韓国 大統領秘書室長に前駐日大使

2月27日 16時50分

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韓国のパク・クネ（朴槿恵）大統領は、人事の行方が注目されていた大統領秘書室長に、前の駐日大使で情報機関のトップを務めるイ・ビョンギ氏を起用し、大統領に最も近い高官に知日派が就くことで対日政策に変化があるのか注目されます。

これは韓国大統領府が２７日、発表したもので、パク・クネ大統領は、大統領秘書室長に情報機関、国家情報院のイ・ビョンギ院長を起用しました。パク大統領は支持率低下が続くなか政権の刷新を進めていて、大統領の右腕としてあらゆる問題を統括するこのポストに誰を起用するのか注目されていました。
イ・ビョンギ氏は元外交官で、かねてからパク大統領の側近として知られ、おととし６月から１年余り駐日大使を務めました。また、慶応大学の客員教授だったことがあり、日本語も堪能な知日派です。
去年６月、離任を前に安倍総理大臣と会談した際は、「両国の間に懸案はあっても未来志向的な関係を築いていくべきだ。日韓国交正常化５０年の節目に向けて両国の関係改善を目指して努力していきたい」と述べていました。
日韓関係の冷え込みが続くなか、イ・ビョンギ氏の就任によって今後、パク政権の対日政策に変化があるのか注目されます。
※イ・ビョンギ＝李丙ギ「ギ」は王へんに其