きょうの健康 中高年のスポーツ 長く続けるために「ひじの痛みも肩に原因?」 2015.02.24


(テーマ音楽)知っておきたい健康情報を分かりやすくお伝えします。
「きょうの健康」です。
この2日間はこちら。
我々の年代もあるいはもっと上の方も健康維持のため肥満防止のためスポーツを一生懸命やってる方増えてきましたがその反面それが原因で体を痛めるという事も起きますね。
そこでスポーツを長く楽しむためにどんな事に気を付けていけばいいのかお伝えしていきます。
まず今日のテーマはこちらです。
まずはこんな例をご覧下さい。
3年前からゴルフを始めましたが練習の時などボールを打つと左ひじの痛みに悩まされるようになりました。
しかしひじの治療を受けても痛みは解消しませんでした。
このひじの痛み実は肩に原因があったんです。
ひじが痛いのに肩が問題とはどういう事なんでしょうね。
今日も専門家をお迎えしております。
分かりやすく教えて頂きましょう。
ご紹介致します。
整形外科特に肩ひじの診断治療がご専門です。
どうぞよろしくお願い致します。
まずこのAさんです。
ひじを痛めましたね。
ところが肩にどうやら問題がありそうだと…。
どういう事でしょうか?これ実は肩甲胸郭関節機能障害といわれる肩甲骨と胸郭の問題があるんです。
これ難しい言葉ですね。
肩甲胸郭機能とありますがこれはどういう事なのか模型を使って教えて下さい。
まずこれが人間の体で胸郭とあばら骨がありまして背骨があってそして骨盤がある訳ですがこの胸郭上を肩甲骨が背中に位置してますがこの肩甲骨実は胸郭上を自由に動く必要があるんです。
この動きが落ちてしまってる状態なんです。
実はこの肩甲骨は上肢…肩の腕の骨とひじ。
これひじですよね。
肩と…。
この肩の関節にしっかり合わせて動くような機能があるんです。
本来…。
これは我々自覚してないんですが日常生活の中で腕をどんどん使ったりします。
スポーツなんかでもそうですがその時に無意識に肩甲骨がしっかり動いてくれてるんです。
その動きが落ちてしまって肩やひじに負担がかかってる状態の事を肩甲胸郭機能障害といいます。
腕を動かしてますがこの肩甲骨も同時に動いてくれてるという事ですね。
その動きが悪くなる。
悪くなってしまうという事ですね。
お座り下さい。
この肩甲胸郭機能障害ですがどうして起きてしまうんですか?まず第一に加齢ですね。
それからあとは運動不足。
それから今現代人特有なデスクワーク。
不良姿勢。
かなりこういうふうな丸まった姿勢でずっとパソコンをやったりとか携帯を見たりとかそういう状況の中で胸郭自体の柔軟性が落ちてきて動かなくなりそして胸郭の形も悪くなって肩甲骨の位置もおかしくなって肩甲骨自体が動けなくなってしまうというようなメカニズムです。
現代人の姿勢の悪さにどうやら問題がありそうですが。
さあAさんに戻りますがひじをお痛めになったという事ですが全身…この肩甲胸郭に問題があるという事でしたがこの背景をご説明頂けますか?ひじ自体を治療してもなかなかよくならなかったと。
ひじの治療だけではなくて背景に肩甲胸郭機能障害がある訳です。
そうすると肩甲骨の動きが悪くなってくる。
そうするとゴルフスイング…。
恐らくAさんそんなにゴルフ上手な訳ではないでしょうからインパクトの時に芯を外したりとかいろんな事が起こりますよね。
その時の衝撃は本来肩甲骨が吸収すべきものなんですがこれが吸収できなくなってくる。
更に肩甲骨が動かないためにスイングの中で肩やひじに負担がかかってきているという状態だと思います。
ひじの治療を一生懸命してもそれだけでは治らないという事なんですね。
そして肩への影響というのはないのですか?もちろん肩甲骨が動かなければ肩とひじ両方に負担がかかりますので中には炎症が起こって肩関節周囲炎といわれるような状態になって五十肩といわれるような夜痛くて眠れなくなって動きが大きく制限されてくるようなケースあるいは腱板といわれる腱が切れてしまう腱板断裂。
このようなものの原因にもなってきます。
いろんなトラブルに結び付きますね。
この肩甲胸郭機能障害先ほどゴルフそしてテニスと出てましたがこの障害を起こしやすいほかのスポーツは…?この障害を起こしやすいというかこの障害がほとんどの中高年にあるという事を前提にしてそうすると中高年がそういう状態で野球テニスゴルフあるいはママさんバレーあるいはトレーニングを始めるなんて水泳とかあるいは最近運動不足を解消しようなんてジムなんかに行って筋力トレーニングなんかしますよね。
そういう時に非常に肩やひじを痛めやすいという事になります。
我々はそろそろしっかり運動しなくちゃという事でジムを申し込んだよという事あるんですがそういうところも要注意なんですね?非常に多いですね。
そういうパターンで肩やひじを痛めてこられる患者さんが…。
それはいきなり始めるから…?そういう事です。
やっぱりそろそろと始めなきゃいけないという事なんですね。
では次に肩甲胸郭機能障害があるかどうかという事をチェックする方法がありますのでこちらで教えて頂きましょう。
移動をお願いします。
ではまず行う前に注意点はありますか?まず予備チェックが必要になります。
運動がきちんとできるかどうか。
痛みが出てるとか動きに大きな制限があるとかそういう場合にはそのチェック自体ができないのでまず予備チェックが必要になります。
さあどれぐらいの予備チェックが必要なのか教えて頂きましょう。
まず肩の可動域のチェックをしたいと思います。
まずこういうふうにバンザイして下さい。
バンザイをした状態。
この状態で極端に動きの制限があるとかあるいは痛みが出るとかそういう事がないかどうかを確認します。
特に痛くはないですがどうですか?久田さん横から見ますと右の方の肩の上がりが悪いので…。
えっ!?こっちが悪い?恐らくかなり肩甲胸郭機能障害が多分あると思うんですが…。
こちらの方が努力しないと上がらないという事ですかね?もうちょっとこういうふうに上げなきゃいけない…?そうすると痛みがあるでしょ?ちょっと無理がありますね。
確かに…。
ただこの程度の可動域の左右差だったら問題ありません。
そうなんですね。
まずはバンザイでした。
今度は後ろに手を回しましょう。
後ろにこういうふうに手を回す。
後ろに手を回して組む状態です。
これが痛みなく普通にできればいい訳ですがこれは全然問題ないと思います。
これは大丈夫です。
特に痛くないです。
これが痛みが出る方がある…?後ろで組めない方とかね。
なるほど。
じゃこの状態はどうやら久田さんはこれはよさそうですね。
予備チェック合格という事で。
ありがとうございます。
これができると大体大丈夫だろうという事になりますね。
はい。
予備的なチェックをした後にそれでは本格的なチェックという事で教えて頂きましょう。
まずは…?まず肩甲骨の動きを見てみましょうか。
まず胸の前で腕をこうお祈りのようにしてひじをくっつけて下さい。
しっかり…。
この状態でず〜っとひじをくっつけたまま上に上げていきます。
グ〜ッといって…僕もかたいんですが普通は顎が出たり若い人ですと顔が完全に出るぐらいいきます。
いやいや全然上がらないです。
これがくっついてなきゃいけないんですね?くっつけたまま上げる。
いやいやいや…。
かなりかたいですね。
どこが痛くなりますか?この辺ですか?後ろの肩の辺ですね。
肩甲骨の辺。
この状態でジム行ったらまず痛くなりますね。
肩ひじを…。
かたいんだ。
やっぱり…。
だいぶかたそうだという事が久田さん見えてきましたね。
さて次はどうでしょう?次は棒を使いたいんですが…。
座ってみましょう。
こちらの棒ですね。
お渡ししましょう。
この棒を首の後ろにこう持ってきてこの状態でまず胸郭のねじれですね。
ねじれる動きを見てみましょう。
ず〜っと右側にねじります。
上半身をねじる訳ですね?そうですね。
それから今度左側にねじります。
これの左右差とかきつさとか痛みが出るかとかそういうのを評価する訳です。
あれ?どうだろう?右への回転左への回転何か差を感じますか?はい。
右もきついですがやっぱり左の方がきついですかね。
こっちがちょっときつい気がしますね。
あんまりお尻を動かさない…。
お尻はもう椅子から動かさない。
動かさないで…。
上半身だけのひねりという。
そうするとあんまり曲がらないです。
それだけかたいという事です。
なるほど。
こういう動きでしたら胸郭のほかの角度も…。
今度は棒を取って頭の後ろに腕を組みます。
この状態でお尻を浮かさないようにして左右に倒しましょう。
グ〜ッと…。
お尻を浮かさないで…。
そうです。
左右に…左に倒す。
それから今度反対に倒します。
反対側も…。
よいしょ。
やはりちょっとやりにくいきつい感じが僕もするんですがやはりこういう胸郭の動きの制限多分これで自覚できると思うんですよね。
これも左右差を感じました?いや…こっちは割とスムーズにいきますけど横のところの動きという事ですかね?横がすごく張ってくると思うんですが。
だいぶ自分のかたさを自覚してきましたか?もっとやわらかいと思ってたんだけどな。
ショックです。
胸郭という胸の全体を意識したどれぐらいのかたさなのかという事が分かってくるという事ですよね。
今上半身に意識を致しましたがほかの部位はどうです?実は上半身胸郭に大きく関係してるのは骨盤なんです。
例えばこの不良姿勢の時デスクワークの姿勢こういうふうにこんな状態でやってる時骨盤が寝てるんです。
後ろに倒れた状態。
後ろに倒れてますね。
それを股関節を折りながら骨盤をこうしておへそを前に持ってくるようなイメージ。
そんな感じになってきますと胸がいい姿勢になってきますよね。
胸が張りますね。
いい姿勢だ。
この時に腕をこうももの上に置いて肩甲骨を少し寄せるようなイメージ。
肩甲骨を寄せる。
この時深呼吸で息を思い切り吸うような感じのイメージです。
そうすると非常に胸郭が広がってる感じがすると思うんですが。
それで今度骨盤を後ろに倒すと胸郭縮こまりますよね。
うん。
うん。
はい。
息を吸いながら胸郭を広げて息を吐きながら骨盤を倒して胸郭を丸める。
この動きが非常に重要です。
これがきちんとスムーズにできるかどうかなんです。
ス〜ッと伸ばした時はとっても姿勢がいい感じになりますよね。
すごく伸びた感じがしますね。
いつもこれじゃないですよ。
久田さんは…。
いつもこう何となく丸くなってますよ。
確かにこのくらいですよね。
そうなってますよ。
もっと伸ばさなきゃいけないですね。
こういう動きですがいわゆるエクササイズとしてつまりトレーニングとしてという意味合いもありますか?実はこの動きはエクササイズの基本として一番いい動きなんです。
例えば肩なんかが痛くて五十肩で動かせないような場合には腕をももの上に置いた状態で骨盤動かしながら深呼吸しながら胸郭を思いっきり広げて肩甲骨を後ろ引き寄せてあげてまた吐きながら丸まってというこういう動き。
これが非常にいいエクササイズになります。
肩動かさなくてもできますね。
そうですね。
これ座ってる時にちょっと意識してやったらいいですね。
ではほかの動きも…先ほど教えて頂いた動きもエクササイズとして意味合いは…?先ほどのこういう棒を使ったチェックあるいは腕を後ろで組んだチェックこれもストレッチとして使えます。
ただ注意点がありまして勢いをつけてやらない事です。
ギュッギュッと勢いをつけてやらずにじっくりゆっくりいくところまで倒していっぱいいっぱい息を吐きながらいっていっぱいいっぱいのところで10秒間ぐらい止めてあげる。
それをゆっくり繰り返す。
そうするといいストレッチになります。
鍛えなきゃというような意識があってグッとこう勢いをつけた動きをすると…。
駄目です。
よくないんですね。
ゆったりとした動きでやっていくと。
そしてしばらく止めるという事ですね。
今日いろんなポイントを教えて頂きました。
どうぞお立ち下さい。
安全に楽しくスポーツを続けていきたい訳ですが最後のポイントまとめて頂けます?まず中高年ではいきなり運動するような事これはもうまず若い子のようにはできません。
いきなりは駄目?駄目です。
基本的に肩甲胸郭機能障害は久田さんのように必ずバックグラウンドにあるというふうに覚悟して下さい。
ただ悲観する必要はありません。
肩甲胸郭機能障害をしっかりと確認してそれをきっちりと管理すればそしてきちんと肩甲胸郭が動く状態を作ってあげれば非常に楽しくスポーツを若い頃と同じように楽しむ事ももちろんできる訳です。
いきなりは駄目という事でどれぐらいかたいのかという事を今日教えて頂いた事をチェックして楽しんで安全にやっていきたいですよね。
どうもお話ありがとうございました。
ありがとうございました。
2015/02/24(火) 13:35〜13:50
NHKEテレ1大阪
きょうの健康 中高年のスポーツ 長く続けるために「ひじの痛みも肩に原因?」[解][字]

中高年がゴルフやテニスなどでひじや肩をいためる原因には「肩甲胸郭機能障害」が潜んでいるかもしれない。セルフチェック法や、改善のための簡単なエクササイズを紹介。

詳細情報
番組内容
中高年が、ゴルフやテニス、また筋トレなどでひじや肩をいためてしまう場合、原因は「肩甲胸郭機能障害」かもしれない。老化や運動不足などで肩甲骨の動きが悪くなると、肩やひじに大きな負担がかかってしまうのだ。悪化すると肩関節周囲炎や慢性的な関節痛を引き起こす。スポーツを行う前には肩甲骨の動きや胸郭の硬さ、骨盤の状態もチェックしたい。自分でできるチェック法や改善のための簡単なエクササイズを紹介する。
出演者
【講師】船橋整形外科病院 肩関節・肘関節センター…菅谷啓之,【キャスター】濱中博久,久田直子

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – 高齢者
趣味/教育 – 生涯教育・資格

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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