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【プロ野球】

由伸&井端39歳コンビが大谷打ち

2015年3月4日 紙面から

1回2死二塁、右前に適時打を放ち大西コーチと話す井端(中)。一塁手中田=札幌ドームで(岩本旭人撮影)

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◇巨人5−4日本ハム

 開幕投手に決まっている日本ハムの大谷は6四球を与え、制球に課題を残した。

 新外国人のハーミッダが1号ソロ。巨人は大竹が不安定な投球だった。新人の高木勇が3回無失点、実戦初登板の山口はソロを許して1回1失点。

 二刀流にベテランパワーがさく裂だ!! 巨人が誇る高橋由と井端の今季、不惑を迎える「同級生コンビ」が大谷を一気に攻略した。セペダの適時二塁打で1点を挙げた直後の1回2死二、三塁だ。まずは高橋由が152キロ直球を逆方向に弾き返す左越2点適時二塁打を放てば、井端も右前適時打。高橋由は3回に大谷から右中間へ二塁打を放ち、百戦錬磨の技を見せつけた。

 「いい形で打てましたね」と高橋由。淡々とした顔で打撃を振り返るのは普段通り。喜びの色をみせないのは、井端も同様だ。「本当はもっといい当たりにしたかったんだけどね…。でも、結果が出たからいいか」。6回の中前打も含めた3打数2安打の内容を静かに受け止めていた。

 キャンプでチームは体感160キロの高速マシンを使った打撃練習を続けてきた。アラフォーの2人も決して、例外ではない。通常メニューに加えて、特打で黙々と直球を打ち返し続けた。プロ18年目のベテランであっても、手応えは感じた様子。1回の打席で、大谷が投じた高めへの148キロ直球を仕留めた井端はその成果を口にした。「(高速)マシンの効果は出ていると思いますよ」。原監督も、2人のベテラン2人が日本ハムの開幕投手に浴びせた貫禄の痛撃に最敬礼だ。「見事でした」。チームの進撃に欠かせない存在になった「同級生コンビ」。目標の開幕スタメンも現実味を帯びてきた。 (川越亮太)

 

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