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総武高校2年F組所属。8月8日生まれ。A型。
結衣からは「ヒッキー」、葉山や戸部からは「ヒキタニくん」、三浦からは「ヒキオ」などと呼ばれている。 俗に言うぼっちなのだが……当の本人は孤独を愛し、「自分を誤魔化すくらいなら、半端な協調や迎合なんかしない」「他人に駄目出しされて改まるような人格に中身なんてない」「ぼっちは誰にも迷惑をかけず、誰も傷つけず、全ての責任を自分で背負う」等、むしろ強いプライドすら持っている孤高のぼっちである。

俺がミニ四駆で遊んでいた頃からもう何年もたつけれど、未だにあのときの情熱が息づいている。今だって雨上がりには傘の剣を振り回しちゃうし、虚構の世界で何度も世界を救っている。
 たぶん、大人になっても思い出すんだ。
 世代が違っても、結局根っこのところじゃ変わらない。
 だからずっと、男の子の時間は終わらない。

世の中には言うべきではない言葉も多く存在する。特に人様の命に関わる言葉はとても強く作用する。誰かの命を背負う覚悟がないならけっして口にするべきではない。
(中略)
「死ねとか殺すとか軽々しく言うんじゃねぇよ。ぶっ殺すぞ」

ばしゃばしゃと何度か顔を洗っていると不意に聞き慣れた声が聞こえた。
 「あら、川に向かって土下座?」
 「んなわけねーだろ。あっちの方向に聖地があって一日五回の礼拝をだな・・・・・・」

おいでおいでと誘われた以上、ここで行かないわけにもいくまい。いやもうほんと全然行く気とかないし、紳士であるところの俺がみだりに水着姿の女子に近づいたりするわけないんだけど、呼ばれちゃったらしょうがないし、あ、そうそう俺顔洗わないといけなかったんだよね。ちっ、しょうがねぇから超ダッシュで行くよ!!

俺も将来、嫁さんに養ってもらうときは充分にいたわってあげよう。それがヒモを越えた超ヒモというやつである。

舐めんな、監視されようがサボるときはちゃんとサボる。それが俺だ。

実際、殴ってやろうかと思うほど本気で腹立たしいときだってあるし、そういうときは自分にまったく似ていないと感じる。けれど、ふとした瞬間にまったく同じ行動をとっていたりして愛着というか愛情というか、そんな感情が湧いてきたりもする。はっきりいってよくわからん距離感にいるのが兄弟というやつだろう。

「馬鹿な!俺は断じてシスコンなどではない。むしろ、妹としてではなく、一人の女性として・・・・・・ああ、もちろん冗談です、やめろ、武装すんな」

ていうか、これ当たってる!あ、離れた!また当たった!さっきからおっぱいがヒット・アンド・アウェイ!やべー、このおっぱいモハメド・アリだよ・・・・・・。

「俺はな、こういう、男女で脱衣とか、罰ゲームで盛り上がるとか、そういう、頭の悪い大学生の飲み会みたいなノリが、いっちばん、嫌いなんだよ!いや、むしろ憎んですらいる!」

「いや、俺にはわかる。なんというか、お前がメイド服着ても全然ダメだ。なんか学祭のノリで着てる、イラッとくるタイプの大学生にしか見えない」

累進課税が幸福の平均化を目的としているのであれば、愚かと言わざるを得ない。そもそも平等な幸福などあり得ない。何より金銭面でのみ人の幸福を測ろうというのが既に浅ましく、思慮に欠けている。これからは友達や恋人の数に応じて課税する「リア充累進課税制度」も導入が検討されるべきであろう。

彼ら彼女らスクールカーストが高い人間は自分より下のカーストにいる人間に対して悪感情など抱いていない場合が多い。悪感情どころかそもそも興味がないのだ。

しかし、あれだ。なんだって彼ら彼女らリア充というものは距離を近くとるんだろうな。スキンシップが自然というか、お前アメリカ人かよというか。ツッコミで人の頭を叩くとか何かあったときに抱きつくとかそういう行動が実にスマートだと思う。あいつらエヴァに乗ったら絶対ATフィールド発動できねぇぞってくらい心の壁がない。

あんな感じのが友達なんじゃないだろうか。あんなどうでもいい会話をさも青春しているかのように、話し合えるのが友達なのかもしれない。俺なら途中で噴き出してしまって絶対無理だ。なんだ親リスペクトって。お前はJーRAPの人かよ。

なんでかわからんが連中、特に用がないのに群れてたりするからな。知ってる顔を見つけると近づかずにはいられないんだろう。子犬ちゃんみたいなもんだと思えば気にもならない。

・・・・・・ああ?握手?なんだってリア充ってやつはこうも慣れ慣れしいのかね?まったく、ほんとふざけんなよ。アメリカ人かってんだよ。
 「お、オーケー」
 おかげで英語で返事しちまったじゃねぇかよ。

おかしい。俺の知る限り、彼ら彼女らリア充どもは静寂を恐れるものだ。それはもう火を恐れる獣の如く。沈黙=つまらないと解釈し、自分がつまらない人間であることを悟られまいととにかく喋る、騒ぐ、はしゃぐ。

それにしても、リア充は「やっべガッコマジだりぃ。うは!夏休み中に教科書失くしたし!」とか言いながらなんであいつらあんなに学校大好きなの?毎日来るよね。心にもないことを言うのがリア充なのだろうか。つまり、嘘つきはリア充の始まりである。

顔も性格もいいだと・・・・・・。悟空とベジータがポタラで合体したくらいの絶望感だ。もうなんでこいつ生きてるんだよ。

ちなみに「意識が高い」「刺激を受ける」「みんなを巻き込む」とかこの辺の言葉、俺は大嫌いだ。リア充(笑)ってこういうワード好きだよね。あまり強い言葉を使うなよ、弱く見えるぞ。

成績優秀スポーツ万能エリート一家のイケメンリア充で美少女の幼なじみがいる。
 ふむ・・・・・・。なんかこううまく言えないが死なないかな。

誰かの顔色を窺って、ご機嫌とって、連絡を欠かさず、話を合わせて、それでようやく繋ぎとめられる友情など、そんな物は友情じゃない。その煩わしい過程を青春と呼ぶのなら俺はそんな物いらない。
 ぬるいコミュニティで楽しそうに振る舞うなど自己満足となんら変わらない。そんなものは欺瞞だ。唾棄すべき悪だ。

青春のまっただ中にいる彼らは、敗北すら素敵な思い出に変えて見せる。いざこざももめ事も悩める青春のひと時と化して見せる。
 彼らの持つ、青春フィルターを通してみれば世界は変わるのだ。
 だとすれば、俺のこの青春時代もラブコメ色に染まるのかもしれない。間違ってなどいないのかもしれない。
 なら、俺が今いるこの場所もいつか輝いて見えるのだろうか。死んだ魚のように腐った目でも。

中二病 一生治らぬ 心の病 (字余り)
 八幡、心の一句。ちなみに季語は中二病。中二病は青い春の季語だ。

青春とは嘘であり、悪である。

「お前含めて、社会が俺に厳しいんでな。せめて俺くらいは俺に優しくしてあげようと思うわけ。みんなもっと自分を甘やかすべきだろ。みんなダメになればダメな奴はいなくなる」

自分だけでは自分を肯定できないから、だから彼らは徒党を組む。

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rido1013さん

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