岡本、プロ初マルチ!岡崎2軍監督「姿勢がいい」
2015年3月4日6時0分 スポーツ報知
◆イースタン教育リーグ 巨人1─1楽天(3日・G球場)
巨人のドラフト1位・岡本和真内野手(18)=智弁学園高=が3日、プロ初のマルチ安打をマークした。イースタン教育リーグ・楽天戦に「6番・DH」で先発し、2回に左前打、9回には右翼線二塁打を放った。ともに初球で、持ち前の積極性と広角に打ち分ける技術を披露した。
迷わずフルスイングした。岡本の強烈なライナーは一塁手の頭上を越え、ライン際いっぱいに入ってフェンスまで到達した。9回無死。昨年の球宴に出場した福山の初球、141キロ直球をバットの真芯でとらえて二塁打。「普通に打っただけです」と振り返ったが、プロ入り後、初となる逆方向への安打が長打となった。
初安打も初球だった。2回1死の第1打席。左腕・相原の内角寄りの直球をとらえ左前打。「初球を打つということを(テーマにして)やっています」。両チーム通じて初ヒット。黄金ルーキーが試合を動かした。
高校通算73本塁打の大砲で、キャンプ中は大きな注目を集めたが、「レベルが違う。まずは真っすぐを確実に、どんな速い球が来ても打てるように練習しないといけない。真っすぐも打てないのに変化球も打とうとしたら、どっちも打てない」と分析。速球に力負けしないよう、強くバットを振ることに重点を置いた。
岡崎2軍監督は「初対戦の投手に対して、初球から振れるのは準備ができている。姿勢がいい」と絶賛した。「まずは振ることから始めています」と岡本。失敗を恐れないフルスイングで、プロの階段を着実に上っている。(片岡 優帆)