2015年3月4日23時41分
名古屋市東区で2013年秋、自営業の女性(51)が自宅マンション前で複数の男に足をめった打ちにされる事件があり、愛知県警は指定暴力団山口組弘道会系幹部らが集団で襲ったとして、これまでに4人を傷害の疑いで、4日には指示役の組長を同容疑で逮捕した。5人はいずれも否認しており、県警は動機や背景を慎重に調べている。
新たに逮捕されたのは、弘道会系組長の星野克也容疑者(46)=同市南区。
県警によると、女性は13年10月4日午前0時40分ごろ、自宅マンションの階段付近で、男2人に鉄の棒のようなものでひざから下を何度も殴りつけられ、すねなどの骨が折れて1年5カ月の大けがを負った。2人は目出し帽をかぶり、待ち伏せしていたという。
発生直後、捜査本部は手口から「プロの仕事だ」とにらんだ。ひざから下では執拗(しつよう)に殴打しても殺人未遂罪の立証は難しい。一方で恐怖心を植え付けるには十分過ぎる暴行で、暴力団の関与が疑われた。
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