(寅次郎)父上。
ご心労をおかけ致しました。
(百合之助)まあともかく…風呂に入れ!
(滝の笑い声)安政2年12月寅次郎は野山獄から出る事を許された。
ペリーの黒船に乗り込んでから1年8か月の月日が流れていた。
おっ?敏三郎か!大きゅうなったな。
あっ兄上は?・
(亀)そろそろ寝かせてやって下さいませ。
(梅太郎)おおかわいいのう豊。
父上でちゅよ。
ベロベロバ〜。
ほら。
兄上のお子ですか?
(亀)ひとつきほど前に。
女の子でちゅ。
(滝)せわぁない。
あ〜フフフ。
(伊之助)戻ったぞ。
(寿)お帰りんさい。
寅兄には会えましたか。
ああ。
相変わらず勇ましい事を言うておった。
回想私はやる。
21回やる。
猛々しい事をか。
すでに3つなしたからあと18回じゃ。
今頃家の者と久々の夕食を共にしちょるじゃろう。
あっお手紙が届いてましたよ。
椋梨様から。
回想
(椋梨)あやつは確かに逸材なれど危うい。
寅次郎を見張れ。
(宮部)「海防臆測」。
禁書ですから取り扱いにはくれぐれも…。
(玄瑞)読みました。
えっ?ほかの本はございませんか?後に日本の尊皇攘夷運動の先頭に立つこの男…そう焦るな。
まずは酒でも飲む…。
宮部先生に会いに来たんは一刻も早う夷狄を打ち払うすべを学ぶため。
打ち払うすべを学ぶため?長州には吉田寅次郎殿がおるではないか。
吉田寅次郎?杉家の僅か3畳半の一室で寅次郎の謹慎生活が始まった。
(文)退屈やろね。
旅するんが誰より好きな寅兄様やのに…。
(鈴の音)手紙?寅兄に?
(玄瑞)「久坂玄瑞と申します。
見ず知らずの者からの手紙をお許し下さい。
宮部鼎蔵様があなた様を天下の豪傑だと称賛しておいででした。
あなた様のご意見を賜りたく筆を執りました。
弘安の役の頃は元の皇帝の国書があまりに無礼だと日本は決然と使者を斬りました。
今こそこれにならい異人を斬るべきです」。
面白い。
まことに面白い。
回想
(久子)分かち合う…。
そういう場所があったら楽しいでしょうね。
優れた学問所のような。
(テーマ音楽)・「愚かなる吾れのことをも」・「友とめづ人はわがとも友と」・「吾れをも友とめづ人は」・「わがとも友とめでよ人々」・「吾れをも友とめづ人は」・「わがとも友とめでよ人々」・「燃ゆ」塾を開いてみませんか?塾?外に出られんのならここに人を呼んで教えるんです。
兄上はええ先生になると思います。
みだりに人の師となるべからず。
みだりに人を師とするべからず。
えっ?まあ生徒もおらんのでは先生になりようもない。
お弟子さんはうちが見つけますから。
小さい子の読み書きから孔子孟子孫子の講義まで。
兄のお話は面白うてきっとためになると思います。
へえ〜。
あっおすみさんのお兄様たち。
もしよかったら兄の塾に入りませんか?
(すみ)お文さんの兄上様に教えて頂いたら少しは賢うなるんでは?
(九一)大きなお世話じゃ。
残念だがわしは江戸行きが決まりそうなんで…。
(靖)兄上。
はっきりと申し上げたらよかろう。
罪人の塾で学ぶ事などないと。
もう結構です。
あのそれって…。
あの吉田寅次郎様が黒船の話とかして下さるっちゅう事ですか?お望みとあらば。
お安くしておきます。
あと握り飯とお漬物つき!まことでございますか!イッテ!
(母)バカ言うちょるんじゃないよ。
魚屋が黒船の話を聞いてどねぇする!?ほら行くよほら!いけんかね?
(稔麿)いや…あの…。
いけんちゅう事はないが…。
(ふさ)兄上顔赤い〜。
せわしい!痛っ。
学ぶんなら明倫館と決めておる。
明倫館にはうちのような軽卒の家では行けんのですよ。
実は組頭様が私に目をかけて下さって思い切ってお願いしたところ明倫館で学べるようご推挙下さるようです。
それってまことですか?稔麿。
(稔麿)はい。
(イク)ほうですか。
あんたの願いがかなうんじゃね。
ごめんくださいまし。
彦介さん…。
どこまで物覚えが悪いんじゃお前は!はあ…一人も誘えんかった。
(寅次郎)文!はい。
ちいと使いを頼む。
・
(詩吟で)「わざならず。
天下を治めるわざなるや」。
あっ!回想何だ。
異国船が来るなんてただのうわさやったんやない。
呪われとる。
神社のおみくじいつ引いても凶が出る。
大丈夫?あっ。
何か?あの…覚えておられない?何か?前に一緒に黒船を見に…。
何の事でしょう?あの…この辺りに久坂玄瑞様のお宅は…。
久坂玄瑞は私だが?吉田寅次郎の妹文と申します。
兄からの返事を預かってまいりました。
お待ち申し上げておりました。
返事を書きますのでしばしお待ち頂けますか?あの…今度兄が塾を開きます。
今塾生を募っておりましてご興味がありましたら…。
(寅次郎)「久坂生の文を評す。
君の考えは軽薄で浅はかだ。
異人を斬るなら最初に来た時にするべきで今では全くもって遅すぎる。
弘安の役など昔の死んだ例をとって今の事変に当てはめる考えがまず浅い。
事を論ずるには自分の置かれている立場から論ずるべきだ。
今の君は医者だ。
医者なら医者の立場で何ができるか考えろ。
自分の置かれた立場も考えず偉そうに天下の大計を論じ口先ばかりで何もしないようなやつを私は最も憎む」。
憎むって…。
あっあの…あのですね…。
(深呼吸)近日中にお返事を差し上げますとお伝え下され。
分かりました。
では…。
方々本日はご参集かたじけなく存ずる。
これからはもっと我が藩の物産を売らねばなりませぬ。
そのためにはご一同のお力がいり申す。
(小声で)狸じじいが白々しい。
挨拶を済ませたらすぐに帰るぞ。
それから一つ申し上げる事が。
こたび小田村伊之助に諸事手伝いを任せる事に致しました。
以後お見知りおきを。
どういう事じゃ?
(椋梨)伊之助これへ。
伊之助!ごめん。
おい!まことか!若輩者ではありますがよろしくお願い致します。
こちらこそ。
椋梨様失礼つかまつる。
どういう事じゃ周布。
小田村寝返ったっちゅう事か。
「長い物には巻かれろ」か。
節操のない。
・まあすてきな帯。
どちらで?呉服町の伊勢屋で。
あらすてきね。
そちらのかんざし華やかですこと。
あの…。
安物ですわ。
お恥ずかしい。
あの!お招き下さりありがとうございます。
小田村伊之助の妻でございます。
よろしくお願いします。
(一同)…よろしくお願い致します。
見ました?あの方の装い。
つむぎ。
あの紅も。
女郎ではあるまいし。
お里が知れますわね。
(美鶴)皆様。
本日はお香の会にお集まり下さいましてまことにありがとうございます。
あら。
そのお着物…。
ぶ…不調法で…。
なんてかわいらしい格子柄。
えっ?まことによい色合わせ。
そう思いませんか?皆様方。
ええ…。
よくお似合いよ。
かわいらしい方。
(美鶴)小田村様を取り込んで何が狙いですの?
(椋梨)周布にくみする一派が力をつけてきておる。
結び付きを乱すためには疑心暗鬼の種をまけばよい。
悪い人。
伊之助の嫁と親しゅうなったようじゃな。
いいえ。
嫌いですよ田舎くさい若い娘は。
ハハハハ…お前にはかなわん。
兄上!何故あのような失礼な手紙を。
久坂玄瑞の様子は?大層ご立腹にございます。
そうかそうか。
ハハハ。
どういうおつもりで久坂様に…。
(鈴の音)お返事来たの?久坂様から?
(寅次郎)どれどれ。
(玄瑞)「異人を斬るにはすでに遅いとおっしゃるがならば負けると知りながら何も手を打たないというのか。
川の堤防が決壊してしまったあとでは水の流れをせき止める事はできない。
今速やかに異人を斬るべきと論ずる事がどうして浅はかだというのか。
医者の立場から論じろと言うが言われるまでもなく医者としてしか生きられない自分の立場に私自身憤慨に堪えない。
立場を超えて国を思う気持ちを語ったのに罵詈雑言で返してくるとは失礼極まりない。
宮部殿があなたを称賛したのも私があなたを豪傑だと信じたのもどうやら誤りだったようだ」。
ハハハハなるほど。
兄上。
早う謝るべきかと。
(寅次郎)ああ…そうじゃのう。
早く!ごめんなさいの手紙!そうじゃな。
返事を書かねばな。
ひとつきばかりたってから書くとしよう。
兄上!このころ和親条約を結んだアメリカよりハリス総領事が下田の玉泉寺に到着していた。
(英語で)返事が!来ん!吉田寅次郎め!
(玄機)代々久坂家に伝わる刀じゃ。
医者の俺には無用なもの。
お前が武士になった時この刀を使うてくれ。
稔麿さんは久坂玄瑞様とお知り合いですよね?久坂玄瑞?ああよう知っとる。
どのようなお方なんですか?医者の家に生まれたくせに武士になりたいと言うておった。
じゃが15の時に相次いで親兄弟を亡くして父母そして兄も。
えっ…。
結局兄の代わりに医者の家を継ぐ事になった。
医者坊主ってからかわれるとすぐ激高して殴りかかってきよる。
それじゃあ今は…。
天涯孤独。
ここ何年かは一人籠もって学問ばかり。
(玄機)おおこれはようできとる。
よう一人で頑張ったな。
玄瑞お前は学問に向いとる。
藩医の仕事は兄に任せろ。
お前は大いに学問して立派な武士になれ。
はい!天涯孤独は気の毒じゃが…。
私が藩医を継ぐという事ですか?医者として生きろと?江戸から「海上砲術全書」を取り寄せてもらいたいんじゃが。
いい加減お代を頂戴せんとお受け致しかねます。
そこをなんとか。
医学を学ばれとるとお聞きしましたがどうしてそねに兵学書ばかりお求めに?この本は?
(店主)高杉小忠太様がご子息の学問のためにと江戸から。
高杉?晋作の…。
ご存じで?まあ…。
なら話が早い。
お借りすればよろしいじゃありませんか。
おう久坂。
また懲りずに女遊びか。
その…貸本屋にお前の本が…。
また父上か。
売って飲み代にするか。
(遊女)いいわね。
どうじゃ?お前もたまにはつきあえ。
くだらん。
おい。
本の虫。
仙人じゃあるまいし生身の女を抱いてみろ。
ものの見方が変わるぞ。
決まりじゃ!お二人様ご案内じゃ。
毎度ごひいきに。
くそったれが!
(遊女)ええ事しましょ。
(晋作)つまらん。
つまらんくて死にそうじゃ。
・久坂様!吉田様からご書状が来ておりますよ。
何を今更…。
(寅次郎)「返事が遅くなりましたが決して怠けていた訳ではありません。
君はすぐに頭に血が上って大きな事を言う人のようなので待っていたんです。
そろそろ頭は冷えましたか?」。
何じゃと?「さて今や幕府はすでにアメリカロシアの二国と和親条約を結んだのですからこちらから国交を断つべきではありません。
あなたの言うようにつまらない昔の例にならって外国の使節を斬って気晴らししても無意味です。
あなたの意見に一つとしてみずからの実践から出たものはなく一語として空論でないものはありません。
大いに残念」。
久坂様から手紙。
おおそうか。
どれどれ。
(久坂)「あなたが何と言おうと国を守るためにまずなさねばならぬ事は異人を倒す事だ!それによって戦う覚悟を日本人の心に刻み込み士気を高める事ができるのだ!空論と言いたければ言えばいい!」。
すばらしい。
これはすばらしい。
そんな事言うとる場合ですか!更に怒らせてしもうたやないですか!兄上。
ご存じないと思うけど久坂様のおうちは…。
のう文。
どんな顔をしとるかのう?この若者は。
えっ?俺はここから出られん。
出向く訳にもいかん。
寅兄様はやり過ぎです。
久坂様の家のご事情も知らんで。
十も年下の若者と手紙で合戦か。
はあ…本当大人げないんやから。
寅兄人を教えるのに向いとるって思うたけどそうでもないんかも。
やはり小田村の兄様がいて下さらんと。
うん?兄上が塾を開いたら一緒に手伝うて下さいますね?何じゃ。
困って泣きつきに来たんか?だってうちだけでは寅兄様を扱いきれません。
のう文。
俺はもう関われん。
えっ?明倫館での勤めが忙しゅうなるんじゃ。
寅次郎に会う事も減るじゃろう。
そんな…兄上がいなくては…。
寿姉様。
どうされたん?そのお着物。
椋梨の奥方様から頂いたの。
そのようなものを勝手にもろうてきたら困る!
(寿)せっかくのご厚意をお断りできませんもの。
紅を買うてまいります。
篤太郎おいで。
文。
はい。
俺をあまり当てにするな。
えっ?もう助けてやれん。
異人の顔じゃ?くだらん絵ばっかり描いてから!やめてくれえや母ちゃん!俺見た事のないもんが見たい!描いた事のないもんが描いてみたいんじゃ!魚屋が絵描いてそれでおまんま食えるんか!
(彦介)「周には庠といい学は則ち三代これを共にす」。
何を得意げに…。
えっ?寅次郎なら5歳でやってのけた。
はい。
何故入門できませぬか?すまん。
いろいろ手は尽くしたんじゃがやはり明倫館は軽卒の身で学べる所ではなかった。
許せ。
文句ばっかり言わんの!行くよ。
ごめんください。
あの…よかったらこれ。
握り飯です。
梅干しとおかか。
バカにしとるんか?ぼろ住まいやから飯も食えんのであろうと。
そねなつもりでは…。
何の用じゃ?兄とぜひじかに会うて頂きたいんです。
何じゃと?兄はふだんはあんな失礼な手紙を書くような人物ではございません。
きっと行き違いがあったんです。
もしよろしければ手紙よりいっそ我が家にいらっしゃいませんか?吉田殿とはこれきりじゃ。
どんな立派な人物かと思うたら世間の評判どおり取るに足らん浅はかな男。
おまけに底意地が悪い。
伝えてくれ。
もう二度と俺に便りなどよこすなと。
またそうやってお一人に戻るんですか。
・穴蔵に閉じ籠もってお一人で学問をするんですか。
女と話をしとる暇はない。
ああ怖いんですね?兄が。
日本全国旅して黒船まで乗って異人と会うた事もある兄が。
怖いんですね。
大体異人を斬るとか斬らんとかそねな物騒な事いきまいて言うんはどうなんですか?子どもじみてます!医者坊主。
今何と?手紙だけなら何とでも虚勢張れます。
本当は怖がっとったとしても。
医者…坊主…?怖いんでしょ。
医者坊主ですもの。
武士ではございませんし。
何じゃと!?怖くないと言うんならうちの兄と戦うてみたら?この医者坊主!女に手は上げん。
じゃからお前の兄を斬る!えっ?えっえっ?どうしようどうしよう。
どけ!兄上斬られる!待って!誰か!すいません!お文さん?誰か!久坂?止めて!寅兄…寅兄斬られる!斬られる!止めて下さい!止めて!出てこい!吉田寅次郎!ん?何じゃ?出てこい!たたき斬っちゃる!久坂殿!何をなさる!?やかましい!うわっ!何するんじゃお前こら!あんたら人んちの前で何やっちょる…。
やかましいわ!誰じゃわれ!われこそ誰じゃ!と…敏止めて!ええから早う!止めて!やめて!出てこい!吉田寅次郎!たたき斬っちゃる!やめて!えっ…?お前…何じゃそれ?そねなもんで寅次郎兄の事斬るつもりやったんか?
(笑い声)バカにしくさって!お前らにゃ分からん!そうじゃ!木刀じゃ!木刀の何が悪い!医者坊主は刀も持てん!
(刀をつかむ金属音)
(寅次郎)久坂玄瑞君。
初めまして。
吉田寅次郎と申します。
あなたには聞きたい事が山ほどあるんです。
宮部殿はお元気でしたか?私塾を開くそうですが人をバカにするだけバカにするあなたのご講義がどれだけ立派なもんかひとつ聞かせて頂こう。
僕は講義などするつもりはありません。
そうですね…。
もしも塾を開くならどちらかというとあなたに教えて頂きたい。
バカにしくさって。
なぜなら僕はあなたほど優秀な若者を知りません。
その年で昔の書物に驚くほど通じ実に賢明です。
何より自分の身を犠牲にしてもこの国のために働こうという心意気を持っている。
純でまっすぐなまことがある。
これだけの才を持った若者はほかにはおらんでしょう。
(寅次郎)失礼ながら手紙のやり取りからあなたの誠意が分かりました。
言葉と行いが一致すればもう君にかなう者はいません。
君のような若者がいればこの国の未来は明るい。
お家の事情存じています。
家の事を言うな。
兄上の玄機殿は藩医でありながら兵学にも通じた大変立派な方でした。
かつて僕は藩の兵学師範を務めておりました。
幼少より兵学者となるべくお家がすべて計らって下さいました。
しかしあなたは違う。
若くしてご両親を失い兄玄機殿を失い何の後ろ盾もない中でこれだけの精進を重ねてこられた。
医者でありながらただ国の事を思うゆえに。
孤独にも負けずひたすらに励んでこられたんでしょう。
よう一人で頑張ってこられたな。
言うておきますがだまされませんよ。
あなたが…あなたがどねな言葉を連ねようとあなたの塾になど入るつもりはありませんから。
私は…ただの医者です。
門弟をお求めならほかをお探し下さい。
妹に「先生になっては?」と言われ考えました。
あなたとの手紙のやり取りで思った。
やはり僕に教える事はできません。
楽しかった。
これがええ。
こういうんがええ。
どうです?僕は教える事はできませんがよかったら共に学びませんか?友人として。
私は…。
友人と学ぶんに身分や立場などどうでもええ事。
もちろん講義ではないんで謝礼など無用。
それから握り飯つき。
えっ?ご覧のとおりたった3畳半しかありませんが。
あの…。
ごめんなさい。
いろいろとひどい事…。
どうしても寅兄とあなたを会わせとうて。
それに…そのお顔。
やっと会えました。
一緒に黒船を見に行った聞かん気の人に。
あん時な…。
えっ?あん時引いたおみくじ。
大吉やったぞ。
まずは君の考えを聞かせて下さい。
僕は百姓が国の政に関わるなど到底無理だと思います。
アメリカではなぜそれができているのでしょう?
(寅次郎)久坂君!君はどう思いますか?皆さんごはんですよ。
おお〜。
この時誰が信じただろう。
この3畳半の私塾が日本の明治維新の原動力になると。
そしてもう一人。
ごめん!高杉晋作と申す。
(晋作)吉田松陰め。
倒せ言うから倒したんじゃ。
(梅太郎)こりゃえらい方が来てしもうた。
(玄瑞)お文さんに何をした!?
(晋作)何じゃいきなり!?何するそか!?罪人はしょせん罪人。
許された訳ではない。
人生がつまらんのはお前がつまらんからじゃ!ご期待下さい。
バカったれ!
吉田松陰を祭った松陰神社。
境内には杉家の旧宅が残っています
安政2年松陰は杉家で幽閉の身となりました。
そして3畳半のこの部屋で家族や知人を集め講義を始めたのです。
松陰はここを「人たるゆえんを学ぶ場」と記しています
講義を聞く人が増えたため納屋を改修し叔父の玉木文之進の松下村塾を引き継ぎました
松陰のもとには昼夜を問わず塾生たちが訪れ活発に議論を繰り広げました
この松下村塾から久坂玄瑞や高杉晋作らが巣立ち新しい日本の礎を築いていくのです
2015/02/22(日) 20:00〜20:45
NHK総合1・神戸
花燃ゆ(8)「熱血先生、誕生」 日本一の塾生はこう育つ▽大河ドラマ[解][字][デ]
出獄した寅次郎(伊勢谷友介)のために、文(井上真央)は家で塾を開き、若者に学問を教えることを思いつく。生徒集めに奔走する中、文は久坂玄瑞(東出昌大)と再会する。
詳細情報
番組内容
出獄し杉家に帰ってきた寅次郎(松陰・伊勢谷友介)。謹慎処分のため部屋に籠もるばかりの兄を見、文(井上真央)は家で塾を開き、若者に学問を教えることを思いつく。生徒集めに奔走する文だが、罪人の塾では一人も集まらない。そんな中、文はかつて黒船を一緒に見に行った久坂玄瑞(東出昌大)に再会。玄瑞は国の未来を危惧し、必死に勉強していた。寅次郎に意見の手紙を送るが、寅次郎の返事は、玄瑞を激怒させる。しかし文は…
出演者
【出演】井上真央,大沢たかお,伊勢谷友介,東出昌大,高良健吾,原田泰造,優香,久保田磨希,森永悠希,瀬戸康史,要潤,大野拓朗,内野謙太,冨田佳輔,北見敏之,ビビる大木,内藤剛志,檀ふみ,奥田瑛二ほか
原作・脚本
【脚本】大島里美
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
ドラマ – 時代劇
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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日本語(解説)
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