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英に逸材16歳「夢は日本のフル代表」
サイ・ゴダード(3月18日)
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【プロ野球】江越がプロ初弾2015年3月4日 紙面から
◇阪神5−3ソフトバンク長距離砲の本領発揮や!! 阪神・ドラフト3位の江越大賀外野手(21)=駒大=が3日、ソフトバンクとのオープン戦(丸亀)の2回、中越えに特大の1号2ラン。昨年の日本シリーズで煮え湯を飲まされた大隣に強烈な一撃を食らわした。球団新人選手のオープン戦本塁打は鳥谷以来、11年ぶり。開幕1軍へ視界が開けた。 江越が、こんぴらさんへ一直線に放物線を描いた。四国Cスタ丸亀のこけら落とし。記念すべき1号は背番号25のフルスイングから生まれた。雨中の2回だ。大隣の変化球をたたいた大飛球は、金比羅宮の象頭山を背後に望むバックスクリーンへズドン。ドラフト3位の新人がタカのエースからプロ初弾をかっ飛ばし、開幕1軍を視界に捉えた。 「下半身を使って打つことを意識していたし、下を使えないとあのコースには飛ばない。調子が悪かったら反応できないと思う」。相手は、昨季日本シリーズで7イニング3安打無失点に封じられた難敵。大一番で主軸がほんろうされた宝刀スライダーを1球で仕留めたのだから価値がある。 宜野座の1軍キャンプに抜てきされ、沖縄滞在中の対外試合で23打数7安打3打点。打率・304を残したが、2月28日の練習試合オリックス戦(安芸)で4タコ2三振と消沈した。和田監督は結果以上に、その内容を危惧。翌日、西武との練習試合が雨天中止となると、左肩の開きなどを助言した。4回には同じく日本シリーズで苦杯をなめた武田から右犠飛。計3打点の江越は「教わったことを意識してやったら結果が出た。継続したい」と感謝した。 「いつか新井貴浩さんのように本塁打のタイトルをとりたい」。昨年12月、都内で開催された駒大野球部の優勝祝賀会に出席した江越は、同門の先輩を遠巻きに眺め、そんな希望を口にしていた。球団新人のオープン戦弾は鳥谷以来、11年ぶり。讃岐で奏でたメモリアル弾の副賞はぶっかけうどん50人前。「いただく…と思います」。タカの大物を平らげた江越が、開幕まで猛アピールを続けていく。 (吉田 風) PR情報
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