トップ > 一面 > 記事一覧 > 記事

ここから本文

一面

神男求め熱狂の渦 国府宮はだか祭

威勢のよいかけ声とともに神男に触ろうともみ合う裸男ら=3日夕、愛知県稲沢市の国府宮で(田中久雄撮影)

写真

 厄払いを願う男たちが激しくもみ合う「国府宮(こうのみや)はだか祭」が三日、愛知県稲沢市の尾張大国霊(おおくにたま)神社(国府宮)で行われた。

 下帯姿の裸男たちが昼ごろから、ササを束ねた儺追笹(なおいざさ)を神社に奉納した。午後五時二十分すぎ、世の厄を一身に背負うとされる祭りの主役・神男(しんおとこ)の整体師木村政人さん(33)=同市小池=が参道に現れると祭りは最高潮に。裸男たちのもみ合いが始まった。小雨が降り始め、熱くなった肌で湯気となり、境内を包み込んだ。

 男たちの「渦」から、神男が境内の儺追殿(なおいでん)に引き上げられたのは午後六時十分ごろ。参拝客からひときわ大きな歓声が起こっていた。

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索