2015年3月3日21時28分
クロマグロやカツオ類が大量死した問題で、葛西臨海水族園(東京都江戸川区)は3日、病理検査の結果、海の養殖魚を大量死させることで知られる2種類のウイルスが原因ではないことが確認されたと発表した。大量死の原因は特定できていない。
同園の大型水槽には昨年12月1日時点でクロマグロとカツオ類が計165匹いたが、クロマグロ2匹だけになっている。
発表によると、同園は大量死した魚のうち3検体を日大、18検体を独立行政法人・水産総合研究センター、7検体を東京海洋大に提供し、病理検査を依頼。その結果、内臓の肥大をもたらすマダイイリドウイルスや、神経を壊すウイルスは検出されなかった。
日大の検査では3検体のひ臓からウイルスが検出されたが、種類は特定されていない。他の2機関ではウイルス自体が検出されていない。3機関は検査を続けるという。
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