NHK高校講座 国語表現「社会にはたらきかける表現」 2015.02.24


お母さ〜ん!もう一回ウィ〜。
静かにウィ〜。
大きくウィ〜!中江有里です。
今日のテーマは…これまで学んだ国語表現の方法を使って教室の外例えば商店街や地域の人々と一緒に活動していこうという事です。
(岩崎)あぁ〜高校生で本当に大丈夫なのかなあ。
(槙尾)大丈夫ですよ。
う〜ん…いや心配だよ。
あの今日どういう設定でいらしたんですか?実は私たち2人今日は生徒の皆さんにですねちょっとお願いがあって来たんです。
あ〜どうも初めまして。
私…私は…お願いというのはですね駅前の…生徒の皆さんの協力があれば百人力という訳ですね。
(槙尾)そうなんですよ。
それでは最初の演習です。
最初の演習は…商店街の人々に自分のアイデアを納得してもらうには書面にして提案しなければなりません。
そこで皆さんに企画書を作ってもらいます。
(圭祐)はい。
(佳波)企画書…。
まずはちょっとみんなにイメージを膨らませてもらいたいのでこちらの資料を用意しました。
(岩崎)商店街では人通りが極端に少なくなってきたのでかつての賑わいを取り戻したいんだよ。
(槙尾)今日お願いする空き店舗の活用は企画募集の第1弾で短期的なものじゃなくてできれば継続して活動できるものにしてもらいたいんですよね。
店の雰囲気はこちらを参考にして下さい。
(岩崎)駅前の今ここが空き店舗になっております。
メインストリートに面していて幅6m奥行き8m。
まあ広さで言うとちょうどこの教室ぐらいかな。
結構広いのよね。
じゃあ皆さんイメージを膨らませてシンキングタイム。
これまで連絡文や小論文の書き方を学んできましたが企画書を作るのは初めてです。
さてどんな企画書になるのでしょうか。
それでは企画書の発表です。
僕が提案するのはですね小さな多目的ホール計画です。
まあ音楽のライブであったりとかお笑いのライブだとかコンテスト講座などのためにこのホールをですね非常に安い価格で貸し出ししようという計画です。
そのイベントのチケットに商店街で使えるクーポンを付けますと。
それによって商店街で来てくれた人々にお買い物を楽しんでもらう事で商店街の活性化を図ります。
結構いいんじゃないですか?このアイデアは。
確かにこれで話題になればほかとの差別化も図れてかもめんたる商店街の名物になりえるかもしれない。
お料理教室です。
といってもただみんなで料理作って食べましょうじゃつまらないので私は商店街のいろんなお店を回ってスタンプラリー形式で子どもたちが材料を買っていくという形式を取りました。
それで無事に買えたらみんなで御飯を作ってみんなの班の御飯を少しずつもらっておいしく頂きます。
(槙尾)なるほどお料理教室か。
その材料も商店街で買う。
憎いアイデアですねなかなか。
僕が企画するのはミニお祭り大会です。
空き店舗を使って商店街の人たちが小さいお祭りを開いてもらいます。
例えば射的とかビンゴ大会とかいろいろ輪投げとか。
利点は商店街の品にする事で商店街について知ってもらえるっていうところとお祭りっていう事で子どももたくさん集客できるかなと思って。
だんだんお祭りを毎回開く事によりどんどん価値が下がっていく。
そうなんです。
(岩崎)そこがやはりちょっと難しいなあ。
そうですね。
ワークショップを企画しました。
えっと〜毎月週に1度の4種類のワークショップを開こうと思ってます。
実際にワークショップが開かれるのは日曜日だけなんですか?そうですね。
やっぱり平日だと参加できない方も多いので。
できれば平日にどうやったら人が来るかっていうのも是非アイデアに盛り込んでくれたらもっとよかったんじゃないかなという気がしました。
はい。
さて企画書はきちんと書かれているのでしょうか。
講師の青嶋先生に聞いてみましょう。
先生いかがでしたか?はい。
企画書を書くにはコツがあります。
どういうふうに書けばよいのかお手本を示したいと思います。
こちらは高校生の生徒会が立てた「手作り石けんに関する企画書」です。
項目として……が書かれています。
このように企画に対する項目立てが必要になります。
あの〜生徒のみんなが書いた企画書で先生気になる点ありましたか?はい。
それでは圭祐君の企画書を見てもらいたいと思います。
とてもアイデアが豊富でいろいろな要素が入っているのはいいんですが全体が文章になってしまっていますので企画書としては相手に伝わりにくい。
そこがちょっと問題かなと思います。
続けて宏紀君。
項目立てを見てほしいんですが題内容利点そして注意点まで挙げている。
こういう事を配慮すると企画書の場合はそれが相手に届いていく企画になると思います。
(理乃)言葉の…。
(一同)言葉のプロに聞いてみよう。
放送作家の鈴木おさむさんと映画監督の周防正行さん。
お二人に自分たちの表現が社会に与える影響についてお聞きしました。
(鈴木)僕らがテレビに出している言葉とかあと例えばブログ1個で書く言葉もそうですけどすごく気を付けなきゃなと思う時もあるし…。
でもやっぱりはやるスピードってすごく速いですよね。
やっぱり昔よりも更にそれこそネットとかそういう事で知れる情報もあるじゃないですか。
はい。
前だったらテレビ見逃していたらその情報って次学校行くまで入んなかったけどでもネットを見たらホットワードで出てきたりとかっていう言葉が知れるじゃないですか。
だからその速度と広がり方ってのはすごいと思いますねやっぱり。
その怖さみたいなものもお感じになります?怖さもありますもちろん。
怖さもあるけどまあそこはねやっぱりテレビが責任を取ってやらなきゃいけないところだなと思いますけどでも逆に怖さもありますけどその広がるスピードと広がる拡散のしかたの面白さっていうのもすごく感じてるかもしれないですね。
(周防)映像って刺激強いんですよね分かりやすく言っちゃうと。
ダイレクトに突き刺さるようなところがあって。
だから本当に怖くて…。
映ってると全て本当だって…。
ドキュメンタリーなんかはそうですけど「だって映ってたじゃない」っていう…なるんですけどでも結局それって作品にするためには加工が絶対施されていて…。
だから本当は違う事でも違ったようにすごく強烈に突き刺さってしまう事がある。
それはすっごくもう…怖い事なので映像表現はあらゆる意味で注意深くありたい。
僕がだから一番注意するのは嘘をつくなら知ってて嘘をつきたい。
後半の演習は…今度は2人1組になって力を合わせて企画書を作ってもらいます。
(槙尾)はい。
え〜圭祐君とかなみんさん。
宏紀君と茉愛羅さんでチームを組んでもらいます。
我々を説得できるかどうかは全て企画書の出来に懸かっているからね。
そこで皆さんに強力なアドバイザーお呼びしております。
企画書作りの達人です。
どうぞ。
(拍手)企画書作りの達人鴨志田さんです。
(一同)よろしくお願いします。
鴨志田さんってどんな人?手がけたプロジェクトを紹介します。
ここは…高架橋の下を訪ねると「アニメストリート」と書かれています。
およそ120mの通りの両側にアニメの作品やアニメの関連グッズなどを扱う16のお店が軒を並べています。
2014年にオープンしました。
実は阿佐ヶ谷にはアニメの制作会社がたくさんあります。
そこであまり人通りのなかった高架下を地域の特色を生かして有効に活用しようと考えたのです。
鴨志田さんはプランナーとしてこのプロジェクトの企画立案に参加しています。
(鴨志田)ただ単にものを売るだけのショップを並べるのではなくてものを販売するだけではなくてものを作ってる人たちとかアニメを作ってる人たちとか作ってる方々と我々買い手の人間とかが一緒にごちゃごちゃ交じり合えるような空間を作りたいなと思ったのがそもそものねらいですね。
企画書の完成に向けて2つのチームは達人の鴨志田さんからアドバイスを受けました。
今度はこの企画書を会長さんとか皆さんに見せていく訳ですよね。
そうなるとどうやったら見えやすいのかっていう事を考えながら今度は作ってみましょうか。
(2人)はい。
(鴨志田)分かりやすくなってますね。
あとは自分たちが本当にここの部分が言いたいんだという所を強調したりだとか色を変えたりだとか太文字にしたりだとかでここを私たちは言いたいんだという所を気を付けて作った方がいいかもしれないです。
(2人)はい。
僕だったらこれは行くな。
僕の親だったら行くなとか僕のあ〜そうだ親戚のあの子だったら行くかなとか。
本当に自分たちがそこに行って楽しめるかどうか。
こういった事も気を付けて考えてみた方がいいかもしれないですね。
(2人)はい。
(鴨志田)書き方的にはどうですかね。
長く書くのは割と比較的楽なんですけれども要点をまとめてきちんと分かりやすく伝えるという事の方が実は結構重要だったり…。
最初に聞く人にとってみればいっぱい書いてあってよく分からないってなってしまいますのでコンパクトに…。
それではチームごとに企画を提案してもらいましょう。
私たちは「キッチン付きパーティー会場の開設計画に関する企画書」を提出します。
ここで大切なのはパーティー会場にキッチンが付いているという点です。
ふだんは会社帰りの人たちの飲み会の会場や学校帰りの学生の打ち上げとか女子会の会場として貸し出ししています。
貸し出しとして使う以外では昼の空いてる時間に地域内の主婦向けにお料理教室を開こうと考えています。
その際の材料や必要なものを商店街で買ってもらう事で活性化を図ろうと考えています。
青嶋先生いかがでしたか?項目がきちっとしておりますのでとても訴える力のある企画書になってると思います。
特にタイトルに「キッチン付きパーティー」ってここがそれを見ただけで「あっ何だろうな」っていう事にもなりますしいい企画ではないかと思います。
「空き店舗の使用法に関する企画書」です。
目的は…
(茉愛羅)対象は…
(茉愛羅)ワークショップの内容としては習字教室やダンス教室やお絵かき教室などがあります。
で月に1度ワークショップに通っている子どもたち対象にミニお祭りも開催致します。
ワークショップ以外の日はそこの空き店舗を児童館として開放させて頂きます。
この企画に関する利点は…
(茉愛羅)お祭りを開催する事で子どもたちがワークショップに対する意欲が湧くという事です。
あの〜児童館としてもふだん開放するっていう事ですごくお母さん方は助かるかもしれないですね。
ちょうど近くにないんですよそういう施設が。
そうですね。
もしかしたらすごく長期的に見るとすごくいいプランなのかもしれないなと…。
まあすぐにマネーにはつながらないかなと思いますが何か予想もできない幸せの余波みたいな事が埋まってるかもしれないなという希望を持ちましたね。
今までアイデアの時は2人のアイデアはたくさんあったんですけれどそれが拡散していたのが子どもっていうところに焦点を当てた事でずっと明るい商店街を作りたいという事で企画がそろえられているっていうところがいいと思います。
ところで2つのチームに共通する注意点があります。
企画書には…鴨志田さんどうでしょうか。
きちんと文章ではなくて箇条書きにして項目を出して埋めていく事で自分たちの頭の思考の整理ができていったんじゃないかなと思うんですね。
そうする事によって「自分たちって本当は何を言いたかったんだっけ」っていうのがこの辺りちゃんと表現できるのかなと思いました。
鴨志田さんずばり聞きますがもし鴨志田さんが商店街の一員だったらこの提案受理されますか?受理します。
(一同)お〜!
(話し合う声)
(結衣)ちょっと待って!「鶴の一声」。
両方用意すればいいじゃん。
(一同)あっ…。
そうじゃん。
そしたらもめる事もないし。
どういうの買いたい?どういう折り紙買う?えっでも…。
先生生徒の皆さんに企画書作ってもらいましたがどうでしたか?今回はこの場所で皆さんに考えてもらいましたけれど…いろいろな事を調べたりコミュニケーションを取る中で地域の方が何を求めているのか。
それから私たちに何ができるのか。
そういうところが見えてくると思います。
確かにねやっぱり現地に足を運んでさまざまな事を調べるって大事ですね。
じゃあかもめんたるの2人どうでしたか?まあせっかくだったら高校生のみんなだからこそできる企画内容だとか参加できる活動みたいなのも次はもうちょっと考えてみて企画してみたら面白いかなと思いました。
言ったら地域の中で何か経済活動とかそういうのを生み出していく中にも国語表現っていうのはやっぱり大事なんだなっていうのはすごく実生活に関わってくる事として役立つ事が今日勉強できたんじゃないかなと思いました。
まああと本当に申し訳ないんだけどかもめんたる商店街っていうのは存在してません。
(槙尾)分かってるわよ。
分かってます。
はははは〜。
これでみんなも社会にはたらきかけるひょ〜お表現の達人じゃ。
じゃ〜。
バイバ〜イ。
(4人)バイバ〜イ。
(礼央)僕たちはいつのころからか「それ」を曖昧にしてきた。
2015/02/24(火) 14:10〜14:30
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 国語表現「社会にはたらきかける表現」[字]

読む、書く、聞く、話す。あらゆる教科で必要な表現の基礎力を養います。ユニークな演習や様々な分野で活躍する表現の達人へのインタビューで、表現のコツを学びます。

詳細情報
番組内容
言葉は自分の思いや考えを表すだけではなく相手に行動を促すために大切である。大きなイベントやコンサートを実現するのも言葉であり表現である。聞き手の心を動かし、行動に駆り立てる表現について学ぶ。【出演】中江有里、かもめんたる、青嶋康文(都立南多摩中等教育学校)【ゲスト】鈴木おさむ(放送作家)
出演者
【講師】東京都立南多摩中等教育学校教諭…青嶋康文,【ゲスト】放送作家…鈴木おさむ,【出演】佐奈宏紀,斉藤圭祐,薗佳波,モーガン茉愛羅

ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他

映像 : 480i(525i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32721(0x7FD1)
TransportStreamID:32721(0x7FD1)
ServiceID:2056(0x0808)
EventID:10008(0x2718)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: