あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県南三陸町 菊田浩文さん」 2015.03.01


そして平和は歩いてこないという事…。
はい。
今日はどうもありがとうございました。
今日は早乙女勝元さんと共にお伝え致しました。

(テーマ音楽)宮城県南三陸町。
高さ20メートルの場所にあった…安全だと思われていたこの場所も津波に襲われました。
来た来た来た。
逃げろ逃げろ。
戸倉中学校の教諭を務めていた…津波にのまれ同僚と教え子を亡くしました。
あの日菊田さんは職員室で大きな揺れに襲われます。
菊田さんは生徒たちに声をかけ校庭に集合させます。
そして自分は学校前の坂道に行き避難してくる住民たちを誘導します。
その時津波が防潮堤を越えてきます。
来た来た来た。
逃げろ逃げろ。
上がってきたよ〜!菊田さんの同僚…2人は必死に避難を呼びかけます。
生徒と避難していた住民200人は校庭脇の山へと向かいます。
その途中人影を見つけます。
菊田さんと猪又さんは老夫婦の手を引き体育館の裏を目指します。
しかし間に合いませんでした。
菊田さんは校庭をのみ込んだ高さ5メートルの水の中から抜け出せませんでした。
津波に翻弄されながら木の枝にしがみつきなんとか太い木の根元にたどりつく事ができました。
猪又さんは翌日体育館の中で遺体で発見されました。
生徒1人と老夫婦も亡くなりました。
自分だけ生き残ってしまったという思いは菊田さんの心に大きな傷を残します。
そんな菊田さんを立ち直らせたのは学校での日々の生活でした。
生徒たちと過ごす中で菊田さんは次第に迷いから抜け出していきます。
2015/03/01(日) 16:10〜16:15
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県南三陸町 菊田浩文さん」[字]

東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県南三陸町の戸倉中学校の教師だった菊田浩文さんは、住民の避難を助けているときに津波に巻き込まれ、一緒にいた同僚を亡くした。

詳細情報
番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。宮城県南三陸町の戸倉中学校で教諭を務めていた菊田浩文さんは、高台にあった中学校でお年寄りの避難を助けているときに津波に巻き込まれ、一緒にいた同僚を亡くした。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント

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