第70回びわ湖毎日マラソン 〜兼 世界選手権代表選考会〜[SS] 2015.03.01


生字幕放送でお伝えします70回目を迎えたびわ湖毎日マラソン。
終戦の翌年に始まり日本で最も長い歴史を持つこの大会は、いつの時代も世界への扉を開くレースであり続けてきた。
東京オリンピックのテストレースとして行われた第19回大会は日本中を熱狂させるメダリストたちを生み出した。
びわ湖から世界へ。
日本マラソン界が輝いていたあの時代。
数多くの名ランナーが世界へと飛び出していった。
実況⇒あと15mから10m瀬古利彦、1着ゴールイン。
レースの高速化が進む時代を迎えてもなお、選手たちは世界への挑戦を続ける。
びわ湖でオリンピック決めるんだという自信をつけてそして世界に行くという大会だと思います。
70回を迎えたことし世界への扉を開くのは、誰だ。
第70回びわ湖毎日マラソンは雨の降る中でレースがスタートしそうです。
8月に中国の北京で行われる世界選手権の代表選考会を兼ねています。
国内で行われる代表選考会、このびわ湖が最後のレースです。
午前中から雨が降り続いています滋賀県の大津市です。
いったん小降りになりましたが正午を過ぎたところでまた雨足が強くなってきました。
皇子山陸上競技場がスタートフィニッシュです。
第16回まではこの大会、大阪で行われていました。
17回から琵琶湖畔を舞台に行われるようになりまして数多くの名勝負がここを舞台に行われてきています。
世界選手権の代表選考レース去年12月の福岡そして先週の東京びわ湖この3レースは日本人上位3人までに入ることが必要です。
2月の別府大分毎日マラソン日本人トップ、代表選考の可能性があります。
先週は今井の2時間7分台好記録も出ました。
選考レースで上位に入ったうえで2時間6分30秒を切ることが1つの条件ですがまだこの条件をクリアした選手はいません。
その場合が活躍が期待される選手が選考されます。
世界選手権の代表最も多くて3人です。
さらにその世界選手権で日本人トップに入って8位入賞を果たしますと来年のリオデジャネイロオリンピックの代表に内定します。
ことしの放送の解説はマラソンの日本記録2時間6分16秒をお持ちの高岡寿成さんです。
現在は日本陸上競技連盟の長距離マラソン部強化委員をお務めです。
いよいよ最後の選考レース選手の状況どう想像されますか。
高岡⇒過去の3レースを見て大会目標がどの辺りで選考されるか、見えていますのでそれを目標に走れればいいんじゃないでしょうか。
7分台も出ましたし、9分台が4人出ている現在の状況です。
どのあたりが目安ですか。
福岡の藤原君の出した2時間9分6秒が1つの目安になると思います。
少しその中で雨や風が気になるきょうのレースですね。
日本陸連は去年からこれまでの実績などをもとにナショナルチームを編成しました。
12人の選手が選ばれています。
活躍が期待される選手、原則としてこのナショナルチームから選考という条件もあるんですが今のところ世界選手権の代表選考の条件をクリアしているのは東京の今井、ただ1人です。
その中で、びわ湖には佐々木と前田2人のナショナルチームのメンバーが走ります。
ナショナルチームの1人九電工の前田和浩選手。
自己ベストの2時間8分ちょうどは今大会の日本選手で最も速いタイムです。
世界選手権にも2度出場するなどスピードと持久力を兼ね備えたベテランです。
もう1人は旭化成の佐々木悟選手。
去年のびわ湖では持ち味の粘り強い走りでレース終盤まで先頭争いを繰り広げて2位。
ことしは自己ベスト更新が目標です。
佐々木⇒もちろん負けたくないしっかり出し切れれば必然的にいい結果といいタイムが出るんじゃないかなと思ってます。
前田⇒やることはやれてきてるのでそれを出せれば負けるとは思ってないので先頭集団につけて勝ちにいくレースをしたいなと思ってます。
雨を避けている選手すでにトラックに出てきている選手もいます。
去年日本人トップでした佐々木悟2時間9分47秒の自己ベスト佐々木に対する、ことしの期待はいかがですか。
昨年同様、30km以降どれだけ粘れるかというのが1つ見物だと思います。
去年は、いったん離されましたがまた先頭に追いついて先頭争いをしました。
そしてもう1人、前田和浩は世界選手権の経験を持っています。

前田については、いかがですか。
彼の実績を含めて、年齢とを考えてさらに記録更新また勝負という部分でも興味深いところだと思います。
ナショナルチームのメンバーがこのあと再び選び直されるということにもなっています。
リオデジャネイロを目指す選手にとっては新たにナショナルチーム入りを目指す選手もいるんですがその中でも注目がこの選手です。
コニカミノルタの宇賀地強選手。
箱根駅伝やトラックで活躍を続けてきたスピードランナーです。
おととしの世界選手権には10000mの日本代表として出場しました。
目標を来年のリオデジャネイロオリンピックのマラソン出場に切り替え4回目となるマラソンに挑戦です。
宇賀地⇒リオのオリンピックを考えたときに8分台という部分はちょっと目標というか心には置いてスタートします。
とにかく攻めるレースを積極的に前のほうで攻めるレースをします。
大学時代、箱根駅伝などでも活躍。
トラックでも実績を積んできました。
宇賀地に対する期待はいかがですか。
誰よりもスピードを持っているというところがいちばんの魅力なので自己記録更新、当然してほしいですし、目標としている8分台、将来は5分4分といった記録にも挑戦してほしい選手です。
過去3回のマラソンでは走るたびに自己ベストを上回るタイムで走ってきました。
その選手たちが走るびわ湖毎日マラソンコースをご紹介します。
スタートフィニッシュは皇子山陸上競技場。
琵琶湖の対岸で折り返す42.195kmです。
琵琶湖と瀬田川沿いを走るほぼフラットなコース。
好記録が期待されます。
競技場を出た選手は湖岸の道路へ。
大津港を過ぎたところが5km。
その後、琵琶湖を左に見ながら南下していくと10km地点です。
瀬田唐橋、石山寺を過ぎ瀬田川洗堰を渡ると15km。
ここから瀬田川沿いを北上。
風向きなどコンディションが変わってきます。
20kmを過ぎ、中間点を通過すると、すぐに折り返し。
今まで来た道を今度は引き返していきます。
さらに、南へ向かい瀬田川洗堰を渡ると28km過ぎに平津峠。
500mで高低差7m。
選手が、ふるいにかけられる注目の場所です。
30kmでペースメーカーが抜けレースが一気に動きだします。
勝負どころはどこになるのか目が離せません。
駆け引きを制して皇子山陸上競技場で1番にフィニッシュするのは。
そしてどんな記録が出るでしょうか。
だいぶカメラのレンズにも雨粒が付いています。
高岡さん、気象コンディションはどうですか。
気温が9度とまずまずなんですがやや風が2.4mと強い気がします。
このレース、ペースメーカーが2人つきます。
1km3分、30kmまでつきます。
このペースで走りきりますと2時間6分35秒。
その2人のペースメーカーも水色のナンバーカードです。
ことしのレースも第1放送車上武大学駅伝部監督の花田勝彦さんに乗っていただいています。
沿道の情報を伝えていただきます。
花田⇒よろしくお願いします。
コンディション、ちょっと気になるところですかね。
風などどうでしょうか。
今窓を少し開けて見ても雨がかなり、手にあたりますし少し風も感じるんですが朝から雨が降っていましたから選手の中で気持ちの準備がしっかりできていればいいんじゃないかなと思います。
このあとも沿道からの情報をお願いします。
スタートまで4分を切っています。
国内招待選手の顔ぶれです。
7人です。
日本の実業団NTNに所属しているバットオチルもこの中に含まれています。
アジア大会4位の選手です。
九電工の前田目標は2時間7分台。
ペースメーカーが外れたあとにペースを上げる練習をしてきたそうですね。
そのような練習を多く積んできたと自信を持って言っていたのでそういったレースが見られると非常にいいですね。
前田は雨をよけるかっぱのようなものを今の段階では着ています。
そして佐々木悟去年、初めてこの舞台で2時間10分を切りました。
30kmまで先頭についていけばということですから去年と同じような展開となるでしょうか。
記者会見でも具体的な目標を挙げずにただついていって勝負するというレースプランを持っているようなのでそういうレースが見られるんじゃないでしょうか。
目標順位に関しては、いろいろ聞かれてはいましたが、はっきりと口にすることはありませんでした。
宇賀地強は過去3度のマラソンUAEのドバイからスタートして海外レースで経験を積んで国内の福岡国際の経験してきました。
タイムは少しずつ上がっていてリオデジャネイロオリンピックというものを意識した発言が目立ちます。
スタートまであと2分ほど。
海外招待選手1人が欠場7人が出場します。
ナンバーカード1番が去年のチャンピオンバズ・ウォルク。
3年前の優勝ドゥングナンバーカード3番です。
日本の実業団にも6年間所属していた選手です。
ウォルクはベストタイムが2時間5分台非常にレベルの高いエチオピアの中で世界選手権の代表に選ばれた経験をすでに持っています。
レースの中心になる可能性があるでしょうか。
昨年勝っていることもありますし優勝争いの先頭だと思います。
イタリアのメウッチはヨーロッパチャンピオン、すでに世界選手権の代表権を獲得しています。
ロンドンにはトラックレースで出場した選手です。
トラックからキャリアを積んできた選手ですね。
なかなか最近がいないんですがトラックで実績を積んだんだと思います。
スタートラインの方向に選手たちが移動しています。
ナンバーカードは黄色地に赤い文字が海外招待選手黄色地に黒、30番台が国内招待選手ペースメーカーが2人、水色です。
一般参加は白地のナンバーカードをつけています。
272人がこのレーススタートします。
また少し雨が強くなってきたでしょうか。
先ほど9度ですが実際に感じる気温もあると思いますね。
雨が当たっている分実際感じる気温は低いと思います。
雨の降る中、少し風がやんだようにも見えます。
世界選手権の代表選考レース国内最後のレースです。
スターターは三日月大造滋賀県知事です。
第70回びわ湖毎日マラソンスタートしました。
非常に集団が大きくなる中で雨にぬれたトラックを選手たちは走っていきます。
選手の距離も近いですし選手としては気になるでしょうか。
やっぱり雨が降るとそちらのほうに気がいってしまう場合もあるので集団の中でレースを進めるのは難しいと思います。
ペースメーカー2人、いずれもケニアの選手です。
1km3分というペースでレースを作っていきますので400mトラックに換算しますと一周72秒というペースです。
まずはペースメーカーがどういった形で、序盤ペースを作ってくるでしょうか。
一般参加のランナーも前のほうに出てくる選手も例年見られます。
雨の強さ、また少し風も出てきました。
条件的にはいろいろと気になる要素も数多くある中で選手たちがスタートを切っています。
70秒前後というぐらいが一周のタイムでしょうか。
ペースは設定どおり進んでいると思われます。
このあとこのトラックを1周半しますと選手たちは、大津市内のロードへと出て行きます。
いつもに比べるとだいぶ長くなってきたでしょうか。
やはりやや雨の関係で走りにくいと感じている部分があるんじゃないでしょうか。
また足元がロードに出てどういう条件が気になるでしょうかね。
水たまりが多くできていますのでその辺を、選手は気にしながらレースをすることになると思います。
ぴしゃぴしゃとシューズが水をはじくような音もマイクを通じて聞こえてきています。
取付道路を走ってこのあと左に曲がってロードに出ていきます。
水たまりも、ロードに出たところで見られました。
70回目を迎えましたびわ湖毎日マラソン。
選手たちはロードに出てきます。
車のわだちなどができているところもあります。
水たまりができやすいところです。
皇子山陸上競技場を出て選手たちは今北に向かって進んでいます。
1.6km付近で向きを変えまして今度は南へ琵琶湖に沿って5kmに向かって走っていきます。
片側1車線の道路例年ですと、横幅いっぱいになるようなケースも見られます。
都市型のレースが増えていますとスタート地点から幅広いんですが琵琶湖は住宅街の中からスタートしていくんですね。
それから選手にとってはスピード感というものを感じられて走りやすいと思います。
花田⇒まもなく1kmです。
1kmを通過したところです。
設定よりは少しゆっくりした入り方でしょうか。
一般参加のランナーも前のほうに数多く出てこられるぐらいのペースという感じなんでしょうか。
設定よりわりあい遅かったので出てこられるんですがペースメーカーにしては走りにくいのかなと思います。
最初の1kmが3分5秒。
ペースがちょっと遅いですから集団も広がって選手もだいぶ多いですよね。
ペースメーカーの脇に一般参加の白いナンバーカードの選手も数多く見られます。
花田勝彦さんは現役時代このびわ湖毎日マラソンを走った経験をお持ちです。
海外招待選手が2列目3列目ぐらいに見られます。
国内招待の選手が集団の中に入っているようなそういう状態でもう先頭集団ができています。
少し選手が引っかかりましたね。
111番のナンバーカードが見えています。
アガト・ヤシン・ハッサンです。
日本の実業団に、所属しています。
去年びわ湖毎日マラソンで初マラソンを走った選手です。
中央右側3番が見えています。
サムエル・ドゥングは3年前のこの大会のチャンピオンです。
前田、佐々木といったところがどの辺りにいるかというところですがちょっと見つけにくい感じで集団の後ろのほうでしょうか。
かなり大きな集団になっています。
少しずつまたペースが落ち着いてくるでしょうか。
例年ですと60人ぐらいの先頭集団で5kmぐらいまで行くというケースがあるんですが集団が大きいですね。
雨が降っている分ペースが上がらない。
そして集団が大きくなるというような感じですね。
ペースメーカー2人がようやく前のほうに出てきたという形になりました。
121番SUBARUの五十嵐がペースメーカーのすぐ後ろ。
1km3分というペース設定ではありますが多少前後するケースもあります。
まず序盤、流れがどういうふうにできてくるかというところなんでしょうか。
風向きの関係もありますので前半の2kmを曲がってから追い風になる、そのときにしっかり3分ペースに戻していいリズムを持って折り返しまでいければいいんじゃないでしょうか。
旗を見ますと北に向かっている選手にとっては向かい風というふうに見えます。
少し外に膨らむようにしてナンバーカード37番ヤクルトの池田がポジションを移しました。
このあと2km地点選手は右に曲がります。
そして琵琶湖の方向に向かっていきます。
花田⇒6kmの通過は6分19秒と3分24秒かかりました。
非常に、遅いですね。
高岡⇒どの選手も1km3分というふうに、頭の中に入れているので少し遅いということで余裕を持ってレースができているんじゃないかなと思います。
そういうふうに考えたほうがいいでしょうか。
そういうふうに考えてレースを準備してきていますのでその分、ペースが遅くても余裕を持って走れるっていうことが考えられます。
選手が右に曲がって国道161号線に出てきました。
大津市と福井県敦賀市までを結んでいます。
琵琶湖の西側を走る主要道路です。
宇賀地がいます。
ナンバーカード36番。
非常に速いタイムをマラソンを始めたころは口にするケースが多かった。
今も2時間8分台ということで大きく自己ベスト更新するタイムを目標に、このレースに臨んできています。
またマラソンをするためにタイムを伸ばしていますし少しずつマラソンがどういうものか分かってきたんじゃないでしょうかね。
2時間13分41秒が初マラソン次が2時間12分18秒そして去年12月の福岡が2時間10分50秒です。
ナンバーカード108番旭化成の東野が前のほうに出てきました。
NHKのホームページではびわ湖毎日マラソンのレース経過を速報します。
5kmごとに上位通過選手をお伝えしています。
ご覧のアドレスからご覧ください。
またレース終了後には総合結果やレースのハイライトシーンをご覧いただくことができます。
海外招待選手がかなり後ろという感じですね。
そうですね。
本来ならペースメーカーの後ろにぴったりついていってほしいところなんですけどやっぱり様子をうかがっているんでしょうね。
去年優勝のウォルクが前から数えまして2列目ぐらいのところに出てきました。
そしてジンバブエのジュワウォが先頭集団から遅れています。
花田⇒ペースが遅いにも関わらず遅れているんですよね。
ちょっと何かアクシデントがあったのかなと少し心配しています。
去年も少し早い段階で遅れましたがロンドンオリンピックにも出場しました。
かなり強い雨が降る中でレースが行われています。
選手たちはすでに3kmを通過しています。
3km過ぎのところ川に架かる橋を通過しましたので多少のアップダウンがありました。
ただ全体的にはフラットなびわ湖毎日マラソンのコースです。
3分2秒というこの1kmです。
今おっしゃったようにペースは設定に近いところになってきましたので、集団やや縦に長くなってきました。
ただ全体的に遅くなっていますので前のほうに一般の選手が多いんですよね。
招待選手がまだ後ろに控えているような状態です。
佐々木が集団の中表情もなかなか見づらいようなところを走っています。
位置取りとしてはいろいろな考え方があると思うんですけれども集団の中にいるというのはどうなんでしょうか。
周りの流れに任せているというかリズムを合わせているといった状態だと思います。
このあと恐らく集団の数が小さくなってくると思います。
考え方が変わってきますか。
給水がくると道路側またセンターライン側と左右に走ることになると思います。
前のほうは横に2列ぐらいですが後ろのほうにいくと膨らむような集団の形です。
海外招待選手のケニアのディエマです。
あまり前のほうでは走りたくないと前日の取材で話していました。
レースの展開に応じて駆け引きをしてきた選手です。
ナンバーカード31番が前田です。
白い帽子をかぶっています。
自己ベストが2時間8分ちょうど。
世界選手権も、マラソンで2回出場しています。
モスクワの世界選手権のあとはなかなか思うような走りができていないんですね。
けがもあったりして練習も、と言っていたんですがここに向けては、十分練習をしてきたと言っていましたのでここらでまた復活してほしいですね。
世界選手権のあと、別府大分毎日マラソンも去年、走りましたが前半から遅れてしまいました。
ベルリンマラソンも2時間15分台ということでもう一度、大きな飛躍を再び果たしたいという選手です前田和浩集団の真ん中付近です。
ですからナショナルチームのメンバー2人は集団の後ろのほうでレースを進めているということになります。
ペースメーカーが30kmまで行ってくれるという話になっていますのでむだな動きをせずに集団の中で、待っているというような状況だと思います。
琵琶湖疎水の上に架かる橋を渡って4km通過するところです。
琵琶湖の水を京都に送る疎水第2第1の順で2つその上の橋を渡って4kmを通過しました。
この1kmが3分3秒ということでなかなかペースが上がらないですね。
ちょっと寒さを感じているんですかね動きがあんまりよくない感じがします。
沿道から花田さんの情報がありました。
佐々木と前田が横に並ぶような形で走っています。
ナショナルチームのメンバーが12人選ばれていますがその2人が横に並ぶように集団の中に加わっています。
大津港の脇を選手たちは通過しています。
琵琶湖観光の玄関口遊覧船の発着場でもあります。
琵琶湖に春の幕開けを告げるびわ湖開き、ことしは3月14日に行われます。
今は少し距離がありますけれどもこのあと琵琶湖、そして瀬田川とこのあとすぐ選手の横を通過するというそういうコースにもなっていますびわ湖毎日マラソンです。
2台の白バイが先導しています。
センターライン側が田淵展康巡査長白バイ歴は5年です。
初めてびわ湖毎日マラソンの先導を行います。
歩道寄りが水間雄大巡査長白バイ歴は5年やはりびわ湖毎日マラソンの先導は初めてです。
白バイの方のヘルメットなどを見てもかなり雨粒が付いている様子が見られます。
確認できるぐらいなんで、非常に強い雨かと思います。
足元も5kmぐらいまでは、多少水たまりもできやすいような路面状況になっています。
バズ・ウォルク、エチオピア去年のチャンピオンは前から3列ぐらいのところにポジションを取っています。
ウォルクは去年いったん先頭から遅れたんですが追い上げて佐々木を含む3人の激しい争いを制しました。
サムエル・ドゥングは3年前のチャンピオンです。
その後ろにメキシコのウリベでしょうか。
ナンバーカードが外れかけていますが。
海外招待選手、前にいる選手と、後ろのほうにいる選手で少し分かれるような感じになっているでしょうか。
そうですね。
少し縦長になっているように思います。
まもなく5kmです。
NTNのバットオチルが前に出てきました。
15分30秒、ならしますと3分6秒ペースになります。
このままのペースで42.195kmを走りきりますと2時間10分48秒ペースとしてはかなり遅い部類ということになりますかね。
ただここ2、3km3分2、3分4と安定していますのでまだ記録はよくなると思います。
安定してきたというのは選手にどうなんでしょうか。
このリズムを覚えてこのままいけば問題ないと思います。
先ほど国内招待選手のヤクルトの池田でしょうか帽子をかぶっていたと思うんですが沿道に捨てるシーンがありました。
5kmから10kmに向かって選手たちは走っています。
このあとはNHK大津放送局近江大橋など、10kmに向かって進んでいきます。
トップグループ15kmの段階では67人です。
去年は62人でした。
それよりは少し多い人数です。
もうすでに海外招待選手ジンバブエのジュワウォがこの集団から遅れています。
水色のナンバーカード2人がペースメーカーです。
今回のメンバーを見ますと2時間11分台、12分台という選手が非常に多いですね。
そういった選手が、集団の中にいますしみんなで30km以降我慢し合えば2時間10分を切るタイムがたくさん出るんじゃないかなと思っています。
NHK大津放送局の脇を通過しています。
環境こだわり放送局を掲げて琵琶湖の環境や自然に関する番組などを積極的に制作しています。
ちょっと手袋を気にする選手もいます。
やはり雨でぬれて気になるんでしょうね。
メキシコのウリベは、ナンバーカードが外れかけています。
そのあたりも気にしました。
最初の給水です。
ちょっと引っかかりました。
ナンバーカード1桁の番号の選手、1番から順番に設定されています。
ペースメーカーが取り損ねて少し後ろの選手と接触しました。
佐々木は最初の給水はしっかり取りました。
外国人選手が給水のところでどういった動きをするのかなかなか見えないところがあるので注意が必要ですね。
宇賀地がしっかり給水を取りましたね。
これぐらい選手が一斉に動いてきますので先ほどのような接触もあると思います。
集団が大きいですから気になりますね。
やはり給水は周りとの関係も含めて注意して取らないと転倒する可能性もある場所です。
きょうは雨で、路面もぬれている中で選手たちは最初の給水を取りました。
6kmをすでに通過しています。
雨が降っている中でも給水、皆さん取っているんですけれども先ほど窓から手を出してみたらスタートのときよりは雨は弱いのかなという気がしました。
それよりは風ですね。
走っていますから雨の寒さもあると思うんですが風のほうが少し感じるのではないかなと思います。
風向きなどは沿道をご覧になって判断できますか。
それほど強くはないんですが少し旗が揺れている程度なんですけれども走っていますので、少し風を受けながらという意味で体が冷える部分はあるかもしれませんね。
海外招待選手のすぐ後ろに佐々木の表情が見えています、ナンバーカード314番です。
だいぶ位置取りが給水で変わってきました。
一時的に集団が長くなったように見えます。
まだ前半なので、どの選手もまだ余裕がある顔をしているように思います。
そして後ろのほうでは位置取りを変えたがっているような選手の動きも、ちらちら見えています。
ペースメーカー2人が引っ張ってそのすぐ後ろに、モンゴル出身NTNのバットオチルがいます。
そして3列目4列目辺りに佐々木がいます。
去年も比較的安定したポジションで前半は走って終盤、人数が少なくなってきたところでしっかり前につく走りをしていました。
びわ湖は、この選手は4回目なんですね。
4回目ということでコースも熟知しているはずなので勝負どころあとは粘りどころというのもよく分かっていて、イメージを持って走っていると思います。
少し集団が分かれてきました。
給水があってそのあとこの辺りにはカーブもありますので、走るポジションを移しながら選手はまもなく近江大橋の脇を通過していきます。
例年、この辺りから徐々に集団がちぎれ始めるというポジションです。
あまり前のほうに出てこない国内招待選手もいます。
旭化成の東野が中央に映っています。
帽子をかぶっている選手です。
マラソンは6回目。
2時間12分13秒がベストタイムですのでもう一段、飛躍を期待する選手ですね。
前半から積極的に走れていると思います。
けがなどもあって、なかなか満足のいく練習ができない時期もあったそうですがようやくびわ湖に向けて状態が上がってきたというふうに話していました。
先頭集団から少し遅れているグループです。
NTNの北岡です。
北岡は世界選手権に出場した経験もありますがこのびわ湖が現役最後のレースと話をしていました。
彼もびわ湖から世界に羽ばたいた1人だと思います。
初マラソンがびわ湖でそしてアジア大会に出て銀メダルそして世界選手権と、まさにびわ湖から羽ばたいていった選手です。
奈良県出身ということです。
リポートです。
北岡は先頭からは17秒、100m弱の差の位置にいます。
その北岡のすぐ前なんですが、同じくラストマラソンの安川電機の小畑も同じグループで走っています。
114番の小畑はマラソン6回目です。
2年前のびわ湖で出した2時間13分17秒がベストタイムです。
16年間の現役生活に感謝を込めて走りたいと言っていました。
冬のマラソンシーズンの締めくくりの位置づけでもあります。
現役最後の選手も例年見られます。
少し寂しく感じる部分もあるんですけれども。
近江大橋の脇を選手たちは通過しています。
だいぶ琵琶湖の湖面が近くになっているところです。
近江大橋、1219m近江市と草津市を結んでいます。
昭和50年台の36回大会はこの近江大橋の上を走るコースが採用されていました。
5回優勝の宇佐見さん宗茂さん、宗猛さんの宗兄弟が優勝したときには近江大橋を走りました。
そういう歴史もありました。
第70回を迎えたびわ湖毎日マラソンです。
黒木文太国内招待選手が前に出てきました。
国内でのマラソンが2年3か月ぶり自己ベストがいわゆるサブテン2時間10分を切るまであと少しという記録を持っています。
そういった意味では今回このペースでいけばチャンスがあるんではないでしょうか。
その後ろにいるのが中央発條のハッサンです。
去年のびわ湖毎日マラソンが初マラソンだったんですが去年の後半、腹痛があってなかなかペースを上げることができませんでした。
その経験を踏まえてもう1度マラソンで自分の力を試すときだと話していました。
その後ろに清水もいました。
ペースですが3分2秒辺りで非常に安定していますので今回若手の選手とか、これから伸びようという選手にとっては非常にいいペースなのではないかなと思います。
3分2秒というペースはこのペースは走りきると2時間8分を切るかどうかというペースです。
これも決して悪いペースではないですね。
決して悪いペースではないですねむしろここから戻そうとペースを上げたほうが選手としてはきついというふうに感じると思います。
ある程度安定してくれたほうがいいですか?安定したほうが選手にとってはリズムが大切なので出しやすいと思います。
佐々木のすぐ後ろに前田です。
先ほどは横に並ぶように走っていました。
白い帽子をかぶっている黒いランニングウエアの選手です。
その横に宇賀地という並びになっています。
宇賀地はちょっと陰に隠れました。
前田のすぐ脇に宇賀地がいます。
佐々木が、そのすぐ前という位置関係になっています。
この辺りの位置関係はどうでしょうか。
たまたまそこを走っているという状況だと思います。
まだまだ相手を意識するような距離にもなっていません。
ただ給水のことを考えて沿道側にいることも考えられます。
ほかの選手を気にするようになるのは何kmぐらいからですか?30km近くになってペースメーカーが外れると意識しだすと思います。
そのときはおそらく人数が今より絞られてきているでしょうから顔ぶれも分かってレースを進める状況になるんでしょうかね。
8kmから9kmに向かうところです。
この辺りも平たんではありますが多少カーブがあるポイントです。
足元を見ますと、雨が落ちているのが分かります。
それほど周りを見ても、風が強いというイメージにはとらえられません。
リポートバイクからの映像が入っています。
375番、初マラソンの流通経済大学の吉村です。
この吉村で先頭からは18秒差。
ちょうど100mほどの差になっています。
少し口を開けながら表情はさほど変わらず走り続けています。
今回初マラソンの主な選手です。
そのうちの1人の吉村は流通経済大学の4年生。
鹿児島実業が全国高校駅伝で優勝したときのメンバーでもあります。
東京オリンピックに向けて大学生で1度マラソンを走っておきたかったとこのレースに向けては話をしていました。
またレースプランも細かく立てていたようなので、その中でレースを進めていますね。
9kmまでの1kmが2分55秒となりました。
ペースが上がりましたね。
花田⇒そうですね。
やはり集団の動きも少し変わったように感じまして先ほど風の話がありましたが沿道の旗を見ているとやや風が出てきたのかなと感じます。
ただ少し追い風なのかなという感じなので、選手はさほど感じていないのではないかなと思います。
ここで2分55秒とペースが上がった。
先ほどペースの調整の話が上がりましたが、この上がり方はどう見ますか。
高岡⇒この追い風がどれだけ吹いているかにもよるんですが一気に7秒ぐらい上がるときついと思う選手も出てくると思いますね。
トータルでどのぐらいかということもありますしペースの変動がどのくらいの幅でいくのかというのも選手には気になるところですね。
9.5km付近を通過しています。
このあたりで琵琶湖から瀬田川へと名称が変わっていきます。
カーブもありますので車線をまたぐようにして、集団が動いていきます。
67人、5kmの時点ではいましたが、だいぶ小さくなりました。
ぽつんぽつんと集団の塊が点在する状況に変わってきてます。
佐々木がだいぶ前のほうに出てきました。
その前がバズ・ウォルクです。
ナンバーカード7番、いちばん歩道寄りを走っていますが水色のウエアを着ているのがイタリアのメウッチです。
ヨーロッパ選手権で優勝してすでに代表権を持っています。
ロンドンオリンピックまではトラックで活躍した選手です。
高岡さんと同じでトラックからマラソンに転向した選手です。
スペインの選手やイタリアの選手はこういったパターンが多いんですがトラックで活躍したあとにマラソンに挑戦するということはよくあるパターンです。
まもなく10kmです。
アフリカ勢が非常に数多く世界大会で活躍しています。
ヨーロッパのチャンピオンもこのレースを走っています。
10kmを通過しました。
トータルで30分35秒ですが、この5kmが15分5秒から4秒というところです。
7分30秒ぐらい、このペースで走りきったと仮定したときのフィニッシュ予想は2時間7分34秒くらいです。
ようやくペースが安定したかなと感じます。
1km3分設定ですので15分5秒4秒ですと誤差の範囲内というイメージでしょうね。
ただ橋を越えてからは向かい風になるんですね。
そこをどううまくペースどおりにいけるかというのも1つの課題ですね。
例年びわ湖毎日マラソンの風というのもクローズアップされるケースが多くなります。
前半が追い風でも帰りは向かい風になるケースも多いです。
瀬田唐橋をこのあと過ぎます。
石山寺などを過ぎて瀬田川洗堰瀬田川に架かる洗堰を越えるとすぐに15kmです。
途中には唯一はっきりと分かるアップダウンの平津峠を選手たちは越えていきます。
少しまだ横に広がり加減でしょうか。
うまく追い風が吹いているんでしょうね。
ペースがわりと早めにできる全体的に早めにできるイメージでしょうか。
集団が横になるというのは追い風が吹いているからなると思います。
瀬田唐橋を通過しています。
東の国から京に入る、関所の役割を果たしました。
唐橋を制する者は天下を制すると言われて、何度も戦乱の舞台になってきました。
かつてはこの唐橋の上を選手たちが通るコースが採用されていました。
昭和63年の第43回大会では瀬古利彦さんが優勝してソウルオリンピック代表を決めました。
そのときには唐橋の上を選手たちは通過していました。
まだ一般参加の選手も非常に多く見られています。
文字の色が少し変わっているのは最初の5kmには加わっていたけれどもそこから、集団から落ちてしまった選手です。
ラストランになる小畑もトップグループから少し離れたところを走っています。
やはりだいぶナンバーカード、若い選手が振り落とされました。
トラックや駅伝などでも活躍した実業団です。
初マラソンの選手です。
中国電力の石川も初マラソンです。
11kmのポイントを通過このあと給水が待っています。
2回目の給水です。
先ほどに比べると人数が少なくなっていますがだいぶポジションを移しました。
バットオチルが前のほうでポジションを取っています。
佐々木、宇賀地は最初の給水は取れましたが、佐々木が4番テーブルです。
しっかりと取りましたね。
佐々木がしっかりと給水を取りました。
2回とも取ったことになります。
ペースメーカー2人とバットオチルが給水のところで前に出ました。
動きを見ていると前田も後ろを取りましたかね。
ボトルを投げ捨てたように見えました。
ケニアのエリック・ディエマが少し遅れてきました。
先頭からは13秒の遅れになってきましたディエマです。
先ほど給水のところで一度、本人取れませんで、一度戻るような形でテーブルに帰ってその差がまた広がったというシーンがありました。
給水が取れずに戻りましたか。
あまりない例ですね。
2時間6分台というベストタイムを持っている選手です。
8回目のマラソンなんですが給水を取るために戻るという動きがありました。
やはり集団が大きい分そういうリスクはあるんじゃないかなと思います。
前のほうに3人出たという形になりました。
石山寺を右側に見ながら選手たちは瀬田川を南へと走っていくコースです。
サムエル・ドゥングがペースメーカーのすぐ後ろにつきました。
3年前のこの大会優勝愛知製鋼で6年間活躍した選手です。
ロンドンオリンピックの代表選考のときに中盤以降独走という形で頂点になった選手です。
そのときも同じような雨でしたね。
不安はないと言っていたので自信があるのかもしれないですね。
選手によって雨に強い選手あまり得意ではない選手いるものですか。
精神的には気候に関係なく走れたほうがいいのはいいですけど。
先ほど給水のところで遅れたディエマ、後ろのほうに戻ってきましたね。
12kmのポイントの辺りですがディエマが後ろのほう集団に再び戻りました。
ペースを上げてあっという間に戻ってきました、最後方にいます。
石山寺です。
紫式部が「源氏物語」の構想を練ったと伝えられている源氏の間がありまして文学の寺とも呼ばれています。
およそ400本の梅が、この時期見ごろを迎えるんですがことしは例年よりも開花が少し遅れていると聞いています。
この1kmのペースも3分4秒その前が2分59秒。
給水もあったこの11kmから12kmというところです。
やはり給水があると取りにいってどうしてもペースが上がるということは考えられます。
花田⇒先ほどの給水のところで少しペースが上がったんですがやはりそのあと3分4に落ちましたからそのあとディエマ選手も楽に追いつけたのかなと思います。
かなり長い距離を戻ってきたという形になりますね。
あそこで離れるような選手ではないのでね。
2時間6分台というタイムを持っているディエマです。
先頭集団が10kmを通過した段階では49人です。
給水などがありましたので少し後ろに離れている選手も見られます。
集団の大きさとしてはここ数年とそれほど変わりはありません。
大体このぐらいの人数で、前半は推移していきます。
午後1時現在、雨が降り続いて、気温が9度2分です。
北の風が2.6m向きだけ見ますと前半、背中から追ってくる形になります。
問題は折り返しますとこれが帰りの30km付近向かい風ということになります。
最後はその風が勝負を左右する風になるかもしれないですね。
世界選手権の代表選考最後のレース。
多少設定のペースよりは遅いペースで、前半はレースが進んでいます。
九電工の前田が依然として集団の真ん中付近にポジションを取っています。
多少集団の右左に位置を変えながら走っています。
ナンバーカード31番の前田です。
前田からするとイメージよりはゆっくりとしたペースの可能性もあるんですが大体、集団の真ん中付近です。
ペースメーカーのすぐ後ろにナンバーカード3番のサムエル・ドゥング。
NTNのバットオチルが並ぶように走っています。
ドゥングが後ろのほうを気にしました。
顔ぶれなのか、集団の形なのか少し気にしています。
ナンバーカード6番がエチオピアのフィカドゥ・ギルマです。
3回目のマラソン。
その後ろに前田がいます。
旭化成の松尾が、すぐ後ろにポジションを取っています。
松宮隆行選手が集団の中に見えます。
松宮選手もトラックでは数多くの実績を作ってきた選手です。
マラソンでも回数も増えてきてここらでまたいい記録を作ってもらいたいですね。
11回目のマラソンになります。
びわ湖は実に9年ぶりという久々にびわ湖の舞台に戻ってきました。
13kmを通過してまもなく選手たちは平津峠の上りです。
やはりケニアのディエマがかなり後ろです。
DeNAの室塚ナンバーカード305番が見えてきます。
室塚も初マラソンです。
前半のはっきりと分かる上りが平津峠です。
500mの間に標高差7mを上っております。
帰りも通りますので傾斜としては帰りのほうが上りがきついコースになります。
ただコース的に平たんな部分が多いので、こういったコースもあったほうがいいんじゃないかと思います。
こういうのがあったほうがいいというのは、どういうところからですか。
平たんばかりだと少し単調になる部分があるんですが坂があって気持ちが変わるというときもありますね。
坂の頂点から下りに向かっていきます。
高岡さんがフラットなコースよりはある程度起伏があったほうがお好きだったんですか。
平たんなコースを走ることが多かったんですけどアップダウンがあったほうが勝負どころを含めておもしろいと感じていました。
帰りは30kmの手前に上りと下りがあるそういう形になりますね。
下りに入ったところで少し横にまた広がってきました。
宇賀地も集団の中のほう真ん中付近でレースを進めています。
福岡国際ではじりじりと遅れて37kmを過ぎてからは全く動かなくなってしまったというレースでした。
本人は、積極性が足りなかった今回は積極的に前についていくレースをしたいと話をしています。
宇賀地君は積極性が売りの選手なので今回はそういったところも期待したいです。
30km以降が15分30秒台35kmから40kmは16分26秒去年12月の福岡国際ではかかってしまいました。
ただここの部分マラソンをする回数が増えたり練習する機会が増えると十分解消できる部分だと思います。
逆にいうと終盤もう少し早いタイムでいけば10分2時間10分を切ってくるんですね。
この1kmのタイムは13kmから14kmが3分1秒その前が2分59秒です。
花田⇒今、平津峠のアップダウンがあったんですがそこの前後が3分前後。
ほぼ設定どおりにいきました。
そういう意味では選手たちがペースが上がったのかなという印象を受けたんじゃないでしょうか。
ちょっと縦長になってきましたね。
1km3分の設定で30kmまでは2人のペースメーカーがつきます。
水色のナンバーカードをつけている選手です。
確かに7kmくらいから横に広がったり、縦に伸びたり集団の形が何度かみられています。
ここは15kmに向かってカーブがいくつか続いています。
このあと瀬田川の洗堰を越えて15kmです。
だいぶケニアのドゥングが周りを気にしています。
6年間日本の実業団にも所属していましたのできのうの取材などでは日本語も交えながら、さまざまな話をしてくれました。
このあと瀬田川の洗堰を渡って瀬田川の対岸に選手たちはポジションを移します。
ここが追い風だとすると方向が変わりますので今度は向かい風になりますね。
そうなると今まで以上に位置取りということが重要になってくると思います。
瀬田川の洗堰に選手たちが入ってきました。
琵琶湖の水位調節と下流の治水対策を目的としています。
長さが173m。
水門が10基あります。
この上を通過しますとすぐに15kmです。
位置取りが大切になってくるというのは、どういうところなんでしょうか?どの選手も風に対して向かい風を受けたくないという気持ちが働きますからその点、集団が少し長くなるのかなとも考えられます。
具体的にどのあたりが走りやすい位置のよしあしがあるんですか。
風向きによってですが集団の後方に待機するのが、いちばんいいでしょうね。
まもなく15kmです。
15kmのポイントを通過しました。
45分42秒この5kmが15分8秒です。
15分8秒という5kmのペースのまま最後まで走りきりますと、2時間8分ちょうどという予想です。
アップダウンもありながら15分8秒、大体この1kmずつこういったペースになってきました。
ペースがここにきて安定していますね。
48人、先頭集団にいます。
10kmまで49人でしたのでそれほど数は変わっていません。
海外招待選手、1人早い段階で遅れていますが、6人この中に入っています。
国内招待選手は、7人です。
その7人全員トップグループに含まれています。
ナンバーカードの若い選手というのは2時間11分、12分そういったタイムの選手ですがそういった選手も集団の中に入っていますね。
まだまだたくさんいますね。
そういう選手からすると15kmぐらいの距離はどうなんでしょうか。
まだまだ勝負どころペースメーカーが外れる30kmまで余裕を持っていくということが大切じゃないですか。
初マラソンの実業団で経験を積んでいる選手も数多くこの中に入っています。
ただ集団、ちょっと顔がゆがんでる選手も映像でとらえられています。
この辺りは非常に道幅が狭いところです。
15kmから20kmに向かって道幅が狭くなって向かい風になる可能性があります。
19kmの手前で再び瀬田唐橋の脇を選手たちは通過します。
風を選手たちはどのくらい感じているでしょうか。
バットオチルがずっと前のほうにいます。
去年優勝のウォルクが少し後ろにポジションを変えました。
佐々木も前のほうそのすぐ後ろに前田がいます。
少しずつ選手たちが後ろに下がりはじめました。
2人の選手です。
先頭からは15秒ほどの遅れになります初マラソン316番、富士通の村上110番ヤクルトの清水です。
夕照
(せきしょう)の道に入ったあたりで遅れ始めたんですが雨を正面から受ける形になりました。
向かい風を感じています。
初マラソンの村上は1500mで日本選手権優勝という経験もあります。
そのくらいの距離のイメージが強い選手ですが箱根駅伝なども経験していますね。
そういった意味では長い距離にも適正があるのかなと思います。
その村上が少し遅れてきました。
16kmを超えて3回目の給水です。
前田がまずしっかり給水を取りました。
ポジション的にも流れ的にも、前田は今どうでしょうか。
まだまだですね。
余裕を持って走っていると思います。
いい形で走っているという感じなんでしょうか。
そのように見受けられますね。
佐々木が3回の給水しっかりと全部取りました。
佐々木も同じようなことが言えますか。
前田君と一緒でこの時点では余裕を持って走っているはずです。
給水ボトルに手がかかりましたが落としました、エチオピアのギルマです。
イタリアのメウッチがナンバーカード7番給水を取りました。
多少、集団の形が変わってきます。
この1kmが3分6秒。
風の影響、どうでしょうか。
ややペースが落ちたのは、そういった影響もあるかもしれませんね。
花田⇒風の話が出ましたけどこちらのほうに入ってきて、旗が完全に向かい風になっていましたので風を感じているんじゃないでしょうか。
向かい風が2.6mという表示が出ています。
気温が9度2分で風が出てきたということで選手、寒さの面では高岡さん、どうでしょうか。
気温以上に寒さを感じていると思います。
この集団からはナンバーカード111番のハッサンが少し置いていかれる形になりました。
ペースは変わってないんですけどね。
ハッサンは去年、後半に入ったところで集団から落ちてしまった腹痛などもあったという選手です。
ちょっと表情は高岡さんどうでしょうか。
少しいっぱいいっぱいだったのかなという感じを受けます。
トレーニングを積んできたときのうの段階では話をしていましたがこの早い段階で先頭集団からは後ろに下げられてしまいました。
ハッサンは先頭から7秒差です。
ということは40mぐらい先頭からは後ろに離れているということになります。
先頭集団です。
このあたり多少交差点のあたりでアップダウンもあります。
それほど大きなアップダウンではありません。
海外の選手に聞いても非常にフラットなコース。
気になるのは風かなという声は何度か聞かれました。
コースの路面に関してはフラットで走りやすいのではないかという声が数多くあります。
京滋バイパスのその下を選手たちはくぐっています。
ペースメーカーの後ろ2列目から3列目辺りをずっと佐々木が走っています。
17km通過したあたりです。
花田⇒やはりペースが上がらないですね。
向かい風が影響していますね。
その中で佐々木は比較的前のほうにいて前田がそれよりも2列ぐらい後ろでしょうか。
宇賀地は集団の真ん中付近ということになります。
前田がメウッチの後ろにいます。
高岡さん、改めてこの位置取りご覧になっていかがですか。
選手も風を受けたくないというのがうかがえますね。
やはり前に出たくない。
出たくないといったところですね。
ただ、ペースメーカーがもう少しペースを上げてくれるといいと思うんですけれども。
向かい風というものの、それでも少し遅すぎるくらいの感じでしょうか。
そうですねここに来て3分6秒に落ちるような距離ではないのでそういった意味ではもう少しペースを上げてもらったほうが記録に対する期待もできるんじゃないかなと思いますけど。
当然、タイムも意識する選手もいるわけでナショナルチームのメンバーでいきますと世界選手権の代表選考の条件に入っているのは今井だけです。
佐々木、前田としては大きなチャンスもある大会ですがほかのレースを見ますと2時間9分台という選手も現段階で4人いるんですね。
ただレースは記録も大切なんですけどやはり勝負をしてこそだと思うので勝負どころを見分けて勝負してほしいと思っています。
世界選手権の代表は去年12月の福岡と東京、そしてこのびわ湖、日本人上位3人が選考の対象になります。
2月の別府大分毎日マラソンは日本人トップの門田が唯一代表選考の可能性があります。
2時間9分台は4人います。
いわゆるサブテンは東京は上位に数多くきましたので流れとしてはマラソン界全体いい方向にはきているんじゃないでしょうか。
そうですね。
今井君が7分で走れたということは今走っている選手みんなにもいい影響を与えていると思います。
九電工の前田などは九州勢ということでトヨタ自動車九州の今井が7分台を出したのが、うれしいし刺激になったと話していました。
また今回、前田が活躍することによって、またさらに多くの選手が頑張れる要素になるんじゃないでしょうか。
前のほうに出てきたのは黒崎播磨の園田です、ナンバーカード142番自己ベストが2時間19分台ですから先頭集団は本来ですと苦しいペースかと思いますけれど。
でも積極的に向かい風があってもいけているので、すばらしいと思います。
帽子の感じなどを見るとだいぶぬれています。
花田⇒今の1kmも3分8秒ということです。
ペースが落ちて先ほど遅れたハッサン選手なども追いつきました。
やはり向かい風の影響もあって雨自体は少し強くなったり弱くなったりなんですけど向かい風で非常に感じるんですよね。
先ほどまで追い風で帽子を捨てる選手も多かったので向かい風になって雨を感じている選手も多いようですね。
ランナーからしますと顔の正面から雨粒がくるような強く降るような可能性もあるしそういう状況になっていますね。
これだけ雨が強いと後半へのダメージもちょっと心配になってくるのかなっていうふうに感じています。
ダメージというのは具体的にどういうことですか。
精神的なこともあるんですけど肉体的にも足が動きにくくなっていくところでダメージがあるというふうに思います。
19kmに向かって走っています。
この辺りから徐々に沿道の観衆の数も増えてくるところです。
19kmの手前に瀬田唐橋があります。
人の多いポジションを選手たちは。
走ります。
声がかかっていますね。
声がかかるというのはランナーにとってどうでしょうか。
もちろん頑張れる1つになるのでどんどん大きな声をかけてあげてほしいですね。
この先もう少し進みますと例年ですと、実業団の名前を書いた、のぼりなどもたくさん出るところです。
少しそののぼりも見えていますね。
だいぶ声も数多くかかるようになってきました。
傘をさしての沿道の皆さんの声も聞かれています。
手元で数えますと大体40人ぐらいの集団です。
本当に道幅の関係もありまして非常に選手の距離が近いところです。
瀬田唐橋の東側を今度は選手たちが通過していきます。
唐橋を過ぎますとすぐ19kmです。
東西のポイントを折り返していきますので2回ずつ、合わせて4回この唐橋の脇を通過します。
相当大きな声が聞こえています。
あと、やはり雨の感じを見ますと選手の前方から斜めに吹きつけるようなそういう風に見えます。
条件としては厳しいですね。
後半に向けてのダメージという話もありました。
今の1kmは3分3秒です。
風はちょっと横ですかね。
選手の左横から吹いているような感じですかね。
横風も感じながらというレースになっています。
だいぶ体がぬれています。
足元は少し水たまりなどもありますからシューズも相当ぬれるでしょうからね。
ぬれると指の感覚も含めて力が入りにくくなるということも考えられますね。
条件としては非常に苦しい中で選手たちは19kmから20km中間点を超えますと折り返してここまで来た道を元に戻っていきます。
ペースメーカー2人は30kmまでそのすぐ後ろにナンバーカード1番の連覇がかかりますエチオピアのウォルクがいます。
32番はモンゴル出身のバットオチル。
そしてペースメーカーの陰に隠れていますが去年、日本人トップ2に入りました佐々木悟も歩道に近いところ2列目を走っています。
前田は4列目ぐらいを走ってみてメキシコのウリベが。
コーンに引っ掛かる選手もいましたが転倒はなかったでしょうか。
ただちょっと集団が長くなるところがありました。
メキシコのウリベがこの集団から遅れてきました。
この辺りは道が狭いので集団が大きい分、広がってぶつかったんでしょうね。
折り返していきますから今度は画面左側を選手たちは進んで行くことになります。
ウリベは先頭から16秒の差です先ほど右足の太もものあたりを一度、抑えるシーンがありました。
体の前のほうにつけているナンバーカードがもう外れてしまっています。
メキシコのウリベです。
ベストタイム2時間8分台なんですが今回の目標としては12分ぐらいでは走りたいという話をしています。
またちょっと太ももを触りましたかね。
このコンディションで体調にまたけがが再発するというおそれも十分にありますね。
ちょっと足を気にしています。
まだレースとしては前半です。
海外招待選手のオリベが遅れてきました。
歩道側からナンバーカード2番、ケニアのディエマが前のほうに移ってきました。
まもなく20kmです。
20kmのポイント通過しました。
1時間1分12秒この5km15分30秒かかりました。
このままのペースでこのあと走りきった場合は2時間10分台というペースになります。
タイムは落ちているんですけど選手は同じような感覚で走っていると思います。
それは風も含めてということですか。
含めてですね。
給水です。
先頭は今、40人少しずつ人数が減ってきていますがそれでも40人います。
去年はこの段階で17人でしたから条件が全く違うんですがかなり人数が多くなっています。
去年はかなり気温が高いレースではありました。
富士通のジョハナ・マイナがテーブルの向こう側に飛び出すような形になってしまいました。
集団が多いと給水所でこういったこともアクシデントもありますね。
これだけ給水は難しいんですね。
やはり給水を取るのには取りに行くだけじゃだめです周りにも気をつけないといけないですね。
中間点を越えたところで折り返して元来た道を引き返していきます。
25kmまで進みます。
前田はゼネラルを取りました。
給水を取らなかったでしょうか。
その可能性もありますね。
またスペシャルドリンクを。
スペシャルドリンクは選手にとっていろいろなものを入れていますので口の中をさっぱりさせたいという選手もいますね。
非常に例年以上に集団の人数が多くなっているびわ湖毎日マラソンです。
先ほど給水の話がありましたけれども高岡さん、現役時代給水の取り方というのを前半と後半で変えていたという話を聞きました。
高岡⇒私はあまり取らないようにしていたんですね。
リスクを背負うのが怖くて走る位置も歩道側ではなくセンターライン側を走っていました。
極力リスクを避ける位置取りを考えていたんですね。
きょうのレース展開を見ますとかなり変動が出てきますのでその辺りのリスクはよく分かりますね。
きょうは特に天候が悪い分考えておかなければいけない部分だと思います。
前のほうの顔ぶれはそれほどここしばらく変わってはいません。
比較的中央に意図的にポジションを移している選手もいます。
松宮隆行や安川電機の黒木ヤクルトの池田などは前のほうの中央付近を走っています。
21kmを通過しました。
そして中間点を越えてすぐに折り返しです。
この段階で大集団と申し上げていいかと思います。
中間点が1時間4分39折り返しをペースペーカー間違えましたね。
これは珍しい。
52番のケニアのシラス・キムタイが折り返し地点を間違えました。
これでペースメーカーの前に出た選手がいます。
32番がバットオチル3番がケニアのドゥング。
これは珍しい光景ですね。
先ほど中間点を通過しました。
単純に倍にしますと2時間9分18秒あくまで前半と同じペースでいったと仮定した場合です。
もう1人のペースメーカー51番のキプリモも少し後ろになって前田が出てきましたね。
やはりバットオチル選手を含めて少しレースが動きだしたのかなと感じます。
20kmの段階では40人です。
メキシコのウリベ。
海外選手の中では、この選手が先頭集団から遅れました。
今はバットオチルが前に出てきています。
3番のドゥングとともに前に出てレースを引っ張る形になりました。
これをきっかけに何かレースの様相が変わってくるかどうか。
ただ折り返してからまた追い風になっているのでそういった意味ではどの選手も余裕を持って走れるんじゃないでしょうか。
そういう意味では、いわゆるレースの中盤あたりは楽ではないかもしれませんけれどもきつい状況ではないかもしれませんね。
先ほどのリズムをまた早く取り戻すことが重要ではないかと思います。
折り返しを間違えてしまったキムタイからしますと役目としては前に出なければいけない役目ですのでちょっときつそうですね。
思わぬアクシデントもありましてペースメーカーが前にいない状況になりました。
そこにうまく反応したのが前田です。
この辺りの前田もしっかりと集団を見ています。
ようやくキムタイが戻ってきました。
ペース設定よりは少し遅い中でちょっと珍しいシーンになりました。
佐々木が依然として2列目3列目4列目辺りにいます。
しっかりレースに集中できていないのではないかと思います。
22kmのポイントを通過しました。
宇賀地が後ろですね。
集団が2つに割れかかっています。
宇賀地が後ろのグループにいます。
22kmを超えたところです。
ひょっとしたらちょっとペースが上がっていたのかもしれないですね。
このあとの対応が宇賀地はどうでしょうか。
ペースは3分4秒まで上がっていません3分5秒ですね。
何かありましたかね。
宇賀地君の力からして、ここはついていけないところではないと思うんですけれども。
ついていけば問題はないでしょうか?これほどの選手、前に残る力があるので宇賀地からしては後ろに行くのはなかなか考えにくいですね。
前のほうの顔ぶれですがナンバーカード300番台の選手も前に来ました。
初マラソンの選手もいます。
そして少し集団からは遅れた位置に1つの塊があります。
その中に宇賀地がいます。
12月の福岡国際との比較です。
単純に顔ぶれも違いますので比較はできないんですが宇賀地は15kmから20km15分30秒前のペースも遅かったということもありますが福岡国際の形から見ますと当然もっと速いペースで走れる選手です。
終盤の走りが1つ、宇賀地にとっては課題の部分があるんですか。
それと積極性というのを強調していましたのでやはりここは前に行って勝負してほしいですね。
まだ積極性というのは、現段階では見られていないでしょうかね。
まだ彼のよさが出ていないレースですね。
先頭が大体20人くらいですから20人ずつ2つに分かれたような集団になってきました。
ウォルクが歩道寄りを走っています。
ペースメーカーの後ろ。
それから黒崎播磨の園田が積極的に前のほうに出てきたシーンがありました。
まだ前のほうにいます。
バットオチル、そして前田前田の後ろに佐々木という前後の形になりました。
その後ろに、安川電機の黒木がいます。
黒木も同じような位置を大体走っています。
それから双子の松宮兄弟が前後するような位置で走っています。
兄弟で優勝争いをまだしたことがないんだそうです。
ぜひ今回はそういったレースにしたいと話していました。
そういったところも見てみたいですよね。
ペースメーカー2人とケニアのドゥング、3人がレースを引っ張る形になってきました。
23km地点を通過したところです。
ナンバーカード310番は初マラソンの野口です。
コニカミノルタ。
10000mでは日本トップレベルの実績をこれまで作ってきた選手です。
まだ余裕がありますね。
横の様子なども見ていますね。
前田がペースメーカーの前に出てきました。
ひょっとしたらペースを上げろと言っているのかもしれないですね。
花田⇒やはり今の1kmも3分4分、追い風なんですね。
そういう意味では、ペースを上げようとしているんですがちょっと池田君がきつくなってきたかなと心配です。
この動きをみるとドゥングが上げたんでしょうか。
もとのペースに戻そうとしているのかなというふうに見てとれますね。
だいぶペースメーカーがいろいろとコミュニケーションをとっているような形の動きなども見られます。
こうした、ほかの選手と調整しあうということはレースの中であるものですか。
よく外国人選手どうしは話をしてペースを作ることがあります。
先ほどのペースの変化もあるんでしょうか。
だいぶ長くなってきたように見える先頭集団です。
ちょっと後ろの様子が見えませんが、だいぶ距離が出てきたでしょうか。
揺さぶりというのとはちょっと違うのかもしれませんが。
ペースメーカーの設定どおりに戻そうとしているんだと思います。
この中で安川電機の黒木がまた前のほうに見えてきました。
35番の選手です。
先ほどから見ていますと同じように集団の後ろのほうからスタートして徐々に前のほうという形になっていますね。
少し長くなってきて、やはりヤクルトの池田がこの集団からは離されました。
さらにその後ろに宇賀地です。
期待の宇賀地ですがちょっと先頭集団からは離されました。
宇賀地は先頭からは7秒差です距離にしますと40mぐらいです。
積極性を見せたいそしてリオデジャネイロオリンピックに向けてインパクトのある走りをしたいというびわ湖です。
ちょっと思いが強い分力が入りすぎているのかなという気がします。
ちょうど今回がマラソン4回目24km付近の先頭集団が通過していきます。
4回目ぐらいのマラソンというのは経験からするとどれくらいの位置づけとなるでしょうか。
徐々にマラソンというものが分かってきたりあとはマラソン練習をやっていく回数が増えるのでそうすると歩数というのも分かってくるはずなんですけれどもね。
前の集団もちょっと横に広がるような感じになりました。
相当縦に伸びたり横に広がったりなんですがペースは伸びているようです。
追い風なので横に広がっているんじゃないでしょうか。
おっしゃるとおり、やはりペースが上がってそれでたぶんペースが上がるとちょっと落ち着いてまた落ちるような感じで微妙なインターバルというんでしょうかね。
選手は走りにくい部分があるかもしれません。
その中で宇賀地、池田などはどうでしょうか。
だいぶ、前が近くなってきたでしょうか。
だいぶ人数が絞られてきました。
リポートバイクです。
池田で先頭から4秒差です。
その5mほど後方を宇賀地が走っています。
先ほど40mぐらいありましたが30mぐらいまで宇賀地からすれば近づいてきたことになります。
世界選手権には10000mで出場しました。
最初のマラソンが海外、しかもドバイということで結構速いランナーがいるレースなんですよね。
なかなかこういった大会に挑戦するのは気が引けるんですがそういったところにも出ていって勝負するというのが見えているのはいいことだと思います。
池田も宇賀地も前に追いつきますね。
この2人は駒沢大学で池田が1年先輩で箱根駅伝で総合優勝のときには池田から宇賀地というたすきリレーもあった2人です。
特に先輩の池田が宇賀地を意識しているような発言もあります。
池田君は宇賀地君には負けられないという意識も持っているのかもしれませんね。
競い合うようにして、その2人で先頭集団に追いついた形になります。
ただ1度離されて追いついてこれから終盤なんですね。
本当なら集団の中にずっといて勝負できるのが理想なんですけれども。
やはりこの2人は同郷の栃木ということで那須拓陽高校出身の池田作新学院出身の宇賀地高校のときから池田はかなり意識があったと聞いています。
先頭集団が手元で数えて25人ぐらいです。
この中からまた選手が出てくるでしょうか。
まもなく25kmです。
122番マツダの松岡が後ろにいる状況です。
15分22秒このペースで走りきりますと2時間9分20秒。
ペースメーカーがいるレースではあるんですが多少アクシデントなどもありました。
だいぶレースが安定しないですね。
手元で数えまして24人の先頭集団です。
宇賀地と池田は先頭集団のいちばん後ろという位置にいます。
107番の旭化成の松尾がいちばん後ろにいるのか少し距離があるでしょうか。
なんとかついてきている状況でしょうか。
先頭集団のいちばん後ろのほうにポジションを取っている宇賀地です。
宇賀地ですが25kmまでの1kmを2分58秒で走りました。
少しペースが上がって先頭集団に追いついたという形になります。
宇賀地自身も前につこうというそういった心境でしょうかね。
そういった意識が働いたと思いますしいったん離れたことによって気持ちがクリアになるといいますか開き直ったことも考えられるかもしれませんね。
そういったこともあるんですか。
ペースメーカー2人その後ろにぴたっとくっつくように走っているのがナンバーカード1番のウォルク。
その後ろに白い帽子をかぶっています前田和浩。
そしてバットオチル松宮隆行、安川電機の黒木。
松宮隆行の2人ぐらい後ろが松宮祐行、双子の弟もついてきています。
トラックでは実績があります。
実業団の駅伝でも、何度もトップレベルの走りを見せてきた2人です。
弟と一緒にマラソンを走るのは3回目ということでびわ湖でもどちらかが走ってどちらかが沿道で応援というレースもあった2人です。
きょうは2人ともいい顔をしています。
いい勝負ができるんじゃないでしょうか。
ずっと前のほうにいた佐々木は今少し集団の真ん中付近です。
ドリンクのところです。
ウォルクはしっかりと取ったんでしょうか。
手をかけたところは見えました。
ウォルクは取っていませんか。
バットオチルもここは取らなかったですね。
取れなかったでしょうか。
佐々木はここは取りました。
30kmまでついていってそのあとうまく流れに乗れれば自己ベストは出るだろうという話はしています、佐々木です。
ポジションとしては少し後ろの位置になりましたが佐々木の動きなどはどうでしょうか?確かに給水のときに少し離れたように後ろになりましたけどまだまだ問題ないと思います。
ゼネラルのドリンクウォルクが取れませんでしたので取りにいきます。
両手で取りにいきました。
確実に取りたかったんでしょうね。
序盤とまた中盤の給水は位置づけも変わってくる可能性もあると思いますが。
雨で手がぬれてとか指の感覚があまり感じないと、給水を取るのも少し大変かなと思います。
エチオピアのギルマがどうでしょうか、遅れてきました。
この1kmぐらいで急激にペースが落ちました。
先ほどスペシャルドリンクも取れずにゼネラルのテーブルから取るということもありまして少し表情も苦しそうに見えます。
ちょっとあごも出加減でしょうか。
ギルマは2時間9分34秒がベストタイムです。
25kmの段階で24人ただこの中からはギルマが少し離れました。
宇賀地も先頭集団からまた距離が出てきました。
ケニアのディエマも先頭集団から少し距離ができています。
前田、佐々木はまだ先頭グループにいますがだいぶ人数が減って16人ぐらいでしょうか。
その中に日本人の選手がたくさんいるのでこれからのレースが非常に楽しみですね。
初マラソンの石川もこのグループの中にいましたが離れましたね。
花田⇒石川君、ちょっと離れましたし松宮祐行選手、ちょっと集団の後ろなのでなんとか食らいついてほしいですね。
宇賀地も一度先頭集団には追いつきましたが、またその先頭からは少し距離ができました。
8秒差にまた広がってきました。
距離にしますと45mぐらいです。
我慢のポイントという感じなんでしょうか。
練習では十分やってきていると思うので1つまた乗り越えれば前の集団でいいリズムでいける可能性があるのでで信じてやってほしいですね。
旭化成の松尾とともに前を追う形になりました。
そして池田が宇賀地から少しまた離され、先頭集団からも離されています。
徐々に前のほう、顔ぶれが減ってきました。
2番がディエマ集団の後ろのほうにいた選手ですが26km付近から離れてきました。
初マラソンの379番の石川も先頭集団からこぼれてきました。
309番の菊池も遅れ加減でしょうか。
27kmを超えて選手はまた右へ曲がって瀬田川の洗堰を再び越えていきます。
また向きが北に向かっていきますので風はどうでしょうか。
ここまでの展開からいくとこのあと向かい風が待っているところですね。
その辺の判断を含めてレースの勝負どころがくるんじゃないでしょうか。
松宮祐行、この集団からは少し後ろです。
314番の野口初マラソンはこの集団の今いちばん後ろについています。
その前に105番中国電力の米澤がいます滋賀出身のランナーです。
初マラソンハーフの記録を持っていますが未知の領域が徐々に徐々にこの先、広がっていくということになります。
瀬田川洗堰の上を選手たちは通過しています。
ここから走る向きが北に変わっていきます。
行きは背中から押してくれた瀬田川沿いの風が、今度は先ほどと同じ向きであれば向かい風、正面からきます。
28km過ぎには平津峠もあってペースメーカーが離脱というところです。
安川電機の黒木。
花田⇒黒木君は非常に表情がよくてコースの位置取りも給水所を考えながらいい動きをしていますね。
この黒木はナショナルチーム入りを目指す、そのためにも前田、佐々木に勝って、その次につなげていきたいと話をしています。
12人のメンバーが選ばれているナショナルチームこのあとそのメンバーも再編成されてきますので新たにナショナルチーム入りを目指す選手にとっては非常に大事なレースということになりますね。
そういった意味でも黒木君マラソンの回数を含めて今回チャンスですよね。
2時間10分8秒過去5回マラソンをこれが5回目のマラソンになります。
初めての9分台を今回、目標に走っています。
1人離れているような横に離れているような位置取りなんですね。
リズムが合わないとか自分のリズムで走りたいとかそういった意図があると思います。
これはおそらく意図的にではないかと思いますが、ちょっと後ろに下がるような形になりました。
ほかの選手を前に通過させてから後ろについているようにも見えました。
ひょっとしたら風の影響も考えられますね。
花田⇒この1km、3分11秒かかりましたね。
落ちましたね。
その中で、黒木が位置取りを変えました。
風のことなども考えてとするとかなり冷静に判断しているということになるんでしょうか。
やはりペースが落ちているということもあって十分考えられます。
先ほど少し遅れたケニアのディエマですが先頭集団に戻ってきたでしょうか。
3分11秒、前がかかりましたので後ろからすると追うこともできる。
そういうペースでしょうか。
前がペースが遅いと当然詰まってくると追いつけるかなという気持ちにもなれますのでもうひと頑張りできるんじゃないですか。
平津峠の上りに選手たちがかかります。
今度は200m行く間に7m上るということで行きに比べると傾斜が急な上りになります。
ただここを少し我慢すれば下りでまたリズムを取り戻すこともかなわないのでそういった走り方ができればいいでしょうね。
いちばん後ろにいるのが中国電力の森本です。
133番です。
一般参加のランナーもこの中に含まれています。
102番がロシアのステファン・キセリョーフです。
一般参加でこのレースに参加しています。
307番清谷が、初マラソンこのメンバーの中にいます。
宇賀地が前を追って中国電力の石川と並ぶようにして上りを上っていきます。
この2kmほど2人の並走が続いてます。
宇賀地が先頭から15秒差です少しずつ差が広がっています。
80m近く差が広がっているということですからしかも上りです。
ちょっと宇賀地君らしさが今のところ見受けられないですね。
去年12月の福岡国際に出て本人からするとあの悔しさを晴らすようなレースを目指して挑んできたびわ湖なんですが思うような展開にはなっていません。
でもここは我慢するしかないですから、前を追ってほしいですね。
上りから下りに切り変わってきます。
ペースメーカーの1人がこれはちょっと厳しいという状況になってきました。
30kmまではペースメーカー2人がレースを作ることになっていますが52番のキムタイは折り返しのところでアクシデントもありましたのでかなり無理をせざるを得ないようなそういったところもありました。
そういった状況でしたね。
花田⇒やはりペースが上がりませんね。
3分11秒です、雨がまたきつくなってきました。
ちょっと選手が非常に寒さを感じて、体が動かないですね。
数字だけ見れば遅いペースなんですが選手からするとまたちょっと違うとらえ方をしている可能性もあるでしょうか。
このコンディションの中で動かそうと思っても体が動かない場合もあると思います。
水色のナンバーカードはペースメーカーです。
ハーフマラソンの記録のみ持っています。
52番のシラス・キムタイは先頭集団を引っ張る役目はちょっと厳しくなりました。
30kmまではペースメーカーが引っ張りますので、もうまもなくそのペースメーカーが外れます。
この顔ぶれの中でペースメーカーが外れてどうかというところですが、なかなか体も動かない可能性もある中でペースアップはどうでしょうか。
この中でいくと常に前にいくのがウォルクです。
ウォルクは去年ヒューストンマラソンで優勝経験があります。
そのときもかなり雨が強かったそうです。
あまり雨は気にならないという話をしています。
少しドゥングが後ろにポジションが変わります。
白い帽子をかぶっているナンバーカード7番がイタリアのメウッチです。
メウッチも先頭集団の中に常にいます。
終始、安定して走れていると思います。
メウッチはヨーロッパチャンピオンで過去3回マラソン経験があるんですがまだペースメーカーのついたマラソンは経験したことがないんだそうですね。
日本の選手がペースメーカーがいつもいてペースメーカーがいないレースということがあまり経験がないんですけどヨーロッパの選手は真逆ですね。
ヨーロッパ選手権は世界選手権の代表選考になるのであえてペースメーカーがいないレースを選んできたそうです。
花田⇒メウッチ選手もそうなんですが、キセリョーフ選手ロシアの選手は寒さに強いのではないかということでここにいるのは思うとちょっとおもしろいかもしれないですね。
今の位置を走っています。
キセリョーフ松宮隆行は今、集団の中では後ろです。
佐々木、前田も人数はだいぶ少なくなりましたがわりと後ろのほうにポジションを取っていました。
初マラソンの野口がこの集団の中に残っています。
30kmです。
ペースメーカーがここで外れます。
ここまでレースを引っ張ってきたペースメーカーがここで外れました。
15分33秒から34秒というこの5kmです。
タイム的には遅いんですがこの条件を考えたらこういうふうになるのも見えてきているのかなと感じます。
これで隊列が縦1列のような形になってきました。
前からドゥング、バットオチル前田、さらにイタリアのメウッチ。
その後ろにウォルクがいますね。
ウォルクが前から5番目その後ろが安川電機の黒木でしょうか。
105番の米澤もその後ろにポジションを取っています。
佐々木が縦長の別ではいちばん後ろですが花田⇒30kmを過ぎた瞬間からドゥング選手が明らかにペースを上げているんですね。
後ろを見ながら誰がついてくるか確認していますからそれにバットオチル選手も反応しています。
バットオチルが前に出ましたかね。
前田がつきます。
少し後ろが離れてきてここはバットオチルの動きはどうでしょうか。
早くもバットオチル選手は勝負をしていると感じますね。
バットオチルはアジア大会などでも序盤からどんどん仕掛けるような走りをしましたね。
ペースの上げ下げが激しい選手なので、こういったことには慣れている感じですね。
ペースの上げ下げが今後も続くと思います。
前3人で前からは佐々木がだいぶ、後ろのほうにポジションがいったでしょうか。
かなり後ろじゃないでしょうか。
ウォルクも比較的後ろ前に3人、その後ろメウッチが追ってきていてその後ろに黒木と野口とウォルク松宮隆行と佐々木はさらにその後ろです。
一般参加の105番の米澤も前を追うグループです。
メウッチが前の3人に追いつきそうです。
選手たちの隊列にだいぶ変化が出てきました。
小さい画面では、第2放送車宇賀地強が映し出されています。
宇賀地が走っているところに池田が追いつきました。
日本人の選手が5人で走っています。
先頭からは38秒遅れています。
30kmまでの1kmのタイムが3分20秒ぐらいですからなかなかピッチが上がっていきません。
初マラソンの石川ですが石川や旭化成の松尾、松宮祐行などもこのグループになります。
宇賀地からすると非常に厳しいマラソンになっています。
前のほうは佐々木が先頭からはちょっと遅れています。
佐々木君もここはやっぱり粘らないとですね。
次につながらないですね。
タイムというよりは勝負からするとペースメーカーが外れたところで、ぽんと離される形になってしまいました。
花田⇒やはりペース、3分1に上がりましたね。
それほど速いペースではないんですが、その前が遅いですから一気に上がった感じがするんですね。
それに準備していたのが九電工の前田君ですねすばらしいですね。
前田は何度か前のほうに動きがすかさずぴたっとつくような動きがこれまでもありましたね。
30kmを過ぎて、こういったことも頭の中で想定していたんでしょうね。
前4人、その後ろに一般参加の米澤と初マラソンの野口が少し前に出ようという動きが見られました。
いちばん前にいるのは4人ドゥング、バットオチル前田メウッチ、ドゥングがまたペースを上げるんでしょうか。
揺さぶりしていますね。
後ろはついていきます。
そして初マラソンの野口が今5番目です。
その後ろに一般参加の米澤。
帽子をかぶっています。
去年のチャンピオン、ウォルクがさらに後ろということになります。
今8番目。
ウォルクは雨も問題ないという話をしていたんですがね。
そうですね。
それこそこういうタフなレースもできるのかなと思っていたんですがそれ以上に気温などで体がきついのかもしれませんね。
アップダウンがありますがそこを越えていきました。
花田⇒ドゥング選手がやはり仕掛け気味なんですよね。
前田君の表情は余裕があるんですが少し口があいてきたのでなんとかこの集団で、バットオチル選手と一緒になんとかね一緒に行ってほしいですね。
5mぐらい離れました。
沿道からの声なんでしょうか。
ドゥングが少し右手で合図を送るようなしぐさもありました、じりっじりっと離れる中でバットオチルが追うという動きでしょうか。
しきりに追いかけていますね。
前田君もついていかないと優勝争いは厳しいと思います。
前田は世界選手権の出場経験はありますけれどマラソンの優勝というもの意識している選手でもありますね。
年齢的な部分とマラソンの回数を含めてここらで1回前田君には勝ってほしいですね。
33歳11回目のマラソン、前田。
現在の順位です。
ドゥングが1人前に出てその後ろを追うグループがバットオチルメウッチ前田の順で縦1列初マラソンの野口が5番目につけています。
スタンドもある中でペースメーカーが外れたあと、前を追う動きも見せています。
バットオチルが追っていくとメウッチが前に出ました。
ドゥング選手、やはり3分を切ってきましたね。
2分58に上がりましたからここをなんとか粘りたいですね。
残り10kmを切ったところでこのタイムですから2時間10分を切るそういうペースにはなってきているんですが選手からすると苦しいところではあるかと思います。
今が32km、いちばん苦しいところだと思います。
苦しいところですからここをなんとか乗り切ればというところでもあるんでしょうか。
ここを乗り切れないことには前にもいけないですしなんとか粘るしかないですね。
前を追うのは3人その中に日本の前田がいます。
世界選手権の代表選考最後のレースです。
ナショナルチームのメンバー佐々木は、この前からは後ろに遅れました。
もう1人の前田は2位グループに今、います。
かなりコンディションも厳しいということで、ここから先順位の変動が過去にもあったことがある、びわ湖毎日マラソンです。
だいぶ隊列が長くなって奥のほうに見えているのが佐々木でしょうか。
そうですね。
いちばん後ろに見えていますね。
動きがあまり軽くないように見えました。
5位グループはウォルクと野口が走っています。
第2放送車は佐藤アナウンサーです。
先ほど2人のグループが残り10kmの地点を1時間39分10秒で通過していきました。
2人で競るようにして、それでもウォルクが前にいるんですがウォルクを目標にしながら野口が走っている形です。
先頭からは13秒の遅れとなっています。
140mから150mぐらいの差があると表示が出ています。
ウォルクが少し野口を離しました。
野口は初マラソンです。
そうですね。
表情を見ていてもまだもう少し頑張れそうな気がしますね。
その後ろから追ってくるのが中国電力の米澤といい位置を走っておりました黒木です。
佐々木はさらに後ろということになりました。
小さな画面では先頭グループです。
先ほど13秒差という先頭ドゥングと、2位グループとの差です。
2位グループの顔ぶれは変わってないんですがだいぶ差ができてきました。
9位にロシアのキセリョーフ自己ベストは2時間11分台ですからこの選手のタイムからすると決して悪くないです。
ディエマは6分台を持っているんですが動きなどはどうでしょうか。
なかなかこのコンディションではケニアの選手にとっては厳しいのかなとも思いますね。
集団の後ろのほうに位置することが多かったディエマですが今10位。
佐々木は、さらに後ろということになります。
先頭から1分も離れているという情報がありました。
佐々木の前に松宮隆行。
かなり雨も激しそうです。
途中までは先頭集団にいましたがペースメーカーが外れて一気に差が開いてきました。
そして佐々木の動きですが順位としては12位を走っています。
リポートバイクです。
松宮隆行から10秒ほど遅れて今12位です、表情見ても苦しそうです。
この道路に入ってきてからもかなり正面からの向かい風が強いんですがそれを受けて顔しかめて走っています。
去年、ペースメーカーが外れてから非常に粘り強かったんですがことしはちょっと違うんでしょうかね。
しかし佐々木君のよさは粘りでもあるのでここから諦めずに一人一人拾っていくことができたら彼にとっては収穫になるんじゃないですか。
先頭はケニアのドゥングです。
後ろをじりじりと離しながらレースを進めています。
後ろの2位集団はイタリアのメウッチバットオチル、前田の順番です。
第1放送車、花田さんです。
先頭が2分58秒で行っていまして前田君たちの集団が3分8ぐらいなんですね。
1kmごとに10秒ぐらいずつ離れていますからなんとか粘っていきたいですね。
今15秒差ですね。
80m前後、距離としては離れています。
34kmにまもなく先頭が到達します。
後ろも追おうという気持ちはあるかと思うんですが雨もだいぶ降っています。
今の話を聞いているとタイムに差があるのかなと感じますね。
10秒ぐらい先頭とはペースに1kmずつで差があることになります。
3分8秒ということですからこのレベルのランナーからするとかなり苦しいペースにはなっています。
2位集団なんですが佐藤アナウンサーどうぞ。
先ほど34km地点を通過して先頭との差が大体16秒です。
いったん前田が前に出たんですが今度はバットオチルが前に出るような形で先頭が目まぐるしく入れ代わっていますね。
この1km、また初マラソンの野口ですね。
そうですね、野口のほうが前に出ていますね。
大体100mぐらいの差がついていますね。
この集団の後ろにコニカミノルタの野口がいます。
さらにその後ろに去年優勝のエチオピアのウォルクがいるという順番です。
前との差が、じりじりと離れているという状況で先頭は34.5kmにまもなくなります。
しかし前田君も2位争いの中に駆け引きに耐えていますのでいいレースをしているっていうふうに思いますね。
この3人の中でも今、駆け引きがあるわけですね。
その中で我慢したりまたスパートしたりということで冷静に参加していますね。
メウッチが前に出たりバットオチルが前に出たりというそういう揺さぶりもこの中ではあるということでしょうか。
考えてみますとバットオチルはどんどん仕掛けるタイプですし。
メウッチもペースメーカーのいないレースの経験があるということですからこういうレースは得意にしてるんじゃないですか。
このあと前田が、どういう走りを見せられるでしょうか。
先頭は画面の右下小さな画面ですケニアのドゥングそして追う2位グループに日本人の前田がいます。
ナショナルチームのメンバーでもある前田。
日本人上位3人まで入ることが世界選手権の選考の条件でもあります。
その中で今、前を走っているのは前田です。
日本人2番目は野口です。
佐藤さん、どうぞ。
2位の集団と先頭との差が27秒ですから、また離されましたね。
しかもこの1kmぐらいで、ぐっと離れたということにもなりますが先頭まもなく35kmです。
前田が今度は2位集団の前に出ました。
35km通過1時間47分12秒この5kmで15分6秒。
ふだんのレースであればこの30km過ぎに、このペースで走れればかなりいいタイムがというところですね。
さっきの5kmから比べると30秒ぐらい上がっているのでドゥング選手は、ここで勝負をかけたんだなと感じますね。
ドゥングのペースで2時間8分台に届くかどうかというところですからその後ろの前田からすると2時間10分を切れるかどうかぐらいのイメージでしょうか。
そうですね、可能性は十分にあると思います。
2位争いをしながら前をしっかり追いかけていってほしいですね。
先ほど35kmのポイントを通過しています。
35kmのポイントを通過したところで30秒差ですね。
この1km、35kmまで1kmのラップが3分18秒です。
競り合いながら前を追っているんですが時間がかかっていますね。
3分18秒いたしますと5000mでも16分30秒近くかかってしまいますのでかなりペースとしてはゆったりとしたペースになります。
どうなんでしょう、3人でけん制しているというところもあるんでしょうか。
先ほどそういったところも見受けられましたけれどもまだどこかで誰かが勝負を仕掛けるんじゃないですか。
またそのペースであっても後ろとの差というのが開いていっているので非常にタフなレースになっているんじゃないですかね。
ここは駆け引きをしている可能性があります。
正式な記録ではドゥングと2位グループの差が37秒差先頭から58m差ですので2位グループとは20秒くらい日本人2番目初マラソンの野口は離れているということになります。
こういったコンディションになると前でレースをしていないと気持ちが続かないですよね。
ただその野口がウォルクをだいぶ離したように見えますが、どうでしょうか。
5位の野口と6位のウォルクの差は9秒です。
野口は少し前傾姿勢で前を追っています。
野口、後ろのウォルクとは50mぐらい離れているということになります。
前は100m以上離れていますので、前はなかなか見づらいかもしれませんがそういう状況で初マラソンの終盤を迎えていますね。
でも全然悪くないですね。
そしてディフェンディングチャンピオンとなるウォルクですがウォルクにとっては苦しい走りになってきました。
ちょっと足の動きなども、だいぶ前半とは違いますかね。
ちょっとリズムが悪いというかテンポが遅くなっていますね。
非常にタフなレースコンディションの中で日本人トップは今は前田和浩です。
イタリアのメウッチそしてモンゴル出身でNTN所属のバットオチル3人が前を追っています。
トップとはだいぶ差がついてバットオチルが横をちらっと見ました。
前田君もここは我慢のしどころですね。
表情が少し苦しそうですね。
メウッチがだいぶ横に動きながら離れたり近づいたりを繰り返しています。
少し2位争いの勝負に対して意識しているんでしょうね。
意識しているがゆえに離れるということはあるんですか。
勝負の駆け引きの1つでもありますね。
第2放送車です。
36kmを通過しましてこのグループが先頭と52秒の差に開いています。
バットオチルが前に出ているんですが、バットオチルが500mほど手前からちらちらと前田やメウッチの表情を見ています。
メウッチも、バットオチルの表情を見ているんですが前田は伏し目がちに走っていますね。
やり方はいろいろありますか。
やや下を見て前に合わせたり集中できることが大切なんじゃないですか。
スペシャルドリンクに手を伸ばしたところでメウッチが、いったん隊列からいきますと後ろにいる形になりましたバットオチルがどうでしょうか。
給水のところで勝負をかけたかちょっと離れてきたか。
前田は表情は苦しそう。
メウッチはそれほど表情は変わっていません。
バットオチルとは少し差がついてきたか。
バットオチル選手も、このまま押していければいいんですが少し休むとすぐ後ろから来るのでそういった意味では、ペースを落とさないですね。
前田が帽子を捨てました。
前田もここは勝負どころです。
そう思って、帽子を投げたんじゃないでしょうかね。
バットオチルが先ほどをドリンクを手にしたあといったん仕掛けたあと口に含んだんでしょうか。
日本人トップは前田です。
そして初マラソンの野口が5位を走っています。
画面の奥に見えています。
日本人では2番目そして中国電力の米澤が、今日本人では3番目を走っている状況です。
8位グループを今、米澤は走っています。
前田が少し離れています。
バットオチルはメウッチの前に出ました。
前田君はしのぎどころですよね。
先頭のドゥングはすでに37kmを越えています。
ドゥングと2位グループの差はだいぶ開いています。
2位グループの駆け引きが激しくなっています。
雨も強く降って路面をたたくような状況で雨が落ちてきています。
前田君もここで粘らないと後ろから野口君が来ているのでなんとしてもついていってほしいですね。
レース内容としてもここは大事なところですね。
前の駆け引きでペースの変動があったでしょうか。
なんとかまだ前田はついています。
バットオチルがまた前に出ました。
まもなく37km。
36km、37kmと同じ状況が続いているので前田君としては非常にきついと感じて走っていると思います。
37kmを通過しています。
1時間54分23ぐらいでしょうか。
3分12秒ですね。
ペースは少し上がったように見えますが駆け引きの中でのペースです。
コニカミノルタの野口、初マラソンです。
これは大健闘と申し上げていいでしょうか。
非常にうまく走れていると思います。
前のグループとは25秒差しかも単独走という形になってきましたね。
10000mは28分25秒というタイムがあります。
2月1日の丸亀ハーフで1時間2分50秒で走りました。
9分台を目指して走るというそういうことばも聞かれた野口です。
こういうレース展開ですのでなかなか隊には厳しいかもしれません。
第2放送車です。
野口と前を追うグループとは30秒差です。
今のペースだと厳しくなってきました。
1時間54分65秒で残り5km通過となります。
このペースでいきますと2時間10分台のタイムです。
タイム的にはコンディション的にはやむを得ないところもあるでしょうかね。
このコンディションの中ではそれでもよくペースを守っていけていたいんじゃないかと思いますね。
ただ2位争いになんとか加わって勝負してほしいなと思います。
離れ気味の前田、世界選手権は2回出場トラックでも1度世界選手権の出場があります。
経験豊富ただモスクワの世界選手権以降は思うような走りができていません。
バットオチルとメウッチの差は4秒差です。
前田からすると離されてきています。
現在日本人トップを走っている前田ですが2位争いから離されてきました。
そしてその後ろ5番目を走っているのは初マラソンの野口。
この野口が日本人2番目です。
ただ前の前田とはだいぶ差があります30秒ほど。
残り5kmを通過した段階でドゥングが1時間53分55秒。
30km以降も見事なペースアップがありました。
そこから1分ほど遅れて、バットオチル、メウッチ、前田です。
2位グループから前田は遅れてきました。
その後ろ初マラソンの野口が5位を走っています。
リポートバイクは星野さんです。
この道路は道幅が広いので十分前を見ることができます。
2位グループは視界にとらえているかと思います。
残り5kmを1時間55分25秒で通過しました。
頑張れば2時間10分台というペースで走っています。
そうだとすると、初マラソンでこの条件の中でしかもこの流れの中でということになりますね。
非常によく頑張れていると思います。
今は、初マラソンのよさというのが出ていますね。
38kmを通過しています。
この辺りは少し下りになっています。
こういったコースでなんとか前についていきたい前田です。
今4位を走っています。
あとバットオチルと、メウッチの2人もいろいろ駆け引きがあると思いますが状況はどうでしょうか。
変わらず前に行ったり非常に激しい駆け引きが続いていると思います。
前の2人が、この1kmが3分10秒前田が3分16秒から3分17秒くらいです。
前田が残り4kmの時点を1時間58分18秒ぐらいで通過していきました。
このペースですと13分ぐらいはかかってしまう残り4kmとなります。
タイムということももちろんマラソンですからありますからあとは勝負という面でいきますと前田はぎりぎりぐらいなんでしょうか。
こういう体調、気温の中で駆け引きをしていましたから足にはダメージがあるのではないかと思いますね。
あとは前の2人も駆け引きをしているとするとペースなどは、このあとどうですかね。
やはりどちらかがいけるとどちらかが精神的ダメージで落ちてくる可能性があると思いますのである程度の距離ではついていかなければいけませんね。
今4秒ぐらいの差、20m前後の差がついています。
その差が8秒に開きましたね。
8秒差ということは40mぐらい前田は前と開いています。
さらにその後ろに日本人で2番目を走っている野口です。
もちろん苦しさは野口もあろうかと思います。
ただ、ここも直線ですので前田を遠くに見ながら追うという状況になってきました。
やはり前田君が見えているというのは野口君にとって頑張れる1つの材料ですね。
前田からしますと前は追わなければいけませんがここで離された場合、まだ距離としては3km以上あるということです。
状況的にはまだ前田と野口の間はだいぶあるんですか。
野口としては追えますか?逆転可能な距離だと思います。
トップ、39km通過して39.5kmにさしかかるところです。
3年前優勝のドゥングがペースメーカーが外れたあとペースを上げてそしてことしの大会前の優勝のときと同じような雨の条件の中でやはり後半、独走という形になってきました。
日本のレースをよく知っていますよね。
びわ湖に再び招待されて、非常にうれしかったとドゥングは話をしていました。
そのドゥングが先頭。
だいぶ離れてバットオチルとメウッチの2人残り3kmのポイントに前田が来ます。
前から離れています。
前2人との差は、やはり10秒ぐらいですね。
10秒差ということは50mぐらい、じりじりと前が離れてきた。
前田としては、前が離れていってしまっています。
前田の前を行く2位はモンゴルのバットオチルとヨーロッパチャンピオンのイタリアのメウッチ。
先頭はドゥングです。
39kmからまもなく40kmになるというところ。
ドゥング選手は前半前に行ったり後ろに行ったり集団の中でも動きがあったんですね。
一気に3分40kmのカーブを曲がって通過します。
今通過しました。
40kmは越えてきました。
どうでしょうか2時間9分台半ばくらいの感じでしょうか。
2時間9分30秒くらいの感じでしょうかね。
あの厳しい状況の中でしかも中盤、わりとペースがゆっくりとした中で後半、ペースを上げる走りをしました。
後半上げられるというのがケニアやエチオピアのアフリカ勢の強さでもありますね。
そういったものドゥング選手は持っているものを見せましたね。
びわ湖のタイムでは歴代2位のタイムを持っているドゥングです。
そのタイムには厳しいきょうのコンディションです。
ただ後半上げる走りを見せてきました。
もちろんドゥング本人も世界への意識はあるそうですけれども何せケニアということで正直、世界の代表は夢かなというあまり現実的な目標としてはとらえにくいという話をしていました。
ただこういったコンディションの中で大きな大会で勝てるということはすばらしいですよね。
前田が40kmに向かいます。
2位グループの2人とはだいぶ離されました。
10秒ぐらいの差を保っていますが口が開いて、かなり厳しい走りがここ3kmぐらい前田は続いています。
1km3分18秒ぐらいのペースで走っています。
まもなく40km地点です。
この1kmは3分25秒かかりました。
11分台、フィニッシュ予想で、2時間11分33秒という予想です。
前田がカーブのところで後ろを見ました。
このあたり心理的にどうなんでしょうか。
気持ちの中ではいっぱいいっぱいなんだと思います。
ただ日本人トップを取りたいという思いが後ろを確認したということにつながっていると思います。
日本人トップとなりますと後ろから追ってくるのは野口。
初マラソンのランナーが追ってきています。
およそ40秒ぐらいの差だと思います。
後ろ、まだ離れていて残り2kmを通過今のペースで行きますと11分30秒ぐらいになるかという前田のペースです。
後ろ40秒差があります。
前田にとっては最終盤、非常に苦しい走りになりました。
前田君も過去のレースこういった思いで走っていることも多いと思うのでなんとかペースをまた上げてほしいですね。
前田はモスクワの世界選手権以降思うようなレースができずに国内でいいますと別府大分などはかなり早い段階で遅れるレースがありました。
きょうは終盤まで勝負に加わりながらのレースですね。
離れだしましたけど2位争いも十分していましたし彼にとって今後のレースのためにはいい経験になったと思いますね。
この1kmが3分25秒という前田のタイムです。
ペースとしてはじりじりと落ちては来ています。
35km以降は16分をはるかに超えるタイムで走っているということになります。
前田は今順位は4位、日本人ではトップ先頭のドゥングはもうすでに残り1kmを切りました。
非常に厳しい条件の中2時間9分台では走れそうなペースで、一歩一歩皇子山陸上競技場に近づいています。
前半と全然変わらない感じで走っていますね。
そう見えますよね。
後ろからバットオチルとメウッチこの2人の駆け引きというのも先ほども多く見られたんですがただドゥングとはだいぶ差があります。
まもなく皇子山陸上競技場の取付道路に入ってきます。
沿道からの声も聞きながら取付道路に入ってきました。
ちょっとコースがイメージとは違ったでしょうか。
しかしマラソンゲートをすでにくぐっています。
2時間9分の前半も出るかというようなタイムでしょうか。
大きな画面は前田の走りに切り替わりました。
現在順位は4位。
この前にまだ2位集団の2人もいます。
日本人トップではありますが。
前2人とは20秒ほどの差、また差が開きましたね。
前田はこの1km3分22秒でした。
3分20秒台のペースがこのところ続いています。
初マラソンの野口今2時間8分を超えたところで1km少々ということですから11分、12分ぐらいのイメージでしょうか。
先頭のドゥングはあと残り300mほどです。
細かい雨が降り続く中、快調なペースで一歩一歩フィニッシュラインに近づいている小さな画面のドゥング。
あと1kmを前田は切ってきました。
先ほどのペースでいきますと12分を切るかどうかというペースです。
ドゥングは残り150mというところ。
やはり2時間9分台の前半で走れそうです。
後半もしっかり動かせていますよね。
ラストスパート、大きな声援です。
3年ぶりに戻ってきたびわ湖で再びトップでこのフィニッシュラインに戻ってきました。
ケニアのドゥング2回目の優勝、2時間9分8秒。
終盤もしっかりとしたペースで走りきりました。
そして2位争い、依然として激しい。
NTNに所属モンゴルのバットオチルとイタリアのメウッチ。
メウッチが後ろを確認。
前田が取付道路にやってきた。
4番目。
前とはまだだいぶ差があります。
バットオチルとメウッチもけん制をしながらなのかどうか。
メウッチ選手がトラック、いいタイムを持っているので備えているのかもしれませんね。
メウッチが出ました。
5000mでは13分19秒というベストタイムを持っています。
スピードという面ではメウッチオリンピックでもトラックに出場したランナーです。
2時間10分は超えてきました。
メウッチも、ベストタイムが2時間11分8秒ですからこれを超えてきます。
ベスト記録を更新する走りをメウッチが見せています。
前田はまもなく残り400mというところ。
なんとか我慢してきましたね。
苦しいことは苦しいんですがなんとか頑張っています。
皇子山陸上競技場は日本人2位の野口もマラソンゲートをすでにくぐっています。
今、順位が5位残り200mというところ。
メウッチが2位バットオチルが大きく離されました。
メウッチのベストが2時間11分8秒ですがあと100mほど。
なんとかベスト更新できるかというような感じになってきました。
しかし最後はかなり苦しいか。
ぎりぎりベストは2時間11分…9秒か10秒か。
ベストは僅かに届かなかったかしかし2位です。
バットオチルが3位でフィニッシュです。
タフなレース、3位に入ったバットオチル。
前田が残り100mというところです。
先頭集団には終盤までついていきました。
2位争いの激しい駆け引きもありました。
2時間11分台。
2時間11分45秒になるところ前田が日本人1位でフィニッシュ。
2時間11分46秒というタイムでした。
世界選手権の代表選考会日本人トップは2時間11分台でナショナルチームのメンバーの前田です。
そして初マラソンの野口が帰ってきました。
苦しそうですが、12分台前半ぐらいというタイムになるでしょうか。
初マラソンとしては非常に価値のあるレースになりましたね。
よく粘れたと思いますよ。
苦しい、しかしこの42.195km走りきりました。
順位は5位日本人2位でフィニッシュをしました。
2時間12分台のタイムです。
今、佐々木が入ってきました。
その前にも日本人ランナーがいます。
佐々木が順位でいきますと9位です。
残り200mというところケニアのディエマが今6番目を走っています。
その後ろに去年優勝のエチオピアのウォルクがいます。
その差が10m以上。
ウォルクことしは終盤疲れました。
ペースが落ちました。
そしてディエマはかなり前に行ったり後ろに行ったり集団の中で位置取りが激しく変化していた選手でした。
6位で戻ってきます。
2時間6分台のベストタイムを持っているケニアのディエマがフィニッシュ2時間13分台7位で去年のチャンピオンのウォルクがフィニッシュことしは2時間13分30秒を超えたところ走りを終わって選手の足元を見ると相当きついんでしょうね。
足にダメージがあるような感じですね。
そして8位で戻ってきます米澤です。
日本人では3番目で戻ってきます。
タイムは13分台から14分台になるというところ。
米澤のベストタイム2時間11分59秒、去年のびわ湖でマークしたタイムです。
米澤も先頭集団に長くいまして積極的なレースを見せてきました。
2時間14分台で8位でフィニッシュ。
日本人では3番目のフィニッシュです。
そして佐々木です。
ことしは苦しい走りになりました世界選手権の代表選考がかかったレースですが日本人では4番目でフィニッシュ。
終盤は苦しい走りになりました旭化成の佐々木です。
そして旭化成の同じく東野が戻ってきました。
12分台のベストタイムを持っている東野です。
選手たちは、びっしょりと雨にぬれる中でフィニッシュです。
14分台後半の48秒くらいでしょうか。
しっかりとフィニッシュラインに礼をして、走り終えました。
11位12位で戻ってきたのが旭化成の松尾と安川電機の黒木が抜きました。
黒木も序盤は非常にいい位置で走っていましたけどね。
安川電機の黒木が先にフィニッシュします。
今11位です。
12位に松尾です。
続々と選手たちが入ってきました。
SUBARUの五十嵐が13番目でフィニッシュです。
初マラソンの佐藤もフィニッシュ15分台です。
ナンバーカード307番をつけました清谷もフィニッシュ松宮兄弟も弟、兄の順番で並ぶようにしてフィニッシュしてきました。
そして宇賀地です。
宇賀地からしますと過去3回のマラソンはいずれもタイムを伸ばしてきたんですが4度のマラソンの中で最もタイム的には苦しいレースになりました。
フィニッシュラインに戻ってきたのは小森コーポレーションの秋葉です。
ベテラン35歳が今フィニッシュ。
18番目のフィニッシュです。
中国電力の森本です。
足取りなど見ますと相当苦しそうです。
フィニッシュ。
そして初マラソンです中国電力の石川。
20位でフィニッシュ16分台の初マラソンになりました。
マラソンの厳しさも感じながらの初マラソンだったかもしれません。
しかも、この条件でしたからね。
マツダの松岡が前です。
高橋が22位松岡が21番目です。
宇賀地強が第3コーナーから第4コーナーというところです。
この辺りも、苦しそうです。
富士通の菊池は初マラソンゆっくりとしたペースでフィニッシュしました。
その後ろ175番のナンバーカードをつけました東京工業大学の松井もフィニッシュ。
宇賀地の前にナンバーカード171番台湾の何盡平がフィニッシュラインに向かっていきます。
宇賀地強は26番目。
あごが上がってあえぐような走りになりました。
また次に期待したいですね。
福岡で選考会を走ってこれが雪辱を期すレースでしたがより厳しい結果になりました宇賀地強。
当然寒さも感じているでしょうし非常に厳しい条件の中で各選手が続々とフィニッシュラインに向かってきています。
速報のタイムです。
優勝はケニアのドゥング3年ぶりの優勝、2時間9分8秒です。
イタリアのメウッチがバットオチルとのトラックを制しました。
2時間11分10秒、自己ベスト更新の可能性もあったんですが2秒届きませんでした。
優勝インタビューです。
見事優勝を飾りましたサムエル・ドゥング選手です。
おめでとうございます。
ありがとうございます。
最初から最後までレースを引っ張って本当に強かったですね。
きょうはちょっと雨強かった、風、強かった、はい。
母国で非常に厳しいトレーニングを積んできた成果が出せたと思います。
ペースメーカーのほうともレースの展開について話をしながらレースを進めてまいりました。
まさにレースを作ったという中でこの2時間9分台というタイム自分ではどう評価しますか。
本当に私、ターゲットタイムは2時間6分だけど、ちょっと難しいね。
雨、強いからえっと…2アワー、ちょっと難しい。
本当に強かったですね。
本当におめでとうございます。
ありがとうございました。
みんな応援ありがとうございました。
ドゥング選手にお話を伺いました。
続いて全体で4位、日本人1位の前田選手です。
日本人1位、全体では4位、どう評価されますか。
スタート前は優勝を狙っていたのでこの順位はあまり納得いかないですね。
強い雨とそれから風もありましたどんなレースだったでしょうか。
最初は前にいかないようにと考えて走っていました。
30km以降絶対ペースが上がるかなと思っていたのでそれに対応できるように体を作っていこうと思ってたんですけど対応はできたんですけどそれ以降は全くだめだったという感じですね。
ドゥング選手が離れて全体の2位争いという中でのレース後半はなりましたけどその中ではどんなことを考えていましたか?後ろで、3人でしっかりと前を追っていければいいなと思っていたんですけど前が速くて追いつけなくてまたその集団からも離れてしまったという状況でした。
日本人1位は最低限の結果として求めたいという話をしていましたそこはクリアしましたね。
そこだけが今回は救いかなと思っています。
お疲れさまでした。
ありがとうございました。
前田選手でした。
インタビューをお聞きいただきました。
6年間日本の愛知製鋼で走っていたドゥングは日本語を交えながらのインタビューになりました。
前田が2時間11分速報で46秒日本人1位だけが救いと本人からいうと厳しい評価がありました。
走り全体はどうご覧になりましたか。
高岡⇒2位争いをしながらしたというのは彼の今後のレースに生きてくるんじゃないでしょうか。
コンディションとしては非常に激しい競り合いの中で日本人トップに入りました。
速報で20位までの順位をご覧いただいています。
レース全体を振り返ります。
70回目を迎えたびわ湖毎日マラソン雨が降りしきる中午後0時30分皇子山陸上競技場をスタートしました。
26km付近でスピードランナー期待の宇賀地強が遅れ始めます。
ペースメーカーが外れた30kmを過ぎたところではナショナルチームのメンバーでもあります佐々木も遅れ始めました。
32kmを過ぎたところでケニアのドゥングがペースを上げてレースが動きます。
単独トップに立ちます。
激しい2位争いの中にいた日本人トップの前田ですがそのグループからは37km付近で遅れ始めます。
優勝はドゥング3年ぶりのこのびわ湖毎日マラソンの優勝。
日本人トップは前田順位は4位でした。
レース全体を振り返ってご覧いただきました。
続々とランナーたちも、この皇子山陸上競技場に戻ってきています。
これで世界選手権の代表選考レースは4つすべて終わったことになります。
日本人上位3人までに入ること。
別府大分は日本人トップが条件ということになりましたので可能性があるのは、この10人ということになりました。
高岡寿成さんの解説でお伝えしてまいりました。
2時間6分16秒マラソンの日本記録をお持ちです。
非常に改めてタフなレースだったなという印象ですがどうご覧になりましたか。
高岡⇒雨のやまなかったレースの中でどの選手も粘り強く走れたんじゃないかなと思います。
代表選考ということになりますとこれから先のことになりますので分かりませんけどなかなか気象コンディションもありますからね。
難しいですね。
タイムに影響している部分があると思います。
このレース全体で見ますとペース変動がかなりあっていつも一定しない中で積極的に前に出る選手も多かったと思いますがどうでしたか?恐れずに前に出てレースを進めた選手は各個人の収穫になっていると思います。
特に初マラソンの野口選手が日本人2番目でしたね。
よく最後まで粘れたと思います。
第1放送車でレースをご覧いただきました花田さんに車を降りてマイク前に再び立っていただきました。
花田さんはきょうのレースをどうご覧になりましたか。
花田⇒非常に寒い中厳しい条件でしたので選手たちには過酷なレースをよく頑張ったということばをかけたいですね。
トップのドゥング選手、その中で終盤もペースを上げる走りがありましたね。
やはり世界の強さ、こういう条件の中でもしっかりと10分を切ってくるというのは力強さ感じました。
花田さん42.195kmをつぶさにご覧いただきました、ありがとうございました。
ありがとうございました。
最終結果を改めてご覧いただきます。
ドゥングのタイムは2時間9分8秒イタリアのメウッチがトラックのスピードが見事でしたが自己ベストには2秒及びませんでした。
2時間11分10秒。
NTNのバットオチルが2時間11分18秒、積極的にレースを動かすあたりバットオチルらしさがありました。
前田が4位、日本人トップ、野口が日本人の2番目、初マラソンで5位に入りました。
野口選手の談話です、きょうは自分にプレッシャーがなくてマラソンがどういうものか経験できたので走り切れたのは良かった、中盤にむだな力を使ったことと後半に足が止まってしまったことが課題でした。
次につなげていきたいですと話していました。
野口選手の談話でした。
去年のチャンピオンのウォルクは7位でした。
中国電力の米澤が8位に入りまして日本人では3位です。
米澤は、日本人3位という成績には満足している、タイムが遅くなってからついていけなかった、ただこのコンディションの中で後半よく粘って走れたと話していました。
9位で入ったのは佐々木悟。
ナショナルチームのメンバーですが30km以降は非常に苦しい走りになりました。
佐々木ですが、きょうは30km過ぎにレースが動いたがそこで反応できなかったことが全然だめだったと話していました。
練習はよくできていたがそれを結果につなげられなかったことが自分の力のなさですと話していました。
こうやって見ますと順位でいきますと10番台に初マラソンの選手も数多く入りましたね。
また今後このレースを1つのレースとして次につなげていってほしいですね。
ことしは数多くそういった選手も参加していました、第70回びわ湖マラソンです。
宇賀地強が26位、2時間17分50秒今まで参加したレースの中でタイムとしてはいちばん遅いフィニッシュになりました。
宇賀地の今回のチャレンジに、関してはどうですか。
このコンディションの中でまた次に向けてというところで頑張ってもらいたいと期待するしかないですね。
本人は来年のリオデジャネイロオリンピックを非常に強く意識しているということです。
なんとかナショナルチームのメンバーに加われるような走りをしたいと話しています。
びわ湖毎日マラソンは非常に厳しいレースとなりました。
世界選手権の代表選考レースの上位の結果です。
日本人上位3位までに入りますと代表選考の可能性があります。
別府大分毎日マラソンのみ日本人トップが条件ということになりました。
2時間7分台が東京を走った今井福岡と東京で2時間9分台が2人ずつ合わせて4人出たということです。
条件なども違いがありますが、最も多くて3人までが世界選手権の代表に選ばれるということになります。
夏の世界選手権来年のオリンピックも近づいてきましたね。
今後に向けて日本マラソン界への期待はどうですか。
ベテランの選手、若手の選手ともども世界に挑戦していってほしいと強く感じました。
過酷な条件の中のレースではありましたが70回目を迎えたびわ湖毎日マラソン高岡寿成さんの解説でお伝えしました。
ありがとうございました。
「第70回びわ湖毎日マラソン」をお伝えしました。
2015/03/01(日) 12:15〜14:55
NHK総合1・神戸
第70回びわ湖毎日マラソン 〜兼 世界選手権代表選考会〜[SS][字]

▽国内で最も長い歴史と伝統を誇るマラソンレース。早春の琵琶湖畔を駆け抜ける ▽リオデジャネイロ五輪への扉を開くのは? 【解説】高岡寿成 花田勝彦

詳細情報
番組内容
▽早春の琵琶湖畔を駆け抜ける「びわ湖毎日マラソン」は今年が70回目。日本で最も長い歴史と伝統を誇ります。▽今年は世界選手権の代表選考会を兼ねた大会です。▽注目は、昨年発足したナショナルチームのメンバーがどんなレースを見せるのか? そして新たな選手の台頭はあるのか? 来年に迫るリオ五輪を見据えたマラソン界の挑戦を、日本最高記録を持つ高岡寿成さんの解説で生中継します。[延伸のとき以降の番組に変更あり]
出演者
【解説】高岡寿成,花田勝彦,【アナウンサー】渡辺憲司

ジャンル :
スポーツ – マラソン・陸上・水泳

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 3/2+LFEモード(3/2.1モード)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:13911(0x3657)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: