NHKニュース おはよう日本 2015.03.02


おはようございます。
7時になりました。
川崎市で中学生が殺害され、少年3人が逮捕された事件についてです。
事件のいきさつが徐々に明らかになってきました。
事件前日の夜、3人が一緒にいたときに、このうちの1人に、中学生からラインで遊びの誘いがあり、これを知ったリーダー格の18歳の少年が指示して、中学生を呼び出したと見られることが、捜査関係者への取材で分かりました。
先月20日、川崎市の中学1年生の上村遼太さんが殺害された事件。
警察は知り合いの18歳と17歳の少年合わせて3人を、殺人の疑いで逮捕しました。
これまでの調べで、事件前日の先月19日の夜、3人が一緒にいて酒を飲んでいたとき、上村さんから17歳の1人に、LINEで、先輩遊びましょうとメッセージが届きました。
18歳の少年がメッセージの相手を問いただし、上村さんと分かると、指示して呼び出したと見られることが、捜査関係者への取材で分かりました。
警察の調べに対し、17歳の2人はともに殺害への関与を否定し、このうちの1人は、18歳の少年が刺したと話しているほか、18歳の少年は、当時のことは今は話さないと答えているということです。
警察は3人の供述を慎重に突き合わせ、いきさつを調べています。
僅か13歳で亡くなった上村さん。
去年の秋以降、逮捕された18歳の少年らと一緒に遊んでいました。
異変が見られるようになったのは、年明けの学校が始まる1月8日。
学校に来なくなったのです。
学校側は、何度も家族に電話をしましたが、本人となかなか連絡が取れず、ようやく連絡がついても、上村さんは自分の状況を打ち明けることはありませんでした。
さらに1月中旬、上村さんの顔にあざが。
逮捕された18歳の少年から、生意気だと言われ、殴られたのです。
複数の知人によりますと、上村さんは少年から万引きを指示されたほか、学校に行くなと言われ、グループを抜けたがっていたということです。
これを聞きつけた少年から、さらに暴力を受けるようになったといいます。
ところが、先月12日、上村さんへの暴力を知った別のグループのメンバーが、謝罪を求め、18歳の少年の家へ。
少年の家族からの通報で、警察官が駆けつける騒ぎになっていました。
警察は、この騒動をきっかけに、18歳の少年が上村さんを逆恨みするようになったと見ています。
その2日後、事件6日前の先月14日、LINEで、反発したので殺されるかもしれないと訴えた上村さん。
しかし、その声は周囲の大人には届きませんでした。
ここからは少年事件や犯罪心理に詳しい、東京工業大学名誉教授の影山任佐さんとお伝えします。
よろしくお願いいたします。
お願いいたします。
今お伝えしたように、こちら、上村さんには、ことし1月に入ってからさまざまな異変があったわけですね。
影山さんはSOSに気付けるポイント、どうお考えでしょうか。
この表にまとめてあるように、まず注目したいのは1月から学校を休むということですね。
VTRにあったように、少年は学校に行くなというふうに脅迫されていたわけですね。
ですから本人からこれを事情を話すというわけにいかなかったので、やはり学校側が、この事態を重視し、事情を知っている友人たちから、深く追及して、情報を吸収すべきだったろうと思うんですね。
第2に、1月中旬に顔にあざがあって、少年に殴られるということで、本人はグループを抜けたいということで、常習的なこういうふうな、リンチに近いような暴力沙汰があったかと思うんですけれども、この顔にひどいあざが出来るほどの殴られ方ということで、やはり家族なり、地域の大人たちが気付いてもいいんじゃなかったかと思うんですね。
あと第3点として、大変重要なんですけども、別グループが、少年の、18歳に謝罪を求めるというようなことで、警官が駆けつける騒ぎになっているわけですね。
この時点で、被害少年が抜け出したいというような事情を知ってもよかったろうし、あと暴力や傷害っていうことで、この少年、18歳を逮捕してもよかったんではないかと思うんですよね。
そのようなことがあれば、今回のような事件までに至らないんではなかったかと、また警察のほうから、学校側と連絡取って、事態が深刻な状態になっているということの把握もできたんじゃないかというふうに思いますね。
あとはLINEでこのような殺されるというようなメッセージまで出しているということで、事態が非常に深刻化していったという様子が見えると思うんですね。
そして今回、少年の暴力がエスカレートしていった、この原因はどういったところにあると見ていますか。
恐らくこの少年が突出した存在で、リーダーとして力で支配していたかと思うんですね。
ですから、この被害少年以外にも、しかたなく暴力に屈服して、グループに入ってた人たちもいると思うんで、やはり暴力によって本人がリーダーとしての支配力を維持し、誇示してたということで、それにこの被害者少年は当然のことのように、万引きの指示にしないというふうに反発したりということで、命令に服しないということで、憎しみを買ってたんじゃないかと思うんですよね。
そこに2月の12日の時点で、警官が駆けつける騒ぎになったということで、ほかのグループのリーダーの力を借りて、本人に謝罪させようというようなことで、少年の18歳の少年は、そこで激高したということで、ますますこの被害者少年に対する憎しみと、逆恨みというものを強めたということで、機会があれば、よりエスカレートした暴力事件を起こそうというようなことで、やっていったのが今回の事件の背景なり、直接のきっかけだったと思うんですね。
こうした事件を防ぐために、どういうことが必要になってきますか。
そうですね、例えば、少年サポートセンターというところが全国の警察に設置されていて、こういう非行少年に対する対策ですとか、相談とか、あるいは抜け出したいという少年の悩みをそこで聞きつけて、専門職の人たちによる適切なアドバイスなり、経験に基づいた指導というのが行われますので、そういうふうな仕組みはあるんですけれども、今回、そういう仕組みはうまく機能せずに、この少年を救い出せなかったという結果に終わってしまっているようですね。
ですから、全国には抜けたくても抜けられない少年たち、数多くいると思うんで、ぜひこういうふうな少年サポートセンターと電話、メール等で相談を受け付けますので、本人および家族からのやはり相談が、事件を起こさない、大事な要点だと思いますので、こういうふうな福祉関係者も含めて、いろんな形でもって少年非行を防ぐ手だてがありますので、ぜひ全国的な形で今回の事件をきっかけに、キャンペーンを展開して、一人でも多くのこういうことに悩んでいる少年、家族を救っていくということが重要だと思うんですね。
東京工業大学名誉教授の影山任佐さんとお伝えしました。
ありがとうございました。
では、次です。
急速に発達している低気圧の影響で、沿岸部を中心に、広い範囲で風が強まり、北海道では所によって雪が強まっています。
今夜にかけて、北海道東部を中心に雪を伴って、非常に強い風が吹き、猛吹雪となるおそれがあり、気象庁は、暴風雪や高波、大雪に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、低気圧が急速に発達しながら三陸沖を北上していて、沿岸部を中心に、広い範囲で風が強まっています。
岩手県大船渡市では、午前5時前に、26.4メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また北海道では、東部を中心に雪が強まり、午前6時の積雪は羅臼町で1メートル56センチ、帯広空港で1メートル7センチなどとなっていて、すでに積雪が平年の2倍を超えている所があります。
低気圧はきょう昼ごろに、北海道に最も近づくと予想され、東北ではこのあとしばらく風の強い状態が続くほか、北海道では今夜にかけて、雪を伴って、非常に強い風が吹き、所によって猛吹雪となる見込みです。
きょうの最大風速は、北海道と東北の陸上で17メートルから18メートル、海上で18メートルから25メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルと予想されています。
北海道東部の沿岸では、きょうは波の高さが6メートルと大しけになる見込みです。
また北海道東部では、今夜にかけてまとまった雪が降る見込みで、あすの朝までに降る雪の量は、多い所で60センチと予想されています。
気象庁は、暴風雪や高波、大雪に警戒するとともに、積雪の多い所では、雪崩や着雪などにも十分注意するよう呼びかけています。
続いては、きのうスタートした大学生の就職活動についてです。
きのう、来年春に卒業する今の大学3年生を対象に、各地で就職説明会が開かれました。
ことしの最大の特徴は、売手市場。
リーマンショック以来、落ち込んでいた求人が、大きく回復。
来年度はさらに増える見通しです。
いかがですか。
必要な人材が確保できないのではないか。
企業の危機感が高まっています。
ことしの就職戦線、何が起きているのか、見ていきます。
大学生などの就職活動、経団連が示したスケジュールはこのようになっています。
企業説明会などの広報活動は3月から、面接などの採用選考活動は8月からです。
大学4年の夏ということですよね。
そうですね。
実は、これ前の年よりもスケジュールが大幅に遅くなっているんです。
企業が説明会を始められるのは、今の4年生までは、この12月からでした。
面接も4月から始まりましたので、就職活動のスタートから内定までに10か月ありました。
しかし、ことしはスタートが3か月遅くなったうえに、面接開始から内定までの期間が、大幅に短くなっています。
これはこれまでの就職活動が早く始まり過ぎて、学業の妨げになっているとして、変更されたものなんです。
しかし、売手市場といわれる中で、企業にとっては採用活動が十分にできないと、危機感が広がっています。
そうした企業の動きをご覧ください。
都内の大手建設会社です。
よろしくお願いします。
業績は好調で、前の年より100人以上多い、525人を採用する計画です。
この会社が力を入れているのは、学生に企業の中で仕事を体験してもらう、インターンシップです。
採用活動には当たらないため、解禁前に学生に直接会えるチャンスと捉えています。
これまでは夏だけでしたが、秋と冬にも開催。
学生には交通費や宿泊費も支給しています。
参加した学生は、前の年の4倍の160人。
1人当たりの期間もこれまでの5日間から10日間に増やしました。
学生に就職先として興味を持ってもらうねらいです。
さらに大学などに出向いて、新たな試みを始めました。
建設業界について学んでもらう勉強会。
解禁前に採用のための説明を行うことはできませんが、業界全体の説明なら認められると考えたのです。
私どもの会社の設計という仕事は…。
学生の前で、会社の存在をアピールします。
先月下旬、ことしの採用活動の計画が出来上がりました。
今月初めには、プレミアム選考会を用意。
インターンシップに参加した学生だけを招く、特別な会社説明会です。
大手企業の動きに危機感を強めているのが、中小企業です。
東京・大田区にあるガラスや鏡を加工する会社です。
デパートの宝飾店のショーケースの製作。
世界的な高級ホテルの内装も手がけています。
かつては2人を採用するのに、50人もの若者が詰めかけたこともあります。
売り上げは順調に伸びていて、来年春の新卒の採用を考えています。
ところが、今は売手市場であることを社長の西尾智之さんは痛感しています。
採用のための面会を辞退されるケースが相次いだのです。
危機感を強めているのはこの会社だけではありません。
コンサルティング会社が主催する採用に関するセミナーには、多くの人事担当者が訪れています。
コンサルタントは、大手企業が注目するような学生以外でも、活躍できる優秀な人材はいると指摘しました。
ガラスを加工する会社の西尾さんも、待っていても人は来ないと動きだしました。
地方や中堅の大学を中心に、売り込みを始めています。
この日、訪れたのは大学などと中小企業が情報交換をする交流会。
採用した学生は将来、会社を支える技術者にするとPRしました。
1つの大学が西尾さんの会社に関心を示しました。
模索を続ける西尾さん。
この日は少し手応えを感じました。
売手市場といわれる中で始まったきのうの就職説明会。
企業の採用活動が水面下で進んでいるのではないかと焦る学生もいました。
就職活動のスケジュールが短くなったことで、専門家は学生が企業のことを十分に知らないまま採用が決まってしまうなどして、ミスマッチが起きかねないと指摘します。
大手人材サービス会社が行ったアンケート調査では、およそ700社のうちの半数以上が、経団連が示した採用スケジュールを守らない早い時期に内定を出すと回答しています。
一方で経団連は先週、一部の企業で実質的な採用活動が進んでいるという認識を示し、スケジュールを守るよう加盟企業に呼びかけています。
きのうスタートしたことしの大学生の就職活動についてお伝えしました。
では、旅館火災のニュースが入ってきています。
けさ早く、滋賀県長浜市のびわ湖のほとりにある旅館から火が出て、出火から2時間以上たった今も、燃え続けています。
警察によりますと、この火事で、宿泊客などおよそ20人が避難しましたが、今のところ、けが人はいないということです。
きょう午前4時55分ごろ、長浜市公園町の旅館、浜湖月に宿泊していた人から、火災報知器が鳴っていると、消防に通報がありました。
消防車など10台以上が出て消火に当たっていますが、火の勢いが強く、出火から2時間以上たった今も旅館は燃え続けています。
警察によりますと、火が出たとき、旅館には宿泊客などおよそ20人がいたということですが、近くの公民館に避難し、今のところけが人はいないということです。
この旅館は、JR長浜駅や、長浜城のある公園の近くで、びわ湖の東側に建っていて、旅館のホームページによりますと、14の客室があり、結婚式場なども併設されているということです。
安全保障法制の整備に向けた与党協議は、今週から集団的自衛権の行使を巡る議論に入ります。
シーレーンでの機雷の掃海活動などを念頭に、どこまで自衛隊の活動を広げるかや、有事の際の国や自治体の役割を定めた、国民保護法の適用を巡る議論などが焦点となりそうです。
先月13日に始まった安全保障法制の整備に向けた自民、公明両党による協議は、いわゆるグレーゾーン事態への対処や、外国軍隊への後方支援などの議論に続いて、今週から集団的自衛権の行使を巡る議論に入ります。
この中では、安倍総理大臣が集団的自衛権行使の対象になりうるとしている、中東のホルムズ海峡といったシーレーン・海上交通路での国際的な機雷の掃海活動について、公明党内から否定的な意見が出ており、法案の書きぶりなどもにらんだ議論が交わされる見通しです。
また、武力攻撃など、有事の際の国や自治体の役割を定めた国民保護法は、自治体による住民への避難指示などを定めていますが、政府は、中東での機雷の掃海活動などのケースでは、日本が直接武力攻撃を受けることは予測できず、こうした国内での対応は想定しにくいなどとして、原則として国民保護法を適用しない方向で検討を進めています。
これに対し公明党内には、集団的自衛権の行使は国民保護法の適用が必要となるような、日本が武力攻撃を受ける可能性がある場合にとどめるべきだという慎重論も根強く、どこまで自衛隊の活動を広げるかや、国民保護法の適用を巡る議論などが焦点となりそうです。
国会は、新年度・平成27年度予算案を巡って、与党側が来週、衆議院を通過させるため、予算委員会での採決の前提となる中央公聴会を開くための議決を、きょうにも行いたいとしています。
これに対し、野党側は、政治とカネを巡る問題の審議が必要だとして応じない構えで、与野党の駆け引きが続く見通しです。
新年度・平成27年度予算案を審議している衆議院予算委員会は、あすと6日に、外交や安全保障、地方創生などをテーマに、それぞれ安倍総理大臣の出席を求めて、集中審議を行うほか、あさって地方公聴会を開くことなどで、与野党が合意しています。
与党側は、景気回復を確実なものとするためにも、予算案を早期に成立させたいとして、来週、衆議院を通過させる方針で、来週9日に採決の前提となる中央公聴会を開くための議決をきょうにも行いたいとしています。
これに対し野党側は、安倍政権の閣僚の政治資金を巡る問題が予算委員会で取り上げられたこともあって、予算案の審議は尽くされていないなどとして、来週9日の中央公聴会の開催には応じられないとしています。
そして民主党などは、9日は政治とカネをテーマに、辞任した西川前農林水産大臣らを参考人として招致して、集中審議を行うよう求めるとともに、今週の集中審議で、引き続き安倍総理大臣の任命責任を追及することにしていて、与野党の駆け引きが続く見通しです。
高級食材として人気が高い、クロマグロの漁業資源の管理が課題となっています。
こうした中、日本の水産商社が、クロアチアで大西洋クロマグロの養殖を手がける大手企業を買収し、日本への安定供給を目指すことになりました。
最高級の刺身やすしねたとして知られるクロマグロ。
大西洋や地中海などで取れるクロマグロの半分以上は日本に輸出され、日本人にとって、欠かせない食材となっています。
このクロマグロの安定供給に向けて、日本の水産商社、ジェイトレーディングは、投資会社、インテグラルの資金支援を受けて、クロアチアのアドリア海で大西洋クロマグロの養殖を手がけるカリ・ツナを40億円余りで買収しました。
カリ・ツナは、5000トンの大西洋クロマグロを養殖できる、地中海では最大級の養殖施設を持っていて、クロマグロの養殖では世界有数の企業です。
マグロは、主な漁場となっている5つの海域で、資源管理の枠組みが決められています。
日本での消費量のおよそ6割を占める太平洋クロマグロは、重さ30キロ未満の幼魚の乱獲などによって、この20年で漁業資源が3分の1以下まで減少。
IUCN・国際自然保護連合がぜつめつ危惧種に指定し、ことしから漁業規制が強化されています。
その一方で、日本での消費量の4割を占める大西洋クロマグロは、幼魚の乱獲を防ぐ厳しい措置が取られたことで漁業資源が回復。
漁獲枠は、ことしから3年間、毎年およそ20%ずつ増やされることになりました。
こうしたことからジェイトレーディングでは、今回の買収を通じて、大西洋クロマグロの輸出を拡大し、日本への安定供給を目指すとともに、需要が拡大しているアメリカやアジアへの販売も拡大したい考えです。
さて、花粉のシーズンが始まりました。
ことし、スギやヒノキの花粉が飛ぶ量は、環境省の予測では四国や九州で去年より少なくなる一方、東北、関東、甲信、北陸、東海では、かなり多くなるということです。
こうした花粉の量が多くなると予測される地域では、初めて花粉症になる人が増えるおそれがあると、専門家は注意を呼びかけています。
東京都内の診療所です。
先月下旬から花粉症の患者が増え、すでに例年の同じ時期の患者数を、上回っています。
花粉症の治療に詳しい橋口一弘医師です。
関東では、花粉が飛ぶ量が増えると予測されることし、症状が悪化する患者が多くなるだけでなく、初めて花粉症になる人が増えるのではないかと懸念しています。
なぜ、ことし発症することが懸念されるのか。
それは、年ごとの花粉の飛散数と関係があるということです。
橋口医師によりますと、東京都内で飛散量が多かったおととし、花粉を体内に取り込み、抗体が蓄積され、発症前の状態になった人が多くなった可能性があるということです。
去年は飛散量が少なかったため症状が出ませんでしたが、ことしは多く吸い込んで、初めて花粉症になる人が増えるおそれがあるということです。
ことしの花粉症への対策も、花粉を体内に取り込まないという基本が重要だということです。
具体的な対策の一つがマスクです。
しかし、マスクのつけ方によっては、十分な効果が得られないということです。
衛生用品メーカーで、しっかりとマスクをつける方法について聞きました。
鼻やあごとの間に隙間を作らないことが大事です。
このメーカーには、マスクのつけ方で花粉を吸い込む量がどれだけ違うのか確かめることができる設備があります。
隙間があると、より多く吸い込むことが、視覚的にも分かるということです。
花粉症になったことがない人も注意が必要なことし。
橋口医師は、マスクの扱い方も気をつけてほしいとしています。
この花粉症対策ですが、専門家によりますと、マスクだけでなく、ゴーグルなどをつけて目に花粉が入らないようにする対策も効果的だということです。
また家の中に花粉を入れないように、中に入る前に、服についた花粉を払うことも大切だということです。
スポーツ、西堀アナウンサーです。
おはようございます。
まずはテニスの錦織圭選手からですね。
メキシコで行われたツアー大会で、決勝で敗れはしましたが、大会後に発表される世界ランキングで、自己最高の4位が確定しました。
錦織は世界9位のフェレールと対戦。
5連勝中の相手です。
この試合、錦織は序盤からミスが目立ちます。
精彩を欠き、このセットを落とします。
第2セット、なんとか挽回しようと錦織。
攻撃的なショットで粘りを見せます。
しかし、最後まで立て直せず、相手の倍近くミスを重ねました。
錦織、優勝は逃しましたが、次の大会を見据えていました。
こちらはトップ5の選手たちの、右側は世界ランキング算出のためのポイントなんですけれども、上位2人は抜きん出ていますが、錦織選手を含めてこの3人は、差は僅かですよね。
錦織選手がこのあと出場する2つの大会は、優勝した場合、それぞれ1000ポイントが与えられる大きな大会ですので、錦織選手、3位に浮上する可能性も十分あります。
さあ次は、あっ、競馬ですね。
こちらは、私が先月インタビューさせていただきました、イタリア出身のミルコ・デムーロ騎手です。
JRA・日本中央競馬会で、1年を通じて出場できる初めての外国人騎手となり、きのう、阪神競馬場でデビューしました。
さあ、各馬一斉にスタート。
デムーロ騎手は白い帽子の1番マイネルネーベル。
さあ、どんなレースを見せてくれるのでしょうか。
うん?あれ、後ろのほうに下がってますね。
さあ、勝負の第4コーナー、デムーロはまだ中団の位置だ。
最後の直線に懸けるのか?
大丈夫でしょうか?
残り400メートル。
1番のデムーロは5番手まで上がってきた。
あっ、なんかいけるか?
デムーロ来た、残り200メートルを切って、デムーロ来た!外から一気にデムーロがかわした。
JRA初勝利。
阪神競馬場にデムーロを祝う春一番が吹き荒れました。
いやー、最後の接戦すごかったですね。
実況も力入りました。
おめでとう。
デムーロ騎手はきのう、9レースに出場して、3勝、大活躍でした。
今後も楽しみですね。
ここまでスポーツでした。
さあ、続いて今週の気になる。
高木アナウンサーです。
おはようございます。
きょうのテーマは、本当に気になります、こちら。
運動不足です。
ごろごろしてますね。
本格的な春がもうすぐそこといいましても、まだまだ寒い日が続くと、家の中に籠もって、こうなっちゃいがちですよね。
そもそもね、日本人は、いつから運動不足を気にするようになったのでしょうか。
こちら、昭和30年ごろ、雪国の日常生活の様子です。
暮らすといいましても、冬の暮らし、楽ではありません。
重いそりを引いたり、毎日の雪かきなどは重労働でした。
そして、都会でも。
まだ自動車や電化製品もほとんど普及していません。
そうなると、洗濯一つとっても、ごしごしこすり洗いの力仕事。
もう生活そのものが運動だったようです。
運動不足とは無縁の時代だったんですね。
さあ、それが高度成長期に入り、生活が便利になりますと、自然と運動不足に。
そこで始まったのは。
あれ?なんですか?踊ってますね。
そうなんです。
これね、皆さん、体力作りに取り組んでいるんです。
運動不足による体力の低下を防ごうと、国を挙げて、体力つくり運動が盛んになりました。
ところがですよ、高度成長期のモーレツサラリーマンはといいますと。
あっ、皆さん、おなかが。
ぽっこりと。
仕事仕事の毎日ですよ、運動不足がたたって、肥満が問題となってきました。
それで痩せたってことなんですか?どうなんですか。
そうはならない、そこでこうした社員の健康を管理しようと、トレーニングルームを設置する会社が現れました。
こんな運動も。
何これ?綱渡り?
バランス感覚も養われるかもしれません。
さあ、こちらでは工場内に健康器具を設置。
懐かしいですね、ぶら下がり健康器。
そうですね。
そして、昼休みや休憩時間には。
縄跳びですね。
ひげダンスの音楽じゃないですか?
この音楽、また懐かしいですよね。
やる気出るのかな。
一方の主婦たちは。
え?これパワーリフティングですか?
フィットネスクラブなどほとんどなかった時代、運動不足解消にこんな道場が人気でした。
ぐーっと。
表情が。
さらには。
運動不足解消の動きは、ペットにまで広がりました。
平成になりますと、運動に対する意識はさらに変化。
エアロビクスのブームなどで、運動そのものがファッション化。
趣味として楽しむ人たちが増え、フィットネスクラブが相次いでオープンしました。
平成19年、初開催の東京マラソンをきっかけに、全国でマラソンブームが起こると、こんなマシンも登場。
このモニターには、コースのCG映像が映し出されて、これ、道の傾斜も再現できるんです。
ゲーム感覚で運動を楽しめます。
ゴールした。
運動不足解消も今や、レジャー感覚で楽しむ時代になったようです。
なるほどね。
生活が豊かになっていくとともに、運動不足が広がっていったんですね。
そうですね。
特に昭和50年代、必死な感じもありましたよね。
そうなんです。
それが今や、運動不足解消、運動がもうレジャー、楽しむ時代になって、マラソンの専門雑誌によりますと、今全国各地で開かれているマラソン大会、1800以上に上るそうです。
最近は、ただ走るだけではないマラソンに注目が集まっています。
例えばこちら。
コースの途中で、これね、カラーパウダーかけられちゃうんですよ。
植物由来のパウダーなんですけれどもね。
もうパーティー気分で楽しめるということで人気で、毎回7000人ほどが参加するそうです。
さらにさらにですよ、こんなマラソンもありますね。
夜のマラソン大会。
ライトアップされた場所を走りまして、自分も光るものを身につけて、走って、踊って楽しむというんですね。
お祭り気分。
本当にそうなんですよ。
こうしたお祭り気分、遊び感覚満載なマラソンなんですけれども、運動不足の解消だけではなくて、たくさんの人が集まれるということで、地域の活性化にもつながると、人気を集めています。
今週の気になるでした。
続いて気象情報です。
3月に入って、春が近づいていますが、きょうのお天気どうなりそうでしょうか。
渡辺さん。
こちら渋谷は雨が上がって、青空戻ってきましたね。
結構日ざしも力強くて、まぶしいぐらいなんですが、今ちょっと北風が冷たく、時々強くびゅーっと吹いてくるんです。
3月に入って、そろそろ女性は春物のお洋服も気になりますが、まだまだちょっと薄着になりたくないという感じの寒さです。
今もマフラーに頼ってしまっています。
さあ、この風なんですが、全国的に強く、特に北日本ではまた暴風となりそうです。
北海道では猛吹雪や大雪にも警戒が必要です。
では天気図から見ていきましょう。
急速に発達する低気圧が北海道付近に進みます。
このところ、相次いで似たような状態が続いており、断続的に北日本は荒れた天気に見舞われています。
では、今後の風の見通しを動かして見ていきます。
その低気圧が昼ごろに北海道に最も接近して、北海道、昼過ぎから今夜にかけて暴風となりそうです。
瞬間的には風速30メートルと立っていられないほど。
これに雪が加わりますので、猛烈にふぶくおそれがあります。
また、雪も北海道東部では大雪となりそうです。
あす朝までに多い所、50センチから60センチの雪が降り、たび重なる大雪で影響が大きくなりそうです。
2015/03/02(月) 07:00〜07:45
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詳細情報
番組内容
▼川崎市で中学1年の男子生徒が殺害された事件。捜査の最新状況をくわしく。救うことはできなかったのか?専門家が解説します。▼来年春卒業の大学3年生などを対象にした企業の就職説明会が解禁。本格的な就職活動がスタートしました。ことしは、解禁が3か月後ろ倒しとなったことで、企業・学生の双方から戸惑いの声が。一体、何が起きているのでしょうか?▼花粉症でない人も要注意。ことしの花粉は?どう対処する?
出演者
【キャスター】阿部渉,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】西堀裕美,【気象キャスター】渡辺蘭

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ニュース/報道 – 定時・総合
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