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コラボ企画 2015年3月3日
 

吊り橋で面接する

ぐらぐら揺れる場所で面接するのだ
ぐらぐら揺れる場所で面接するのだ
きのう「吊り橋で面接する」という動画を公開した。
吊り橋で面接を行えば、面接官に吊り橋効果が現れて印象がよくなるのではないか、という仮設を検証する内容である。

今回は撮影の様子を含めて詳しくお伝えしたい。
林雄司 林雄司(はやしゆうじ)
1971年東京生まれ。ニフティ株式会社勤務。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
> 個人サイト webやぎの目 Twitter(@yaginome)

動画はこれです

気まずい動画と評判です

企画ルール

企画のための面接とはいえ、きちんと本気の面接をすることにした。
ただ比較のために場所を変えて2回にわけて行う。最初は通常の会議室、後半は吊り橋である。
面接官)ニフティ人事部 濱田
面接官)ニフティ人事部 濱田
学生役)アルバイト 藤原
学生役)アルバイト 藤原
濱田はニフティの人事部で新卒採用を担当しており、実際に学生の一次面接を行っている。学生役の藤原にはエントリーシートをまじめに書いてもらい、濱田には学生と同じように面接をしてもらった。

面接で無言になる度胸(会議室)

まずは会議室での面接である。
開始直後、すでに藤原が弱っている。
開始直後、すでに藤原が弱っている。
学生役の藤原はもともと無口なのだが、それは面接でも同じである。いや、普段以上の無口さを発揮していた。面接で無口になれる度胸があればどこの会社でも入れそうだが、それは机上の空論というものである。

濱田「学生時代に力を入れていたことは?」
藤原「……………」
濱田「勉強でもスポーツでもいいですし」
藤原「……………」
濱田「……………」
藤原「……………」
濱田「では次の質問に」

「そうですねー」「ちょっとすぐには出てこないんですが」などの場つなぎの言葉がないので濱田の質問を無視したかのような空間になっている。撮影のための面接とはいえ、レフリーストップしたいぐらいの気まずさが漂っている。
固まってしまった藤原をほぼ動かないアニメGIFでどうぞ
固まってしまった藤原をほぼ動かないアニメGIFでどうぞ
動かない藤原を前にエントリーシートにメモ書きをしている
動かない藤原を前にエントリーシートにメモ書きをしている
発言をひとつも逃すまいという勢いの細かいメモ
発言をひとつも逃すまいという勢いの細かいメモ
「目線が泳ぐ」というメモも発見。バレてた。
「目線が泳ぐ」というメモも発見。バレてた。
落ち着いている、というポジティブな印象もあるので行って来いだと信じたい。
面接を2回に分けて行うのでこの会議室の面接は早めに切り上げてもらった。
濱田「では今日は以上で終了します」藤原「………」
濱田「では今日は以上で終了します」藤原「………」
後半、部屋の空気が薄くなっていた。このまま面接を続けていたら全員酸欠(比喩ではなく本当になる気がした)になりかねないので面接が終わってほっとした。

会議室での評価

濱田に面接の結果について聞いた。

・いつもの場所なのでやりやすかった
・こちらから途切れることなく質問することができた
・質問に対して無言だと質問が流れていくような感じがした
最後の感想は面接場所ではなく、藤原の問題である。
模擬面接の感想を言う濱田と頭を抱える藤原
模擬面接の感想を言う濱田と頭を抱える藤原
この面接のあいだ、濱田には心拍計をつけてもらっていた。
心拍平均: 103 bpm
心拍最大: 120 bpm
心拍最小: 85 bpm
という数字である。これがどう変化するのか、吊り橋に移動だ。
動画で濱田の横に置いてあったiPhoneは心拍数のモニターでした
動画で濱田の横に置いてあったiPhoneは心拍数のモニターでした


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