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「タイトー」創業者妻の遺産約100億円未納
2月27日 23時24分

大手ゲームメーカーの創業者の妻の遺産を巡って、相続税およそ100億円が納められていないことが関係者への取材で分かりました。遺産を相続した家族は海外に住んでいて、東京国税局に対して日本国外にある資産について課税しないよう求めているということです。
関係者によりますと、東京にある大手ゲームメーカー「タイトー」の創業者の妻はおととし12月、89歳で亡くなり、長男と長女の2人が合わせて200億円を超える遺産を相続しました。2人は外国籍で海外に住んでいましたが、税務署に申告したところ、100億円余りの相続税が課せられることになったということです。
創業者の妻が亡くなる8か月前のおととし4月に法律が改正されるまでは、相続した人が海外に住んでいた場合、日本国外にある資産については課税されないことになっていて、2人は「税制改正の周知期間が短すぎる」などとして東京国税局に対して国外にある資産に課税しないよう求めているということです。
そして、国内の資産にかかる相続税10億円近くを納める一方、国外の資産にかかるおよそ100億円は納めていないということで、督促にも応じていないとみられます。NHKの取材に対して遺族2人の税理士は「コメントできない」と話しています。

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