英BBC放送は25日、英国のイスラム教徒千人に対する調査で、27%がイスラム過激派によるパリの風刺週刊紙銃撃事件の動機に共感を示したと伝えた。
週刊紙シャルリー・エブドで1月、編集長ら12人が射殺された事件はイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載したことへの報復とされる。調査では、78%がムハンマドの風刺画掲載にひどい不快感を抱いたと答えた。
西洋の自由な社会とイスラム教は融合できないと考えるかとの問いには20%が同意した。一方、英国に忠誠心を持つ人は95%に上った。
調査はBBCとコンサルタント会社が1月26日~2月20日に電話で実施。選択方式で回答を得た。
米調査機関ピュー・リサーチ・センターによると、英国には2010年推計で、全人口の4%超に当たる280万人以上のイスラム教徒が暮らしている。(共同)