高橋ジョージ、裁判出廷「最高に愛してる」
タレントの三船美佳(32)がロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージ(56)との離婚と長女(10)の親権を求めた裁判の第1回口頭弁論が3日、東京家裁で行われた。高橋は自ら出廷し、報道陣に「最高に愛してます」と復縁への強い意思を見せた。三船は裁判を欠席し、大阪のローカル番組に生出演。別居原因とされるモラルハラスメント(精神的暴力)に関する書籍2冊を証拠として提出し、弁護士は「120%戻る意思はない」という三船の言葉を明かした。
4人の弁護士を引き連れた高橋は、開廷時間の午前11時から3分ほど遅れて入廷した。ダークスーツに身を包み、黒縁メガネ。髪形はトレードマークのリーゼントではなく、ナチュラルな印象。心なしか顔色は青白かった。
原告の三船側から離婚と長女の親権を求める訴状が提出されると、高橋側の代理人は「棄却を求めます」と答えた。続けて三船側から証拠としてモラハラに関する書籍2冊が提出された。ペンとメモ帳を手にした高橋は神妙な表情を崩さず、書籍が提出されると身を乗り出して、のぞき込んだ。
裁判が6分ほどで終わると、家裁前に集まった報道陣の取材に応じた。「最高に愛してます」と三船への変わらぬ愛を主張し、復縁に向けて「不可能に近くても、不可能ではない。僕は最後まで努力します」と強く訴えた。三船側が主張するモラハラについて、訴状で具体的な事実が記載されていたとみられるが、「何が書いていたかは言えないが、僕には全く心当たりがない」ときっぱり否定した。
一昨年末に三船が長女を連れて大阪で別居生活を始めて以来、三船とは顔を合わせておらず「面と向かって話し合いたい。人を介してでもいい。話し合わないで離婚したら、子供の心の傷になる」と法廷闘争の回避も希望。「本来ならば、裁判所ではなく、テーブルを囲んで子供も一緒にご飯でも食べながら『どうしたらいいんだろうね』と話し合えたら」と娘との再会も求めた。
「モラハラの立証は難しく、離婚が認められない可能性が高い」という見方もあるが、「勝ち負けじゃない。幸せになる道をお互いに模索していけたら」。離婚による和解の可能性を問われると「もちろん。僕は別に意地悪をしているわけじゃない。子供を第一に考えて、(離婚が)ベストな選択だと理解できれば」と条件次第では応じる構えを見せた。次回は5月14日に非公開の弁論準備が行われる。
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