(テーマ音楽)あの日激しい揺れに襲われた仙台市内。
大規模な停電でJRや地下鉄が一斉に止まり自宅に帰れない人たちが通りにあふれかえりました。
仙台市で自転車販売チェーンを経営する…震災発生後移動手段を求める人たちに自転車を提供し続けました。
揺れが収まったあと早坂さんはすぐに被害状況の確認をします。
従業員は無事でしたが店内には物が散乱し早坂さんは一旦店を閉める事を考えます。
しかし気が付くと店には自転車を求める人が殺到していました。
早坂さんは営業を続ける事を決断します。
店に来た人の中には現金の持ち合わせがない人もいました。
クレジットカードを処理する機械も停電で使えません。
しかし早坂さんは名刺をもらったり名前と住所を書いてもらったりするだけで自転車を渡し続けました。
この時自転車を渡した人たちは後日全員が代金を支払いに来たといいます。
早坂さんの店に駆け込んだ一人…離れて暮らす80歳の姉の安否を一刻も早く確認したいと思っていました。
鈴木さんはこの自転車のおかげで姉の無事を確認したあと自宅に帰る事ができました。
店にはいつもの10倍以上の客が詰めかけ震災発生から3日で在庫の自転車250台は底をつきました。
そこで早坂さんたちは市内にある自転車メーカーの倉庫に向かいます。
メーカーに掛け合って倉庫を開けてもらい潰れた自転車をかき分けながら壊れていない自転車を店舗まで運びました。
災害時における自転車の強さを改めて感じた早坂さん。
次の災害が起きた時により多くの人に自転車を使ってもらおうと現在中古の自転車の在庫を増やそうとしています。
2015/02/23(月) 10:50〜10:55
NHK総合1・神戸
あの日 わたしは〜証言記録 東日本大震災〜「宮城県仙台市 早坂武さん」[字]
東日本大震災に遭遇した人々の証言。仙台市で自転車販売チェーンを経営する早坂武さんは、地震で電車が止まり帰宅困難になった人たちに、自転車を提供し続けた。
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番組内容
東日本大震災に遭遇した人々の証言。仙台市で自転車販売チェーンを経営する早坂武さんは、地震で電車が止まり帰宅困難になった人たちに、自転車を提供し続けた。
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
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