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下鴨神社 式年遷宮費捻出で土地貸し出し3月3日 7時13分
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世界遺産に登録されている京都市の下鴨神社が、社殿を新しくしてご神体を移す21年に1度の儀式、式年遷宮の費用を捻出するため、境内の一部の土地を民間企業に貸し出すことを決め、土地にはマンションが建設されることになりました。
京都市左京区にある世界遺産の下鴨神社はことし、社殿を新しくしてご神体を移す21年に1度の儀式、式年遷宮が行われますが、およそ30億円の費用のうち国の補助金を除くおよそ22億円を募金で賄おうとしたところ、現時点で10億円ほどしか集まっていないということです。
このため神社は、将来も式年遷宮を続けていくには、費用を捻出する新たな方法が必要だとして、境内の一部の土地9600平方m余りを民間企業に年間8000万円で貸し出すことを決め、土地には2年後の完成を目指して3階建てのマンション8棟が建設されることになりました。
土地は神社周辺の環境を保護するための緩衝地帯にあり、世界遺産の指定区域には当たらないということです。また、マンションは和風にするなど、周囲の景観との調和にも配慮するということですが、世界遺産の神社としては異例の試みです。
下鴨神社の新木直人宮司は「財政が厳しく、今後も永続的に式年遷宮を続けていくためには思い切った対応をとらなければならなかった」と話しています。
このため神社は、将来も式年遷宮を続けていくには、費用を捻出する新たな方法が必要だとして、境内の一部の土地9600平方m余りを民間企業に年間8000万円で貸し出すことを決め、土地には2年後の完成を目指して3階建てのマンション8棟が建設されることになりました。
土地は神社周辺の環境を保護するための緩衝地帯にあり、世界遺産の指定区域には当たらないということです。また、マンションは和風にするなど、周囲の景観との調和にも配慮するということですが、世界遺産の神社としては異例の試みです。
下鴨神社の新木直人宮司は「財政が厳しく、今後も永続的に式年遷宮を続けていくためには思い切った対応をとらなければならなかった」と話しています。