インターネットやスマートフォンなどの普及で、視聴者のテレビ離れが叫ばれている中、ともに視聴率低下が指摘される東西を代表する芸人がテレビの可能性について言及したことについて、芸能評論家の肥留間正明氏は「20年以上トップで走ってきた芸人が、自分たちの笑いに危機感を感じているからこそ、生まれてきた発言なのでは」と指摘する。
「これまで、彼らが弱い者をいじめて笑いをつくってきたことは、ずっと批判されてきた。それは本当の笑いではない。若い人がテレビ界に夢を見られないことも、子供たちが残酷な行為に走ってしまうことも、すべてつながっている。まずは、基本から見直して、きちんとした笑いをしっかりと作ってほしい」
問題は番組ではなく、作り手の意識にあるということだ。