口言葉みたいに聞こえてよく分からないですよね。
実際に外に見に行ってみましょう。
ここでミラーマンとはお別れして。
≫先ほどの課題に答えた作品がこちらなんです。
これは中にグラスが入っています。
そのグラスの周りにあるのがガラスを細く伸ばして棒状にしましたそれを束ねています。
そうすることで上から落としても、このグラスを割れないようにしろっていう先ほどの課題なんです。
≫ガラスでガラスを守るっていう課題だったんです。
≫発想がおもしろいですね。
今日は中継のために急いで作っていただいたんですが実験をしていただきたいとよろしくお願いします。
脚立の上の方に慎重に渡して落としますよ。
では、お願いします。
初めて見ます、僕たちも。
ガラス割れた的な音はしましたけど…。
≫中はどうなってますか?ガラスは…。
割れてない!ひび1つすら入ってないですよ。
≫すごい!ただ、白い布の上に落とすと分かりにくいですね。
≫なるほど、今度から布を黒にしておきますので。
馬場園さん、こういうユニークな授業を通してガラスの性質を学びながら柔軟な発想を養うことができるんです。
≫想像力が豊かになりますね。
≫しかも、卒業後は富山市がプロの作家として独立するための仕組みを整えてくれてるんですよ。
うまくいってよかったですね。
≫心配だったんですけど…。
≫リハーサルもテストもできなかったので。
≫一発本番でしたからね。
≫こういった発想を大事にしたいですね。
≫よかった、うまくいって。
学校の生徒たちがこういうふうに柔軟な発想を生かして、卒業後もやっているって、すごいですね。
≫学校の隣の建物には作家が作品を販売できるスペースが設置されています。
ギャラリーや飲食店などへの売り込みも専門の職員が本人に代わってしてくれるんです。
≫安定した収入を得られる仕組みもありますよ。
希望者はガラス作り体験の講師として働くことができるんです。
こうした手厚いバックアップのもと富山のガラス作家は創作活動に打ち込めます。
その結果、国内外で権威ある賞を次々に受賞しているんです。
世界で活躍している卒業生をご紹介しましょう。
米元優曜さんです。
よろしくお願いします。
米元さんは今の学校の生徒たちの憧れの存在なんです。
というのも、作品のほとんどを欧米のコレクターが買い占めているんです。
≫ありがとうございます。
≫米元さんにとってこの学校はどういう場所でしたか。
≫この学校は本当に全国各地そして世界からも学生さんが集まってこられるので大変、刺激的な環境でした。
≫その米元さんが作った作品をご紹介しましょう。
こちらです。
≫格好いい!≫ピカピカ輝いてるの分かります?≫クリスタル、すごいきれい。
≫今見ている部分、ガラスが層になっているのが分かりますか?こちらをどのように作るかというと…。
実は、ただの板ガラスなんです。
これを何枚も重ね合わせてブロック状の形を作ります。
作ったあとにこちらの30種類ほどの道具。
これを機械につけて、この面をガラスに当てて削ると先ほどの輝きが生まれるんです。
その輝かせるための磨く期間がおよそ2か月。
手間暇かけて磨くことでこの輝きが生まれるんです。
≫馬場園さん。
前川です。
今ね、僕は次の場所に移動してきました。
ここからは、先ほどの米元さんのような先輩に憧れて、未来の巨匠たちが新しい作品を作ってるんですよ。
それをご紹介したいと思います。
こちらへ、どうぞ。
馬場園さん、ただね1つ、注意していただきたいのはあまりにもディープな世界なのでちゃんとついてきてくださいね。
≫全員ミラーマンとかやめてくださいね。
≫こちら、ご覧ください。
たくさんの作品が並んでいます。
≫きれい!すごくきれい!≫今日はこちら、並んでる2体はとても気になるんだけどここには触れずにこちらに行ってください。
これ、なんだか分かりますか?≫全く分からないな…。
≫手の形をしているんですよ。
なので僕がちょっと手を握ってみようと思います。
そうするとここ見てもらえます?赤い液体がグングン上がってくるでしょう。
僕の手の熱に反応して、管の中を赤い液体が上昇する仕組みになっているんですよ。
僕の手のぬくもりが伝わって僕の人としての温かさがここに表れるわけですよ。
やってみますか?馬場園さん。
≫やってみたい!≫実はこの作品日ごろ忘れがちな人の手のぬくもりを思い起こさせようとして作られた作品なんです。
なかなか深いでしょう。
≫かぜひいたときとかにそれで測りたいですね、熱を。
≫では、次に行ってみましょう。
続いてはアーチ型の作品。
何を表現していると思いますか。
唐突過ぎて、なかなか難しいと思いますけど…。
≫山?虹?≫その答えをこの作品を作った佛木直道さんに伺ってみたいと思います。
よろしくお願いします。
この作品は一体何を表現されたんですか?≫これは、板ガラスが粉々に砕けたものをつなぎ合わせて空間を包み込むようなイメージで、細胞のような感じで作りました。
≫聞こえました?細胞のイメージなんですよ。
なかなか今のカメラだとピンとこないかもしれないので超小型カメラを用意しているので見てもらえますか。
その小型カメラは戻ってきた西川君が持っています。
≫このカメラで見せますね。
ご覧ください。
見えますか?これ、今、カメラで映しています。
≫すごい細かい!≫これ、まさに細胞でしょう。
細胞以外には見えないでしょう。
≫細胞にしか見えないです。
≫よかった。
言わせた感はありますが…。
馬場園さんこれを見てもらえますか?この作品に使われていたのは実は、廃棄された強化ガラスなんですよ。
実は、新幹線の窓を作っている地元の企業が提供してくれたものなんです。
これ、佛木さんなんで強化ガラスに目をつけたんですか?≫産業廃棄物の処理場に行ったときにこのガラスを初めて見まして。
ごみなんですけどすごく美しくてこれを使って何かできないかなと思って自分の作品作りに生かそうと思いました。
≫捨てられていくものを見て美しいと思ってそこから発想して作品を作るっていう。
すばらしい発想ですよね。
≫センスがすばらしい。
≫馬場園さんあちらをご覧ください。
ミラーマン復活でございます。
≫また出た!≫なんか持っていますよ。
≫いよいよ、クライアックス?≫クライマックスですね。
≫早速なんで行ってみましょう。
≫先導してもらいます。
我々がこれから向かうのは画面奥に見える高い建物、見えますか。
白い建物、高さ17mぐらいまであるんです。
これ、何かというと学生や一般の人がガラス作りを体験できる工房なんです。
3年前に作られたばかりなんです。
今日は、この工房でガラスの街史上最大級の皿作りに挑んでいきます。
ここでミラーマンとはお別れ。
≫ありがとう、ミラーマン。
≫あのコスチュームで重さが25kgあるそうです。
≫大変です。
≫こんにちは。
人がたくさん集まっていますね。
≫今日はおよそ60人の人に集まっていただきました。
学校で働く生徒さんやスタッフ一般の方も見に来ています。
今、ここでお皿作りをしてるんです。
≫これ、大きさが伝わるかな…。
分かります?≫顔より大きいですもんね。
≫この大皿作りに挑んでいるのは岸本耕平さん。
ここの学校を卒業して4年前に独立されたんです。
≫大皿作りというのは1人ではできないので人手が必要なんです。
だから今回は県内で活躍する若手のガラス作家さんたち6人ほどで今、作っています。
≫この炉が開いたときの熱気がすごいんです。
≫中が、温度1200度。
すごい熱いんですよ。
近くにいても熱いと思います。
その中で、今、さおを回し続けているのが分かりますか。
ガラスは800度になると完全に溶けてしまうのでくるくる回しておかないとガラスの形が落ちて崩れてしまうんです。
だから回し続けないといけないんですよ。
≫重いでしょうにね、ずっと。
≫そうなんですよ。
≫重さは10kgありますから全然、見た目とやるのは違いますよね。
≫重さと形が崩れないように…。
≫広がった!こういうふうに大皿ができるんです。
先ほどまで口が狭かったのに速く回すことで遠心力で外の部分が広くなります。
ここからですよ、ご覧ください。
今、板で当てているのはガラスの形を整えています。
きれいな丸にするために板を当ててきれいな形に整えているんです。
ここから、このお皿がさおにくっついていますがこれを、取ります。
どのように取るか気になりますね。
重くて大変なんです。
片手で回しながら。
男性の方がキャッチしました。
また会場から大拍手が…。
今、あちらに入れたのが冷やすための炉で480度の熱でゆっくり冷やすんです。
お疲れ様でした。
≫汗だくですよ。
見た目と自分がやるのってなかなか違いますよね。
≫今日は特に緊張しました。
≫でも、きれいに開いて本当によかったです。
皆さんからも大きな拍手がありました。
≫盛り上がってますよ!馬場園さんこの富山のガラスの魅力味わっていただけましたか?≫すごく感動しました、本当に。
≫来たくなったりしません?≫行きたいです。
≫ここでは体験もできるんですよ。
ガラス細工の。
≫ガラス作家の方がここで作るだけでなく一般の人がこの場所でガラス作りを体験することもできるんです。
(政春)何べんも言うがウイスキーの香りはのう2015/03/03(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「若者“かがやく”ガラスの町〜富山市〜」[字]

ガラスアートが盛んな富山市から若手アーティストの最新作品の数々をご紹介!驚きのガラスアートから、いま注目の作家が手がける巨大アートまで。ガラスの魅力を再発見!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】前川泰之,【コメンテーター】馬場園梓,【司会】西川典孝 〜富山市から中継〜
出演者
【ゲスト】前川泰之,【コメンテーター】馬場園梓,【司会】西川典孝

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

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