お楽しみ下さい。
ゴルフの基本。
今回はコースでの実践編です。
生徒は…講師はプロゴルファーで…そして…日本を代表するプロゴルファー…トッププロならではのテクニックを教えてくれます。
「絶対負けないから」って朝から。
そりゃ負けないでしょ。
今回は大山さんと阿藤さんが対戦。
ラウンドでのレッスンに加えて2人の勝負も見逃せません。
起き上がっちゃいましたねえ。
いよいよ実践編になりました。
今回まで学んできたさまざまな事を実際にコースで検証していきましょうか。
どれだけやれるかちょっと緊張しますけど楽しみです。
早速ラウンドレッスンのスタートです。
今回の実践編は3ホール。
阿藤さんは伊藤さんのアドバイスを受けながら大山さんと戦います。
ゲームは1ホールごとに勝敗を競うマッチプレー形式。
阿藤さん練習の成果を発揮できるでしょうか。
「絶対負けないから」って朝から。
負けられないですもんね。
そりゃ負けないでしょ。
スタートホールは376ヤードのパー4。
ティーグラウンドからグリーンまで緩やかな打ち下ろしで軽い左ドッグレッグです。
それでは阿藤さんから打って頂きましょう。
注意点打ち下ろしです。
目線に気をつけろ。
ね。
阿藤さんの第1打です。
(伊藤大山)ナイスショット!軽いフェードでフィニッシュもバッチリ!完璧ですね。
大体行きましたね。
完璧ですね。
完璧ではないですけど大体行きました。
打ち下ろしの注意点です。
コースを見ていると目線が下がりやすくそれにつれて右肩が前に出てミスしやすくなります。
そこで目標を自分の目線の高さに定めます。
これでミスを防ぐ事ができます。
先ほどの阿藤さん。
目標を定め目線が下がらずに維持できています。
ショットも9時3時で力みなく振り切りフィニッシュも決まりました。
(伊藤大山)ナイスショット!大山プロは右に歩いていきましたね。
そうですね。
いつもは左サイドからフェアウェイを大きく使ってドロー系で打つんですけどこのホール右側に打ち出すと突き抜けてしまいそうな感じがするので右めから。
きゃ〜。
う〜んナイスショット!100のヤーデージの木の方に行きましたけどちょっと逆光めで私見えなかったんですけどイメージしたよりは右に…。
だいぶ右に行ってしまいました。
阿藤さんは見事フェアウェイをキープ。
残りはグリーンエッジまで160ヤードピンまでは187ヤードです。
じゃあ僕は手前でいいですから7番アイアンでいいです。
なるほど。
曲げないでとにかくあの界隈170だったらあの辺まで行きますから両側バンカーと左池ですから曲げちゃいけない。
という事は左足下がりですからちょっと気をつけてグリーンの手前ぐらいまで行けば。
はい。
阿藤さんの第2打は左足下がりの難しい傾斜地。
狙いどおり打てるでしょうか。
あ〜行っちゃった池!いや大丈夫です。
うん手前です。
でもいいショットでしたねえ!おおよそはちょっと違ってましたけど距離は行ってましたね。
いい当たりでした。
ちょっとごめんなさい。
びっくりするほどいい当たりでした。
ちょっとごめんなさい。
傾斜地での注意点をおさらいします。
この「傾斜地3原則」を守ればミスは確実に減らせます。
1打目がミスショットだったという大山さん。
ラフは深くありませんが問題は目の前の2本の木。
ここからどう打つのでしょうか?木が…。
木がちょっと気になりますね。
木が気になる。
はい木が気になります。
お〜!全然関係ないじゃないですか!ありがとうございます。
ナイスオンですね〜!さすがですね!いやいやいや。
今のはどうですか最初のイメージと。
枝のところがちょっと気になったので少しボールを上げるように。
普通は左下がりなのでボールが低く出やすいんですけど少しイメージを…。
こういう感じで。
これですね。
それだけ意識をしただけです。
プロの場合は高く上げようとしたからといってしゃくるような動きをするわけではないんですね。
ちょっと目線を高くしてロフトが少しつくように構えてそのあとはむしろしっかりと振り抜く事によってこのヘッドスピードで高さを出すといった形で…。
言うのは簡単ですがこれだけの傾斜でできる事ではないです。
阿藤さんの3打目はピンまで38ヤード。
ボールは深いラフに沈んでいます。
ラフが手前ずっとありますからちょっとフワッと行きたいですね。
ちょっと上げないといけないですから。
転がすわけにいかないんで秘密兵器の55でなんとか寄せたいと思います。
あれ!?起き上がっちゃいましたね!残念。
起き上がっちゃいました今。
阿藤さんちょっと待って下さい。
今状況としてボールはどんな感じでしたか?沈んでました。
沈んでましたよね。
それで今回いろんな勉強してきてバンカーショットの時にどんな大きさでやりましたっけ?9時3時。
今みたいなラフの場合も実はこの草の抵抗に負けないで打つためにはもう少しリストを軟らかくしてちょっとヘッドを大きく使ってあげるようなアプローチの方がポンと行くんですね。
それやっぱりだから9時3時くらいの大きさで…。
ちょっとイレギュラーになるんですけど8時4時ぐらいの体を使った振りで少しリストを軟らかく使ってあげる。
なるほど。
次はバンカーショット。
一発脱出の秘けつは重心を下げ9時3時の振り幅でコックを使う事でした。
ナイスアウト〜!まあしょうがないですね。
阿藤さんの5打目。
カップまでまだ7mあります。
ちょっと渋い距離を残しましたね。
ストロークも左右対称で非常にスムーズで狙いも良くてこのままスーッと伸びていったらと思ったんですけど…。
上り分だけ。
そうですね。
大山さんは10mのバーディーパット。
お〜ちょっと足らなかったですか。
弱かったですね。
大山さんは1番ホールパーでした。
阿藤さんの6打目距離は2mです。
(伊藤大山)惜しい〜。
ちゃんと打ててないですねでもね。
今体の向きが左のカップというよりはカップの真ん中ぐらいを狙ったかもしれないですね。
これが難しいところですね。
阿藤さんはトリプルボギーと苦戦。
大山さん1勝です。
ちょっと苦労しちゃいましたね。
2番ホールは498ヤードのパー5。
広い右サイドが狙い目。
気になるのは左サイドの崖。
グリーンまでOBが続きます。
左側は崖だしね。
それだけであ〜嫌だなと思いますよね。
でも阿藤さんの今のスイングだったら全然左の崖関係ないので…。
木の横ぐらいを狙って…。
はい。
むしろ打ちたいところをイメージして。
木の横ぐらい狙って打っていくのがいいかな思います。
阿藤さんそれちょっと…。
一回ちょっと待って下さい。
あっそのままで。
後ろからご確認下さい。
すごい右向いてます。
また違ってますか?あほんとだ!え?あらま。
多分それでこう打ってるんですね。
あ〜。
これ崖には行けないですね。
崖の方に行きたくないからどうしてもスタンスが右の方向へ向くんですかね。
構えは地形に影響されやすいので注意しましょう。
ナイスショット!これは行けましたね。
やや右構えたとおりの方向に飛んでいきました。
さあ!それでは…。
あえて行きますね〜崖の方へ。
崖の方へ?私の場合は左サイドがOBとか崖の場合は左側から広い右側の方に対して打って少しドローめで。
嫌な方側に立って私は打ちます。
コースを広く使えるのでフェアウェイを広く使えるので。
おお!ど真ん中!ナイスショット!右めから攻めていきましたね。
すごいすごいすごい。
阿藤さんの2打目は右のラフ。
グリーンまでまだ300ヤードあります。
少しでも距離を稼いでおきたい。
プロに負けましたから。
今度だけはちょっと何か肉薄したいという事でU3を使ってグリーン狙えるぐらいまで打ちたいなと思いますね。
爪先上がりの傾斜地は引っ掛けやすく大振りは禁物。
阿藤さんコンパクトに打てるでしょうか。
(伊藤大山)ナイスショット!
(拍手)行ったと思いますが。
すばらしい!苦手だったユーティリティで見事なショットでした。
これあとどのくらい残ってるんですかね?ピンまで232ヤードですね。
何で打ちます?232ヤードフェアウェイでしたら3番ウッドでいくんですけどこの状況はちょっとラフで前上がりで高さも木越えで高さも出さないといけないのでちょっと難しいので6番アイアンでレイアップしたいなと思ってます。
大山さんは6番アイアンで安全策を選択しました。
うんナイスショット!ありがとうございます。
しっかりと…。
うん。
方向に行きました。
そうですね。
阿藤さんの3打目はエッジまで144ヤードピンまでは157ヤード。
阿藤さんクラブ選択に迷います。
ピンが手前めですからグリーンセンターまでは170ヤードくらいあります。
いつもだったら7番なんですよ。
どうですかね7番で打って。
7番で通常フラットなところで…。
160ぐらいです。
そうすると傾斜地に来てしかもこういうラフで打ちづらいところだと距離が8割ぐらいになりますよね。
ですからそれであればちょうど届かなくてバンカーに入るぐらいの距離なのでであれば最近打てるようになったこのユーティリティを短めに持ってコンパクトに。
やってみましょうかね。
失敗する事もあるんだろうけどやってかなきゃしょうがないですね。
思ってね。
分かりました。
3つのバンカーのど真ん中のバンカー狙っていきます。
大山さんのアドバイス「成功するイメージだけを考える」。
これがとても大切なんです。
(伊藤大山)ナイスショット!これはすばらしい!でも結局手前ぐらいですね。
でも悪くないですよね。
うん悪くない。
非常にいい。
やっぱり打てるようになったら使えばいいですね。
苦手だったユーティリティが2打目3打目と大活躍。
やや右にそれましたがグリーンの近くまで運ぶ事ができました。
大山さんの3打目はラフから。
ピンまで残り83ヤードです。
ここは大山プロもう何も考えずにドンですかね?そうですね。
ラフでもすごくいいライだし多分ラフからでもボール止まると思うので。
バンカー越えに関しては何かありますか?バンカーは全く意識してなくてグリーン上…少しピンの奥が2段グリーンみたいになってて傾斜が少し見えるので奥につけるとパッティングが難しいのでミスしても手前の方からアップヒルのパットを残すようにしてます。
狭めますね。
のりゃあいいっていうんじゃないですね。
大山さんフルショットで打っても80ヤードしか飛ばない58度のクラブを選択。
パットで上りのラインが残るようピン手前を狙います。
おおっ!おお!宣言どおりピン手前にナイスオン。
次は上りのラインでバーディーが狙えます。
阿藤さんの4打目は残り30ヤード。
前のホールではこの距離で失敗しています。
ラッキーですね!さっきのホールは沈んでたじゃないですか。
今度はそんなに沈んでないですよね。
ボールは見えてるしむしろ打ちやすいような。
ですからさっきは4時8時でちょっとショートして失敗しましたけど今度は4時8時くらいでどうでしょう?8時4時のアプローチピッチ&ラン練習しましたね。
その時は少し上げてランで寄せると。
今みたいな状況ですとエッジまで20ヤードぐらいあってそこまで飛ばしてからランを使いたいので8時4時をする場合でも少し今度は応用編でリストを軟らかくしてあげるともうちょっと球が上がっていきます。
また違うとこ行きましたね。
ちょっと応用編です。
じゃあそういう気分で。
8時4時の振り幅の応用編。
手首を軟らかくコックが自然に入るように打ち高い球でグリーンを狙います。
いいじゃないですか!やった〜やった〜!やった〜!成果が出ました!ナイスアプローチです。
ラフのあれによって違うと。
そうですね。
今みたいにゆったりと飛ばして止めたい場合はロフトの多いクラブで今のように少しリストを使ってゆったりと振る。
大山さんのバーディーパット。
カップまでは7m上りのスライスと読みました。
私はしっかり強めで薄く読みますのでワンカップぐらいですかね。
ワンカップぐらい切れる感じで。
狙いどおりの位置につけて作り出した絶好のチャンスです。
もうほんとに…お〜ぴったりですね。
オッケーパーですもんね。
狙ったところに行ったけど逆ギレ。
大山さんこのホールもパーでした。
さあ阿藤さん。
あまり言ってはいけないかもしれませんがこれを入れればパー。
そうですよね同点ですよね。
距離は2m。
入れごろ外しごろの微妙な距離です。
やった〜!お〜すごい!すご〜い!おめでとうございま〜す!ナイスパーです。
やった!やりましたね今ね。
すごいきれい!俺そのまま抜けてくかなと思いましたけどちょうどでしたねナイスパーでした。
これで阿藤さん1敗1分け。
次のホールで勝てば引き分けに持ち込めます。
最終ホールは133ヤードのパー3。
阿藤さんはもちろんピンを狙って勝負に出ます。
ちょっと待って下さいね。
阿藤さんちょっと今向きが右を向いてるのでもう一回仕切り直して下さいね。
一回後ろから外してどうしましょうか。
ディボットの左の砂のところに目印を置いて。
そうですね。
このぐらいですね。
はいOKです。
OKですか。
(伊藤大山)ナイスショット!
(拍手)すばらしいナイスオン!ありがとうございます。
ありがとうございます。
アハハハハ!2回も。
今のは向いた向きにまっすぐです。
少し右向いてたんですか?そうなんです。
ちょうど2ピンぐらい右を向いてたんですね。
ただ全体のバランスも良かったしそのまま振って全然問題ないなと思ったのでどういうふうになるかなと思ったら素直に向いた向きに対して良いスイングをしてました。
いい感じの当たりでしたね。
いい感じでしたね〜。
ほんとに先生うれしいです私。
ほんとにコースに来るといろんな景色があってねまっすぐに立つ事が実は一番難しいんですね。
でもそれは日頃の練習で確認をするという事でもう構えてしまったらあとは無心で打つと。
今みたいな感じがすごく良かったと思います。
すごいわ。
目がこの辺がギラッと。
これだこれだ!これはどうやって狙うんですか?何も考えてないですね。
まっすぐ?もうまっすぐ行く事しか考えてないです。
おお!行った!う〜んナイスオン!ありがとうございます。
ちょっと左ですけども…。
左ですけど行った行った。
ナイスショットでした。
ナイスオンです。
高さまで意識するんですか?高さと打ち出しの方向とどういうボールを打つかっていう。
負けた。
高さ考えなかった俺。
あっそうなんですね。
プロの場合は打つ時には打ち方とかそういう事は一切考えてません。
それは当たり前の事。
そういう事ではなく今から自分がどういう球を飛ばしたいのかとその事をイメージしてるんですね。
そうですか今度やってみます。
2人ともグリーンにのせ最後はパッティングで勝負です。
阿藤さんのバーディーパット。
カップまで7m。
上りのフックラインと読みました。
さあバーディーパットです。
阿藤さんお願いします。
強さはいい。
…あ〜。
まっすぐ行っちゃったじゃん。
まっすぐ行っちゃった。
残念!残念!でもナイストライ。
大山さんのバーディーパットはおよそ2m。
これを入れれば大山さんの勝利です。
ナイスイン!ナイスバーディー!ありがとうございます。
やっぱ行きますよね。
プロはねびっちり。
阿藤さんのパーパットは1.5m。
ラインはまっすぐと読みました。
多分ど真ん中だと思いますよ。
じゃあもう向きを決めたら構えたら今度はタッチだけですね。
はいそうですね。
これがだからこれが合ってるかどうかのあれなんですよね。
この距離なんか特に。
そういう場合もいろいろ考えるのではなく…あ〜なるほど。
分かりました。
合ってる合ってる。
ナイスパーで〜す!ありがとうございます!ナイスパーやった〜!大成功!ありがとうございます。
勝負は大山さんの貫録勝ち。
しかし阿藤さんも見事2ホール連続でパーで回り100切りが見えてくる内容でした。
今日は第8回目という事でラウンドレッスンをしてきたわけですがナイスプレーでしたね。
ほんとにねショットがすごいほんとに変わったんでその一つ喜びとただ現場出て芝のラフの状況とかそういう事によって打ち方はできたとしてももうちょっと違う事があるぞという事が分かりましたね。
大山プロいかがでしたか?阿藤さんと一緒にプレーして阿藤さんの上達ぶりにほんとびっくり驚きました。
あら。
すばらしかったです。
最後のパーパーは。
ほんとですよね。
ショットがほんと力まず振れるようになってこのおかげですね。
ありがとうございました。
ほんとに私たちプロゴルファーとしては阿藤さんのようにゴルフを楽しんで頂ける方を見てるのがとっても幸せなんですね。
ゴルフ面白いですよね。
これからも末永くゴルフを楽しんで頂きたいと思います。
ありがとうございました。
え〜こんなに違いますか!パッティングから始まったレッスン。
基本にはスコアアップのヒントが詰まっていました。
最後に講師の伊藤さんから皆さんへのメッ2015/02/23(月) 21:30〜21:55
NHKEテレ1大阪
趣味Do楽 今さら聞けない!ゴルフの基本[終] 第8回「コース攻略法」[解][字]
スコア100切りを目指す。LPGAの伊藤佳子プロがシンプルな理論と練習法を教える。今回が最終レッスン。大山志保プロと、阿藤快さんが実践ラウンドで対決します。
詳細情報
番組内容
安定してスコア100切りを目指す人に向けたゴルフレッスン。講師は、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)・副会長 伊藤佳子さん。プレーのお手本を示すのは、賞金女王の座にもついた大山志保プロ。「基本」に忠実なレッスンは、実は自己流プレーヤーにとっては、発見の連続。第8回は、これまで学んだ基本の数々をコースで実践します。ラウンドレッスンに加えて、大山プロと阿藤さんが、マッチプレー形式で対決します。
出演者
【ゲスト】プロゴルファー…大山志保,【講師】日本女子プロゴルフ協会副会長…伊藤佳子,【生徒】阿藤快,【語り】多比良健
ジャンル :
スポーツ – ゴルフ
趣味/教育 – 旅・釣り・アウトドア
ドキュメンタリー/教養 – スポーツ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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