贄川俊
2015年3月3日11時27分
警察犬などを育てる訓練士らの認定試験を主催する公益社団法人「日本警察犬協会」(東京都台東区、剣持純一理事長)が、協会へ内部告発の書面を提出した男性訓練士の実名を、全国の会員向けの会報に載せていたことがわかった。協会は誤って掲載したとして、男性に謝罪した。
問題の会報は昨年9月発行の「警察犬」。同年8月にあった理事会の内容などを紹介する中で、訓練士の男性の実名を示し、「訓練士による告発文書の取扱(とりあつかい)の件」と議題名を載せた。告発内容には触れていない。
協会や男性によると、告発は昨年2月に提出された。過去に男性が協会に依頼した調査について、協会幹部が依頼の取り下げを強要したとするもので、同年8月の理事会には、この幹部も出席していたという。
おすすめコンテンツ
PR比べてお得!