シリーズ世界遺産100「古代都市テオティワカン〜メキシコ〜」 2015.02.24


(テーマ音楽)
(江守徹)紀元前2世紀ごろに建設されたと言われる…。
古代メキシコ文化圏の中心に君臨する大都市でした。
都市は7世紀半ばに一度滅びましたが14世紀に中央高原に進出してきたアステカ族がその廃虚を発見しました。
アステカ人はこの地を「太陽や月が生み出された聖地である」と考えました。
そして神々が集う場所を意味するテオティワカンと名付けました。
中央アメリカで最も重要とされる神が祭られているケツァルコアトルの神殿です。
羽毛のあるヘビを意味するケツァルコアトルは蛇行して流れる川の水のように生命と豊じょうをもたらす神として神格化されました。
この神殿にはテオティワカンの主神と考えられるもう1つの神も祭られています。
水の神…。
ギョロリとした目とジャガーの牙を持ち地下世界を支配しています。
テオティワカンで発掘調査をしている…。
ゴメスさんはケツァルコアトルの神殿発掘用のトンネルに案内してくれました。
テオティワカン遺跡の発掘が始まったのは100年ほど前です。
いけにえにされた人間の骨は見つかりましたが王家の墓や財宝は発見されていません。
地下世界を支配する神トラロックは天の水と地下の水が合流する一番深い所に住むと言われ生命の再生をつかさどりました。
地下世界地上界天界は常につながりあって回転していました。
西に沈み地下に入った太陽に再び東から昇る活力を与えるため時に生きた人間の心臓がささげられました。
アステカ人は廃虚となった巨大なピラミッドを目にし神々が太陽を生んだ場所であると考え太陽のピラミッドと名付けたと言われます。
アステカ人にとって太陽は信仰の中心でした。
10年ほど前から春分の日に人々が大挙してテオティワカンを訪れるようになりました。
春分の日の正午はピラミッドの頂上で太陽が真上に見える日です。
正午になると頂上では人々が一斉に手のひらを太陽に向けます。
太陽の恵み太陽の力をおそれ敬って生きた古代人の記憶がよみがえるようです。
2015/02/24(火) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「古代都市テオティワカン〜メキシコ〜」[字]

神々の集う場所 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
神々の集う場所 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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