ドラマ「女くどき飯」 第6話【貫地谷しほり×桐山漣】 2015.03.02


(神林恵)「女くどき飯」?
(裕子)応募者の男が選んだお店でご飯デートしながら口説いてもらおうっていう企画よ。
私が口説かれるんですか?いいかげん恋愛スイッチ入れとかないと。
でもほんとに食われちゃダメだからね。
食われるかっつうの。
はい。
記事ありがと〜。
今回も超おもしろかった。
あざま〜す。
さっき次の応募者データ送ったんだけど見てくれた?あっ今見ます。
おいしょ。
カチ
(マウス操作音)「甲斐壮馬29歳」?同い年だ。
(裕子)同い年って初めてなんじゃない?そうですね。
まあ次もおもしろいの期待してるから。
書籍化目指して頑張ります!あとしつこいようだけどほんとに食われちゃダメだからね。
私来週からパリスだから。
ブチッツーツー…
(電話が切れる音)いやパリ関係ねぇし。
あぁ〜あ…。
アパレルブランド・ディレクター…。
なんだそのおしゃクソな肩書は。
どうせ三宿に住んで毎週おしゃクソなホームパーティー開いてピンチョスばっか食ってんだろ〜?斬新…。

(店員)いらっしゃいませ〜。

(甲斐壮馬)あっ。
(心の声)≪まさかこのおしゃクソイケメンが…≫神林さんですか?はい…。
はじめまして甲斐壮馬です。
はじめまして…。
あっ…。
手冷たいですね。
≪やだこの人怖い!≫乾杯。
乾杯。
≪甲斐壮馬29歳のおしゃクソイケメンが選んだのは渋谷にあるオイスターバー「Paccio」≫≪期待を裏切らないおしゃクソ感だな…≫≪しっかしこの手の男はどうしてそろいもそろって首元の開いた白Tシャツ着てるんだろうか…≫へへっ…。
はい。
あっ。
ここってオーナーも店長ももともと広島の人で結構広島推しのお店なんですよ。
へえ〜。
牡蠣以外の料理も広島の食材にこだわったりしてて。
そうなんだ〜。
よく来られるんですか?しょっちゅう来ますね。
じゃあ…お任せしちゃっていいですか?もちろん!≪おしゃクソイケメンのくどき飯センス見極めちゃるけぇの〜≫俺今日昼食ってなくて結構腹減ってんですけど神林さんどんな感じですか?私もおなかペコペコです。
じゃあがっつりいっちゃいましょうか?はい!何にしよっかな〜。
≪男の人から先に「おなか空いてる」って言ってくれるのはありがたいよね≫≪時々メニュー開く前から「あんまおなか空いてない」とか言う男いるけどあれ頼みづらくなるからほんとやめてほしいもん≫うん決めました。
すみません。
うわぁ〜!すご〜い!
(店員)エカイエ職人の盛り合わせでございます。
広島県江田島産の生牡蠣と海老帆立を盛り合わせいたしました。
≪オイスターチョモランマじゃけぇの!≫カシャ!
(携帯のシャッター音)じゃあ早速。
どうぞ。
いただきます!≪んん〜キンキンに冷えた牡蠣のプリップリの食感!ほのかに香る磯の香りと濃厚でミルキーなのにキレのあるお味!≫おいしい!よかった〜。
海老もかなりおいしいですよ。
じゃあ。
≪こっちもプリップリで歯応え満点!≫≪かめばかむほど海老の甘みが増していく不思議≫≪ああ…これ絶対味噌うまい≫≪でも初対面のイケメンの前で海老の頭をチュウチュウ吸うのはさすがにためらわれる…≫≪でも…≫≪私は吸うわ。
吸うわよ私!≫≪ああ〜!甘くておいしいよ〜!≫≪いかんうますぎて仕事を忘れるとこだった…≫甲斐さんはどうして今回この企画に応募しようと思ったんですか?お店の宣伝になればいいなと思って。
ここの店長にはお世話になってるんで。
へえ〜。
でも…応募してよかった。
えっ?≪ちょっと!そういう意味深で投げっぱなしの言葉やめて!≫≪家帰って何十回も反すうしちゃうからやめて!≫例えば女性はどういう方がタイプなんですか?んん〜…。
色白でふわっとしてて目がキラキラしてる人。
ふ〜ん…。
あとその口元のホクロも好き。
ふわっ!ふふふっ。
なんで隠すの?かわいいのに。
あ…ありがとうございます。
≪いかん…これは一瞬でも気を抜いたら一気に持ってかれるパターンだわ…≫≪しかもこの男一度はまったらなかなか抜けられない地獄沼系≫≪これまで一体何人の女がこの沼に飲み込まれていったんだろうか…≫きゃあ〜!壮馬く〜ん!ああ〜格好いい!みんな〜!何かに捕まって〜!あははっ!さあおいで〜。
もう逃がさないよ。
あっ…ああっ!ああ〜…。
あははっ!あははっ…。
ああ〜!ああ…。
≪アラサーでこの手の男にはまったらマジで人生詰む≫
(店員)彩り野菜のバーニャカウダでございます。
カブやルッコラなど広島直送の新鮮な野菜を取りそろえております。
広島県江田島市高森本店の味噌のソースでお召し上がりください。
カシャ!じゃあ私はパプリカから。
≪んもう!みずみずしくてジューシーじゃけぇ!≫≪この味噌も程よい甘さとクリーミーさで…≫≪ん?なんだ?この口の中に残る強いうまみは…。
ねえうまみあなた一体誰なんじゃ?≫この味噌なんでしたっけ?黒鯛の味噌ですよ。
鯛味噌か〜!すっごくおいしいですね!≪高森さんいい仕事するわ〜≫
(店員)こちら瀬戸内リモーネです。
アパレルブランド・ディレクターって具体的にどういうお仕事なんですか?うちの場合はなんでもですね。
企画から宣伝まで。
まあ小さいブランドなんで。
ご自身でお洋服作られたりもするんですか?あっ俺ミシンできないんですよ。
専門的なファッションの勉強ってしたことなくて。
そうなんだ〜。
≪時々いるよね専門技術ないのになぜかそういう専門職で食えてるうさんくさい人≫じゃあどうしてアパレルに?たまたま今の社長に声掛けられてなんとなく。
≪なんとなくでできる仕事なの?≫前はどういったお仕事をされてたんですか?友達とカフェやったりバンドやったりあと写真撮ったりしてましたね。
へえ〜…。
≪そんなニュージーランドに移住した隠居老人みたいな暮らしでどうやって生活費稼いでたんだよ≫ちゃんと会社勤めするのって実は今の会社が初めてなんですよ。
≪この人人生ちょろいと思ってんだろうな…≫≪なんか弱点とかないわけ?≫≪3日に1本しかバス来ないど田舎出身とか≫ご出身どちらでしたっけ?横浜です。
へえ〜そうなんだ〜。
≪この人恥ずかしい思い出に悶絶して枕に顔埋めて叫んだこととかないんだろうな…≫
(店員)広島県江田島市山岡水産の牡蠣のアヒージョでございます。
卵の黄身を崩してお召し上がりください。
カシャ!じゃあ割っちゃいますね。
あっ…。
わあ〜おいしそう…。
取りますよ。
すみません…。
海老と…。
じゃあ熱いうちどうぞ。
すみませんいただきます。
≪んん〜!ガーリックが香ばしいオリーブオイルのコクプリップリの身からジュワ〜っとあふれる牡蠣のうまみ!≫≪ああっ!私はこの男よりこの魚介のうまみあふれるオイルの海で溺れたい≫ダイブしていいですか?どうぞ。
きぃ〜…。
うう〜…。
そしてこのリモーネのさっぱり感の合うことよ…。
ちょっとちょうだい。
≪か…≫あっやっぱおいしい!≪か…≫俺も次これにしよっかな〜。
≪間接キスじゃけぇの!≫あばばばばば…。
(裕子)神林〜!裕子さん…。
(マナーモード)し…失礼します。
≪なんじゃこれ≫ちょっとすみません。
もしもしお疲れさまです。
うん…。
≪ありがとう裕子さん危うく地獄沼に飲み込まれて人生詰むところでした…≫≪あの男自分がイケメンだということをフルに活用してくる…≫≪いけ好かん…いけ好かん野郎だ!≫ごめんなさい仕事の電話入っちゃって。
≪アダムタッチ的ボディタッチ!≫あっ…。
大丈夫だったんですか?全然大丈夫。
≪いかん!一瞬本気でときめいてしまった…≫
(店員)広島県から直送の真鯛のアクアパッツァになります。
カシャ!
(店員)こちら骨から外してお取り分けしてお出ししましょうか?どうします?じゃあ取り分けてもらうかたちで。
(店員)かしこまりました。
お願いします。
(店員)はい。
≪やっぱこういうサービスのあるお店っていいよね〜。
大皿で来るとどうしても「女の私が取り分けた方がいいの?」「でもそれって女子力アピールみたいで寒くない?」みたいな葛藤が生まれるし≫あっお焦げ出来てる。
あっこれやばいですよ。
じゃあ…。
≪黒鯛味噌最高!≫≪お焦げも超おいしい!≫
(店員)お待たせいたしました。
こちらのアクアパッツァのソースなんですけど少し余っていますのでリゾットかパスタかお持ちいたしますがいかがいたしましょうか?リゾットな気分です。
じゃあリゾットで。
(店員)かしこまりました。
じゃあ…。
(2人)いただきます。
≪ああ〜ほのかに香るガーリックの香り≫≪魚介のうまみたっぷりのスープ≫≪そして鯛の優しいお味…≫なんか優しい気持ちになりますね…。
ねえ〜。
≪この世から一日も早く争いがなくなればいいのに…≫≪って世界平和祈ってないで仕事して私!≫あの…甲斐さんってめちゃくちゃモテますよね?いや全然そんなことないですよ。
全然そんなことありますよ。
今まで何人の女を落としてきたんですか?≪その地獄沼に≫実は俺…今まで一人しかつきあったことないんですよね。
えっ?高校のときから10年つきあってた彼女と別れてなんかそれっきり彼女できなくて。
そうなんですか!?あっはい。
≪ギャップ萌えじゃけぇの〜!≫≪このビジュアルと女たらし感で一人しかつきあったことないなんて…≫≪でも確かに美人の女友達って意外と恋愛経験乏しかったりするしイケメンもまたしかりなのか?≫あの…その10年つきあった元カノさんとどうして別れちゃったんですか?好きな人ができたってフラれちゃったんですよね。
ええ〜!結婚も考えてたんだけどな〜。
しかもその好きな人っていうのが俺の知ってるヤツで。
それ相当きついですね…。
いやきつかったな〜。
割と最近まで引きずってたし。
そうだったんだ〜…。
≪壮馬も元カノという沼の中でもがいてたんだね…≫≪いかんここへきて壮馬の好感度が急上昇している≫へへ。
(店員)お待たせしました。
先ほどお召し上がりになった海老の頭の唐揚げとアクアパッツァのスープで作ったリゾットでございます。
カシャ!≪ちょっと待って!私がチュウチュウしたやつどれ?≫俺これ好きなんですよね〜。
パリッ≪ああ〜!それ私がチュウチュウしたやつかもしれないのに〜!≫んまい。
い…いい音ですね…。
じゃあ私は先にリゾットを…いただきます。
≪ん〜!かめばかむほど米の甘みと魚介のうまみが口いっぱいに広がる!≫≪控えめなチーズがそこにコクを添えて…≫お〜いし〜い…。
≪これを食べないという選択肢はもちろんないんだけどなんか恥ずかしい…。
でも…≫パリッ≪ああうまい!パリッパリで香ばしくてうますぎる!≫おいし〜い!パリッもう一個食べていいよ。
いいんですか?どうぞ。
じゃあ…。
≪わ〜い!もはや「どっちが食べた海老か問題」なんてどうでもええわ≫≪えっ何?≫神林さんって彼氏いないの?ああ…もう5年以上いないですね。
つくんない主義なんですか?いやいや全然そんなんじゃなくて…できないんです。
こないだ「彼氏つくり方」でググったんですけど結局なんにも分かりませんでした。
ははっ。
でも神林さん男寄せつけないオーラ出してるもんな〜。
そんなの出てます!?出てるよ〜。
全然無自覚なんですけど。
まあそういうの俺は全然無視するけど。
≪やだ!そういうSっぽいのも入れてくる感じ!?≫神林さんって意外と乙女でしょ?≪貴様なぜそれを…≫俺あんまり女女してる人って苦手でそういう隠れたかわいげ持ってる人のが好きなんだよね〜。
≪や〜ん沼の入り口がまた見えてきた〜≫甲斐さんこそ彼女つくらないんですか?ん?まつげ付いてた。
≪神林恵29歳≫≪2週間後には三十路を控えいいかげん結婚も考えないといけないお年頃≫≪でも…≫よかった!手あったかくなってる。
少し酔っ払った?酔っ払いました…。
≪あなたに≫じゃあお酒のせいにして一緒に恋愛始めようか?壮馬君…。
恵。
壮ちゃん!め〜ぐ。
あばばばばばば…。
(裕子)神林〜〜〜!!うふふっ。
はははっ。
じゃあここで。
今日はありがとね楽しかった。
私もすごく楽しかった…。
ふふっ。
ふふふっ。
気をつけて帰ってね。
じゃあおやすみ。
あの!一緒に恋愛始めませんか?えっ?お酒のせいにして一緒に恋愛始めましょう!神林さん…。
私はあなたと濃厚でミルキーなのにキレのある江田島産生牡蠣のような恋がしたい!ありがとう。
寒いから気をつけて帰ってね。
じゃ。
ん?≪へえ〜!「ありがとう」って拒絶の意味もあったんだぁ!≫ん?ってばかやろう。
んな意味あるかい。
しっかしよくよく考えてみるとそりゃそうだよね〜。
ちゃんとつきあった女が一人なだけで遊んでないわけないじゃん。
≪ボディタッチ。
それは相手に自分を異性として意識させる一つのテクニックである≫≪しかしよほど親密だったり好意がないかぎり直接触れられることに嫌悪感を抱く女子も少なくない≫≪最も安全かつ効果的なボディタッチそれはコート越しの背中ではないだろうか≫≪店に入るときや出るときならさりげなく触れても不自然ではないしむしろジェントルマンを演出できる≫≪女子は分厚いコートの上からでもあなたの好意を感じ取ることができる敏感な生き物なのだ≫ふぅ〜。
全然おしゃれじゃない。
ドジョ。
おいしい〜!よかた〜。
日本になんの勉強しに来てるの?今日は勉強じゃなくて恵さんとデート。
≪韓国男子の魅力を完全に理解しました≫韓国に帰るんですよ。
≪ジュンソとならたとえ遠く離れていても…≫2015/03/02(月) 00:50〜01:20
MBS毎日放送
ドラマ「女くどき飯」 第6話[字]【貫地谷しほり×桐山漣】

「地獄沼系おしゃクソイケメンと、渋谷でオイスターバー」▽神林恵(貫地谷しほり)と同い年、アパレルブランド・ディレクター甲斐壮馬(桐山漣)は口説きの「どプロ」で…

詳細情報
お知らせ
「アラサーちゃん 無修正」がドラマ化され、独自の視点を持つ漫画家として、各方面から注目を集めた峰なゆか。彼女が飲食店情報検索サイト「ぐるなび」内で連載中の「女くどき飯」を原作としたグルメドラマが放送開始!ヒロインは抜群の演技力を誇る若手実力派の貫地谷しほり。
アラサ—のフリーライターが、連載記事のために毎話様々な男性とご飯デートを重ね、理想の男性を追い求める姿を描く新感覚グルメコメディー!!
番組内容
応募者は神林恵(貫地谷しほり)と同い年、「アパレルブランド・ディレクター」の肩書きを持つ男性・甲斐壮馬(桐山漣)。渋谷のオイスターバーに現れた壮馬は、ラフで堂々とした立ち居振る舞いや、ナチュラル過ぎる女たらしっぷりから、これまで幾多の女性を夢中にさせて来た「魔性の男」であることが見て取れる。時にさりげなく、時に強引に、まるで息をするように女を口説く、口説きの「どプロ」に、警戒を解かない恵だったが…
出演者
神林恵…貫地谷しほり
甲斐壮馬…桐山漣
伏見裕子…安藤玉恵
ほか
原作・脚本
【原作】
峰なゆか「女くどき飯」(ぐるなび「みんなのごはん」で連載中)

【脚本】
北川亜矢子
監督・演出
【監督】
深迫康之
音楽
【主題歌】
[Alexandros]「DraculaLa」(ユニバーサル J)
【エンディングテーマ】
Suzu「虹色color」(ユニバーサル J)
制作
【番組HP】
http://www.mbs.jp/kudokimeshi/

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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