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●増税・資材高騰 想定せず
(03/04 18:58)
青森市の財政問題。青森市は市役所庁舎建て替えに絡み、消費税の増税や資材の高騰などを想定していないことが分かり、市議会から厳しい声があがっている。
青森市総務部の嶋口部長は市議会一般質問で答弁し、市役所庁舎建て替えの事業費は設計の段階で消費税の増税や資材の高騰分などを盛り込む考えを強調した。
市役所庁舎建て替えの事業費は消費税8%で100億円。
2017年4月に予定されている消費税10%への増税分を単純計算すると2億円増えることになる。
2020年の東京オリンピックに向けてすでに資材も高騰しており、事業費の増加は避けられないと見られている。
市側は今月中に設計を始める予定だが、議員からは設計自体も検証すべきという声があがっている。
青森市の大規模事業をめぐっては青森駅周辺整備の事業費が124億円と当初より42億円、1.5倍増える見通しが示されたばかりで、他の会派からも市の財政運営自体に疑問を呈する厳しい意見が相次いだ。
青森市は経費の圧縮に努める方針を強調するが、2019年度には市の貯金がマイナスになる見通し。
それぞれ100億円規模となる青森駅周辺整備と市役所建て替えの2つの大規模事業で見えてきた青森市の甘い財政見通しに、議会からの厳しい声は収まらない状況が続く。
●「特A」の品質保て
(03/04 18:56)
この春から本格的に作付けが始まる「青天の霹靂」。栽培を指導する担当者の研修会が青森市で開かれ、特Aレベルの味を維持するための基準や栽培方法を確認していた。
県庁で開かれた「青天の霹靂」の研修会には農協や県の地域県民局など、栽培指導の担当者を中心に30人が参加した。
この中で県農林総合研究所の担当者が「青天の霹靂」の栽培マニュアルをもとに味に影響する水田の土の成分を基準通りにすることや、適期の収穫を徹底するなどの注意点を説明した。
参加した人たちは特Aレベルの味を維持するための基準や注意点を確認していた。
「青天の霹靂」はおいしさと品質を保つため県産米では初めてたんぱく質の含有率が基準に満たない場合、「青天の霹靂」として店頭販売できないといった出荷基準が設けられている。
●弘前公園 4月22日
(03/04 18:54)
ことしの桜の開花予想。民間の気象予報会社によると弘前公園のソメイヨシノの開花は来月中旬からの気温が高めと予想されていることから、いつもの年より早い4月22日と見られている。
桜の開花予想は民間の気象予報会社「ウェザーニューズ」が過去の桜の開花や今後の気象状況をもとに発表した。
それによると弘前公園のソメイヨシノの開花は4月22日と予想されている。
これは来月中旬から気温の高い日が続くと予想されていることから、過去5年間の平均の開花日に比べ3日早くなっている。
また青森市の合浦公園も22日、八戸市の三八城公園が24日、五所川原市金木町の芦野公園とむつ市の早掛沼公園が28日と予想されている。
県内では大型連休の前半に見ごろを迎える桜の名所が多くなりそうで、弘前公園の満開は4月27日頃と見られている。
ウェザーニューズの次の開花予想は今月11日に発表される。
●いじめ対策に全力
(03/04 18:52)
八戸北高校の女子生徒が亡くなった原因について県の調査部会は再調査の結果、「いじめとの間に一定の因果関係があった」と結論付けた。「直接的な因果関係はなかった」と報告していた県教育委員会は再調査の結果を重く受け止め、いじめ対策に全力をあげて取り組むことにしている。
これは3日夜開かれた県教育委員会の臨時会で中村教育長が述べたもの。
県のいじめ調査部会の再調査によると去年7月、八戸沖で死亡した八戸北高校の2年生の女子生徒に対し無視したり、嘲笑するなど8つのいじめがあったと判断した。
そのうえで亡くなった原因はいじめなどのストレスで女子生徒の摂食障がいが重症化したことをあげ、いじめとの間に一定の因果関係があったと結論付けた。
これは去年12月に県教育委員会の第三者機関、いじめ防止対策審議会がまとめた「いじめとの因果関係はなかったと」とする報告と違う結果となった。
このため県教育委員会は再調査の結果を重く受け止め、4月から生徒の相談を受けるスクールソーシャルワーカーの人数を現在の2倍に増やすなどして、いじめ対策に取り組むことにしている。
また八戸北高校の福地校長は「当時の学校の対応は結果として不足だった」と学校側の責任を認め、再発防止に取り組みたいと述べていた。
いじめ問題に詳しい青森中央学院大学の丹藤進教授は「教育現場だけでなく、社会全体で子どもを見守る環境作りが大切」と話している。
いじめの防止に向け、県教育委員会や学校、それに社会が一体となった取り組みが急がれている。
●雪貯蔵りんご掘り出し
(03/04 18:50)
岩木山ろくの雪の中でひと冬貯蔵したりんごの掘り出し作業が行われた。ことしは初めて京都の青果会社からの注文もあり、関係者は販路拡大に期待を寄せている。
掘り出し作業が行われたのは岩木山のふもとにある弘前市十腰内の農場。
つがる市などの農家で作る「岩木山雪蔵りんご会」の人たちが高さ4メートルの雪山を重機で崩し、2か月半貯蔵していたりんごを掘り起こした。
4日掘り出したのは「サンふじ」80個入り220箱で、ことしはジュースなどの加工用もあわせるといつもの年の2倍の660箱を貯蔵した。
気温0度の天然の冷蔵庫で貯蔵したりんごはみずみずしい食感とさわやかな甘さが特長で、ことし初めて京都の青果会社からも注文が入った。
4日掘り出したりんごは「雪貯蔵りんご」というブランド名で青森市や東京の百貨店などで販売される。
●特殊詐欺被害相次ぐ
(03/04 11:54)
特殊詐欺の被害が相次いでおり、青森市と弘前市の女性2人があわせて475万円を騙し取られた。
ことし1月頃、青森市に住む80歳代の女性宅に不審なパンフレットが届いたあと、銀行員を名乗る男から電話で内容を聞かれた。
その後警察や弁護士を名乗る男から電話があり、「パンフレットの内容を教えるのは犯罪で、金を支払えば逮捕されない」などと言われた女性はあわせて350万円を振込み、騙し取られた。
また去年12月と今月2日、弘前市の20歳代の女性がインターネットの架空請求であわせて125万円を騙し取られた。
ことし県内の特殊詐欺被害は14件・3637万円と、過去最悪だった去年の同じ時期を7件・2609万円上回っている。
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