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世界のテロ 過去45年で最悪見通し2月27日 11時00分
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アメリカの情報機関を統括するクラッパー国家情報長官は、世界で発生したテロは去年、少なくともおよそ1万3000件、犠牲者は3万人以上に上ったことを明らかにし、過去45年で最悪になる見通しだとして、過激派組織IS=イスラミックステートに対する警戒を呼びかけました。
これは、クラッパー国家情報長官が26日、議会上院の軍事委員会で行われた公聴会で証言したものです。
この中で、去年、世界で発生したテロについて「1月から9月までに、およそ1万3000件のテロが発生し、犠牲者は3万1000人に上った」と述べました。
9か月間の暫定的な報告でも事件の数、犠牲者の数ともに前の年を超え、統計のある過去45年間で最悪になるという見通しだとしています。
そして、テロと犠牲者の半数以上は、イラク、パキスタン、アフガニスタンの3か国に集中していることを明らかにしました。
そのうえで、クラッパー長官は「ISが、ほかのいかなるテロ組織よりもテロを行った」と述べ、影響力を広げるこの組織に対する警戒を呼びかけました。
また、長官は「去年5月以降、欧米諸国で起きた13件のテロのうち、12件は過激な考え方を受けた個人によるものだった」と述べ、ソーシャルメディアなどを通して、過激派組織の影響を受けた個人によるテロを阻止することが差し迫った課題だと強調しました。
この中で、去年、世界で発生したテロについて「1月から9月までに、およそ1万3000件のテロが発生し、犠牲者は3万1000人に上った」と述べました。
9か月間の暫定的な報告でも事件の数、犠牲者の数ともに前の年を超え、統計のある過去45年間で最悪になるという見通しだとしています。
そして、テロと犠牲者の半数以上は、イラク、パキスタン、アフガニスタンの3か国に集中していることを明らかにしました。
そのうえで、クラッパー長官は「ISが、ほかのいかなるテロ組織よりもテロを行った」と述べ、影響力を広げるこの組織に対する警戒を呼びかけました。
また、長官は「去年5月以降、欧米諸国で起きた13件のテロのうち、12件は過激な考え方を受けた個人によるものだった」と述べ、ソーシャルメディアなどを通して、過激派組織の影響を受けた個人によるテロを阻止することが差し迫った課題だと強調しました。