NHKニュース おはよう日本 2015.03.01


おはようございます。
3月1日日曜日、朝7時になりました。
NHKニュースおはよう日本です。
川崎市の河川敷で男子中学生が殺害された事件で、逮捕された18歳の少年の自宅から、自転車が押収されました。
警察は、この自転車が事件当時、近くの防犯カメラに映っていたものかどうか調べることにしています。
川崎市の事件現場です。
きのうも多くの人が訪れ、中学1年生の上村遼太さんの死を悼みました。
この事件では、知り合いのグループの18歳と17歳の少年合わせて3人が、殺人の疑いで逮捕されました。
上村さんと同じ小学校に通っていた女子生徒です。
1月中旬、上村さんから声をかけられたといいます。
このとき上村さんは、グループから目をつけられていると話したため、女子生徒が、そんな人と一緒に行動するのはやめなよと言うと、抜けることができないと繰り返し答えていたということです。
その1月中旬、上村さんは18歳の少年から生意気だと言われ、顔にあざが出来るほど殴られたということです。
上村さんは仲間に相談。
事件の8日前、上村さんと親しい別のグループのメンバーが、18歳の少年の家に押しかけ、説明や謝罪を求めたということです。
警察はこのトラブルをきっかけに、18歳の少年が上村さんを逆恨みするようになった可能性があると見ています。
警察によりますと、逮捕された3人のうち、17歳の1人は調べに対し、18歳の少年が刺したと話し、18歳の少年は当時のことは今は話さないと答えているということです。
警察は3人の自宅を捜索し、18歳の少年の家からは、自転車を1台押収しました。
現場近くの防犯カメラには、3人と見られる少年たちが、自転車を押す姿が映っていることから、同じものか鑑定して調べることにしています。
買い物したときに使ったクレジットカードの情報が盗まれてしまう危険性が指摘されています。
スーパーマーケットなどのレジと連動するPOSと呼ばれるシステムに感染し、顧客のカード情報を盗み出すコンピューターウイルスが日本で初めて確認され、情報セキュリティー会社が注意を呼びかけています。
売り場のレジスターと連動し、商品の売れ行きや在庫の管理などを行うPOSシステム。
最近では、クレジットカードの決済情報も扱うようになっています。
情報セキュリティー会社のトレンドマイクロによりますと、このPOSシステムを狙ったウイルスが去年、国内の事業者の8つのコンピューターから見つかったということです。
ウイルスには、インターネットを通じて感染したと見られ、顧客が使ったクレジットカードの情報が盗まれるおそれがあるということです。
アメリカではこのウイルスが原因で、大手ディスカウントストアのチェーンから、クレジットカードなどの情報が流出するなど、被害が多発しています。
日本で見つかったウイルスの中には、アメリカで見つかったのと同じ種類のものもあったということです。
情報セキュリティー会社は、POSシステムは昔のように閉じられたシステムではなくなっていて、犯罪者の格好のターゲットになっていると警告しています。
対策を始めた小売り店もあります。
こちらのゴルフ用品店では、レジのPOSシステムの端末に、セキュリティーソフトを導入。
今後、全国の店舗にあるすべての端末に導入する予定だということです。
過激派組織IS・イスラミックステートが、フリージャーナリストの後藤健二さんを殺害したとする映像を公開してから1か月となりました。
後藤さんらの解放交渉に関わったヨルダンの関係者がNHKの取材に応じ、IS内部でより過激なグループが事件の主導権を握ったため、交渉が成立しなかったと証言しました。
ISによる日本人2人の殺害事件では、日本政府の協力要請を受けたヨルダン政府が、ヨルダン人の宗教指導者、マクデシ師などに仲介を依頼し、解放を働きかけました。
そのマクデシ師の側近で、交渉の内容を知るムニフ・サマラ氏が、NHKのインタビューに応じました。
この中でムニフ氏は、マクデシ師は後藤さんは兵士でもなく、軍事作戦などにも関わっていない。
そうした人を殺すのは、イスラムの教えに反すると働きかけたと明らかにしました。
そしてヨルダン軍のパイロットも絡んだ解放交渉について、次のように述べました。
ムニフ氏はこのように証言し、日本人2人を交渉を通じて無事解放させることは難しかったという認識を示しました。
ロシアの野党指導者、ネムツォフ氏が何者かに殺害された事件。
各地で波紋が広がっています。
野党勢力は、1日にモスクワ中心部の殺害現場を通る追悼行進を行って、ウクライナを巡るプーチン政権の政策に反対するよう呼びかけることにしています。
ロシアの野党指導者で、プーチン政権のウクライナ政策に批判的な立場を取ってきたボリス・ネムツォフ氏が、先月27日深夜、モスクワ中心部で、何者かに銃で撃たれて殺害されました。
この事件を受けて、野党勢力は1日に5万人規模の追悼行進を行い、ウクライナを巡るプーチン政権の政策に反対するよう呼びかけることにしています。
また、ウクライナの首都キエフの中心部では、多くの人たちがネムツォフ氏の写真の前に花を手向けていました。
今回の事件について、ロシアの捜査委員会の報道官は、ロシアの政治状況の不安定化を図るものや、ウクライナの民族主義者か親ロシア派の過激なメンバー、さらに預言者の風刺画の新聞掲載を巡って、ネムツォフ氏を脅迫したイスラム過激派などの関与について調べていると発表しました。
捜査当局では、ネムツォフ氏の自宅にあったパソコンや文書などを入手するとともに、銃撃の際に一緒にいたウクライナの女性から引き続き事情を聴くなどして、容疑者の手がかりを探しています。
東日本大震災からまもなく4年。
被災地の復興を進める大動脈として期待されている高速道路がきょう、全線開通します。
全線開通するのは、全長300キロの常磐自動車道です。
きょうは、福島第一原発の事故の避難区域にあるおよそ14キロの区間が開通し、首都圏と東北地方の太平洋沿岸がつながることになります。
この地域は原発事故後、南北の交通が遮断され、大きくう回しなければ、行き来ができませんでした。
全線開通が弾みになると期待が高まる地元の動きを取材しました。
きょう開通する区間は、最も近い場所で福島第一原発から6キロ。
そのため、道路脇ののり面を通常よりも厚いコンクリートで覆うなど、放射線対策が取られました。
双葉町にあるこちらの場所は、帰還困難区域に含まれ、今回開通する区間の中で、最も放射線量が高くなっています。
このため、放射線量が常に測定され、表示されるようになっています。
国は放射線量の測定結果などをもとに、きょう開通する区間を通行しても、安全上問題ないとしています。
福島県南相馬市と仙台市を結ぶ高速バスです。
去年12月、常磐自動車道のこの区間が部分開通し、所要時間は2時間15分から1時間半に短縮されました。
この地域は津波で鉄道の一部の区間が流されたため、住民にとっては重要な足となっています。
被災地では、全線開通による復興の加速化に期待が高まっています。
漁業が盛んな福島県相馬市です。
今は試験操業が行われ、検査で安全性が確認された魚を出荷しています。
相馬市内で食堂を経営する、小野芳征さんです。
地元の新鮮な魚を多くの観光客に食べてもらうことで復興につなげたいと考えています。
はい、カニ飯定食です。
かつては豊富だった相馬の海の幸。
今は県外産も使っていますが、ミズダコやメヒカリなど、地元で取れる食材も少しずつ増えてきました。
先週、小野さんは観光協会の人たちと東京の旅行会社などを回り、今回の全線開通をPRしました。
今も原発事故への不安は根強いものの、前向きな声も聞かれました。
全線開通による効果を会社の再建につなげたいという人もいます。
福島県浪江町で水産加工会社を経営していた鈴木健一さんです。
工場は津波で全壊しました。
この機械がちりめんの機械なんですけど、これがこの中にあった感じですかね。
鈴木さんはこの4年間、避難先で会社の再開を模索してきました。
浪江町からおよそ90キロ離れた宮城県名取市です。
鈴木さんは先月、ここで開かれた水産業者の会合に参加しました。
名取市が復興に向けて整備する水産加工団地に進出するためです。
常磐自動車道につながるインターチェンジから、車で10分弱という立地。
会社を再開する場所として魅力的だったのです。
鈴木さんは今、工場の再建に向けて準備を本格化させています。
ここで搬入室として一回仕切り作って。
いずれは東京などにふるさと福島県で取れたシラスを出荷したいと考えています。
東北と首都圏を結ぶ復興道路、常磐自動車道。
震災からまもなく4年となる被災地の期待を背負い、きょう開通します。
では気象情報、南さんとお伝えします。
おはようございます。
南さん、きょうから3月で、もうすぐ春ですけど。
そうですね。
振り返ってみると、ことしの冬はどんな冬だったんでしょうか?
そうですね。
ことしの冬はどんな冬だったのか。
さあ、まず冬なんですけれども。
冬というのは、気象庁はどういうふうに定義しているんでしょうか。
まずそこから入りたいと思います。
そもそもから。
そもそも冬。
冬とは。
冬は12月から2月までの3か月間を冬というか、それとも立冬から立春の前日までを冬というか。
ありそうですね。
それとも、こたつを出してる期間を冬というかですよ。
だいぶ個人差ありそうです。
あるかもしれないですね。
南家はどうなんですか、ちなみに。
もうそろそろ終わりだと思います。
そろそろこたつをしまう?
そういうことですね。
じゃないですね。
答えお願いします。
答えは、12月から2月までの、この3か月間を冬としています。
この3か月間、じゃあ、気温はどうだったということなんですけれども。
気になりますね。
3か月間の気温を見てみますと、きのうまでの90日間、3か月ですね。
それを見てみると、北海道や東北の北部はこの黄色や赤ですので、平年と比べると、1度から1度5分気温が高くて、暖冬だったといえるでしょうね。
なるほど、結構高いですね、赤、黄色。
で、一方、東日本や西日本はというと、平年並み、もしくは平年と比べると低い所が多く、ちょっと暖冬とは言い難かった、というような、そんな感じの冬だったんですね。
で、ちょっと特徴的なことがありまして、それをちょっとまとめてみますと、こっちになります。
これで見てみますと、これ、平年と比べると3度以上高かった日が、この何日間あったか、90日のうち何日間あったかというのを、47都道府県庁所在地で、上から順番につけています。
そうすると、北日本は比較的、3度以上高かった日が多かったんですよね。
札幌、青森、盛岡、秋田、みんな北日本ですもんね。
そうですね。
一方、東日本から西日本にかけては、平年と比べると、3度以上低い日がかなり多かったということなんですけども、これでさらに特徴的なことはといいますと、青森は平年と比べると3度以上高い日が18日あり、しかし平年と比べると、3度以上低い日が、かなり寒い日が15日もあった。
気温の変動が大きいということですね。
あと宮崎も平年と比べると、3度以上高い日が10日あり、平年と比べると、3度以上低い日がなんと19日もあったということで、かなり上下動が気温の上下動があったということなんですね。
それね、グラフにしてみますと、こんな感じになります。
青森の12月1日からの気温ですけれども、この青が平年の値で、これがその日々の値ですけれども。
激しいですね。
激しい。
上がったり下がったり、上がったり下がったりというのを繰り返してたということなんですね。
これ、体にも負担になりそうですけど。
そうですね。
どうしてこんなにこう、変化が大きかったんですか。
これは、低気圧がよく通ったということなんですね。
低気圧?
それをちょっと模式図で表しますと、低気圧が日本付近を、特に日本海などを通過していきますと、この低気圧に向かって、南から暖かい空気。
これ、逆さですね。
暖かい空気がわーっと入ってきますので、気温が高くなる。
しかし低気圧、東の海上に移っていきます。
移っていくと、今度は西高東低になるので、寒気が大陸のほうから流れ込んで、寒くなる。
これが比較的繰り返しが多かったんですよね。
これ、位置合ってます?
大丈夫です。
こんな感じで入ってきて、暖気が入り、寒気が入りというのを繰り返したため、気温の変動が大きかったということなんですね。
ご苦労さまでした。
これ、CGでやってもよかったんじゃないですか。
低気圧がよく通りましたので、雨の量も、多く、降水量が多くなりました。
降水量を見てみますと、この緑色の所は降水量が多かった所で、東日本から西日本、そして北海道の東部は降水量が多くて、北海道の東部なんかは気温が低いですから、雨ではなくて雪が降って、雪の量もかなり多くなった所もあったということなんですね。
きょうから3月。
3月ですね。
この3月は一体どうなるかということなんですけれども、3月27日までの1か月予報を見てみますと、気温はやや高い、もしくは高いので。
ちょっとうれしい。
そう。
ほっこりした暖かさがやって来るかなと思うけども、降水量を見てみますと、降水量はやや多いんですよね。
本当だ。
降水量が多いということは、これ、やっぱり低気圧が通るということで、低気圧が通ると、気温の変動もやっぱり大きくなるから、気温も上がったり下がったりを繰り返しますし、低気圧が通過していきますと、雨も強く降る、また雪もまだね降りますんでね、雪が強く降る所がありますので、注意が必要だということになりますね。
きょうはその低気圧が通過していきます。
今、九州の南に低気圧がありますけれども、この低気圧が発達しながら、東へ進んでいきまして、夜になると関東の南までやって来ます。
この低気圧の影響で、まだ寒気もやっぱり入ってきますし、寒くなりますし、この低気圧の影響で雨が降り、また北海道の東部は雪が降って、雪の量が多くなるような所も出てきますので、まだこの3月も、この気温の変動や雨や雪に注意が必要です。
続いてはけさの特集です。
ゲノム編集と呼ばれる、遺伝子を操作する技術が広がっています。
人間の思うがままに生物を作り替えることができる最新の技術です。
筋肉の量が従来の2倍に増えた牛。
こちらの藻では、含まれる油の量が1.5倍に増えました。
人が神の領域に踏み込んだともいわれるゲノム編集。
今後、私たちに何をもたらすのでしょうか。
最新の遺伝子技術とどう向き合うべきか考えます。
けさの特集は、生命の設計図、遺伝子についてです。
これまでありました、遺伝子組み換えよりもはるかに正確に遺伝子を操作することができる、こちら、ゲノム編集と呼ばれる技術がここ数年、急速に進歩しているんです。
これまでの遺伝子組み換え技術では、農薬に強い大豆や、害虫が付きにくいとうもろこしなどが作られてきました。
これらは生物の持つ特性を変えるために、遺伝子の中の特定の場所に別の遺伝子を入れたものなんですね。
ところが、狙ってこの場所に入れるということは簡単ではありません。
何千回、何万回試して初めて入れることができるという、いわば偶然に頼ったものだったんです。
そこでこれを偶然ではなく、狙いどおりにできるようにしたのが、ゲノム編集です。
遺伝子上の狙った場所に切り込みを入れて、そこに別の遺伝子を入れられる、こうした画期的な手法が開発されたんです。
狙いどおりに切り貼りができる、まさに遺伝子を編集する技術なんです。
この技術によって、食料やエネルギーなど、私たちに身近な所で、革命的な変化が起きようとしています。
中央大学理工学部、原山重明教授の研究室です。
ゲノム編集技術で、新たなエネルギー源を生み出す研究を進めています。
ライトの下で育てているのは、藻です。
この藻は油を多く含んでいます。
乾燥させると、油を取り出すことができます。
大量に作ることができれば、自動車の燃料にも使えるといいます。
藻は油のほかに、でんぷんも蓄えています。
原山さんは、でんぷんを作る機能をなくせば、油の量が増えるのではないかと考えました。
そのためには、でんぷんを作る遺伝子を壊す必要があります。
そこで着目したのが、ゲノム編集です。
原山さんはこの技術を使って、1万を超える遺伝子の中から、でんぷんを作る遺伝子だけに切り込みを入れました。
すると、でんぷんを作る遺伝子は働かなくなり、油の量が1.5倍に増えました。
ゲノム編集を食料の生産に活用しようという動きも始まっています。
京都大学と近畿大学が共同で、身の量が1.5倍のマダイを作ろうとしています。
14.5。
研究を率いるのは、京都大学農学研究科の木下政人さんです。
マダイの身の量を増やすために、木下さんが注目したのは、ミオスタチンという遺伝子。
筋肉の成長を抑える働きをしています。
これまでミオスタチンが働かないメダカでは、筋肉が成長を続け、大きく育つことが知られてきました。
これをマダイに応用しようと、受精卵の中のミオスタチンを切るゲノム編集を行ったのです。
ゲノム編集が行われてから半年。
普通のマダイと比べて、すでに大きくなる傾向が見られています。
アメリカでは、こうした研究が実用化の段階に入っています。
ゲノム編集によって肉づきがよくなった牛です。
この品種の牛は、世界中で飼育されていますが、肉の量が少ないことが欠点でした。
マダイと同じように肉づきを抑制するミオスタチンの働きを止めました。
その結果、腰周りを中心に、筋肉の量が通常の2倍に増えました。
今後、データを集めたうえで、アジアや、食料難に苦しむアフリカに売り込む計画です。
この牛を作ったベンチャー企業です。
さらに新しい品種を作る試みも進めています。
角のない乳牛です。
まず乳牛から細胞を取り出します。
ゲノム編集で角を作る遺伝子に切り込みを入れ、働きを止めます。
次に、角を作らない肉牛の遺伝子を入れます。
切れ目にこの遺伝子が取り込まれ、受精卵に戻すことで、角のない乳牛が生まれます。
角がないことで、酪農家は安全に作業できるようになるのです。
すでにイギリスの大手畜産会社から出資を受けているということで、生き物を思うように作り替えるこの技術が世界に広がろうとしています。
こうしたゲノム編集の応用が急速に進む一方で、ルール作りが進まない現状を懸念する声が上がっています。
北海道大学で生命倫理を研究する石井哲也さんです。
石井さんはこの技術がヒトに応用される可能性があると考えています。
中国では、サルでもゲノム編集ができるのか、実験が行われました。
その結果、遺伝子に切り込みを入れ、その働きを変えたサルを誕生させることに成功しました。
石井さんは、ヒトへの応用が始まる前に、議論を重ねるべきだと考えています。
では取材に当たりました、京都放送局の野呂記者とお伝えします。
ゲノム編集、可能性、課題、両面あると思いますけれども、まず期待される分野というのは?
まずは食品の分野になります。
日本やアメリカでは、例えば、腐りにくいトマトですとか、養殖しやすいおとなしいマグロ、さらに伝染病に強い豚などの研究が行われているんです。
こうした食品というのは、安全性は問題はないんでしょうか?
従来の遺伝子組み換えでは、目的の部分以外にも遺伝子を変えてしまっているという可能性があるんですけれども、このゲノム編集では、狙った遺伝子だけをピンポイントで変えるために、多くの研究者は、より安全性が高いと考えているんです。
ただ、もちろん新しい技術ですので、分からない部分というのももちろんあるんです。
そのため肉には、食品として流通する前の段階で、品目ごとに検査を行う必要があるかどうか、安全性を個別に判断していきたいとしています。
まず食品の分野、そして医療面でもいろいろな可能性、考えられますよね。
そうなんですね。
例えば全身の筋肉が徐々に衰えてしまう筋ジストロフィーや、エイズウイルスの治療法の開発なども進められています。
ゲノム編集の技術は、具体的にどうやって使われるんでしょうか。
体の遺伝子の異常を修復してまた体に戻してあげるという、遺伝子治療と呼ばれる方法があるんですけれども、この遺伝子の異常の修復に、ゲノム編集が非常に効果的だと考えられているんです。
そして一方では、研究者の方から、この技術でできることすべてをやっていいというわけではないという声もありましたよね。
そうですね。
このゲノム編集は、まさに今、世界中で競って研究が進められているんですけれども、どこまでやっていいのかという議論というのはやっぱり追いついてないんですね。
この技術では、親が赤ちゃんに対して、望む姿で生まれてくるように、遺伝子を操作するということもいずれは可能になると見られています。
ゲノム編集という技術は、われわれ人類にとって極めて有望な技術です。
であるからこそ、私たちの倫理観も強く問われているといいます。
この技術を利用するうえでの基準やルールについて、幅広い議論が求められていると思います。
けさはゲノム編集について、野呂記者と共にお伝えしました。
びっくりしたポーズじゃないですね?
いや、違います、このジェスチャー、後ほど分かります。
スポーツ、筒井アナウンサーです。
おはようございます。
まずはノルディックのスキーの世界選手権ですね。
ジャンプの男子団体ラージヒルで、日本は葛西紀明選手など4人が出場しまして、3大会ぶりのメダルを目指しました。
ジャンプ競技の最後の種目。
日本は2回目、竹内択。
今大会、好調です。
高く飛びましたね。
いいジャンプを2本そろえられたと、3位とは僅かの差の4位につけます。
最後はご存じ、葛西。
直前に風が強まり、ゲートを下げてのジャンプでした。
メダル圏内に向かって、葛西のこの大会最後のジャンプは?
これは?
目まぐるしく変化する風を捉えられず、距離を伸ばすことができません。
日本は4位で、メダル獲得はなりませんでした。
1チーム2人で争うノルディック複合の団体ラージヒルは、日本から渡部暁斗選手と弟の善斗選手が出場し、6位でした。
さあ続いては大相撲の話題ですね。
春場所が行われる大阪できのう、新弟子検査、行われまして、43人が検査を受けました。
大相撲の新弟子検査。
注目を集めたのは。
こちら、ヘンダーソンさんは30年ぶりのカナダ出身力士です。
大きいですね。
大道久司さんは、アマチュア横綱と学生横綱の2冠に輝きました。
そしてこちら、宇良和輝さん。
得意技のこのい反り。
これ、相手を自分の後ろ側に投げ落とす大技なんです。
今もありましたね、宇良さんのい反り、あれ、どうやってやってるんですか?
気になりますよね、そのい反り、改めて見ていただきましょう。
これ、おととし、ロシアで行われた国際大会でした。
ちょっと、何度見てもすごい動きですけれど。
お尻着いてないんですよ。
後ろついてないですよね。
ついたら負けです。
背中もお尻もついてない。
これは小学3年生から始めたレスリングの技術も取り入れて、アマチュア相撲で頭角を現した力士なんですね。
そして珍しい技といえば、大相撲では元小結の智乃花。
懐かしいですね。
十両のときには、い反り、決めてるんですよ。
かつて学校の先生もしていて、人気力士でしたよね。
そしてこちらはご存じ、舞の海。
飛んだ。
技のデパート、また平成の牛若丸ともいわれていましたよね。
今、解説でおなじみですよね、解説で。
ご紹介した3人の力士は、いずれも小柄な体でして、身長も同じぐらいですね。
じゃあ、大柄な力士の皆さんに宇良さん、どうやって挑んでいくのか、その技決まるのか、楽しみですね。
本当ですね。
宇良さんは新弟子検査に合格すれば、春場所の前相撲でデビューします。
スポーツでした。
ではここで今入ってきたニュースです。
けさ早く、大阪・高石市で住宅が全焼する火事があり、4人が死亡しました。
きょう午前4時25分ごろ、大阪・高石市で、木造2階建ての住宅から火が出ていると、近所の人などから通報がありました。
この火事で住宅1棟が全焼し、4人が死亡しました。
警察と消防は、死亡したのは、この家に住む4人と見て、身元の確認を急いでいます。
続いて気象情報、南さんです。
きょうは発達する低気圧の影響で、雨や雪の所が多くなる見込みです。
午前3時の天気図です。
九州の南に低気圧があって、この低気圧が発達しながら東へ進む見込みです。
夜になると、関東の沿岸に進んで発達します。
風も強く吹いて、また雨や雪の降る所が、東日本から北日本のほうに、午後は移っていく見込みです。
現在の雨雲や雪雲の様子です。
現在は東海、北陸からそして九州、そして沖縄付近にかけて、雨雲が広がっています。
発達した雲もあって、太平洋沿岸部ではところどころで雷が発生しています。
きょうのこのあとの雨や雪の移り変わりです。
きょうの午前中は、西日本を中心に雨が降り、太平洋側では雷を伴う所もあるでしょう。
午後になると東日本から北日本でも雨や雪で、本州の内陸部や北海道は雪が降る見込みです。
北海道の東部では、発達した雪雲がかかって、あすにかけて雪が降り続き、雪の量が多くなるおそれがありますので、ご注意ください。
きょうの各地の予報です。
2015/03/01(日) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

特集は「世界を変える遺伝子技術」。遺伝子組み換えをはるかに上回る精度での画期的な遺伝子操作技術が急速に広がっています。その開発最前線を追いました。

詳細情報
番組内容
特集は「世界を変える遺伝子技術」。遺伝子組み換えをはるかに上回る精度で、思い通りに遺伝子を操作し、目的の生物を作り出す画期的な技術が急速に広がっています。すでにアメリカでは「肉付きの良い牛」が生まれ、日本でも、医療分野で難病治療薬の開発などが進んでいます。これまでの生物の常識を覆すこの技術の最前線に迫り、規制の必要性など今後の課題を検証します。
出演者
【キャスター】近田雄一,和久田麻由子,【スポーツキャスター】筒井亮太郎,【気象キャスター】南利幸

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ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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