東京タイマー2020「卓球 木原美悠」 2015.03.01


輝きだした小さな光
ただ精一杯
優しさに包まれて
立ち止まっても
道に迷っても
君は輝く
夢を胸に
もっとまぶしく
卓球の日本一を決める全日本選手権
大舞台で一身に注目を浴びていたのは木原美悠ちゃん10歳
天才卓球少女の快進撃が会場を沸かせました
木原美悠ちゃんは兵庫県明石市の小学4年生
クラスでは一番背の高い女の子です
学校が終わり毎日お母さんの車で向かうのは卓球場
練習は夕方6時から夜の10時まで
1日4時間卓球漬けの日々です
ただいまただいま
夜10時30分家族でやっと晩ごはん
美悠ちゃんはこの生活を毎日続けています
一体美悠ちゃん何時に寝るの?
その美悠ちゃんに卓球を教えているのは父・博生さん
子どもたちを強くしたい
父は仕事を辞め卓球場を造りました
姉も兄も父から指導を受けてきました
美悠ちゃんにラケットを持たせたのは4歳の時
卓球にかけた父の覚悟
そして美悠ちゃんは小学1年・2年と全国大会バンビの部で2連覇
「愛ちゃん2世」とも呼ばれる存在に
今年1月全日本選手権ジュニアの部
美悠ちゃんは今大会最年少で出場しました
1回戦から相手は高校生
大舞台でも緊張を見せず3連勝
小学4年生での4回戦進出は歴代2位に並ぶ好成績
美悠ちゃんはなぜ強いのか
アテネオリンピック出場・新井さんが教えてくれました
「コースを読める」とは
相手のサーブで左に動いた美悠ちゃん
このあと卓球台の真ん中に戻るのがセオリーといわれていますが相手の動きからコースを読みその場で踏みとどまっています
成長する10歳の少女
光輝く未来に期待が大きく膨らみます
かわいいんですよ
(口々に)かわいいですね小学4年生10歳ですよ私も一応バレー家族でお父さんが小学生のスポーツ少年団の監督してて小1からお姉さん・お兄さんがいっぱいいるから楽しそうだからちょっと行ってボール遊びしてそれがいつの間にか本格的に始まったっていうお兄ちゃんもやってたんでバレーを僕は母がずっとフィギュアスケートでスケート教室の先生をやっていてなので僕も自然と3歳ぐらいからもうスケート場連れていかれて気付いたらやってたみたいな…そうほんとに勝手に始まってたって感じ私の家も私が物心ついた頃には家の中にトランポリンがあったりえー?家の中に?それが遊びだったんですご両親も元体操の選手?はい両方体操していて父が高校の先生で体操部ってのをつくってたのとあと体操クラブも経営していたのでもう全員流れ流れででも小学校の頃ってそんなに私は練習してなくてなんかもう週3ぐらいで練習してあと水泳やったりバスケやったり結構色んなことをやってたから僕も塾通って水泳も行っててスケート…スケートが一番嫌いだったんですよ…っていうのも周りに男の子がいなかったんですよスケートは女の子ばっかりの環境になかなか慣れずそれでちょっと「もう嫌や」みたいなそれでずっとケンカしましたね母とは嫌いでスケートが「もう嫌や」みたいな「行きたくない練習もう嫌」ずっと言ってました
(高橋)それお母さん何て言ってた…「何言ってんのあんた来なさい」ずっと頭引っ張られて「何が嫌なの!あんたスケートやりなさいちゃんと」私も泣こうが「嫌だ」って言ってもとりあえず引きずられて私泣いたことないもう行きたくて「バレーしたいしたい」って言って全然たぶん対称的だと思う美悠ちゃんも自然に行ってる感じがするけどどうなのかなすごいですよね天才少女…会いに行ったっていう…そうなんですでもやっぱり小学生らしい部分もあったり練習する時は選手の美悠ちゃんっていう部分があってなんかこうスーパー小学生だなっていうのを実感して取材に行ってきましたはい着きました小学4年生なのでまずどんな子なのか話してみないと分からないなっていうワクワク感あとは同じスポーツ選手として何か1つでも心を響かせれるように何か言葉をかけたいなと思います
2012年ロンドンオリンピック
田中は日本を団体8位入賞に導いた
世界の舞台に立ったアスリートと
こんにちは
小学4年生の少女
漢字の練習
卓球台で宿題
(田中)漢字?得意?う〜ん…
(田中)ふつう?
まだ10歳
照れながら田中の声に耳を傾ける
お互いの距離を近づけるために一緒に卓球を
私初心者なので一から教えてもらっていいですか?はい
(田中)まず持ち方は?
(木原)こう
(田中)こうかこうでこっちで…こう打つんですねあ〜ごめんなさいめっちゃゆがむんですよ!よっしゃ!どうでした?うれしい褒めてもらいました小学4年生に教えてもらったんですよでもすごいさすが
笑顔も見え少し和み始めた
田中も美悠ちゃんに自分を重ねていく
私自身も体操一家で育ってきて物心ついて家の中にトランポリンだったり外に大きいトランポリン・鉄棒があってっていう環境だったので美悠ちゃんのおうちもみんなが卓球やっている本当に家族…ファミリーでみんなを支え合うというところは同じスポーツをしているファミリーじゃなきゃ分からないこともあるのでそこは恵まれた環境だなと思います
しかし父は父であると同時にコーチでもある
家族だからこその距離感
家族だからこその葛藤
田中ももちろん経験してきた
もう今?4年生から?反抗期いうか…言うこと聞かないまずまだやらされてるという感じなんでそこの考えがちょっとでも変わってくれば…
父の悩み
ここ1年美悠ちゃんは黙々と練習をするが話をあまり聞かなくなり目も合わせなくなってきた
でも女の子は難しいんですよね難しいね田中家の中では家に帰ると体操の話をしないっていうルールがありましてオン・オフがつけなくなるのでそこは家族に助けられましたねそれはうちも全く一緒まず家に帰って卓球の話は全くしない親から「今日どうだった?あの練習はどうだった?」って言われちゃうとやっぱりやる気がなくなって
姉と母は
全日本選手権とかすごい大きい大会に出ていく中でどういう存在ですかね?私はいろいろあちこち連れてってくれてありがとう旅行ができない分この子がね旅行に連れてってくれてるようなもんなんでそれはありがたいです
(田中)お姉さんどうですか?いけるとこまで進んでほしいんですけど今たぶん卓球嫌いだと思うんで
(田中)今が?やらされてるって感じだから卓球がたぶん嫌だと思うからもっと楽しんで卓球を好きになってほしいですえっ?
(母)卓球好き?ごまかすやろ
表に出さない感情
それでもいろいろな思いがあるからこそ成長していく
家族に囲まれて…
振り返ると感謝しかないですねでも小さい時はそれをもしかしたら分かってなかったかもしれない今こうやって振り返ってみて体操一家でよかったなっていうのはすごく感じてるので美悠ちゃんもこれからこうやって成長していく中で感じてもらえるようになったらうれしいなと思います
(織田)そっかー
(田中)素直になれない時期なんですよお父さんっていう存在とでも練習会場行くとコーチ・監督・先生って変えなきゃいけないっていうのも小学4年生でまだ難しいのかなと思ったりもしますし僕もほんと小っちゃい時からずっと母にコーチしてもらっててまず家の中のルールでさっきもあったんですけどスケートの話をしない絶対にみんな一緒
(織田)話したくないですよね?家に帰ってまでまたスケートの話すんの思春期とかもうすごかったですね家出も何回もしたし自分で部屋に鍵…内側に鍵作って部屋の閉じこもったりとかして…結構さんざん…反抗期あったんだ私全然なかったです反抗期すごーい大好きでバレーがすごい厳しい練習はすごい厳しかったんだけど全然顔面とかにボールすごい当たっても全然もう「バレー楽しい!」って言ってバカなのかな?それ嫌でもなかったんですか?その時は嫌だし泣いてて「嫌だ」って言ってるけどもう終わったら「はい終了」みたいなえーすごい
(田中)私はルールを家族会議で作ったんですよ家族会議開いた?わざわざ親から体操の話をしないっていうルールを家族で作りましたそこからうまくいきましたね家帰るとお父さん・お母さんいつものふだんのお父さんで学校行くと怖いですけど厳しく教えるコーチってやっぱりちゃんとルール作ったほうがいいんですかね?思春期の気持ちとしては自分からは一切聞いてこないってなった時に自分から言っちゃうんですよ「今日こういう技ができたの」って「この技難しいんだけど」とかそれがやらされてるってさっき美悠ちゃんやらされてるって言ってるけどそれがだんだん自分でそういうふうに変わっていくのかなやっぱりでもね私なりに美悠ちゃんの心の中を探ってやろうと思いましてお話をしてきました
誰にだってある心の波風
先輩からのメッセージ
今はなんかこう…ちょっと楽しくなさそうな感じがあったけどそれはどうして?その気持ちも分かるなそうだよね憧れの選手はいるんですか?愛ちゃん!すごい強いよ憧れの選手がいるってことはやっぱり卓球好きなんじゃない?
(田中)あっうれしい!その言葉聞けてすごいうれしいです試合で勝った時…勝って…1回勝ったらちょっとうれしいでほら先生はお父さんじゃん怖かったりしない?試合で勝った時は優しいけど負けた時怖い一緒の小4とかに負けたら怒る私自身も小学校1年生から体操競技始めて3きょうだいで体操してるのほんと美悠ちゃんと同じような生活をしてきたのねだから今日こうやって美悠ちゃんに強くなってもらうために何か伝えたいって思って今日来たんですけど美悠ちゃんに伝えたいことは我慢すること我慢って分かる?しんどくてもここ乗り越えたらもう1個強くなれるんじゃないかなここ乗り越えたら福原愛選手に近づけるんじゃないかな練習たくさんしたらサーブがうまくなれるんじゃないかな逃げるのはすぐ逃げれる!つらいけど乗り越えたいな…ある!
(田中)そこだね!もう1つちょっと我慢したらもっと卓球が好きになったり楽しいなって思ったりするんじゃないかなって感じました
小さいながらに大きな決意
我慢をしたい
(田中)したい?うん憧れの選手に近づきたい?近づきたい
そして2020年
美悠ちゃんはどんな未来を描いているのか
読んでください!「小学生の時よりもっと強くなりたい」
(田中)お〜うれしい!ちょっと聞いてもいい?それは「うん」って言ったよ!お〜うれしい私も全力で応援しますよ!ありがとうございました!ありがとうございましたありがとうありがとうございました
(織田)美悠ちゃんの言葉からオリンピックって出て…「嫌い嫌い」って言ってるけどやっぱ心のどっかにはうまくなりたいとかオリンピック出たいとかそういう気持ちがあるから嫌いっていうわりには心の中にすごいものを持ってるからたぶんきつい練習が嫌いに…嫌なんでしょうねでも憧れの選手もいますしああいう福原愛さんになりたいっていうのはやっぱり卓球うまくなりたいっていう気持ちもあると思うのでちょっと我慢して…やっぱり我慢ですよ大人になったらここを乗り越えれば絶対次は喜びが待ってるとか分かってくるようになるんですけど小さいうちってそこの…我慢してっていうところがねまだ難しいなって「今何が楽しい?」って聞いたら「バレー」って言ってましたやった!教えるよお母さんバレーしてたから球を打つっていう基本的動作は好きなんでしょうねたぶん絶対センスはやっぱり小っちゃい時からやってる分さっき「読みがいい」って言ってたけどそういうのも小っちゃい時からやってるとやっぱり読みってすごいよくなりません?私もバレーボールやってるから相手がどこに打つのかも分かるようになってくるんでそれとちょっと似てるなっていうのは感じてるし楽しみですよねすごいどんな選手になってくれるのか色んなことがたぶんここから待ってると思うからほんとにいい時ばっかりじゃないしやっぱり負けないと考えないし何か失敗しないと次につながらないと思うからそこで我慢することがやっぱり必要だと思うから本当にやめるのはいつでもやめれると私もいつでもやめれると思ってたらどんどん続けてるからちょっとずつ進んでいきますから美悠ちゃんにも何かしら自分はやっぱ卓球大好きなんだって強く思える瞬間があるからそういうのを大切にして次の目標のオリンピックまで頑張ってってほしいなと…でもほんとに今回取材をしてきて家族のありがたみというのを私自身も改めて感じ…それを美悠ちゃんにもちょっとずつでいいから分かってもらえたらうれしいなと思うししっかり夢・目標があるのでこれからもっと応援したいなって改めて感じましたね
(高橋)また1つ楽しみが…
(織田)どんどんもっと見たいですよね
そして日本のトップ選手が集まる大会に史上最年少で出場した美悠ちゃん
世界の舞台へ
一歩一歩前へ
2015/03/01(日) 01:19〜01:49
ABCテレビ1
東京タイマー2020「卓球 木原美悠」[字]

卓球少女木原美悠10歳。彼女はジャパントップ12卓球大会に史上最年少出場を決めた。卓球一家の夢とは。体操で世界を経験した田中理恵が会いに。織田信成 高橋みゆき

詳細情報
◇番組内容
卓球天才少女と言われる木原美悠10歳。彼女はお父さんが卓球のコーチをする所謂「卓球一家」で育った。
その家族模様に、同じように「体操一家」で育った体操の田中理恵が会いに行く。天才少女と言われるもまだ小学4年生。彼女と家族の葛藤を田中理恵は感じる。
◇出演者
田中理恵(ロンドン五輪 体操)
織田信成(バンクーバー五輪 フィギュアスケート)
高橋みゆき(アテネ五輪・北京五輪 バレーボール)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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