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KISSデビュー40年 熱い思い語る
3月4日 12時01分

KISSデビュー40年 熱い思い語る
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「デトロイト・ロック・シティ」や「ロックンロール・オールナイト」など、数々のロックナンバーで知られる伝説のロックバンド「KISS(キッス)」が、デビュー40周年を迎えました。
来日して行われた3日夜の東京ドームの公演では、日本のアイドル「ももいろクローバーZ」と共演、会場を沸かせました。
「君たちもキッスのようになれる。何もバンドじゃなくても、自分らしくやりたいことをやればいいんだ。俺たちがついてるぜ」とファンに熱いメッセージを送ってくれたキッス。40年たって、よりパワーアップしたメンバーに話を聞きました。

ステージこそわが人生

ジーン・シモンズさんいわく、「キッスであることは、観客のどぎもを抜くこと。ステージこそ人生という覚悟を持つこと」。
そのことばどおり、キッスといえばなんといっても目で楽しめるステージが魅力。火を吹いたり、ギターを壊したりする驚きのパフォーマンスの数々。
デビュー以来、一部のメンバーは替わっても、このスタイルは変わりません。大がかりなセットや火薬を使ったステージは、多くのバンドに影響を与えてきました。
40年もの間、活躍してこられたのはなぜか。ポール・スタンレーさんは「とにかく好きだからだと思う。ロックも人を楽しませるのも大好きだから」とその理由を明かしたうえで、「キッスの衣装に着替えたら、ファンの期待に応えるために何でもやる。その思いに恥じないステージを見せたいんだ」とステージへの思いを語りました。

キッスのメイクは歌舞伎から?

キッスが初めて来日したのは昭和52年。日本の若者の熱狂的な歓迎を受けました。この40年で11回も日本に来ています。
「それは日本のファン“キッスアーミー(親衛隊)”が世界一だからだよ」と明かすポールさん。
さらに、日本の文化とキッスの共通点に理由があると言います。
「キッスが日本に来るのは大きな意味があるよ。キッスのメイクは日本のカブキにヒントを得た部分が多いんだ。だから強い絆を感じているよ」(エリック・シンガーさん)。
「浮世絵とか日本の芸術には、キッスみたいなのが出てくる。日本はずっと特別な存在なんだ」(ポールさん)。
そんな、キッスが40年目にして世界中のファンを驚かせたのが、日本のアイドルグループ、ももいろクローバーZとのコラボレーションでした。
キッス側からの呼びかけで実現したというコラボ曲「夢の浮世に咲いてみな」は、日本語版と英語版が作られ、キッスが親しみを持つ日本のテイストに仕上がりました。
3日の東京ドームでもこの曲が披露され、メンバーも「最高のコラボになった」と大満足のステージになりました。
「キッスの見た目は、日本の伝統や文化とかなり関わっている。そして、ももクロにも日本の伝統を意識して、衣装やパフォーマンスを前面に押し出している。一見、全く対極にあるようで見事な組み合わせだと思うよ」(エリックさん)。

ファンこそがキッスのボス!

自分たちを信じて常にファンを驚かせてきたキッス。
これから目指すことはと聞くと、ジーンさんから、ファンヘの愛にあふれたこんな答えが返ってきました。
「先のことは俺たちにも分からない。俺たちが気にかけているのは、ただ1つ、自分たちのボスのこと。君たちファンがボスなんだ。そう思って毎日やっている」。
最後に、ポールさんからファンヘのメッセージです。
「ミナサン、君たちもKISSのようになれる。何もバンドでなくても、自分らしくやりたいことを何でもやればいいんだ。俺たちがついてるぜ」

          

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