Firefoxアドオンの中には、このようなページでもスッキリと読むことができるリーダー系アドオンがいくつか存在し、それらを利用することで本文以外のコンテンツを非表示にし、スッキリと体裁を整えて表示できるというようなものがいくつかあります。
記事などをスムーズによむためにこうしたアドオンを導入されている方も多いと思いますが、将来のFirefoxにはこのような機能が標準で装備されるようになるかもしれません。
Mozillaは、リーダーモードという機能をFirefox 38.0(Aurora)に試験実装し、テストユーザーがその機能を試すことができるようにしています。
この機能は、デフォルトでは有効になっておらず、以下の手順で有効化する必要があります。
1.about:configを開く。
2.検索欄に[reader.parse-on-load.enabled]と入力する。
3.表示された[reader.parse-on-load.enabled]をダブルクリックし、値を[true]に変更する。
こうして機能を有効にすると、ブログ記事などを開いた際、ロケーションバー右側にリーダーボタンが追加されます。
閲覧中にこのボタンをクリックすると、ページの表示スタイルが以下のようにシンプルなものとなり、本文や画像などの主要コンテンツ以外を省略したモードで読み進めることができるようになります。
リーダーモード画面左端にはメニューが用意されており、ここから
■標準モードに戻す。
■フォントスタイルやサイズ、背景色を変更する。
■リーディングリストへ追加(現在のところ機能しません)
■リーディングリストを開く(現在のところ機能しません)
といった操作ができるようになっています。
モードは再度ロケーションバーボタンをクリックするか、ページをリロードすることで元に戻すことが可能です。
このように、従来ならアドオンを導入しなければ実現しなかったリーダーモードを、Firefoxの標準機能として試すことができるようになっています。
機能を試してみたいテストユーザーや開発者の方は、試してみてはいかがでしょうか。
<関連記事>
■ウェブページをシンプルなテキストベースで表示するFirefoxアドオン「Readability」
■ブログポストやニュース記事のレイアウトを読みやすくしてくれるFirefoxアドオン「Clearly」
■ページ印刷時に不要なものを隠したり削除したりできるFirefoxアドオン「Print Edit」