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屋外広告の安全対策 国や業界など連携
2月27日 22時24分

国や自治体、それに、看板を取り付ける業者などが集まって、屋外の広告物の安全対策などについて話し合う会合が大阪市で開かれ、札幌市で歩道を歩いていた女性が落下した看板に当たって重体になっている事故を受けて、国や業界などが連携して安全確保のための方策などを検討していくことになりました。
大阪・住之江区で開かれた会合には、近畿の2府4県で看板などの広告を取り扱う業者の代表をはじめ、国土交通省や自治体の担当者などおよそ80人が参加しました。
この中で、出席した施工業者の代表からは札幌市の事故を受けて、「安全を確保するためにも、国や自治体が働きかけを強化して、工事や点検の際に適切な施行や管理がされるようにしてほしい」という意見が出されました。
これに対して、国土交通省の担当者は「ビルのオーナーや広告主から看板の安全性について相談に乗ることができる体制づくりを進め、安全管理の必要性を理解してもらう取り組みが必要だ」と述べ、自治体や業界と連携して安全確保のための方策などを検討していくことになりました。
主催した近畿屋外広告美術組合連合会の北山誉至宗さんは「設置から長年経って老朽化している看板が増え、業界としても対策強化を検討し始めた矢先に痛ましい事故が起きた。業界と行政が一緒になって危険な看板を無くしていきたい」と話しています。

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