日本列島誕生〜大絶景に超低空で肉薄!〜 2015.02.23


許された訳ではない。
人生がつまらんのはお前がつまらんからじゃ!バカったれ!今また爆発が起きました。
およそ1年前突然起きた大噴火。
絶海の孤島西之島は激しい噴火活動を繰り返しながら今なお成長を続けています。
専門家さえ近づく事ができないこの島で今何が起きているのか。
NHKは町工場とタッグを組んで4Kカメラを搭載した無人飛行機の製作に取りかかりました。
無人飛行機なら危険な島を超低空から鮮明に撮影する事ができます。
世界初の映像から西之島の地下で何が起きているのか重要な手がかりが得られました。
今日の番組では無人飛行機とマルチコプターで全国各地の絶景を超低空で撮影します。
映像からはるか昔日本列島誕生の痕跡が次々と見つかりました。
神秘の大鍾乳洞。
地下に眠るこの場所は3億年前にできた日本列島の土台でした。
海岸に連なる奇妙な岩。
日本列島を大きく成長させた2,000万年前の大事件の名残でした。
日本列島はどのようにして生まれ今の姿になったのか。
超低空の絶景映像で迫ります。
皆さんはどのようにお過ごしになっているでしょうか。
是非この時間はこの番組で皆さん楽しんで頂きたいと思いますが今夜の主役は私たちが暮らすこの日本列島でございまして日本列島が大好きで大好きでたまらないという皆さんにお越し頂きました。
皆さんよろしくお願い致します。
(一同)よろしくお願いします。
早速ですけれども今日は日本列島の成り立ちに迫るべく強力な飛び道具を用意しております。
こちらです。
こちらマルチコプターです。
風がすごいですよね。
今皆さん映ってますよ。
これどうやって動かしているのかといいますとこのようにコントローラーを使って操縦しているんですね。
そしてこれただ飛ぶだけではありません。
見て下さい。
高度を下げて地面すれすれで飛ぶ事ができるんですよ。
地面から30センチほどの低さまで下がっています。
こうやってどこでも低空であらゆるものに接近して撮影できるこれがマルチコプターなんです。
めっちゃしゃべってはるけど全然聞こえてけえへん。
迫力がすごかったですね。
ありがとうございました。
今日はこのマルチヘリコプター大活躍しますんでこのマルチヘリコプターが撮影してきたばかりの映像をご覧頂きたいと思います。
大画面でどうぞ。
さあマルチヘリコプターが水面ぎりぎり。
これ本栖湖でございまして…。
富士山です!初日の出を撮りに行って。
天気もよかったので。
これいわゆる何来光っていうんですか?御来光だよ。
午前7時23分の映像でございまして。
すごいきれい!ちょっと拝みたくなるような映像をご覧頂きましたけれども。
このマルチヘリコプターならではのダイナミックな初日の出をご覧頂きまして今度はスタジオのこちらご覧頂きましょう。
日本列島の模型が登場致しました。
せいじさん去年はどうですか?日本列島を恋しく思う瞬間が多かったんじゃないですか?多かったですよ。
3か月か4か月海外にいますから。
大体1年間のうち。
特派員じゃないですか。
ほんまやで。
海外手当欲しいわ。
日本列島こういうところいいなと思う瞬間ってありました?一番いいのは春夏秋冬があるという。
だからアフリカやと比較的アフリカが多かったんやけどずっと一緒やねん。
じわじわがなくて暑い寒いやねん。
夜は砂漠のとこは0度以下になったりする。
昼間40度とかやろう。
ちょっとええ感じがないのよ。
ちょうどいいがないんですよ。
原さんはどうですか?やっぱり食べ物が何でもおいしいじゃないですか。
それもすてきだと思うしやっぱりいろんな景色が見れるので本当にそれもすてきだなと思います。
季節によって旬のおいしいものがありますもんね。
この日本列島さまざまな美しい景色おいしいものを生み出してる日本列島ですけど非常に複雑な地形をしてるんですよね。
どうしてこういう地形が出来上がったのか。
知ってる人は手を挙げて。
メンツ見たら分かるでしょ。
誰が知ってるんですか。
知らないからここに来てる訳で…。
ここら辺なんて低学歴オブ低学歴なんですよ。
ボトムですよ。
人間の…。
それをこれから見ていきたいと思いますけどまずおよそ3億年前の日本列島の姿をご覧頂きましょう。
3億年前。
よく見て下さいこれ。
大陸っていうのはこれは…ユーラシア大陸ですか?これ日本ないですよね。
大陸と海しかなかった。
これが3億年前は正しい状況であるといっていいんでしょうかね?目代さん。
3億年前に大陸があった事は分かってるんですがさっきの日本列島の辺りは今みたいな形の日本列島なかったんですね。
今日は日本列島をみんなでつくっていきたいと思います。
まずは土台からつくらなければいけないのでこれから見ていく絶景の中に日本列島の土台がどうやって出来上がったのかそのヒントが隠されているんです。
最初のキーワードご紹介しましょう。
残りカスってどういう事ですか?カス!?ちょっと響きは悪いですけど。
でも私がちゃんとその土台を探し当ててきました。
そしてマルチコプターも大活躍していますのでご覧下さい。
日本が生まれた頃にできた土台を地質に詳しい目代さんに案内してもらいました。
ここから見えるのが日本列島が地球の活動の残りカスだというのの景色に現れている場所になります。
ここですか。
はい。
地上で見てもよく分からないのでマルチコプターの出番です。
さあ発進!
(はしの)今私たちあれで撮られてるんですね。
(目代)格好いい!上空150メートルまで急上昇。
まるで鳥になった気分。
突き出した無数の岩。
これは日本列島の土台の一部が地表に現れたものです。
あちこちに大きな穴がありますね。
この下に土台となった岩が地中深くまで続いています。
地下には巨大な洞窟が広がっています。
実は日本列島の土台になっている地質の一つは石灰岩です。
石灰岩は雨水などで溶けるため地下に空洞ができました。
不思議ですね。
ここは百枚皿といわれている名所。
日本列島の土台にできた不思議な景観です。
もっと近くで見てみたい!そこで…。
今回初めてマルチコプターによる撮影が許されました。
高さ25メートル。
天井すれすれを飛びながら奥にある百枚皿に向かいます。
緩やかな斜面に沿ってなめるように上昇。
岩の表面を水が流れています。
溶けた石灰岩の成分が再び固まり複雑な形になります。
上空でカメラを回転。
こんな場所から見下ろして撮ったのは初めて。
お皿一枚一枚の形がよく分かります。
そもそも日本列島の土台はどのようにしてできたのでしょうか。
そのヒントがこの暗闇の奥にあるといいます。
ここにですね白い…。
はいはいありますね。
ここにもある。
これ実はですねサンゴの化石なんです。
サンゴの化石?サンゴがあるのはどこにありますか?もともと海の中にあったサンゴ礁の残りなんです。
それが塊として今ここに…。
先生これどのぐらい前のものなんですか?これだいぶ古いんですよ。
実は3億年前です。
暖かい南の海にあるはずのサンゴ。
それがなぜ日本の土台になっているのでしょうか。
はしのさんがサンゴに遭遇した訳ですが何でなんですか?ト−タルテンボス。
誰に聞いてるんですか!?俺らが聞きたいですよ。
サンゴが3億年前にあった?南国だったって事ですか日本は。
南国だったのか。
どうだったのか。
そこら辺を詳しく答えを見つけていきたいと思うんですけれどもさっきお見せした3億年前のまだ海しかない日本ご覧頂きますね。
実はここで海底で大きな事件が起こっていたんです。
ここに赤いラインを引いてみます。
陸と海の断面を見るとよく分かるのでここから和久田さんに説明してもらいましょう。
この模型で詳しく見ていきます。
これいつも「ためしてガッテン」の模型を作っている美術チームが今夜のために特別に…。
ちょっと模型の中からただならぬ緊張感が伝わってきております。
動かして見ていきますね。
こちら左側が陸でここから先が海です。
海の中には砂や泥がたまっていたりプランクトンの死骸なんかもこうやってたまっているんです。
そして先ほどのサンゴ礁はこのピンクの部分です。
これがサンゴ礁です。
皆さんここに注目して下さい。
模型動いていきますよ。
ここです。
ググググッと…。
海底のプレートがベルトコンベヤーのように動いてくるんですね。
その上に載っている泥や砂も動いている。
ただここ!陸にぶつかるところ注目して下さい。
プレートはこうして下に潜り込んでいくんですが泥や砂は潜り込めずここにたまっていくんです。
どんどん行き詰まっていますよね。
この時このサンゴはこのあとどうなるでしょう。
原さんどう思いますか。
どうなるんだろう。
でも行き場がなくなってそのまま上の方にぷかぷか浮くのかなというイメージがありますけど。
ここから浮いてしまうと。
どうなんでしょう。
果たして正解は。
模型準備OKですか?いいですか?いきますよ!プレートが動き続けます。
どんどん…動くと運ばれてきますね一緒に。
これが土や泥が詰まった所にサンゴも到達しました。
どうなっちゃうんだ?どうなるかというと間に挟まれてぐじゃ…。
泥や砂の間に一緒に入ってここにたまってしまうんです。
サンドイッチのハムみたいになりましたね。
まさにサンドイッチ状態ですね。
レタスみたいのもあるし。
このあと地形の隆起なども手伝って上がってきます。
そこに先ほどはしのさんが訪れてサンゴ礁を発見したという訳ですね。
サンゴの化石と。
3億年前との接点があそこで…。
ありましたね。
ちゃんと触ってきましたね。
地球のすごさもあれですけど模型のすごさもすごかったです。
意外と言葉でやり取りしてはるんやなって。
上げろ上げろ。
ゆっくりゆっくり。
日本の土台はあのぐちゃぐちゃっとなるまさに地球の残りカスといっていい訳ですか。
海底にたまった泥とか砂とかサンゴ礁とかプランクトンの死骸とかみんないろいろな地球の活動の最後の残りカスですね。
それが海底にたまったものがどんどん押しつけられてできる地層なんですね。
そういう意味で残りカスと。
それが日本列島なんですか?日本列島の土台をつくった。
一応専門用語あるんですよね。
これの事を押しつけられるという事で付加体というふうにいってます。
付くに加えるに地質の塊の事を「体」というんですが付加体というふうに呼んでいます。
この付加体がよく分かる場所が日本各地にいろいろありましてそこをまたマルチコプターで撮影してきましたのでご覧頂きましょう。
すごいなマルチコプター。
こちらは高知県の室戸岬でございまして今まさに付加体が陸に現れたばかりの場所なんですね。
上空から見ていきますけども薄い板のように見えるのが海底でたまった砂や泥が見える地層でしてこれがぎゅっと押しつけられてこういう形になったと。
この辺り一帯では今も付加体がつくられ続けている場所なんですね。
本当にきれいにしましま模様になっていますよね。
室戸岬以外にも日本にはこうした付加体が生み出した絶景が各地にありまして例えばこちらリアス式海岸が有名な三陸海岸ですね。
そしてこちらが埼玉県の長瀞渓谷でして川下りで有名ですけれども。
そして南アルプスの山々。
付加体が3,000メートルも押し上げられてできた山なんだそうです。
もともと海の中にあったものって事?そうなんですよ。
結構日本各地身近な所にあるんですね。
日本セメントの材料になる石灰岩がたくさん採れるんですけれどもあれだけたくさんあるのは付加体の地層を先ほど見て頂いた…石灰岩がいろいろな所に地層の中に含まれているので各地で石灰岩が採れるんですけどたくさん採れるので日本では自給率が100%。
見るとやっぱりしま模様が?ああいうふうな地層になって。
その付加体でできた日本列島の土台なんですけどもその姿をちょっとこちらでイメージしてもらいましょう。
およそ1,600万年前の日本列島です。
さっきは海しかありませんでしたけれども。
土台ができましたよね。
これが土台になっている。
ただまだ今の日本列島の形には程遠いですよね。
ですからここからはこの日本列島を肉づけしていきたいと思います。
次のキーワードは調査隊の足立梨花さんと千原せいじさんです。
お願い致します。
皆さん後ろのモニターを見て下さい。
日本列島は灰だから美しい。
そう私みたいに!うふ!うふ!おい気持ち悪いぞ。
だからね僕たちは2人できれいなとこに行ってきたんです。
でも日本列島というのはこの梨花ちゃんみたいに厚化粧をしてるんです。
どういう事ですかせいじさん。
私は土台から美しいんですから。
そうですか。
土台から。
日本列島が灰っていうのはどういう事なのか。
こちら本当にきれいな灰を見てきました。
見てもらいましょう。
どうぞ!日本列島を肉づけした灰があると聞いてマルチコプターでの撮影に向かいました。
カメラを下に向けてみると…。
あれ?何でしょうこの大きな穴。
近寄ってみましょう。
コンクリートの壁のようですが実はこれ全部火山灰なんです。
この石結構ですね手で割れちゃうんです。
ちょっと足立さん…。
自分割れる?えい!もともとのこういう細かい…。
いくらでも細かくなって…さらさらなんですね。
これ結局火山から噴いてきた時の…今からおよそ2,000万年前大規模な火山活動が始まりました。
噴火はなんと数百万年も続き大量の火山灰が降り積もりました。
それが日本列島を徐々に肉づけしていったのです。
火山灰はどのくらい降り積もったのでしょうか。
降り積もった火山灰の厚さはなんと300メートルにも及ぶといいます。
その灰が思いがけない絶景をつくり出していました。
(目代)この先を…。
はいはい…すごいやんか。
(足立)あすご〜い。
(せいじ)きれいやね。
地下に広がる不思議な空間。
大谷石を切り出した跡です。
その中をマルチコプターで縦横無尽に進みます。
壁は一面白い灰。
絶え間なく噴火が繰り返され延々と積もってきた証拠です。
大谷石は高品質の石材としてさまざまな建物に利用されてきました。
(目代)はいそうなんです。
いやすごいですね。
太古の昔に降り積もった火山灰などがつくった風景は日本各地にあります。
宮崎県高千穂峡。
川の水で削られた狭い渓谷をマルチコプターで進みます。
青森県下北半島にある仏ヶ浦。
高さ90メートルの奇妙な岩。
2,000万年前に降り積もった火山灰でできています。
絶景はかつて起きた火山活動のすさまじさを私たちに教えてくれるのです。
いかがでしたか?皆さん。
むちゃくちゃきれい。
きれいでしたね。
灰でできたとは思えなかったです。
神殿みたいやったよ。
神殿みたいでしたね。
私たちが見てきた大谷石なんですけど切り出しやすくって湿気などをよく吸い込んでくれるので倉の壁なんかの材料に使われてきたそうなんです。
防炎になんねんて。
燃えにくい。
灰ですよねいってみれば。
火山から噴出した灰がだんだんと海底にたまったものです。
比較的軟らかいのでああいうふうに切り出す事もできますしあるいは仏ヶ浦のように削られてああいう非常に変わった形の地形がつくられたり。
もろいはもろいんですよね。
そうですね。
もろいんだけども崖がすぱっとまっすぐ立つというそういう性質。
ちゃんとあれでトイレとかもできる。
あの岩だけで作られたトイレとかいっぱいあったよ。
家の壁とかも基本的にその壁が多かったです。
湿気を吸収してくれるから。
そうそう。
石材としてうまく活用されてきた。
じゃあ湿気大国の日本には…。
最適な石な訳です。
だけどこの火山灰などによって肉づけされた日本列島な訳ですけれどもどういうふうになったのかちょっとこちらご覧頂きましょう。
土台ができて更におよそ600万年前に肉づけされたと。
あれ北海道ですかね上の。
何となくそういう形が見えてきましたけれども。
だけどこれだけの量が降って肉づけされたって…すごい量だったんですよね。
ものすごく…せいじさんおっしゃっていたようにたくさんの所でたくさんの火山灰が噴いたんですがその期間も数万年数十万年と非常に長い間起こりましたのでものすごい事が起こったんですね。
しかしまあよく火山灰が降るんですね和久田さん。
そうなんですよね。
そこまでスケールの大きい噴火が日本列島でどうして起こったのか皆さん気になりますよね。
その理由もちゃんとあるんです。
トータルテンボスのお二人お手伝いを…。
どこ行ってんだ!こっちだよどう考えても。
これを運ぶんだよ俺たちは。
前へ押していきましょう。
押し戻すなおい!前へ進んでいきます。
この模型でまたご説明していきますね。
どうもありがとうございます。
それだけのお手伝い?失礼致しました。
だいぶ力が…。
ありがとうございます。
助かりました。
この模型で説明していくんですがどうしてあんな噴火が起こったかというと日本列島がある場所が地球上でとても特殊な場所だからなんです。
ちょっと照明落として下さい。
こちらご覧頂きましょう。
よく見て下さい。
この赤く光った点が実は日本列島にある火山なんです。
全国で110個もあるんですね。
この火山がある場所を見て何か皆さん思いつく事気付く事ありませんか?ちょうど温泉街ですね。
何か真ん中を通ってるような気もします。
確かにそうなんです。
列になっているの見えますかね。
実はこれ赤い線これがプレートが沈み込む境界を示しています。
ここでちょっと照明をつけて頂きましょう。
火山というのはですねこのプレートの境目にプレートが沈み込むこの線に沿ってできるものなんです。
ですから東北地方見て頂きますとこの火山の列はこのプレートに沿ってできていますし伊豆諸島小笠原諸島のこの列もこのプレートに沿って列状にできているんですね。
日本列島全体を見てみましょう。
すると…1234…。
4つのプレートに囲まれている場所なんですね。
地球上でこれだけ一つの場所に多くのプレートが集まっているのはほかにはほとんどないそうなんです。
これだけ複雑な地形だからこそ火山がこんなにできて火山灰が降り積もって日本列島肉づけされていったという訳だったんです。
火山は災害ももたらしますけれどもただこの火山なくしてやっぱり日本の国土っていうのは出来上がらなかったという事なんですよね。
だけど本当に動き続けているんですね日本列島は。
今この時点もプレートは動いています。
その動いてるプレートの上に私たちは暮らしてるんですね。
どれぐらい動いてるんですか?年間数センチ。
早い所だと6センチから8センチぐらい。
結構動いてるんだ。
年間6センチって結構すごいですね。
そういう場所なので地球上全体で見ても日本列島っていうのはそういう変動の激しい非常にダイナミックに動いてる場所になります。
さあ日本列島誕生の歴史を見てきておりますけどもちょっとここで一休みを致しまして日本列島のこんな一面をご覧頂きましょう。
どうぞ。
日本列島を形づくったプレートは海の中にも絶景をつくり上げています。
日本一高い富士山。
その懐に日本一深い駿河湾があります。
最も深い所で2,500メートル。
これがプレートの境界にあたる所です。
陸地の近くにこんなに深い海があるのは世界でも珍しいんです。
3人が挑戦するのは釣り。
深海の珍しい魚を狙います。
(藤田)入れます。
釣りポイントは陸地のすぐ近くですが深さはなんと100メートルもあります。
(藤田)わあすげえ!
(原)わあすごい。
ヒメ。
もっと深い海の魚を狙って底引き網を引き上げてみると…。
うわ!たくさん取れましたね。
僅か一日で実に40種類以上が網に入りました。
取れた魚を深さごとに並べます。
深い海の底は水温が低いため脂をため込んでおいしくなる魚が多いんです。
あれだけ深いからこそいろんな種類が。
おいしい魚が僕たち頂けるんですね日々。
食べたんですね?食べましたよ。
めちゃくちゃおいしかったよね。
めちゃくちゃおいしかった。
ちょっと見た目は深海魚なので気持ち悪いんですけどでもやっぱり味はすごくおいしかったです。
ギャップがだからすごいんですよ。
本当にいいリポートをありがとうございました。
さあ日本列島の成り立ちをここでもう一度おさらいしてみたいと思います。
およそ3億年前何もなかった海からどんどん増えていきましたね。
土台ができました。
それがおよそ1,600万年前でした。
そして火山活動が活発になって灰が降り肉づけされておよそ600万年前にはこういう形になった訳です。
ここで最後のキーワードをご紹介したいと思います。
こちらです。
「日本列島に島が来た!」。
どういう事?どういう事が起きたのかをお見せしたいと思いますがまだまだ痩せている状態の日本列島ですけども突如としてこちらご覧頂きましょう。
海の中から…ぐっとアップして海の中から島ができて動いてぶつかる。
島が誕生してぶつかるというこの動きをどんどん繰り返してそして日本列島は広がっていったんですね。
ぶつかるって移動が不思議ですよね。
ついてきたんですか島が。
現場が実際にありますのでその現場一体どういう場所なのか和久田さんお願いします。
こちらの模型でご説明します。
その島がぶつかっては増えてきたところ。
ここなんですよここ。
伊豆半島。
ちょっとここから小田切さんにも手伝って頂きますね。
実はこの伊豆半島の南の海にはですねプレートがあって南から北に向かってベルトコンベヤーのようにプレートが移動してきているんです。
ですから南にあった島々がどんどん上に上がってきて…。
それで伊豆半島ができたという訳なんですね。
いずれこの伊豆諸島も?そのとおりです。
という事は今ある島々もゆくゆくは伊豆半島に衝突するかもしれないんです。
よくぞいらっしゃいましたと。
おもてなしするんですね。
でもどうして南の海でこんなに次から次へと島ができるのか。
その理由を私たちにリアルタイムで教えてくれる現場があるんです。
それがここ。
西之島です。
東京から南へ1,000キロ。
今も噴火を続けて島が大きくなっている場所です。
西之島一体どんな島なのか知りたいですよね。
それではその島をご覧頂きましょうどうぞ。
おととし11月。
小笠原諸島西之島のすぐお隣に突然新しい島が現れました。
島はぐんぐん成長を続け1か月後にはもともとあった西之島と合体。
その後も溶岩の流出が止まりません。
旧西之島の一部をのみ込みながら拡大していきました。
1年近くで直径1.5キロほどになり今も成長の勢いは衰えません。
海底火山が1年以上も拡大を続けるのはとっても珍しいんです。
島が大きくなる様子をこれほどはっきり捉えたのは人類史上初。
まさに歴史的瞬間を目撃しているのです。
この映像をご覧頂きたかったんですけど西之島。
これは本当に私たちは目の当たりにしてる状況なんですけどもこの大きくなり続けている西之島。
もともとですねこちらご覧頂きましょう。
東京ドーム4個半程度の大きさだったんですね。
これがどうなったかというと…。
かぶせますよこうなったんです。
東京ドーム49個分に膨れ上がった。
あのモナコ公国。
モナコっていう国ありますよね。
人口3万人が暮らしているあの国よりも面積は大きくなったと。
時間かかってないですよね。
11月から噴火が始まりましたが本当に1年ちょっとでこれだけの大きさになったと。
これが実際に冷めるという表現が合うてるかどうか分からへんけども冷めて人が生活できるような環境になるにはどれぐらいかかるんですか?相当長いです。
まだまだ…?何百万年もかからないですが。
これどこまでいくんですか?今どんどん北側に延びていまして…。
成長はいずれ止まるんですか。
海底の地形に合わせて広がってますね。
ちょっと溶岩がたまりやすい場所にたまってます。
いずれ日本列島より大きくなる事はない…。
ならないです。
この現場を見るのは目代さんにとっては本当にワクワクするような。
今まさに火山が成長している場所を見る事ができるのは非常に貴重なものです。
皆さんただこの西之島にはそう簡単には実は近づく事ができないんですよ。
どうしてなのか理由をご説明しますこちらです。
1つ目の理由は西之島が絶海の孤島である事です。
このピンクの点が西之島。
東京から南へ1,000キロも離れているんですね。
そして近づけない最大の理由が火山活動の激しさなんですね。
気象庁によって半径6キロ以内の立ち入りが禁止されています。
更に人が乗った飛行機の場合安全のため高さ700メートルより下には入れません。
そこで登場するのが無人飛行機です。
130キロ離れた父島から離陸して西之島へ。
ギリギリまで接近をして撮影を行います。
そして撮影を終えると再び父島へ戻るという計画です。
それでは日本列島誕生の最後のピース火山島の誕生一体何が起きているのか世界が注目しているこの西之島にいよいよ無人飛行機がアタックします。
西之島を目指す無人飛行機を造ったのは神奈川県の精密機械メーカー。
社長の田辺誠治さん。
知る人ぞ知る無人飛行機界のレジェンドです。
田辺さんの会社ではガソリンエンジンを積んだ本格的な無人機を造っています。
無人機はGPS位置情報システムを使って決められたルートを正確に飛ぶ事ができます。
田辺さんは航続距離が数百キロにも及ぶ世界トップクラスの機体を造りました。
自衛隊や自治体などに納入。
気象観測や空からの捜索に使われています。
そして田辺さんが造った機体で撮影を行うのがこちら。
このコンビでこれまでも数々の現場を撮影してきました。
向かった先は小笠原諸島父島。
12月4日いよいよ挑戦の日がやって来ました。
西之島へ飛ぶのはこちらの無人機。
小型ですが長距離を飛べるんです。
機体の前方に4Kカメラを搭載。
西之島をとびっきりの高画質で撮影します。
長年西之島の鳥や植物を調査している森林総合研究所の川上和人さんもチームに加わりました。
離陸と着陸だけは人の手で操作します。
高度100メートルでコンピューターによる自動操縦に切り替わりました。
頼んだぞ!無人飛行機君。
父島を飛び立った無人機は130キロ離れた西之島へ向かいます。
あらかじめプログラムされたルートで西之島に何度も接近。
再び父島へ戻るまで総飛行距離300キロ往復2時間半の大冒険です。
帰ってくる予定の時刻です。
時間ぴったりに到着。
頼もしい限り。
見えました見えました。
ところが…。
機体がふらつきなぜか安定しません。
なんとか着陸。
近づいてみると…。
何?ペラ。
すごい。
なんとプロペラが割れていました。
割れてんだペラ。
火山の噴出物が当たったのか真っ二つです。
めっちゃ危ない!改めて西之島恐るべし。
今回音入りですか?はい。
果たして映像は撮れているのか。
早速全員で確認します。
太平洋の真っただ中を行く無人機の映像が映し出されました。
お〜見えた見えた見えた。
西之島だ。
揺れてますね。
揺れてるな…。
何か若干煙っぽいものが…。
お〜結構噴煙上がってますね。
ここから徐々に高度を下げ無人機にしか入れないエリアに突入していきます。
噴火を続ける島の中央部。
まるで富士山のような形です。
火口は真ん丸。
直径は70メートルもあります。
ここに…ここだ。
ここが旧島だ。
ちょっとだけ残ってるまだ。
手前に見えるのがもともとあった旧西之島。
その後ろに見える火口では激しい爆発が続きます。
うわ〜!すごいな。
うわ〜!本当絶え間なくやってますね。
これ完全にあれだよな。
噴石入ってる…。
おお来た来た来た…。
飛んでる飛んでる。
巨大な岩が次々と噴き出していました。
近いですよね今の。
無人機は更に高度を下げていきます。
荒ぶる大地をご覧下さい。
150メートルぐらいの高さまで迫っていったんですね。
150メートルの高さからの撮影。
だんだん近くなっていきますからね。
うわすげえな。
大丈夫かな…。
あんま無理すんなよ。
(笑い声)これは目代さんにも事前に映像を見て頂きましたけど「これすごい映像だ」って本当に驚かれてましたけども。
黒いのみんな溶岩なんですね。
しわしわで。
一番先端のところでは水と接触して。
表面はちょっと温度が下がってるんですがところどころ熱いところだと900度ぐらいまで。
非常に活動が激しいと思います。
うわ〜!近い!火山学が専門の東京工業大学野上健治さん。
西之島の観測を続けてきました。
今回無人機は通常の飛行機には入れない場所を低空で飛び記録しました。
この映像を見る事で西之島がどのようにして広がっているのかはっきり分かってきたといいます。
野上さんが注目したのは島の至る所に現れた筋のような模様。
実はこの筋の下を熱い溶岩が流れているといいます。
よく分かりますよね。
ここがこうなってますよね。
現在西之島ではマグマが山の横から地下を通って流れ出ています。
溶岩トンネルと呼ばれています。
溶岩トンネルは何本にも枝分かれしながら海の中へ直接つながっています。
蒸気がもうもうと立ち昇るのは溶岩が海に流れ込むトンネルの出口。
今まさに島が拡大している場所です。
トンネルの出口が集中していたのは島の北側。
20か所以上から蒸気が立ち昇っていました。
西之島はまだまだ大きくなると野上さんは考えています。
拡大を続ける西之島。
1年後には一体どれぐらい大きくなるのか。
野上さんは無人機の映像をもとに解析してみる事にしました。
測量会社の協力により撮影した4K映像をコンピューターで処理します。
すると実写さながらの詳細なCGが描き出されました。
非常に解像度が高い。
これは4Kならではじゃないですかね。
角度や倍率を自由に変えてじっくりと観察する事ができます。
高精細の4K映像だからこそ精密に地形を再現できたのです。
こうしたデータを基にこれまで流れ出した溶岩の全体量を割り出します。
このままのペースで…1年後の島の姿を海底地形を基に予想しました。
なんと現在の更に2倍になる事が分かりました。
専門家の方も驚くような現象が起きているという事で。
実は低空での撮影を行った事で分かった事がありまして西之島の地下にはこれまで研究者が予想してきたよりもはるかに多くのマグマがあるという事が分かったんです。
何か俺も「やったった!」みたいな気持ちになるわ…。
何もしてへんで。
何にもしてないけど「やったった!」みたいな。
溶岩というのは地下の情報を知る事ができる非常に貴重なものなんですね。
私たち地下の事なかなか知れないので。
あそこでどんどんあれだけ噴火が起こってるという事は非常に日本列島の成長日本列島がこれまでどうやってできてきたのかという事を知る手がかりにもなってくる。
こうやって膨れ上がってる島がこれから本州に近づいていってトータルテンボスのお二人はどうなると思いますか。
伊豆諸島が肥大化すると…。
大きくなるよね。
ちょっと地価が下がるかもやで。
下がるかもしれないですね。
じゃあ一体日本列島これからどうなるんでしょうか。
専門家の方に分析をして頂いています。
神戸大学教授の巽好幸さんが将来の姿をシミュレーションして下さいました。
ジャ〜ン!隠されていましたけれども。
おちゃめな先生でしたよね。
ジャ〜ン言ってました。
かわいい。
ではどんな予想図なのか後ろのモニターで見て頂きましょう。
ちょっと広がりましょう。
これは楽しみだ。
左側が現在の日本列島。
そして右が将来の姿です。
今から1,000万年後に島とその土台の衝突のみが続いた場合を考えますとこうなっているんです。
これどこが違うか皆さん分かりますか。
ちょっと待って下さい。
駿河湾がない…。
伊豆半島もないんじゃない?伊豆半島もないか。
あっ本当だ!本当だ!伊豆半島もない。
ここ。
これがもしかして…ほんであっこっちか。
ここら辺か。
今指さして下さってるところ拡大して見てみましょうか。
ここですね。
ちょっと三重県も広がってませんか。
これここら辺三重県ですよね。
めっちゃ広がってる。
このように広がるかもしれないと…。
せいじさん京都は?京都は何にも変わってない。
京都は変わんないですね。
和歌山の先っちょがちょっと増えてるぐらいや。
徐々に皆さんのふるさとが広がっていくんではないかという事でございまして日本列島誕生まだまだ続きます。
地球の残りカスがつくった日本の土台。
その上に降り積もった火山灰。
そこに島がぶつかって出来上がった日本列島。
この荒涼とした大地にいつしか植物が芽吹き動物が暮らすようになりました。
日本列島に生き物がどのように住み着いたのか次のコーナーで見てみましょう。
新しくできた島に今度は生き物がどういうふうに住み着いていくのか。
ここも興味があるところで西之島は生き物が住み着く観点からも日本列島誕生の縮図といえる場所なんですね。
生き物と大地の関わりを今度は見ていきたいと思います。
どうぞ!もともと西之島はとっても小さな島でした。
今からおよそ40年前そのすぐ横で火山の噴火が起きました。
新しい島ができもとあった島と合体。
こうしてできたのが旧西之島でした。
小さな島が少しずつ成長する様子は日本列島誕生の姿とも重なります。
ここに生き物たちはどのように住み着いていくのか。
NHKはその様子を記録してきました。
できたばかりの島に最初にやって来たのが…その後島にはグンバイヒルガオなどの植物が生えてきました。
海鳥が種を運んできたのではないかといわれています。
鳥は島に豊かな生態系が生まれる最初の一歩。
欠かせない存在です。
森林総合研究所の川上和人さんも西之島の生態系の変化を追い続けてきました。
今回の噴火が起きる前西之島は世界的にも珍しい8種類の海鳥の繁殖地になっていました。
島の生態系を豊かにする鳥たちが今回の噴火でいなくなってしまうのではないか。
川上さんにとって一番の心配事です。
川上さんは無人飛行機が撮った映像の中に鳥を探していました。
しかし見当たりません。
今見てる限りだとそういうのが見えないんでちょっともうさすがにここまで溶岩が迫ってるっていう状況だともうこの辺いないのかもしんないですね。
諦めかけていたその時でした。
これでもう一回今度またもう一回…。
どれ?波かな…。
見てみましょう見てみましょう。
これは鳥ですね多分。
えっどれ?これちょっと上から見てかなり白っぽいです。
もう一回見せてもらっていいですか。
海の上の小さな白い点。
そうですね鳥ですね。
鳥鳥鳥!鳥だ鳥だ…。
これが島の方へ行くんですね。
方向は島の方ですね。
近くにいるって事か。
いますね。
いたんだ!いやすばらしいすばらしい!ついに見つけた。
鳥らしき影。
背中側から見てかなり白かったので可能性としてはアオツラカツオドリの可能性っていうのがありますね。
日本の中でアオツラカツオドリが繁殖してるのは実はこの島だけなんですよ。
海の上を飛んでいた一羽の鳥。
本当に島に住んでいるのか。
更に低い高度での撮影に挑む事にしました。
よし行ってこい!噴火が続く島で低空を飛ぶ危険に加えてこの日は強い風も吹く悪条件。
果たして無事に帰ってこられるのか。
帰ってくる予定の時刻。
しかし現れません。
一向に姿を見せない無人機。
頭によぎる最悪の事態。
いや〜!来た!よかった…。
無事戻ってきました。
強風の中難しい着陸です。
辛うじて成功。
長年の経験と勘で難しい着陸をなんとか乗り切りました。
早速映像を確認します。
これ何?ああ見えた。
うわ〜!このもっくもく…。
かすんでるんだと思ったら噴煙だった。
とんでもないですね。
僕もかすんでるんだと思ってました。
この日は大量の噴煙が上がっていました。
ここから無人機は高度を大きく下げていきます。
繁殖地があった場所に接近していきます。
果たして鳥は島にいるのか。
ここで川上さんが何かを発見。
画面右側にご注目。
あっ鳥だ!あっいたいたいたいた…!これ多分アオツラカツオドリですね。
飛び立ったって事ですかね。
内陸いたんですよやっぱり。
飛んでいたのはアオツラカツオドリ。
やはり島に残っていました。
すばらしい。
やったね。
やっぱりいたんだ陸のとこに。
いたんだ。
やっぱこの距離だから見えるんですよ。
僅かに残った旧西之島に鳥はまだ暮らしていたのです。
更に映像を丹念に見ていくと次々と鳥が見つかり始めます。
これこれこれこれ…。
カツオドリじゃないですかね。
もう一羽いますね。
2羽いる。
翼黒くて頭のちょっと白い…。
多分カツオドリじゃないかと思いますね。
更に…。
海を追って…。
いますね。
いますね。
いますね。
これこれこれこれ…。
何?カツオドリ?いやちょっと逆光でね分かんないですね色は。
映像をよ〜く見てみるとあちこちに鳥が映っていました。
確認できただけで14羽。
激しい噴火にもめげず鳥たちはこの島にとどまっていました。
いるんですよだからちゃんと。
よかったよかったよかった。
無理したかいがありました。
感動しちゃいました。
正直こんだけもう噴火もあれだけあって周り中もうもうと…。
何て言うか熱い所がある訳ですよね。
それでもなおちゃんとあそこの大地が自分たちの住み場所だっていうふうに認識してて見捨てないっていう事に僕は…何て言うかな執着心に感動しましたね。
(拍手)何か感動ですね。
感動的だね。
最初のVであの名人の人が見つけたから2回目も飛んだんやろ。
あの人がスルーしてたら2回目なかったやんかなあ。
よう見つけてくれたであの人。
一番奥で見てた人。
すごい!VTRに登場した川上さんもあんなに興奮していましたけれど。
でも研究者をあそこまで興奮させるには理由があるんです。
鳥が実は島の生態系にとって特別な生き物だからなんですよ。
鳥が植物の種を体につけて運び込んできます。
そしてフンをすればそれが土になりますよね。
つまり島の生態系の起点が鳥なのではないかと川上さんは言っているんです。
え〜知らなかった!鳥って大事なんですね。
大事なんですよ。
かつての日本もそうだったって。
そういう事になりますよね。
だけどその大切な鳥の巣がピンチなんじゃないかっていうニュースがちょっと入ってきまして。
今度大画面もう一回ちょっとご覧頂きましょうか。
もう一回じゃあ広がりますね。
どういう事?どういう事?どういう事か。
和久田さんお願いしますね。
さあご覧下さい。
先週12月25日に海上保安庁の飛行機が撮った写真です。
この右下の部分が鳥がいた場所なんですね。
灰色の所ありますね。
あれっちっちゃくなってる?そうなんですよ。
…でこれ12月25日の時点。
ちなみに私たちの無人飛行機が飛んだ12月6日の時点ではこのような状態だったんですね。
さあ比べてみて今どうなっているのかちょっと拡大をしてみましょうか。
あ〜そうか。
どうでしょう?皆さん。
だいぶちっちゃくなってる。
そうなんです。
溶岩が上から…。
溶岩が迫ってきてかなりの部分がのみ込まれてしまったんですね。
この勢いだったらもう全部すぐのみ込まれますよね。
これ別の角度からもう一度見てみましょう。
鳥たちどうなっているんでしょうか。
さあこれ見て下さい。
上に何か見えませんか?あっ何か点々って…。
えっウソ。
あれ鳥?そう!あれですか?白いものが3つ見えますよね。
これこの正体何なのか川上さんに聞いてきました。
すると…注目です。
よかった〜!3つとも同じ方向を向いて飛んでいる。
これが海鳥の習性という事なんですね。
もし溶岩がこれ以上来てしまっても大丈夫です。
島の南側には冷えて固まっている部分がありますのでそこに逃げてなんとか頑張ってほしいと川上さんはおっしゃっていました。
またちょっと皆さん集まって頂いて…。
いや〜だけど目代さん本当でもいろんな事がこの西之島を通じて分かってきましたね。
今回新しい技術ですね。
4Kカメラであったり前半にお見せ頂いたマルチコプターとか。
ああいうような新しい技術を使う事によって今まで見えてなかったものが見えるというのが一つすごい事だと思います。
あとこの西之島まさに今新しい土地ができている場所ですのでこういったものを科学者はちゃんと記録して分析して新しい地球のでき方というものをみんなで考えていきたいというふうに考えています。
継続して見ていこうという事なんですね。
はい。
さあこうやってまあ日本列島の誕生をずっと振り返ってきたんですけどどうですか?はしのさん。
どういうふうにご覧になりました?今回。
私鹿児島出身なので桜島の灰で結構大変だったりするんですけどでも今回の事で灰も役に立ってるんだなと…。
ほっとしました。
あのきれいな景色は。
せいじさんいかがですか?僕はいまだに衝撃なのが青森の海きれいすぎじゃないですか?あれ何?あれ。
コントラストがね。
すごかったよねあれ。
是非行ってみて下さい。
行ってそういう景色にも感動して頂いて。
足立さんは?こうやって日本ができたんだというのを知れてすごいよかったなって思いました。
何万年後でしたっけ?静岡が大きくなるの。
我が地元静岡がね。
頑張ってそれまで生き続けようと思います。
西之島っていう島がこの日本にある事がすごい誇らしいなと思いましたね。
これからすごい楽しみです。
日本列島更に皆さん好きになって頂けましたかね。
今まさに土地がつくられている大地がつくられている西之島。
そして全国各地の絶景に刻まれた日本列島誕生のドラマ。
私たちの足元の大地には壮大なドラマが隠されています。
NHKではこれからも西之島を撮影し続ける予定です。
その成果は夏頃に特集番組でお伝えしたいと考えております。
是非皆さん楽しみにして頂きたいと思います。
皆さんありがとうございました。
さあ2015年今年も皆様にとってよい一年になりますように。
2015/02/23(月) 00:55〜02:10
NHK総合1・神戸
日本列島誕生〜大絶景に超低空で肉薄!〜[字][再]

日本列島は、どのように生まれ変化してきたのか。激しい火山活動が続く小笠原諸島の西之島や各地の絶景を無人飛行機など特殊な空撮で捉え、列島誕生の歴史とロマンに迫る。

詳細情報
番組内容
4枚のプレートがひしめく日本列島。大変動の大地は、どのように生まれ変化してきたのか。プレートの沈み込みが作り出した絶景をマルチコプターなどの特殊な空撮で捉え、日本列島の成り立ちをひも解く。最大の見どころは小笠原諸島の「西之島」。火山活動が活発で島への接近は禁止されているが、無人飛行機での4K撮影で初めて全容が明らかになる。日本列島の大地の豊かな表情を見つめながら、誕生のロマンに思いをはせる。
出演者
【出演】トータルテンボス,はしのえみ,千原せいじ,原幹恵,足立梨花,【解説】ジオ博士…目代邦康,【司会】小田切千,和久田麻由子

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
バラエティ – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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