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りそなHD 公的資金この夏に完済と発表
2月27日 22時54分

りそなHD 公的資金この夏に完済と発表
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金融大手のりそなホールディングスは、国から投入されていた公的資金の返済を従来の計画より2年半以上早めてこの夏に終了すると発表し、これでこれまで投入された公的資金すべてを返済することになります。
発表によりますと、りそなは、国から投入された公的資金のうち残る1280億円について、ことし6月に開く予定の株主総会で承認されしだい、速やかに返済すると発表しました。これまでの計画では平成30年3月までに返済を終えるとしており、2年半以上返済を早めることになります。
りそなは、平成15年に経営が悪化して1兆9600億円の公的資金の投入を受けて実質的に国有化され、それ以前に前身の銀行に投入されたものを含めると投入額は最大で3兆円を超えていました。
これまで段階的に返済を進めてきましたが、財務内容の改善が進んだことから返済の前倒しを決めたもので、実質的な国有化以降、12年で公的資金の返済を終えることになります。また、財務基盤の強化のため、みずからが保有している865億円分の自社の株式を第一生命と日本生命に売却し、資本関係を強化することも併せて発表しました。
りそなホールディングスの東和浩社長は記者会見で、「今後は攻めの経営姿勢に転じ、ほかの銀行との差別化を徹底していきたい」と述べました。

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