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米でネット接続業者の規制強化案 反発も2月27日 19時29分
アメリカの通信当局は26日、インターネットの接続業者に対する規制を強化する案を採択しましたが、業者側は事業活動が制限されてサービスの低下につながりかねないなどとして強く反発していて、今後、規制の是非を巡る議論が高まりそうです。
アメリカのFCC=連邦通信委員会は26日、インターネットの接続業者に対する規制の強化案を採択しました。この案では、ネットの接続業者が動画配信会社などに対して、接続を制限したり、料金に応じて通信速度に差をつけたりするのを禁止するなどとしています。
今回の規制の強化案についてFCCは、映画などの大容量の動画をネットで見る人が増えるなか、すべての利用者が高速通信を平等に利用できる環境を将来にわたって確保するためのものだと説明していて、今後、実施に向けた手続きを進めるとしています。
一方、大手の接続業者などは、FCCの規制が強化されれば事業活動が制限されて収益が悪化し、サービスの低下にもつながりかねないなどと強く反発していて、規制をしないよう求める訴えを起こすことも辞さない構えです。
今回の規制の強化案を巡っては、FCCの委員の間でも賛否が大きく分かれたうえ、企業や国民の間でも意見が割れていて、今後、その是非を巡る議論が高まりそうです。
今回の規制の強化案についてFCCは、映画などの大容量の動画をネットで見る人が増えるなか、すべての利用者が高速通信を平等に利用できる環境を将来にわたって確保するためのものだと説明していて、今後、実施に向けた手続きを進めるとしています。
一方、大手の接続業者などは、FCCの規制が強化されれば事業活動が制限されて収益が悪化し、サービスの低下にもつながりかねないなどと強く反発していて、規制をしないよう求める訴えを起こすことも辞さない構えです。
今回の規制の強化案を巡っては、FCCの委員の間でも賛否が大きく分かれたうえ、企業や国民の間でも意見が割れていて、今後、その是非を巡る議論が高まりそうです。