（テーマ音楽）福島県会津若松市にある…原発事故で大熊町から避難してきた…避難先を転々としたあとこの地で会津木綿のストール作りに取り組んでいます。
あの日勤め先のガソリンスタンドにいた廣嶋さん。
伝票の処理をしていた時激しい揺れに襲われます。
自宅は海からおよそ１キロ。
福島第一原発から３キロのところにあります。
大津波警報を聞き廣嶋さんは自宅へ車を走らせます。
学校や幼稚園から帰った２人の子どもがいるはずでした。
自宅へ向かう道は封鎖されていました。
しかたなく車を止めたその時避難してきた親戚の車を見つけます。
親戚は避難する途中子どもたちを見つけて連れてきてくれたのです。
津波は自宅の１００メートルほど手前で止まっていました。
幸い家族は全員無事でした。
しかし自宅に帰れる日はあの日以来訪れませんでした。
原発事故が起きたのです。
廣嶋さんは親戚の家や役場が用意した宿泊施設などを転々。
先の見えない避難生活が続きます。
ようやく一息つけたのは平成２３年の秋。
仮設住宅への入居が決まってからでした。
狭いながらも家族での生活が再び始まりました。
そんな時目にしたのが回覧板で回ってきた１枚のチラシです。
仮設住宅に暮らす人を支援している会社からの呼びかけでした。
細かい手作業が得意だった廣嶋さん。
仕事を始めてみる事にしました。
担当したのはフリンジと呼ばれる房飾りの加工です。
今ではオフィスで商品の発送を担当するなど会社にとっても欠かせない存在です。
廣嶋さんはこれからも会津で暮らしこの仕事を続けていく事を決めました。
2015/03/01(日) 23:55〜00:00
ＮＨＫ総合１・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「福島県大熊町 廣嶋めぐみさん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。福島県大熊町の廣嶋めぐみさんは、原発事故で避難先を転々としたあと、会津の仮設住宅で会津木綿のストール作りに取り組んでいる。
詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言記録。福島県大熊町の廣嶋めぐみさんは、原発事故で自宅に戻れず避難先を転々としたあと、会津の仮設住宅で会津木綿のストール作りに取り組んでいる。
ジャンル :
ドキュメンタリー／教養 – 社会・時事
ニュース／報道 – 特集・ドキュメント
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サンプリングレート : 48kHz
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