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 川崎市川崎区の多摩川河川敷で中学1年生の上村(うえむら)遼太さん(13)が遺体でみつかった事件で、殺人容疑で逮捕された少年3人のうち、リーダー格の無職の少年(18)が神奈川県警の調べに対し、「17歳の職人の少年が遺体を蹴って転がした」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。県警は供述の信用性を慎重に調べている。

 捜査関係者によると、遺体がみつかった河川敷の草むらから川沿いのコンクリートの護岸まで、数十メートルにわたって点々と血痕が残っていた。護岸近くの鉄柵にも、血をこすりつけたような痕が残っていたという。

 護岸付近では、血だまりやカッターナイフの刃がみつかっていた。県警は上村さんが殺害された後、遺体が見えにくい草むらまで動かされたとみて捜査していた。