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【芸能・社会】

道が見えないモラハラ離婚裁判 高橋「娘とは1年会ってない」

2015年3月4日 紙面から

報道陣の囲み取材で思いを語る高橋ジョージ=東京・霞が関で(潟沼義樹撮影)

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 タレントの三船美佳(32)が、夫でロックバンド「THE 虎舞竜」の高橋ジョージ(56)に離婚と長女(10)の親権を求めた訴訟の第1回口頭弁論が3日、東京家庭裁判所(塩田良介裁判官)で開かれた。この日、三船は仕事のため欠席。高橋は閉廷後に報道陣の取材に応じ「向かい合ってテーブルに着きたい」と三船に直接の話し合いを求め、「僕は最後まで努力する気持ち。(彼女を)最高に愛してる」と復縁を切望した。

 「虎舞竜」で自ら作詞・作曲を手がけて歌った「ロード」がヒットし、一世を風靡(ふうび)した高橋は、まったく先が見えない“離婚訴訟ロード”の第1章に臨んだ。

 高橋は4人の代理人とともに、開廷時間の午前11時から3分遅れで出廷した。髪はトレードマークのリーゼントでなく、黒髪に、やや茶髪がまじる。黒縁のメガネ、スーツにネクタイ姿で、ノートとペンを手にして終始硬い表情。

 今回の裁判で三船側が争点にしているのは、高橋による精神的な暴力や嫌がらせであるモラルハラスメント。三船側の代理人はモラハラに関する本2冊などを証拠資料として提出した。

 高橋は代理人とともにこれらの本を手にとり確認した。この日はわずか5分で閉廷。傍聴人は退廷を命じられ、高橋、双方の代理人による今後の進行協議が行われた。

 その後、高橋は家裁前に詰めかけた報道陣が整然と並ぶ“ロード”を硬い表情で進んでから囲み会見を行った。報道陣からモラハラについて質問が飛ぶと、高橋は「内容はお話できないが、僕にとってはまったく心当たりがない内容」と全面否定した。

 高橋夫婦は、三船が長女を連れて家を出た13年12月末から別居。長女には「全然会えてない。ちょうど1年になる」と高橋は寂しそうな表情を見せた。

 自身の両親が離婚したこともあって、高橋は長女に“心の傷”が残ることを危惧。離婚について三船とは一度も話し合いのテーブルに着いてないと強調し、「子供のことを美佳さんが第一に考えているのであれば、向かい合ってテーブルに着きたい」と、直接の話し合いを呼びかけた。

 一方、今後の和解の可能性について聞かれると「もちろん。離婚を、意地悪でしてあげないわけじゃない」と述べ、成り行き次第では自らが折れることも示唆。

 「ロード」に「二度とは戻れない夜」という歌詞があることにちなみ、「二度と2人の仲は戻れないのか」と問われると「いやいやいや。不可能に近くても、不可能ではない。僕は最後まで努力するつもり」と力を込めた。さらに、三船に対し「最高に愛してる」とラブコールを送ると、意外に晴れやかな表情で会見を後にした。

 今後の裁判日程は当事者双方の話し合い次第で決まる。急転直下で和解離婚が成立する場合もあれば、裁判が泥沼化する可能性もある。離婚裁判は一般的に、判決まで10カ月から1年ぐらいかかるといわれている。

◆三船 関係修復は「難しいと思います」TV生放送でコメント

 「裁判を意識した髪形か」との質問に、高橋は「ドラマをやっているので入る時はこういう形で。そのままセットするので」。妻子に逃げられ、離婚した歌手役で出演するNHKドラマ「美女と男子」(4月14日スタート、火曜午後10時)の収録に向かった。

 一方、出廷しなかった三船はこの日、関西ローカルの情報番組「キャスト」に生出演。離婚裁判について「自分たちのことでこのようにお騒がせして申し訳ない」とし、関係修復を「それは難しいと思います」。

◆傍聴18席に236人

 注目度の高さを示すように、この日は18席の一般傍聴券を求めて、236人が抽選のため列をつくった。傍聴希望者が多い際に使われるリストバンドが抽選に向けて配られたが、離婚裁判では極めて異例。

◇これまでの経過

 1998年9月 高橋と三船は、三船の16歳の誕生日に結婚。24歳差の“年の差婚”が話題に

 2004年11月 長女が誕生

 07年 「ナイスカップル大賞」を受賞

 11年 「パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞

 13年12月 三船が長女を連れ東京都内の自宅を出て、自身の母親とともに大阪で暮らし始める。高橋とは別居

 14年6月・9月 離婚調停に入るも不成立に終わる

 15年1月中旬 離婚に向けて係争中であることが発覚。三船と高橋がそれぞれ会見を行う

 同3月3日 離婚訴訟の第1回口頭弁論

◇一問一答

 −−出廷した理由は

 高橋「自分のことだから出たかった」

 −−モラハラが争点だが

 「僕にとってはまったく心当たりがない内容」

 −−(一部で報じられた)しゅうとめ(=三船の母)との不仲問題は

 「争点にはならないと思う。伏線にはなるかもしれないが。今はお母さんのことは関係ない」

 −−勝算は

 「勝ち負けじゃない。幸せになる道をお互いに模索すべき」

 −−美佳さんに言いたいことは

 「じっくり時間をかけて気持ちを整理していただいきたい。いつでも話し合いを持つので」

 −−ひな祭りですけどお嬢さんに言いたいことは

 「一緒にいられないのが申し訳ない」

 

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