和食!ハンバーガーハンバーガー!
(チェシャ猫)合意形成への道は厳しい〜!楽しくて役に立つ「生物基礎」の世界へようこそ。
数を減らしている生物がいる。
そこでその生物が暮らす生態系を守り数を増やそうというさまざまな試みがある。
今日のテーマは…こんにちは八田亜矢子です。
今日も楽しく「生物基礎」を勉強していきましょう。
よろしくお願いします。
アシスタントの東京アヴァンギャルド丸沢丸と…。
綾瀬マルタと…。
森のイケメンミドリ君です。
ミドリ君はお握りののりしっとりよりもパリパリ派らしいよ。
あっ分かる〜。
よろしくね〜。
よろしくね〜。
さあ今日のテーマは…生態系を保全するって…。
どんな試みなんですか?ねえねえミドリ君。
ミドリ君の住んでる森はどうなのよ?
(マルタ)「そうねぇ」…お〜それはいいね。
生態系は保たれてるんだ。
(マルタ)「そうだね」。
ふ〜ん。
では丸君今日のキーワードを出してくれたまえ。
はい。
ジャン。
(丸)「なくしてはならない命」?はい。
今日は数の少なくなってきている生物をどうやって救おうとしているのかまたそういった生物が生きていける環境をどうやって取り戻そうとしているのかさまざまな試みを見ていきたいと思います。
亜矢子さん早速なんですけど…はい。
エコアップというのは…
(丸)ん?例えば河川の改修を行う時の魚道…魚の通り道などです。
ここにダムを例えば造ってしまうと魚たちが産卵などのために上流に上っていく事ができなくなりますよね。
そこでこのようなう回路つまり魚道を造るんです。
(丸)あぁ…ダムをう回して上流に上っていけるって訳ですね。
はいそのとおりです。
そしてこちらでは道路を造る時に野生動物のためのトンネルを設ける事にしました。
(丸マルタ)お〜。
こうするとタヌキやキツネなどが道路を越えて行き来できるという訳です。
(マルタ)タヌキのカップル出会えなくなると困るもんね〜。
そして都会ではビルの屋上やベランダなどに昆虫のための生息地を作り出そうというエコアップもあるんですよ。
お〜そりゃいいですねぇ。
まあ手軽にはできそうだけどでもそんな事で数が少なくなった昆虫を呼び戻す事ができるんですかね?はい。
ではマルタさんそれは自分の目で確かめてみて下さい。
は〜い。
ガッテン!行ってきま〜す!えっ僕は?えっ僕は?マルタだけの…行ってきま〜す。
やって来たのは…車の往来がとても激しい大通りのすぐ近くだ。
本当にこんな所で昆虫を呼び集められるのかな?ここは須田さんのお宅。
3階建ての屋上だ。
須田さんは生物学の先生。
お父さんの代から30年以上にわたってここに昆虫を呼び戻す試みを続けている。
(マルタ)先生ここにはどんな昆虫がやって来るんですか?ここは主に水辺を作っているのでトンボの仲間とかが多いです。
(マルタ)へぇ〜トンボ来るんですね。
(須田)トンボいっぱい来ますよ。
昆虫がやって来る場所を作るのは簡単だ。
用意するのはプラスチックや発泡スチロールの箱。
そこに土と水を入れ水草を植える。
これだけで準備オーケー。
最初にやって来たのはミジンコ。
ミジンコの卵は風に乗って飛ばされたり鳥の足に付いて運ばれてくる。
次に現れたのがトンボの幼虫ヤゴ。
どこからか飛んできたトンボがここに卵を産み付けたのだ。
そして1年後ここで生まれたシオカラトンボが羽化した。
この日はあいにくの雨もよう。
地上は諦めて水中にいる昆虫を探す事にした。
じゃあすくってみましょう。
(マルタ)はいお願いします。
(須田)取れるかな?
(マルタ)さあいるでしょうか。
(須田)いますね。
(マルタ)あ〜いますね。
わっえっこれは?
(須田)これはえ〜っと…
(マルタ)活発に動いてますね〜。
うわ〜本当に生き物がいるんですね。
(マルタ)先生これからどんな事を期待したいですか?須田さんのお宅の屋上ではトンボが24種類チョウは20種類も見られるそうです。
え〜そりゃすごいね。
そうなのよ。
都会の真ん中にたくさんの昆虫が来ているという事で本当驚きました。
マルタさんとっても楽しそうでしたね。
(マルタ)はい。
空を飛ぶ事ができるこういった昆虫たちにとって屋上やベランダに作ったこのような水場はオアシスのように見えるんでしょうね。
(マルタ)こういう所を中継地にして移動していけば住む所が広がって数も増えるという事ですね。
そうですね。
だからこういった場所がもっと増えればトンボやチョウといった昆虫が都会に戻ってきて豊かな環境を取り戻す事ができるという事になりますね。
さてお二人さん…知っておるかな?はい。
潮が引いた時に現れる海岸の浅瀬の事ですよね。
小さい頃遠足で潮干狩りに行きました。
うんうん。
うん。
では…えっ?う〜ん…私が潮干狩りできなくなるから。
いやいやそんな個人的な事じゃないでしょう。
もう自己中なんだから〜。
ではその理由今度は丸君が調べてきて下さい。
お〜やった〜。
調査大好き!行ってきます!行ってらっしゃい。
貝いっぱい取ってきてね〜。
丸だけの…丸君がやって来たのは千葉県船橋市にある三番瀬と呼ばれる所。
ここは東京湾に残された干潟の一部なのだ。
多くの工場が建てられた。
さらに大都市東京が吐き出す大量のごみの捨て場となり埋め立て地となった。
しかし……されるようになってきた。
干潟は人々に貝などを提供してくれる場所というだけでなく鳥たちの大切なえさ場になっている事が分かってきたのだ。
よく見るとシギなどの鳥が干潟の表面を盛んにつついている。
あっ何かつついてる。
何食べてんだろう?干潟の表面を調べてみる事にした。
砂の表面を歯ブラシを使って丁寧に剥ぎ取る。
何か入ってんのかな?ねえねえ干潟の表面って何がいたの?ねえ何か見つかった?いやいやそれがね肉眼じゃよく分からなかったんだよね。
え〜。
だから採集した干潟の表面をプレパラートに準備したのでこれでのぞいてみようと思います。
わっ。
お願いしま〜す。
よ〜し。
何がいるかな〜。
セットしまして…。
よいしょ。
どう?おっおっ。
お〜砂の粒の間に何かいるなぁ。
えっ動いてる。
これは一体何だろう?う〜ん…。
亜矢子さんこれは一体何者なんですか?はい。
ではこれで説明しましょう。
こちらは研究者が一番条件のいい季節と場所で採集した干潟の表面の顕微鏡写真です。
そしてこれはケイ藻や緑藻なんですが実は…
(丸)え〜!?そして実はこれまではこういった微生物や有機物を干潟のゴカイやカニ貝などが食べそのゴカイやカニ貝などを鳥たちが食べていると考えられてきたんですが最近の調査で鳥の種類によってはゴカイやカニ貝よりもむしろこちらの微生物や有機物などを食べている事が分かってきたんです。
お〜なるほど。
はい。
「泥のようなものを食べているのはなぜ?」という疑問から研究者がこの事実を発見しました。
お〜。
だから大切に守っていかないといけないんだ。
うん。
潮干狩りもできるしね。
うん…。
前回「ヒトが生態系のバランスを壊す?」という回では霞ヶ浦のアオコを取り上げましたよね。
はいはい。
霞ヶ浦は富栄養化が進んでいてアオコが湖面を覆う事があります。
はい。
すると……という事でした。
はい。
湖の生態系に大きな影響を与えるという事でしたよね。
実はそんなアオコを減らす方法はないかと霞ヶ浦ではいろいろな試みが行われているんです。
まずは湖の岸辺に人工的にヨシ原を作るという試み。
ヨシは成長する時に富栄養化の原因となるチッソやリンを栄養分としてたくさん吸収する。
またヨシの根元には水中のチッソを取り除く微生物がいる。
さらにヨシは水に含まれる汚れを茎に付着させ沈殿させる。
そのためヨシが密集している所では汚れが沈殿しやすくなり水がきれいになる。
つまりヨシ原を湖の周りに作るだけで湖水の浄化が期待できるのだ。
次は湖に流れ込んでいた農業用水を循環させて再利用するという試み。
これまでは湖から水を取り込んで田やハス田などのかんがいとして利用しその水が必要でなくなると再び湖に戻していた。
そのためそれらの肥料が混じった水が湖に大量に流れ込んでいたのだ。
これでは湖の富栄養化は避けられない。
そこでこの水を湖に戻さずに循環させる事にした。
こうすれば湖の富栄養化が進むのを防ぐ事ができ農作物に与える肥料も少なくて済む。
霞ヶ浦ではほかにもアオコへの対策が試みられている。
霞ヶ浦のきれいな湖水とその生態系の復活が期待されている。
先生こんにちは。
(市石)こんにちは八田さん。
どうぞお座り下さい。
はい。
ありがとうございます。
今日は生態系を保全する試みについて勉強してきたんですが何かもっと知りたい事とかありますか?はい。
今日は主に日本の例について見てきたんですが世界ではどうなんですか?はい…。
私が2014年の夏に訪れたモンゴルの草原を例に出して紹介してみようと思います。
モンゴルですか。
はい。
こちらをご覧下さい。
お〜。
まさにモンゴル!といった風景ですね。
そうですね。
ここに出ているようなパオという住居はですね遊牧民の住居なんですが。
このどこまでも続くような広い草原それがモンゴルの代表的な風景になってますよね。
でも実はこの草原は本来の豊かな草原とはいえないんですよ。
えっ!?こんなにきれいな草原なのに…実はこの草原ヤギや羊などの家畜の放牧のし過ぎによって草丈が極端に低くなってしまってるんですよ。
草の丈が低い?はい。
本来豊かな草原というのはこのように草の丈が高いんです。
あ〜なるほど。
そして水分量の多い所ではきれいなお花畑になるんです。
そこにさまざまな生物が暮らしてるんですよ。
どんな生物なんですか?私が出会っただけでもマーモットの仲間の……がたくさんいました。
お〜。
しかしこれらの動物の暮らす草原も多くの家畜が放牧されるようになって…じゃあ草原の植物を食べている野生の動物にも影響がありそうですよね。
そうなんです。
例えばこれは野生の馬モウコノウマなんですがヒトによる乱獲と草を巡っての家畜との争いなどが原因で一時は自然の状態では一頭もいなくなってしまったんです。
えっ一頭もですか?はい。
実はモウコノウマは馬の進化の歴史を調べる上でもとっても貴重な存在なんです。
その貴重な馬がいなくなってしまったんですね。
そうなんです。
そこで…なるほど。
そういった活動も生態系を保全する試みの一つなんですね。
そのとおりです。
ハックション!では亜矢子さん今日の「実になる一言」お願いします。
今日の「実になる一言」はこちら。
(丸マルタ)「困難を超えて」。
世界中のさまざまな所で生態系が壊されようとしています。
豊かな生態系を守り育てていくのはとても困難な事ですがそれは私たちの役割です。
どうしたらいいのかどんな方法があるのかみんなの知恵や経験を合わせて私たちの地球の環境と生命を守っていきましょう。
ト〜!ト〜!僕たち環境防衛隊!防衛隊!地球の環境は僕たちが守る!敵はどこだ?どこだ?あっいた。
ト〜!えい!おっ見えない。
これで戦えまい。
いやいや味方味方。
ヘヘヘヘヘ…。
2015/02/24(火) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 生物基礎「生態系を保全する試み」[字]
生物を学ぶ事は自分自身を知る事です。ヒトとはどんな生物なのか?体のしくみや健康に暮らすための知識等々、本格的に「生物」を学ぶ前に「生物基礎」でその準備をします。
詳細情報
番組内容
ある生物を存続させていこうとするためには、その生物が生きていくのに必要な「食べ物や住み家」を整えていく必要があります。ある生物が暮らしていた生態系が壊れてしまったとき、どのようにしてその生態系を取り戻していけるのか、具体的事例を通して考えていきます。【出演】八田亜矢子、東京アヴァンギャルド 【講師】市石博
出演者
【解説】都立国分寺高等学校教諭…市石博,【キャスター】八田亜矢子,【リポーター】東京アヴァンギャルド,【語り】増谷康紀
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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