世界が認めたモノ語り 2015.03.01


なるほど。
世界で初めて自動車を作ったのはフランス人のキュニョーという人だったのか。
蒸気で動く三輪自動車。
もともと大砲を運ぶための車として作られたのか。
完成したのは1769年。
日本は江戸時代の後期。
日本人は自動車なんて想像したこともなかったはずだろう。
世界で輝き認められた日本製品の数々。
そこにはいくつもの知られざる物語がありました。
今日はそんなとっておきの物語を紹介します。
『世界が認めたモノ語り』。
優れたものには人の心が通っている。
医療現場に欠かせない…。
開発の裏には1人でもその思いがあった。
正確な時を刻む。
匠の技が生み出すこの車は世界で輝くために生まれた。
日本が誇る世界基準のストーリー。
日本で初めて腕時計が作られたのは1913年。
それからおよそ100年。
世界の注目を浴びているのがこの機械式時計です。
まずは日本が世界に誇る時計メーカー創業以来確実に進化を続けるブランドがある。
そのなかでも特に評価が高いのが機械式の腕時計だ。
価格は世界が認める逸品だ。
去年時計業界で最も権威のある賞を受賞。
グランドセイコーの機械式腕時計にはいったいどんな物語があるのか?ここにセイコーの工場がある。
機械式腕時計が作られている工房を訪ねた。
失礼します。
こちらで扱っているのは精密機械。
少しのホコリも許されない。
いよいよ工房の中へ。
うわっ怖い…。
うわ〜っ!びっくりした!
(機械の作動音)結構音が…。
お〜っこれで取れるんですね。
この組み立て工房で作業をしているのは特に熟練の技を持った職人たち。
一つひとつ手で慎重に組み立てていく。
そのなかでグランドセイコーの最終工程を任されているのがこの人。
社内でも3人しかいないIWマイスターの肩書を持つ匠だ。
極小の部品を調整し正確に素早く組み立てる技術はちっちゃい部品がいっぱいありますね。
これ力加減難しいですね持つとき。
そうですね。
へ〜っ!なんかもう本当にスッスッとはめていきますけど相当小さいですよねこれ。
そうですね。
慣れですね。
実はこれらの小さな部品もセイコーは自社の工場で作っている。
多くの時計メーカーが組み立てのみを行うなかセイコーは世界でも珍しく部品の製造から組み立てまでのほぼすべてを自社で行っているのだ。
すごい精密そうな…。
こちらが今加工してるところになります。
直径およそ1ミリの材料を削り部品を作る。
ちっちゃい!こちらが今加工している…。
あっ落ちる!この小ささ見えますか?この部品は歯車の軸に使われる。
こうした200以上の小さな部品を組み合わせグランドセイコーの機械式腕時計は出来上がる。
しかしセイコーもこのようなその理由は?セイコーが開発したクオーツ式腕時計にあった。
電池で動きほとんど狂わない時計。
瞬く間にセイコーの名は世界にとどろいた。
その後クオーツ式腕時計は技術革新により大量生産が可能となり値段も低価格に。
空前の大ヒットとなる。
一方でそのあおりを受けた機械式腕時計はその存在感を失っていく。
しかしバブルが崩壊し日本が不況にあえぐようになった1990年代後半セイコーはあえて機械式腕時計のグランドセイコーを復活させたのだ。
それから16年。
グランドセイコーはついに世界に認められることになった。
最新のテクノロジーと匠の技が融合した結果だった。
世界が認めた受賞モデルの設計担当彼がこだわったのは…。
時を刻む部品が1秒間に10回震える仕組み。
この振動が速ければ速いほど時を刻む正確さはアップする。
世界の主流は8振動。
グランドセイコーはあえて10振動にこだわった。
そうすると当然オーバーホールの期間がどんどん短くなっていきますので。
機械式時計の正確さの要となる部品の一つ振動数を多くすると油が早く切れてしまう。
そこでこんな工夫を。
この刃の先をご覧になっていただきたいんですけども微妙に段差があるのがおわかりになるかと思います。
この段差を設けることによってがんぎ車のところ先端の段差に油をより多く保持することができるようになります。
角に溜まりやすい油の性質を利用。
この段差髪の毛1本分。
その理論はわかったが10振動に耐えうる部品作りが困難を極める。
なかでも時間を要したのが最後に組み立てるこの部品。
ああ動いた。
命が吹き込まれたみたいな感じですね最後一つ。
時計の心臓部にあたる振り子の中心にある渦巻き状のバネのことだ。
このひげぜんまいの開発には最先端技術と匠の技の融合が必要だった。
10振動の負担に耐えるためにぜんまいをより硬くしなければならない。
そこでまったく新しい素材をゼロから作り上げたのだ。
今回特別に見せてもらった。
ちょっと伸ばしてみたいと思います。
このように…。
4センチくらい。
元に戻しますね。
従来のものは1回伸ばすと元に戻らない。
一方新しい素材は?引っ張ってみます。
4センチくらい。
はい同じくらい引っ張りました。
そして元に戻しても…。
ああ!本当だ!全然違う!新素材で作ったものは材質が強いためきちんと元に戻るのだ。
最先端の技術を駆使して作った部品でも最後は人の手が頼り。
これ何をしてるかっていうと円の中心が本当に中心にくるように調整します。
なるほど!回してみるとこのような状態になるとわかるかな?確かにわずかにちょっとぶれてますね円がね。
これはわずかじゃないんですよ。
かなりなもので…。
ぜんまいのずれを手作業で修正する。
こういう細かい作業っていうのは機械のほうがやっぱり得意なんじゃないですか?そうなんですね。
そして調整する技術ですよね。
力加減とかっていうのはやはりまだ機械ではできません。
グランドセイコーの機械式腕時計。
精度もさることながらデザインそして機能美を追求したこだわりがある。
去年工業デザイナーとして初めて現代の名工に選ばれた小杉さん。
グランドセイコーの針って笹針っていうんですけどひし形なんですね基本的には。
普通真っ平らかそういうところなんですけど多面カットということで文字盤のインデックス…。
12か所のインデックス略字っていうんですけどねと針っていうのは多面カットすることによって光をきれいに反射してなるべく見やすくする。
暗い場所でもわずかな光を拾い反射させ文字盤を光らせる。
機能美の追求が唯一無二のデザインを作り上げた。
小さな部品を正確に組み立てる匠の技と高精度な部品の開発を成し遂げた最先端技術。
これらが融合し世界が認める逸品が初めて誕生する。
う〜ん顕微鏡メーカーがまさか体の中を覗くようになるとは。
皆さん内視鏡というものをご存じでしょうか?内視鏡とは胃や大腸など体の中の様子を観察する医療用の機械で先端に超小型のレンズがついています。
この分野で世界トップシェアを誇るのがオリンパスです。
続いてはでは検査をしていきますよ。
このあとはでは検査をしていきますよ。
東京都内のとあるクリニック。
内視鏡を使った大腸の検査が始まった。
複雑に曲がりくねった大腸に直径およそ12ミリの内視鏡を肛門から入れていく。
内視鏡が大腸の中に入るとモニターにその様子が映し出された。
今や世界中の医療現場に欠かせない内視鏡。
がんを早期に発見し患者に負担をかけずに治療する。
それを可能にしたのが光学機器メーカーオリンパスの内視鏡だ。
その操作性は我々の想像を超えていた。
内視鏡がとらえた良性か悪性か肉眼での判断は難しい。
すると…。
ここからNBIに切り替えていきます。
色が変わった。
オリンパス独自のNBIと呼ばれる技術。
通常では見えづらい血管を浮かび上がらせることで良性か悪性か判断をつけやすくするというのだ。
詳しく検査するためポリープは切除することになった。
金属製の輪をポリープに巻きつけその輪に電流を流し焼き切る。
出血はほとんどなかった。
命を救うため…。
内視鏡で世界トップシェアを誇るオリンパス。
さあそれではオリンパスの内視鏡がどのようにして世界でトップシェアを獲得するまでになったのかその秘密を探っていきましょう。
訪れたのは東京八王子にあるここにオリンパスの歴史がある。
内視鏡の歴史のようなものも展示されていますけれども。
オリンパスはどのようにして医療に携わってきたのか?内視鏡の開発責任者まずは最新の内視鏡を見せてもらった。
これが体の中に入っていくということですけれども…。
結構ちゃんとしなるんですね。
そうですね。
それだけ大腸の形にフィットするというか…。
あっ!先端ですので病変ですとか次のカーブですね大腸は曲がってますので次こちらに行きますよっていうとこういうふうに曲げて。
それでしなやかに入っていくと。
私今何も触ってないのにまるで生き物のように先が動いています。
すべて木村さんがこの手もとで…。
しかも片手で操作できるんですね。
これ内視鏡の先端…。
はいこれが先端ですね。
ハンドルを少し動かしていただけるとわかるんですけども。
これは生検鉗子と呼ばれるもので組織を採取するときなどに使用する。
現在処置具は1,000種類以上にもおよび調べるだけでなくさまざまな治療ができるようになった。
そもそも金属の管にレンズと鏡を仕込みそれを口から飲み込み胃の中を覗く胃鏡と呼ばれる内視鏡。
考え出したのは19世紀半ばクスマウルは大道芸人が刀を飲む姿をヒントにこの胃鏡を考えついたという。
原始的な方法で覗くということだったわけですね。
そうですね。
これになりますね。
ここから覗くんですね。
そうですねここから…。
こういうふうに入れてこの胃のあたりを上から見る。
そうですね。
でもそういうふうに普通は人間考えますよね。
そして胃鏡にかわる画期的な内視鏡を世界に先駆け開発したのがオリンパスだった。
胃の中にフィルム式カメラを入れ撮影する胃カメラ。
世界トップシェアを誇るオリンパスの内視鏡。
その原点は65年前に作られた一台の胃カメラにあった。
終戦から4年経った当時日本はそんな状況に危惧を抱き闘いを挑んだ一人の若き医師がいた。
軍医として赴いたそして復員後胃の病で死んでいく患者を見てある思いを強くした。
そして宇治は胃がんを早期発見するために胃の中を撮影できるカメラを作るという途方もない発想をオリンパスに持ちかけたのだ。
当時オリンパスは顕微鏡やカメラのメーカーとして知られる存在だった。
オリンパスさんにその話が来たときに我々が漏れ聞いた話によりますと…。
宇治とオリンパスの若き技術者の挑戦が始まった。
常識を超えた人間の体内を覗くという超小型カメラの開発。
大きな壁に何度も阻まれるが試行錯誤を重ね乗り越えていった。
これが世界初となる胃カメラの設計図。
宇治とオリンパスの技術者が1か月かけて描き上げたものだ。
食道より細い直径12ミリの管の中にフィルムやレンズ電球などカメラに必要なすべての機能が詰め込まれた。
開発を始めて4か月後試作機が出来上がった。
続いて人を使った胃の中でもしレンズや電球が割れれば命をも脅かす。
胃カメラを飲む役は先輩の医師が自ら買って出た。
宇治とオリンパス技術者の悲願。
世界初の実験が始まった。
レンズや電球が体内で割れることがないよう祈るなか胃カメラのシャッターが押された。
シャッターを押すたびに手術室そして胃の中で何度も光が発せられた。
そこには胃潰瘍がはっきりと写っていた。
この成功は日本のみならず世界から称賛を浴びた。
しかし胃カメラ開発の2年後世界的な発明をした宇治は地元埼玉の小さな病院にいた。
宇治は胃カメラの開発者として名を馳せるより町医者として直接患者の治療にあたることを選んだのだ。
宇治のあとを継いだ息子の元さんは意外なことを話してくれた。
胃カメラの開発から65年。
内視鏡は飛躍的な進化を遂げている。
どれくらいズームができるのかということでこちらに今千円札を用意してみたんですけれども。
「日本銀行券」と書いてある文字は読めないであろうところの文字がはっきりと読めますし…。
更にズームをかけていきますと…。
あ〜っ!インクの盛り上がりといいますかインクがのっているような感じが見えますね。
そうですね。
はぁ〜。
これはかなり高性能といいますか…。
胃を観察する内視鏡は口からだけではなく鼻から入れるものも開発された。
鼻から入れるとまず1つは…。
なるほど。
ここに入りながら見ながら「ちょっとここ痛いです」とか「ちょっと苦しいです」とか。
内視鏡の進歩はがんの早期発見や治療に大きく貢献している。
大腸がんはこの30年間で患者数が6倍に増え女性のがん死亡原因の第1位となった。
しかし早期発見早期治療をすれば90%以上治癒できるという。
はいお疲れさまでした。
お疲れさまでした。
今日初めての検査?そうです。
いかがでした?終わって。
更に内視鏡は外科の世界にも革命をもたらした。
行われていたのは内視鏡外科手術。
腹部などに小さな穴を開け内視鏡で見ながら施術するものだ。
驚くのはモニターに映し出されたその映像。
三次元だ。
医師は専用のメガネをかけて手術を行う。
執刀した医師にはどのように見えるのだろうか。
もっとイメージしやすくすると例えば…。
今も世界トップシェアを誇るオリンパス。
そんな先人たちの熱い思いが今も受け継がれていた。
世界で初めてつくられた胃カメラのレプリカをお借りしました。
現在の内視鏡の原点ともいえるものなんです。
この部分を回すと…。
あ先端が動きましたね。
そしてここを押すと…。
なるほど。
開発には成功と失敗がつきものです。
被験者となった先輩からバカ野郎としかられたんだそうです。
それだけ集中していたんでしょうね。
今脚光を浴びている車がある。
NISSANが誇るフラッグシップの一台フーガだ。
世界基準のプレミアムカーを目指し開発。
海外では高級ブランドINFINITIとして発売されたのが歴史の幕開けだった。
欧州車と真っ向から戦える高性能高品質ブランドINFINITIは…。
そして先月新型フーガが誕生。
世界で戦い認められてきた車が新たな姿を見せた。
そのフロントには世界に通用する高級車の証しINFINITIのエンブレム。
欧州車に負けない高級感。
威風堂々としたエクステリアデザイン。
躍動感のあるフォルム。
最新テクノロジーに裏づけされた安全性能は世界最高レベルに。
スポーティーでアクティブな走り。
しかしそれを損なわない乗り心地と静粛性。
ハイブリッド車では圧倒的なパワーと低燃費を両立している。
今回の新型フーガの商品企画を指揮した平野さんは力強くこう語る。
やはりライバルはドイツをはじめとする欧州車。
特に外国産ドイツ車を買うお客様というのはなのでこの車もカタログですとかスペックにあらわれない上質さ乗り心地ハンドリング音こういったものを開発のターゲットにして開発しています。
ベンツEクラスBMW5シリーズアウディA6など名だたる欧州車に突きつけた挑戦状。
そこには新型フーガの開発そして製造に携わるプロ達のモノ語りがあった。
新型フーガはここで産声をあげた。
ものすごく広いですね。
この道もすごく広くてどこまで続いているんだろうっていうくらい長いですね。
まさにNISSANの技術の中枢だ。
ふだんは決して入ることのできない巨大工場。
そこには…。
まず目にしたのは他の車とは一線を画す機械には匠の技をプログラムし高レベルの塗装を実現。
一般的な車よりもどれほどの違いか。
それはボディーにライトを当てることで歴然となる。
一般的な車の塗装ではライトの白い線がにじんで見える。
しかしフーガなどの高級車ラインにおける塗装ではライトの白い線がくっきり。
美しさだけでなく艶やかさまでも伝わってくる。
だが塗装もこれで終わりではない。
むしろここからが高級車のこだわりが潜んでいる。
すごいまぶしいです。
何やってるんでしょう。
あれどういう意味があるんですかね。
ここは一連の塗装を終えたフーガが流れてくるそこにまるで門番のようにひときわ厳しい目を向ける男がいる。
こんにちは。
今これは何をチェックしてるんですか?紛れ込んだ小さなちりの上から塗装をするとボディー表面にごくわずかだが膨らみができてしまう。
それを匠の五感で出荷するすべてをチェックする。
手の感触と目だけで見極める。
この匠の技は一朝一夕で得られるものではない。
だからこの場には熟練した職人しか立てないのである。
これは目が見慣れてくるんですか?そうですね。
素人では到底わからない小さな凸一つ見逃さない職人。
釜井は塗装を完璧に仕上げるプロでもある。
そこでまずは須黒アナがサンプルとして用意したボディーで果たして?いきます。
怖い!1234。
どうでしょう?やはり素人には到底無理。
プロでなければできない技がある。
どうでしょうもうちょっと?もうちょっと。
では釜井の技を見てみよう。
この作業を100分の1ミリの感覚で行っているという。
迷うことなく一度の作業で完璧に削り取った。
作業時間はわずか1分。
どこにあったんだかわからなくなりました。
すごい!フーガの滑らかで艶やかな輝きの裏には100分の1ミリにこだわる職人の技が隠されていた。
自動車は作る人たちの情熱の塊だといわれる。
その情熱を最も具現化したものがデザイン。
とりわけフーガはそれが顕著に表れている。
フーガに見る躍動的なデザイン。
そして威風堂々としたフロントマスクはどのようにして生まれたのだろうか。
GT−Rスカイラインなど日本を代表する車を手がけてきたデザイン・ダイレクターの長谷川さんに新型フーガの狙いを聞いた。
ドライバーが長時間過ごすコックピットは快適性はもちろん日本的な温かみのある雰囲気も表現。
インテリアは熟練した職人が手作業で銀粉をすりこむ銀粉本木目のフィニッシャーが施されている。
そして今回の新型フーガのデザインの中で長谷川が最もこだわった部分。
見せてくれたのはいくつもの人や動物の目だけを写した写真だった。
フーガのヘッドライトの力強さ。
それを表現するために生命力のある動物そして人の目を参考にしたのだという。
見るものに強烈なインパクトを与え魅了するデザイン。
そこには確固たる自負があった。
すべてにおいてこだわりを見せるモノ作りこそ世界が認める証し。
それは組み立ての工程にも言える。
広い!最先端の技術と職人の手仕事との融合。
それがフーガを作り上げている。
その品質を運転という形で支える男。
それが…。
厚生労働大臣が卓越した技能者を表彰する現代の名工にも選ばれた人物。
加藤の仕事は開発の段階でテスト走行を繰り返し評価。
加藤の研ぎ澄まされた感覚はひとつ図抜けている。
フーガに必要不可欠だったもの。
それはプレミアムカーにふさわしい…。
今何キロくらい出てるんですか?それが我々の仕事なんですよね。
こだわり抜いたフーガの静粛性。
更に加藤が評価したのが…。
これでポンッて離しますと…。
静かでしかも低燃費。
フーガはその両方を併せ持つ。
そして…。
うわ〜っ!いきなりこんなにスピードが。
うわぁすごい!エンジンとモーターとの同時駆動によりハイブリッド車では随一の加速性と360馬力を超えるパワーをも実現したのだ。
そんな新型フーガは欧州車に負けない安全性能も備わっているという。
安心して運転していただけるというところの土台として…。
更に…はもちろんのこと。
日本を代表する車。
安全面でも完璧を目指す。
組立後の検査でもそれはうかがえた。
ピカピカですねすごいきれいです。
この検査においても…。
何をやってるんでしょう?車が出来上がってえぇ〜!驚くことに0コンマ5ミリ単位のずれを手のひらで感じ取り不具合を見つけるというのだ。
なんか女性の方を初めて見たんですけど…。
高級車ならではの細やかな品質の確認。
そこには女性の力が欠かせない。
繊細な感覚や広い視野を維持するため彼女たちが毎朝欠かさずしていることがある。
真剣に見つめる視線の先には数字の書かれたカードが。
この反復が集中力向上と視野の拡大につながるのだという。
一切の妥協も許さない品質管理はこれで終わりではない。
ここがよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
失礼します。
あっまだシートが…。
完成したフーガを実際に走らせる。
車の本質は走り。
この確認は欠かせない。
ハンドルを握るのは自信を持って世に送り出せるのか。
フーガを知り尽くすこの男に最後は委ねられる。
150もあるんですか。
はい150もあります。
わずかな妥協も許されない。
すべての工程で熟練の職人たちが腕を振るって作る車。
しかし走らせてみなければわからないこともあるという。
世界を見据えた車ゆえの検査も行う。
目の前に広がるのは世界が認める理由はこんなところにも表れている。
そんな日産のこだわりと情熱が詰まった車世界基準をあらゆる面で実現した新型フーガ。
世界との戦いはこれから。
世界に挑み磨き上げられてきた車の裏には多くの人たちの技術と情熱があった。
新しいモノを作るとき。
アイデアが煮詰まってしまうことありますよね。
日産にはそんななか誕生したフーガのデザイン。
確かに眼光鋭い感じに見えますね。
人々を癒やし笑顔にしてくれる場所。
その水族館に今欠かせないのが…。
こちらは集客数ダントツ日本一のジンベエザメが人気のこの展示場は完成当時世界最大の水槽パネルとしてギネス記録にも認定された。
海外に目を向けると更にそのスケールはアップ。
ここは世界のセレブが集まるUAEのドバイ。
目玉はもちろんショッピングモールにある水族館の巨大水槽。
こちらもギネス記録に認定された。
ここまで巨大になると世界が認める巨大水槽それを作っているのは日本の企業だ。
緑に囲まれたここに今世界から熱い視線を送られている企業がある。
日プラだ。
そしてこの男性こそこれはただ単にアクリルアクリルって言われるんだけども…。
巨大水槽を作っているのは実はガラスでなくアクリル。
通常水族館に使われているアクリルはとっても分厚く…。
香川県高松市で創業した日プラは…。
海底散歩しているかのような感覚でイルカの泳ぐ姿を見られるペンギンが空を舞うように泳ぐと話題の実は日プラ製。
更に日プラはアメリカヨーロッパなど世界60ヵ国で巨大水槽を作っており現在もオファーはひっきりなし。
だからかいったいなぜ日プラでなくてはいけないのか?そこには日本の確かな技術力があったのだ。
敷山社長が見せてくれたのは四角い塊。
これは今現在使ってるね…。
そう正面から見るとただのひと塊の透明なアクリルに見えるが横から見るとなんとアクリルがいくつもの層になっていることがわかる。
これこそ日プラが他社と一線を画す…。
果たしてこちらはうちの工場の…。
最大の板なのでね…。
日プラではそのパネルの表面を極限まで平らにすべくいくつもの機械を使い分けながら丁寧に磨きあげる。
そしてこの磨きの作業のあと平らになったアクリル板を重ね合わせ接着していくが…。
実はその接着方法にこれまたすごい技術があるという。
撮影禁止の文字が大きく掲げられた扉。
今回は特別に世界一の水槽を可能にした日プラの技術の要を見せてくれるという。
これがアクリルと同じ成分の液体は固まったときの屈折率まで同じになるよう作られている。
表面を磨きあげられたアクリル板を重ねその間に接着剤を流し込むと曇っていた板がみごとに透明になっていく。
もともと一枚の板だったかのようだ。
接着剤が端までいって折り返しアクリル板と同化するために透きとおって見えるのだ。
このようにして何度も何枚も接着を繰り返しようやく1枚のパネルができあがる。
この独自の技術で日プラは始めは続いてそして去年中国珠海にオープンした水族館でなんと幅およそ40mにまで伸ばして記録を更新。
確実にその記録を塗り替えている。
人々を楽しませるため大きくなっていく水槽。
いったいどのように組み立てられるのだろうか?このあとその全貌が明らかに!こちらは中国で建設途中の水族館。
地面に置かれているのはこれで巨大水槽が完成する。
この世界一の大きさを誇る水槽も実は12枚のパネルをつなぎ合わせて作られたもの。
しかし巨大になればなるほど気になるのはその安全性だが…。
そんなねクラックやとかね…。
世界が認める巨大水槽。
折り紙つきの安全性。
わざわざ3〜4センチのアクリルを重ね合わせるのは実は高い安全性を保つためでもある。
これは中国上海のデパートにある水槽前の映像。
なんと突如水槽が破損。
幸いにもケガ人は出なかったのだが現場は大惨事に。
実は世界の水族館では近年水槽の破損事故が多発。
コストや効率を優先し安全性は二の次というメーカーが少なからずあるのだ。
その一方それはひとえに技術の賜物。
世界が日プラを認める理由。
それは卓越した技術とその技術に裏打ちされた安全性にあった。
更に日プラの独創性にも世界が認める理由が。
アザラシの習性を生かして作った自然体で生き生きした姿を楽しむことができる。
世界中にある日プラの水槽。
実はすべてそこでしか見られない一点モノ。
独創的で魅力的な水槽のアイデアはほとんどが敷山社長自らが考案。
鮮やかなアイデアを実現できるのは加工しやすく柔軟なアクリルで作りあげる技術があってこそ。
そんな社長が一枚の板にかける技術者の揺るぎない信念と情熱。
香川の小さな町に他社には決して真似できない独自のモノづくりで世界から認められる会社があった。
海の中に住んでみたい。
そんな夢のようなことが実現する時代がまもなく来るかもしれません。
こちらをご覧ください。
これは清水建設が2030年〜2050年を目指して開発を進めている深海未来都市です。
ここに日プラのアクリルが使われるというのです。
直径500m5,000人が住むことができる夢の海中都市。
皆さんは住んでみたいですか?世界から高い評価を受ける日本のモノづくり。
そこには日本人だからこそ実現する高い技術力と日本人の体に宿るサービスの精神があった。
世界の高みを目指す人たちの戦いに終わりはない。
2015/03/01(日) 16:00〜17:15
テレビ大阪1
世界が認めたモノ語り[字]

世界基準で戦い評価されている日本の製品がある。それらはなぜ認められたのか?開発の裏側などモノづくりの秘密に迫る▽新型フーガ誕生の舞台裏▽世界シェア70%の内視鏡

詳細情報
番組内容
世界で戦い評価されている日本の製品。
それらはなぜ認められたのか?
開発の裏側などものづくりの秘密に迫る。
▽新型フーガ誕生の舞台裏
▽世界シェア70%の内視鏡
出演者
【ナビゲーター】
別所哲也
【リポーター】
須黒清華(テレビ東京アナウンサー)
森田京之介(テレビ東京アナウンサー)
鷲見玲奈(テレビ東京アナウンサー)

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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