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後藤騎手のコメントに涙…。心優しき馬『シゲルスダチ』の死。

ファンに愛された馬『シゲルスダチ』。11/9東京10R奥多摩Sに出走したのですがレース後亡くなりました。主戦ジョッキーを務めた後藤浩輝騎手もfacebookで悲しみのコメント。このコメントは涙なしでは読めないほどです。落馬した騎手のもとへ心配そうに駆け寄るシゲルスダチは人間味溢れるステキな馬でした。

更新日: 2015年02月25日

shimikeさん

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ファンに愛された馬『シゲルスダチ』。11/9の東京10R奥多摩ステークスに出走したのですが、故障発症、レース後亡くなりました。

出典ameblo.jp

2014/11/9の東京10R奥多摩ステークスに出走した、競走馬のシゲルスダチがレース後亡くなり、多くの競馬ファンから悲しみの声があがっています。

回復が見込めない脱臼のため、安楽死処分がとられました。

重賞を勝っているような馬ではありませんが、可愛い芦毛の馬で競馬ファンに愛された馬でした。

生涯成績は34戦3勝。
主な勝ち鞍はマーガレットS(2012年)。

シゲルスダチの主戦ジョッキーを務めた後藤浩輝騎手もfacebookで悲しみのコメント。

シゲルスダチの主戦をつとめた後藤浩輝騎手。

後藤騎手は現在、けがのため、復帰を目指してリハビリ中。

レースにはまだ復帰できませんが、この日、ラジオの解説役としてスタンドの上からシゲルスダチのレースを見守っていました。

僕と最後に走ったのが奇しくも昨年のこのレース。そして僕は今日それをスタンドの上からラジオで解説をしていました。

彼の走りを目で追いながら応援していましたが、ゴール前彼の脚から「バキッ」という音が聞こえそうなくらいバランスを崩しスピードダウン。僕は一瞬でただごとではない故障だということはわかりました。

痛くてもゴール後止まらず、必死に武士沢ジョッキーが手綱を引き、1コーナーを回った所でやっとスダチは止まってくれ、それからしばらくして馬運車に乗せられて行きました。

僕はただそれを遠くから呆然と見つめることしか出来ませんでしたがそこからでも彼の脚がちゃんと地面に着けていないのが分かりました。

サラブレッドのような大きな生き物は1本の脚を失うだけでも生きていくことは不可能。こればかりはどうにもならない運命です…。

シゲルスダチが話題になったのは2012年のNHKマイルカップ。

出典ameblo.jp

シゲルスダチが話題になったのは2012年のNHKマイルカップ。

直線の叩き合いの最中で起きた岩田康誠騎手とのマウントシャスタとの接触事故。

シゲルスダチはバランスを崩し、騎手もろとも直線で転倒。
後藤騎手は全く立ち上がれませんでした…。

転倒したシゲルスダチは少しして立ち上がると、うずくまったままの後藤騎手を見つけ、心配そうにその周囲をぐるぐる回っていたといいます。

その後、シゲルスダチは救護に駆けつけた職員が集まってくると、後藤騎手の安全を確信したのか、今度は自らズサーっと華麗な滑りを実行したということです。

その姿がファンの共感を呼び、シゲルスダチはたちまち競馬ファンの人気者に。

彼が愛された大きなきっかけとなったのが2年前のNHKマイルCでの落馬事故。前をカットされ一緒にひっくり返り地面に叩きつけられました。
普通の馬ならそのまま他の馬を追いかけ走って行ってしまうのにスダチはうずくまる僕の元に戻ってきて離れませんでした。その姿が見ている人の心に焼きついたのでしょう。僕もそんな馬は今まで見たことがありませんでしたから本当に大好きな馬になりました。

その姿が多くのファンの共感を呼び、出走条件がまったくあわない宝塚記念や有馬記念のファン投票で100位以内に入るほどの人気を集めた。

地面に叩きつけられた後藤騎手。
物凄い落馬事故です。

後藤騎手はこの事故で頸椎骨折などの重症を負ったが無事復帰。1年後の奥多摩Sでコンビが復活しました。

後藤騎手はこの事故で頸椎骨折などの重症を負います。しかし、懸命にリハビリをこなし、無事復帰。

2013年の奥多摩ステークスではシゲルスダチとのコンビが復活し、ファンから大声援を送られました。

その1年後の奥多摩Sでコンビを復活した時はみんなが笑顔になり勝ち負けは関係なく幸せな気分に包まれました。

もうすぐ怪我から復帰の後藤騎手。実は次走はシゲルスダチのコンビが決まっていたのですが…。

この後、再度怪我をしてしまった後藤騎手。

もうすぐ、けがから復帰予定です。

実は今回のレースを無事に終えたら、シゲルスダチの次走に乗ることが決まっていました。

順調にリハビリをこなし、後藤騎手は病院から退院後、シゲルスダチに厩舎で再会、嬉しくて思わず跨ったそうです。

それが最後の騎乗になってしまいました。

退院後初めて厩舎で再会、嬉しくて思わず跨ったのが最後の騎乗になってしまいましたが、そこで乗っておけたこと、そしてあの時彼が僕を見守っていてくれたように今日僕が彼を見守ってあげられたことが心の慰めです。

もう一度、シゲルスダチと走りたかった…。後藤浩輝騎手のコメントに涙があふれてきます。

もう一度、シゲルスダチと走りたかった…とシゲルスダチへの強い思いを語る後藤浩輝騎手のコメントに涙があふれてきます。

後藤騎手のエントリには、「こんなに優しい馬がいるんですね」「スダチくんありがとう。本当にありがとう」などなど、競馬ファンからのコメントが200件以上も寄せられています。

死んでしまったことはやっぱり悔しいし悲しくて仕方ありません。
自分のせいで…とスダチに謝りたい気持ちが僕の心を締め付けます。

もう一度彼と走りたかったです…。

でも彼は最後まで偉かった。脚がブラブラになっても、「もう2度とひっくり返らないぞ、ジョッキーを落とさないぞ」と、必死に最後まで走りぬいてくれました。本当に強い馬でした。

どうか皆さん、シゲルスダチを褒めてあげてください。こんな馬がいたことを覚えていてあげてください。

ありがとうスダチ。安らかに…
シゲルスダチ主戦ジョッキー 後藤浩輝

たくさんのスダチファンがコメントを寄せています。『シゲルスダチ』は多くのファンに愛され幸せです。

シゲルスダチ予後不良に対する後藤ジョッキーのFacebook記事がほんとに泣けた…

シゲルスダチが亡くなった。 マイルCの後藤が落馬したあと後藤に寄り添ったあの場面 感動した。 その東京競馬場で競争中のアクシデントで亡くなった。 ご冥福お祈りします。

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shimikeさん

いろんなことをまとめていきます。



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