「デキる人」と「デキない人」。
当然ながら、その差は持って生まれた才能や環境によるものじゃない。日常の些細な行動にある。もっと具体的に言えば「これはやらない」という、独自の禁止事項にある。
01.
「事実」ではなく
「解釈」で話す
仕事において報連相が大事なのは言うまでもないこと。問題はそのやり方だ。デキる人は「事実」を伝えることを重視し、デキない人は自分の勝手な「解釈」で伝えてしまう。だから、いくら報連相をしても、ズレが生じ、仕事がうまくいかない。
例えば、納期が遅れたことを上司に報告する時。
前者は「業者からの納期が1日遅れました。以前にも2回、こういったことがありました」、後者は「いつもいつもあの業者さんは納期が遅れるんですよ。もう大変です」といった具合。
その差は歴然だ。
02.
相手の意図を汲み取らず、
批判ばかりをする
仕事上のコミュニケーションで、相手のことを批判ばかりしているーーそれは非生産的であり、デキない人の典型だ。デキる人は、理不尽なことがあっても批判はしない。その言葉の裏にある相手の意図を汲み取ろうとする。「無茶苦茶なことを言いやがって!」ではなく、「なぜこの人は、無茶なことを言うのだろう?」と考える。
03.
過去の成功体験に
固執する
仕事がデキる人は快適さを避ける。なぜなら、心地の良い場所にいたままでは、自分が成長することができないことを知っているからだ。自分に負荷をかけることで、人は成長していくことができる。
04.
どんなに困難なことでも、
後回しにしない
物事は先送りにしないほうがいい。ほとんどの場合、先送りにしたところで問題が解決されることはないからだ。むしろ、対応が遅れると状況は余計に難しくなっていく可能性すらある。素早く対処して、物事を先送りしないクセを付けておこう。
05.
「何を言ってるか」ではなく
「誰が言ってるか」を重視
デキない人は意見に振り回される。それはなぜか? 理由は簡単だ。その意見が正しいか正しくないかではなく、誰が言っているかを重視するからだ。ゆえに決定事項にブレが生じる。一方、デキる人は、意見の中身のみを吟味する。当然、ブレることはない。
06.
時間がないことを
言い訳にする
「時間がないからできない」という言い訳は、たいてい嘘だ。もちろん、絶対的に時間が足りないこともある。しかし、デキる人は根本的に「時間はつくるもの」と考えている。だから、そんな言い訳をしない。
ちなみに、「人手が足りない」「やったことがない」といった言い訳も同様だ。
07.
スケジュールを
頻繁に変更する
仕事上、スケジュールの変更を余儀なくされることはある。しかし、デキる人は少なくとも、自分の都合でスケジュールを変えることをしない。時間や締め切りを上位概念として捉えているからだ。
08.
自ら他人を比較し、
優劣をつける
デキる人は、同僚と自分を比べたりしない。比較して得られるものは、コンプレックスや優越感をいったものにしか過ぎないから。
なにも競争をしていないわけじゃない。比較、評価は第三者がすることで、当事者がすることではないのだ。
09.
逐一誰かの許可を
取ろうとする
デキる人は、何かアクションを起こす際に、誰かに許可を取ろうとはしない。スピード感が重視される局面なら、尚更だ。
誰かにお伺いを立ててることは、進行を遅らせるし、その誰かに依存していることになる。
10.
わからないことを
知ったかぶりをする
「知っている」「やったことがある」「聞いたことがある」。これらの言葉を安易に発するのは危険だ。プライベートならいざ知らず、仕事上の知ったかぶりは後でバレる可能性が高いし、自分で対処できない責任を背負ってしまうことも。
わからないことは、わからないと言う。デキる人は、謙虚で素直だ。