1976年に発売され、当時からほぼ変わらぬ味のロングセラー商品である。
「酪王カフェオレ」。サイズも、1000ml(315円)・500ml(165円)・300ml(110円)・200ml(90円)・ビンタイプ200mlと豊富(※価格は税抜の標準希望価格/2015年2月現在)
福島県内であれば、ほとんどのコンビニやスーパーで見つけることができ、学校や病院の自動販売機でも販売されている。サイズが豊富なので、自宅はもちろん、外出先での一人飲みなど、幅広いシーンで愛飲されている。
カフェオレのような嗜好飲料は大手メーカーも強いが、福島県にかぎっていえば、地元メーカーである酪王乳業の「酪王カフェオレ」がダントツの知名度のようだ。近ごろでは「酪王カフェオレ」を素材にした焼菓子・パン・スイーツなどのコラボ商品なども登場し、お土産品にまで成長している。
さらに最近はそんな人気が首都圏にまで飛び火してきた。震災後にはファンサイト「福島酪王カフェオレ会」が立ち上がり、2013年には東京・秋葉原で「酪王カフェオレ ファンの集いin秋葉原」 なるイベントまで開催されたのだ。
気になる味だが、ミルクの甘い香りにコーヒーの芳ばしい香りがほんのり。濃厚だが後口はさわやかで上品な味わい。甘すぎず、くどくない絶妙な味のバランスがクセになる感じだ。
酪王乳業株式会社経営管理部の鈴木伸洋さんいわく、「生乳を50%以上使っておりますので、牛乳の栄養分がふんだんです。おいしさの秘密は新鮮な牛乳とほどよい甘さ。子供から大人まで幅広い年代に好まれています」とのこと。
それにしても、なぜ都内にファンが増えているのだろうか? 理由のひとつに首都圏で取り扱い店舗が増えていることがある(※販売店マップはこちら)。…