【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が4日発表した2月末現在の外貨準備高は3623億7000万ドル(約43兆3900億円)で、前月末に比べ1億8000万ドル増加した。
ドル高により韓国が保有する外貨資産のうちユーロや英ポンドなどのドル換算額が目減りしたため、外貨準備高は昨年7月の3680億3000万ドルをピークに減少傾向にあった。韓国銀行は今回増加に転じた要因について、先月もドル換算額は減少したが、外貨資産運用収益が増えたためと説明した。
外貨準備高の91.8%を占める有価証券は2月末現在、3325億4000万ドルで前月より20億8000万ドル減少した。預金は199億7000万ドルで22億4000万ドル増加した。国際通貨基金(IMF)特別引き出し権(SDR)と、IMFリザーブポジションはそれぞれ1000万ドル増加した。金保有は2013年2月から変動がなく、47億9000万ドルだった。
韓国の外貨準備高は1月末現在、世界7番目の規模となっている。1位は中国の3兆8430億ドルで、日本(1兆2611億ドル)、サウジアラビア(7345億ドル)、スイス(5854億ドル)、台湾(4159億ドル)、ロシア(3762億ドル)と続いた。